カテゴリー「Theosophy(神智学)」の237件の記事

2020年5月22日 (金)

グローバリズムの縦串とソ連――のちに中共――の横串に貫かれた日本、そして守るべき日本の宝(林千勝氏登場の動画より)

前記事で紹介した林原チャンネル「ひとりがたり馬渕睦夫」のディープステートに関する動画ですが、それとテーマを同じくする興味深いチャンネル桜の動画を視聴しました。

【特別対談】林千勝×水島総「やはり世界はそうなっているのか」[桜R2/5/1]
https://youtu.be/Q0fVaZZwpow

水島総(註1)氏の発言も興味深いのですが、林千勝(註2)氏の発言の中から印象深かった箇所を拾ってみました。

(前略)
戦後の日本の構造は、占領軍が入ってきてグローバリズムの縦串が貫いていて、横串でソ連というか後の中共が浸透してきて、それが反日でもあり左派でもあり、この縦串と横串の両方が刺さっているのが今の日本と思うんですよね。
縦串と横串は現場ではやり合っているとおもうんですけれども、奥の奥ではうまく分け合おうぜとなっているんですよ。
(略)
縦串と横串の両方から苛まれて、無気力になり、お人好しになり、アイデンティティーを失っていっているのが日本人であり、特に縦串でやられているわけですから、そうですね、占領政策ね。ですから哀しいかな、超限戦(註3)に対する抵抗力も持ち得ない。
(略)
で、我々どうすればいいのかということなんですが……
(略)
戦争でもそうですが、二正面作戦は必ず負けますね。とりあえず縦串じゃなくて、横串と戦うと。とにかく横串をぬくことに日本人は全精力を注ぐと。そりゃ抜けるかどうかわかりませんけれども、そこに意識を集中し、そして我々の側からのプロパガンダというかね発破かけといいますかね、そこに集中するしかないのかなと。
(略)
難しいのは縦串はまさに日米安保とも絡んでいるわけですね。

だからひじょうに巧みであって、この巧みなものをどこで研究し調査し立案したかっていうのはわたしもかなり解明できていますけれども、これは原点は太平洋問題調査会にあり、ロックフェラー家のね。

それよりもさらに緻密なのがロスチャイルド家といわれる王立国際問題研究所であり、彼らはもう日本が戦争しているうちに戦後の日本……例えば教育機構と行政機構は優秀で効率的だから、頭だけ変えりゃ、いってみれば反日組織として機能するということを研究結果として出しているし、戦後日本はアメリカ型の工業社会として時を経ずして繁栄するって結論まで出しているんですね、戦争中にね。
(略)
日本の皇統というものは日本にとって最高のものですが、人類的、地球的規模で見てもわたしは宝だと思うんですよ。
(略)
日本についてもひじょうにロスチャイルド家もロックフェラー家も研究が深くて、国際縄文学研究会の今の名誉会長は今のロスチャイルド家の当主の娘なんですね。
ですから、これはっていう発掘があっても一番に情報が行くわけで、ひじょうに日本に対する見識も深いわけですね。

そうするとね。経済戦略、そしてナショナリズムを潰すということでは皇統に対してそういう扱いかもしれませんが、観点を変えてね。これは人類の宝でしょうと、地球の歴史にあって至宝のものでしょうという話をね、コミュニケーションを日本のしかるべきかたに、向こうのしかるべきかたとのコミュニケーションをね、わたしはね、どっかでとって貰いたい。それはおまえ空論をいってるよといわれるかもしれませんが、僕は物凄くそういう思いが強くてね。
(略)
わたしは日本民族そのものがワンセットで地球の宝なんだと思うんですよ。人類史上、こんなにすばらしい民族はないですよ。最近やられてちょっと劣化しているとはいえね。
(略)
彼らとのコミュニケーションが大事だっていう話ですけれども、日本は例えば覇権は求めませんと、普通の国でいますと、だからこの日本的ありかたは尊重して貰いたいと。簡単にいうと、そういうことですよね。

そういう協定を結べないかということなんですけれど、おそらくですね。普通の国になるということは普通の軍隊は持つと、覇権は絶対求めないと、日本人はあくまでそういう心でいると、そうなると思うんですが……

でもね、終戦直後、白人達彼らの心の奥底には日本人て怖いと、やっぱりあるんです、潜在的に。
(略)
彼らは日本を怖れていると、でも我々としてはこうあるというヴィジョンがあると、そこのすり合わせの余地はあると思うんですね。
(後略)

天皇は、あの世とこの世、自然界と人間界を結ぶ祭祀王といえる存在であり、皇統は花の芯のような存在です。日本人はこの芯を核として文化を形成してきました。古くはその文化形成の専門職が公家でした。日本の宝といえるのは、日本人が古代から慈しみ育ててきたものだからでしょう。

神秘主義者としていわせて貰えば、公家に生まれた後陽成天皇の曾孫女であった萬子媛(註4)が、死後もあの世から――そこでの楽しみを放棄して――毎日この世へ、地上界へと通い、様々な意味合いにおいて弱い人間を加護し、高雅な霊的刺激をもたらし続けてこられたことを思うとき、他のどのような国であっても、萬子媛のような逸材を育成しえたとは思えないので、林千勝氏がおっしゃるように、皇統を芯とした日本という国は地球の奇跡の一つといってよいのではないでしょうか。

ロスチャイルド的価値観でいえば、価値の高い絶滅危惧種といえるでしょう。絶滅危惧種にしたのは彼らでしたが。

ただ、林千勝氏は、ロスチャイルドのような国際金融資本家を買いかぶっているとわたしには思えます。

彼らには物の鑑賞眼とそれへの執着があるようですが、それは物質主義的な価値観で物事を見ることしかできない、カーマ(欲望)の肥大したある種、霊的文盲のような人々であるように思えるのです。

利得のために投資という手段で世界の戦争や紛争を操作してきた彼らのごとき人間に、この本当の価値がわかるとは到底思えません。

しかしながら、地上界にある限り、彼らに天罰が下るまでは――神智学的にいえばカルマが具体化するまでは――影の権力者であり続けるでしょうから、信用のおける人々とはとても思えませんが、否だからこそ、林氏がおっしゃるようなコミュニケーション及び取引という手段は一考の余地を残しているとは思います。

もしかしたら、既に歴代首相は裏でそのような取引を余儀なくされてきたのではないでしょうか。

トランプ大統領についての水島総氏の人物評に、わたしは共鳴します。そうした意味では馬渕睦夫氏は――クローバリストの原点から現在までの考察は優れていると思いますが――トランプ大統領を買いかぶりすぎではないでしょうか。(註5)

いずれにせよ、水島・林両人がおっしゃるように、日本はまず、いくらかでも抜き取りやすい横串を先に抜くことに精力を注ぐのが賢明であるという気がします。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

註1 水島総
水島 総(みずしま さとる、1949年(昭和24年)6月18日 - )は、日本の経営者、映画監督、脚本家、プロデューサー、YouTuber、政治活動家、日本文化チャンネル桜代表取締役社長、頑張れ日本!全国行動委員会幹事長、2014年東京都知事選挙田母神俊雄選挙対策本部長、朝日新聞を糺す国民会議事務局長、北海道歴史伝統文化環境保全機構理事、国民保守党東京顧問、国民保守党北海道顧問、民間防衛実働部隊「国守衆」全国評議会結成準備会発起人(仮議長)。
「水島 総」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年4月22日 03:04 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

註2 林千勝
林 千勝(はやし ちかつ、1961年(昭和36年) - )は、日本の昭和史研究家・戦史研究家。ノンフィクション作家。
「林 千勝」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年4月24日 03:55 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

註3 超限戦

『超限戦』(ちょうげんせん、中国語:超限战/超限戰、英語:Unrestricted warfare)とは1999年に発表された中国人民解放軍大佐の喬良と王湘穂による戦略研究の共著である。
中国空軍の喬良、王湘穂は、これからの戦争を、あらゆる手段で制約無く戦うものとして捉え、その戦争の性質や戦略について論じた。
本書の第1部は、新しい戦争についてであり、第2部では、作戦の新しい方法についての議論となっている。この中で喬良、王湘穂は、25種類にも及ぶ戦闘方法を提案し、通常戦、外交戦、国家テロ戦、諜報戦、金融戦、ネットワーク戦、法律戦、心理戦、メディア戦などを列挙している。そして、このような戦争の原理として、総合方向性、共時性、制限目標、無制限手段、非対称、最小消費、多元的協調、そして全ての過程の調整と支配を挙げている。
このような戦争は、別に中国に限らずグローバリゼーションの時代の戦争に特徴的なものであり、軍人と非軍人の境界もまたあいまい化する。したがって、本書は、単に戦争手段の多様化を示すだけではなく、それに対応した安全保障政策や戦略の研究の必要を主張している。
「超限戦」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2020年4月27日 09:51 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

註4 萬子媛
花山院萬子媛(祐徳院): 寛永二年(1625年)誕生、宝永二年閏四月十日(1705年6月1日)逝去。
マダムNの神秘主義的エッセー」中、カテゴリー『祐徳稲荷神社参詣記』を参照されたい。

註5 馬渕睦夫

馬渕 睦夫(まぶち むつお、1946年(昭和21年)1月21日 - )は元全権大使(キューバ、ウクライナ等で勤務)
「馬渕 睦夫」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年5月6日 13:10 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

林原チャンネル「ひとりがたり馬渕睦夫」#7 ディープステートの原点を探る

https://youtu.be/xxC2giu1bjk

林原チャンネル「ひとりがたり馬渕睦夫」#8 ディープステートの正体とは?
https://youtu.be/Z85BnnOPmZ4

林原チャンネル「ひとりがたり馬渕睦夫」#9 ディープステートvsトランプ〜米中間選挙振り返り〜
https://youtu.be/2ks0l-F81f4

林原チャンネル「ひとりがたり馬渕睦夫」#10 移民受入問題と日本の危機 〜移民政策はディープステートの世界グローバル化プラン〜
https://youtu.be/7fdZ8Iz-WkQ

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2020年4月21日 (火)

「神智学は、1本足りないのだよ」「何ですって?」 その2

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「神智学は、1本足りないのだよ」「何ですって?」 その1

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2020年4月12日 (日)

ツイッターで、一神智学徒の案内をツイートしました(12日夜に追記あり)

ツイッターでブラヴァツキー夫人と神智学のことを宣伝したいと思い、ツイートしました。

当ブログではツイートが大きくなったり小さくなったりしていますが、貼り付け具合の関係でそうなってしまいます。

コロナ禍に見舞われたこのとき、神智学徒であってよかったとしみじみ思いました。第二次大戦後にはずいぶん歪められて流布するに至った神智学ですが、真の神智学を多くの方々に知っていただきたいと思います。

無力な一神智学徒としては、ブログやツイッターで発信することくらいしか思いつきません。ツイッターは字数が限られており、効果的な発信のコツもわたしにはまだ掴めていません。

神智学の話題に限定したツイッターを別に作るべきかとも思いましたが、神智学の話題は世間ではどちらかというとマイナーな部類に入るので、誰も見てくれないかもしれませんし、別のツイートを閲覧した人がついでに見て興味を持ってくださるかもしれないというほのかな期待をもって、他の話題とごちゃまぜなツイッターのままにしています。

昨夜一旦、この一連の案内をツイートしましたが、訂正のためにツイートし直しました。せっかくお一人「いいね」してくださったのに、申し訳ありませんでした。

案内の①を書くに当たっては、H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子&ジェフ・クラーク訳)『実践的オカルティズム』(神智学協会ニッポン・ロッジ 竜王文庫内、1995)の文章を参考にさせていただきました。

『実践的オカルティズム』は現在、Kindle版で出ています。本は中古が出ています。『実践的オカルティズム』には秘教部門の教えが入っていて、格別に高潔な雰囲気の漂う、とても魅力的な一冊です。

実践的オカルティズム
H・P・ブラヴァツキー (著), 田中 恵美子 (翻訳), ジェフ・クラーク (翻訳)
形式: Kindle版
出版社: UTYU PUBLISHING (2019/7/23)
ASIN: B07VL7WQTW

追記:

拙ツイッターにツイート「※」を追加しました。ツイート①~⑤及び「※」は、紐付けてプロフィールに固定しています。

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2020年3月 4日 (水)

いよいよ新型コロナウイルスが身近に。科学者達の奮闘に期待。髪ゴムとハンカチで作るマスクが便利。

いよいよ新型コロナウイルスが身近に感じられるようになりました。時間の問題だとは思っていたけれど。主婦として可能な限りの対策を施しているつもりですが、新型ウイルスは脅威です。

当市で初の新型コロナウイルス感染者が出た昨日。娘の勤務する病院は新型コロナウイルス感染者が入院する「特定感染症指定医療機関」「第1種感染症指定医療機関」「第2種感染症指定医療機関」といった病院には該当しないのですが(このうちの第1種、第2種に該当するのは当市では県立病院のみ)、疑わしい患者の肺炎診断などは行われるので、毎朝勤務先に娘を送り出すにも戦々恐々。

防護服着て出勤してほしいと思うほど。不足からか必要がないからか、診察や検査など直接に携わらない者はマスクのみのようです。あくまで部外者の憶測にすぎませんが、厚労省の発表通り、飛沫感染と接触感染によりうつるとすれば、その対策はとられているということかと思います。

話を聞いていると、具体的なことはいえませんが、その対策に関して、これは他国ではできないだろうなあと思うような日本らしいこまやかな工夫がなされていると感じられ、ちょっと感心しました。

夫は自宅から通勤できる距離にある他市にあるホテルの夜間フロント・警備の仕事なので、夫を送り出すにも戦々恐々。老舗ホテルの一つで、元々中国人観光客は少なかったようですが、利用者は全国から来ます。ホテルの評判にかかわるので、かなりの対策は施されているようです。

今は外国人の宿泊はまれで、日本人の宿泊客もとても少ないとのこと。国家挙げての自粛中なので、多いと逆に問題ですが、少なければ少ないで、経営状態が心配になります。

東京在住の息子も心配。

今や日本のどこにいても感染の危険があるのでしょう。本当に悔しく思うのは、自民党内の媚中派、危機意識の薄い地方自治体により、高品質の医療物資が夥しいまでに中国に流れたことです。転売屋対策もわざとのように遅かった。

我が家の例を引くまでもなく、日本の庶民まで巻き込んでしまうに至った中共にその自覚はなく、中国が発生源ではないとの責任転嫁を始めた様子。先述したように、日本は夥しいまでの高品質の医療物資をプレゼントしたというのにね。

以下のツイートは日本の問題点を痛切に表現していて秀逸です。

その原因を探れば、今回の新型コロナウイルスの件であぶり出された媚中韓派と反日勢力の売国行為に行き着きます。

このような中共を親戚、友人という媚中派。

中共の臓器狩りに加担する媚中派。

わたしは人間の臓器、その中でも特に心臓に関するブラヴァツキー夫人の神智学論文の美しさ、奥深さを思うと、臓器狩りの想像を絶する罪深さに絶句せずにいられません。

山田議員は昨日2020年3月3日の参院予算委で、どこが発生源かはっきりさせるために「武漢肺炎」と呼ぶと主張。わたしもその呼び方に共鳴します。

山田議員は一般国民の目線で武漢肺炎について国会質疑してくださった、少数の議員のうちのお一人です。以下、YouTubeにアップされていた動画。参議院のインターネット審議中継でも視聴できます。

すばらしい質疑でしたが、ただ一点だけ、少子化対策としての出産祝い金に関する提案には賛成できませんでした。 

新型コロナウイルスについて、これは自然界にはないことだとする複数の論文をもとに人工ウイルスではないかという噂がありますが、中共はこの噂を必死で消そうとしています。

科学者達の奮闘のお陰で、人類は数々の感染症を克服してきました。今回もそうであってほしい。科学者がウイルスの正体を究めようとする段階で、複数の説が並び立つことはありうることでしょう。そうした説のどれであれ、科学領域に外部から加えられた世俗的圧力によって潰されることのないようにと願わずにいられません。

新型ウイルスに対してだけではなく、花粉症や喘息にとってもマスク不足は困ります。ツイッターで、髪ゴムとハンカチを使ったマスクの作り方が流れてきたので、紹介しておきます。

 

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2020年1月19日 (日)

1月18日に、循環器クリニック受診。やりすぎのかかと落としにオーラビーム? 代わりに脳トレ。

18日の受診時に、別の病院で処方された2種類の薬についてのご報告をしなければならないという重要な課題(?)がありました。

なぜ、そんなことが課題化するかというと、縄張り意識の強い当市では、別系列の病院に行くと嫌われ、冷遇されたりするからなのです。

かといって、そこが総合病院でもない限り、他の科にかかる必要が出てきて別の病院に行きたくなる場合がどうしても出てきます。

五十肩が悪化したときは、当市のしきたりに疎かったということもあり、自宅から徒歩でも行ける総合病院に行きました。その後、副甲状腺機能亢進症疑いが出てきて、同じ病院の内科に検査入院。

そのとき、同室の人達から以下のようなことを教わりました。

2008年8月19日 (火)
入院8日目 ②郷に入っては郷に従え
https://elder.tea-nifty.com/blog/2008/08/post_a72e.html
この県の医師はプライドが高く、セカンドオピニオンなんてまともにやったら、煙たがられ待遇が悪くなることは間違いないとか。
わたしも、それは感じてきました。
黙ったまま納得のいく医療を求めて、4軒くらい回るのがこの土地における賢いやりかただそうです。
正攻法が通じないのは残念なことですが、郷に入っては郷に従えですね。

このときはセカンドオピニオンの必要性を覚えていたわけですが、前述したように、セカンドオピニオンではなくとも他の科に行く必要性は出てくるわけです。

しきたり(凄く非科学的な村社会の話……)を学んでからは、他の科に行く必要を覚えたときは一々循環器クリニックの先生にご報告するようになったのですが、「ああそれは専門の病院を受診して」と軽くおっしゃることもあり、そんなときは紹介状を書いていただくわけでもないので、どうしても距離的に近い範囲内でよさそうな病院を選ぶことになります。

そこと縁が切れないと、まずいことになってくるのです。副甲状腺機能亢進症の症状の一つに腎臓結石(その結石が下に降りてくるにつれ、尿尿管結石、膀胱結石、尿道結石と名称が変わる)があり、泌尿器科とも縁ができやすいのですが、結石予防の薬は循環器科クリニックで出していただいています。

が、かかっている別の病院の内科から同じ病院内の泌尿器科に回されることもあります。

わたしは心臓外科の名医と誉れ高い――総合病院に心臓血管外科医として勤務されていたころは心臓を止めずに手術ができる医師として有名だったとか――循環器クリニックの先生との縁だけは切れないと感じているため、他の病院を受診すると、クリニックの先生に必要なご報告は行ってきました。

でも、そんなことをしてもあまり意味はなく、副甲状腺を診ていただいている内科と循環器科にはかぶる領域があるだけに、先生の不快感を誘ってしまいがち。うーん、面倒臭い。薬剤性肝炎でクリニックの先生が大学病院に紹介状を書いてくださったときの待遇のよさを思えば、受診科が分かれる岐路にたった五十肩のときに先生が属しておられる系列の病院に行けばよかったと悔やまれます。

そこへ行っていたら、この副甲状腺の件は発見して貰えたのかどうか。

で、昨日、受診前に検査室で看護師さんに別病院・別科で血液検査の結果から処方された2種類の薬についてご報告しました。その2種類とは以下の薬。

  • アルファロールカプセル0.5μg 朝食後2カプセル 63日分
  • パルモディア錠0.1㎎ 朝・夕食後1錠ずつ 63日分

アルファロールは骨粗鬆症の薬で、パルモディアは脂質異常症の薬です。

「血液検査の項目でかぶるものがあれば、それを除いて検査することも可能ですよ。そうしますか?」と看護師さんに訊かれ、そうすると、検査料がいくらかは安くなるだろうなとは思いましたが、受診時にそのような流れに持って行けるかどうかは疑問でした。

カルテに看護師さんが書き込んだ文章で全てを察知なさった先生にいつもの陽気さはなく、静かに「激おこ」のご様子。

静かな激おこのうちにも、淡々と診察は行われました。さすがは名医。すべきことはちゃんとしてくださいます(いや、当たり前のことでした)。

「中性脂肪は、2~3日前の食事で左右されることもあるんだよね。Nさんは怖ろしく高いこともあれば、基準値内のこともあるからね。次回、うちでも診ようと思っていたんだけれどね……」と先生。

わたしは即座に「お願いします!」といいました。

副甲状腺と心臓では血液検査の項目に違いがあります。中性脂肪はかぶっているので、看護師さんが除くこともできるとおっしゃったわけですが、安くなるといっても大した違いはないだろうし、それより「もう全部あっちで診て貰って」という風に切られることのほうが怖いと思ったのです。

すると先生はほのかにご機嫌を直されたご様子で、「うん、うちでも中性脂肪については次回診ることができるわけだね」と微笑まれました。

「薬はいつもの通り出しておこう」と先生。

診察室を出たあとで、心臓の話は何も出なかったことに気づきました。期間中に軽い冠攣縮性と思われる胸痛と圧迫感の発作はありましたが、ニトロ2錠でよくなり、予備のニトロペンも充分なだけあったので、「まあいいや」と思いました。

別病院の内科の先生は内分泌・糖尿病内科部長です。循環器クリニックの先生は心臓血管外科部長でした。

どちらも異なる方面から中性脂肪についてはお詳しいと思われ、「疑わしきは処方」の処置をとられた内科の先生と「疑わしきは様子を診る」処置をとられていた循環器クリニックの先生。どちらの判断がより優れているのか、わたしにはわかりません。

次回の血液検査で循環器クリニックの先生がどうおっしゃるのか、興味が湧きます。

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ところで、バレリーナのようにきりりと踵を上げて、30回のかかと落としを過度にやりすぎ、左足の土踏まずが痛んで普通に歩くのが大変になってきていました。数日休むとある程度よくなるので、続行してさらに悪化。ここを閲覧させていただくと、明らかにやりかたが間違っていたのだとわかります。

他方、NHKでスロトレをやっていて、その中には高校時代バレー部で柔軟体操をしていたときにやっていたものが複数含まれていました。それでかかと落としを、痛い場合は数日休んで行うようにし、そのぶんスロトレをしたりしていました。

それでもずっと左土踏まずが痛いので、クリニック受診には徒歩で行ける距離を休日の夫に送り迎えして貰いました。が、受診後に、痛い左土踏まずを誤魔化して休日だった娘と中心街を午後8時まで歩き回った結果、びっこ引きながらでないと歩けないほどに。

夜ごはんは家族と外食。現在病院勤めですっかり医療オタクと化した娘が「土踏まずが痛いのはおかしいよ」とスマホで調べてくれ、「足底筋膜炎かもしれないよ。整形外科を受診したほうがいいかもしれない」との忠告。

帰宅して自分でも調べてみると、確かに足底筋膜炎そっくりの症状でした。また整形外科の先生を呆れさせることになりそうでした。閲覧した中には、治るのに1年かかったと書かれている記事もあり、「ひ!」と思い、怒濤(?)のオーラビームを実行。翌日、嘘のように痛みと腫れが引いていました。

自分でも信じられません。かかと落としを休んでもずっと土踏まずの痛みが完全にはとれなかったのです。このような症状には患部に想像の白い光をハートからの思いを込めて放射してみる価値はあります。オーラの見えない人には単なる想像と思えるかもしれませんが、実際にハートから白い光が放たれるのです。

同様のことを過去記事でも何回か書いています。証明できることではないので、私的覚書として書くだけです。

2017年12月18日 (月)
腰痛のその後、最強のオーラビーム?(19日に追記あり)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2017/12/post-1.html

わたしには、ある種の外科的な症状には、かなりの効果があるとしか思えません。わたしの場合は心臓にはあまり効かない気がしますが、夏秋よりずっといいのは季節のせいなのかこれの効果なのか。

家族は半信半疑ながら、いつものように何となく納得。家族にも、よくなって見えることは間違いないからでしょう。

しかしながら、まだ安静が必要だと思うので、かかと落としはしばらくお休みした後、無理ない範囲で行うことにしました。だいたい、わたしは物事をやりすぎるのですね。

その別の例として、ブラヴァツキー夫人の英語の論文を読むのに、マイクロソフトの翻訳機能を使いすぎて、機能が馬鹿になりました。エッジをリセットしたらまた使えるようになりました。Googleの翻訳機能のほうが体力(?)があるようです。

で、かかと落としの代わりに(なぜか代わりのものをやりたくなります)、脳トレをすることに。

脳トレ
https://notore.weclo.net/

唯一の国語の問題「難読漢字」だけは1時間以内に、得点1000/誤答数0/評価Sになりました。

時間内であれば書き直しが利きますし、同じ問題が繰り返し出てくるので学習でき、だんだん知恵がついてくる(?)のです。それでも必ず1問はわからない漢字が出てきて難儀しました。

数学はほぼ、馬鹿丸出しです。クリックの仕方から研究する必要があるのかも。

いやね、公文教室の助手をしていたときも、生徒に採点を見張られて(?)冷や汗ものでした。比較的簡単な分数計算までは暗算で採点するように先生からいわれていたので、こちらも生徒以上に必死。ただでさえ苦手な算数・数学。

生徒は多い子は分厚い宿題を持ってきて、向こうに行っていればいいのに、見ているのです。そして、「あ、先生、そこ違う。僕が間違っていた。まるじゃないよ」といいます。生徒にはこの確認作業もよい勉強になっていたでしょうね。

先生のお宅は算数・数学好きのご一家で、新年会に呼ばれて行くと、ご馳走のあとのレクレーションは暗算ゲーム。地獄のアルバイトでしたが、一昨年だったか、公文教室のアルバイトの求人を期待して、中学生のチャート式を始めたりもしていましたっけ。

条件に合う求人はなく、チャート式も方眼紙を買い足すのが面倒になり、途中でやめてしまった記憶が。脳トレになるからまたやろうかな。休んだら、また数学馬鹿になってしまったわ。前掲の脳トレも攻略したい。「曜日暗算」も算数ですが、最初見たとき、面倒で発狂しそうになりました。

つくづく文系ですが、ただ漢字も、適当に読む癖を子供のころにつけてしまって、変な読み方をしていたことに気づいて時々ぎょっとすることがあります。

脳トレ、ボケ防止におすすめです。

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2020年1月13日 (月)

ブラヴァツキー夫人の『実践的オカルティズム』(田中恵美子&ジェフ・クラーク訳)がKindle版で出ています。ブラヴァツキー文集第12巻を購入。

過日、絶賛したブラヴァツキー文集の第12巻、『H. P. Blavatsky Collected Writings 1889-1890 Volume XII』(Quest Books、1980)が日本版Amazonストアに出ていたので、購入しました。

配達予定日を過ぎても本が到着しないので、問い合わせたいと思ったところ、問い合わせは出品者にとAmazonからのメールにありました。そのブックデポジトリーに連絡しようと調べたら、日本の業者ではなく、英国を本拠とするオンライン書籍販売業者でした。

記載された配達予定日から、てっきり国内だと思ったのです。

英国からであれば、かなり日数がかかるだろうと思っていたら、数日後には届きました。送料がかからないので船便かと思っていたのですが、航空便でした。

英語版ウィキペディアに、Book Depository は元アマゾンの従業員によって設立され、2011年にAmazonに買収されたとあります。60ヶ国以上の国へ送料無料で送っているとか。

『H. P. Blavatsky Collected Writings』に収められている沢山の論文は、ブラヴァツキー夫人の親戚であったボリス・デ・ジルコフ(ボリス・ミハイロヴィッチ・デ・ジルコフ Boris Mihailovich de Zirkoff,1902–1981)が収集したものだそうです。

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付箋を貼ったのは、以下の記事で引用した心臓について書かれた箇所。

101 香港問題と中共の闇の深さ、そしてブラヴァツキー夫人の心臓に関する注目すべき美しい文章
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/12/23/183230

この部分を読むと、わたしが時々見るものには立派な根拠があるのだとわかって嬉しくなり、また神聖な気持ちになります。

辞書だけを頼りに自力で完読するのはわたしには到底無理なので、前の記事で書いたGoogleとマイクロソフトの翻訳機能は助かります。だって、第12巻だけでこの厚さですよ。いやー、翻訳なさる方々は凄い!

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ブラヴァツキー文集は、サイト「Blavatsky Study Center」(URL: http://blavatskyarchives.com)でオンライン公開されているため、わたしのような英語音痴にも翻訳機能を使ってある程度は読むことができるのです。

「Blavatsky Study Center」には、ダニエル・コールドウェル(Daniel Caldwell)という人が長年に渡って収集した神智学の様々な資料が集められており、その全部ではありませんが、一般公開もされているのです。わたしにはここがまさに宝庫に見えます。

『H. P. Blavatsky Collected Writings』第1巻から第15巻までの著作権・複製権は、Theosophical Publishing House にあると前書きに書かれています。

ざっと見たところ、最も惹かれた第12巻を「Blavatsky Study Center」で読んでいたというわけですが、図版が鮮明でなかったり、全体の把握が難しかったりするので、購入することにしたのでした。ネットは便利ですが、やはり本を読む具合にはいきませんね。

H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子&ジェフ・クラーク訳)『実践的オカルティズム』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1995)には、『H. P. Blavatsky Collected Writings』の複数巻に含まれるものがあり、その中の「第三部 『秘教部門の教え』より」には第12巻に含まれるものもあるため、その部分に関しては『実践的オカルティズム』の優れた邦訳で読むことができます。

昨年の7月23日に、その『実践的オカルティズム』がKindle版で出ています。

実践的オカルティズム( Kindle版)
H・P・ブラヴァツキー (著), 田中 恵美子 (翻訳), ジェフ・クラーク (翻訳)
出版社: UTYU PUBLISHING (2019/7/23)
ASIN: B07VL7WQTW

深遠な内容なので、興味本位ではない、純粋に秘教科学に惹かれる人におすすめです。

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2019年12月26日 (木)

「101 香港問題と中共の闇の深さ、そしてブラヴァツキー夫人の…」を神秘主義エッセーブログにアップしました(追記あり、赤字)

101 香港問題と中共の闇の深さ、そしてブラヴァツキー夫人の心臓に関する注目すべき美しい文章
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/12/23/183230

マダムNの神秘主義的エッセー」の「101」は当ブログの過去記事に加筆訂正したものです。加筆訂正が大きいので、全文以下に紹介しておきます。

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        目次

  1. メディカル・ジェノサイド
  2. メディカル・ジェノサイドを阻止しようとする世界的な動き
  3. わが国の臓器移植
  4. ブラヴァツキー夫人の心臓に関する文章

 

メディカル・ジェノサイド

香港問題には、香港市民 vs 中国共産党ではなく、習近平 vs 江沢民派という構図が潜んでいるといわれる。

江沢民派といえば、江沢民派による法輪功弾圧の実態、及びその弾圧が臓器ビジネスへとつながっていること――総合してメディカル・ジェノサイドというようだ――を知ったときの驚きを思い出す。

法輪功学習者の他に、チベット人、ウイグル人、地下教会信者などが本人の意思に反して「ドナー」とされた人々だと考えられている。*1

儲けるために、また臓器ビジネスを支える病院、スタッフなどにかかる経費のためにも、臓器移植をどんどんしなければならないそうで、それには臓器がいくらあっても足りないらしい。

日本人がお得意さまだという記事を何本も閲覧した。臓器移植のためのとても立派な病院が中国には何軒もあるようだ。3年前のテービッド・マタス氏の報告は具体的である。*2

そして、大規模なウィグル人の拘束とハイテクを駆使した管理、ウィグル自治区のカシュガル空港に出現した臓器専用のグリーン通路(「特殊旅客、人体器官運輸通道」と簡体字、アラビア文字で記されている)……もうこれはすっかり有名である。

「ドナー」は臓器の鮮度を保つために、生きながら臓器を抜き取られているという話もある。

こうした情報は以前は作り話とされていた時期すらあったが、現在ではそうではない。多くの情報が発信されている。

 

メディカル・ジェノサイドを阻止しようとする世界的な動き

一方では、メディカル・ジェノサイドを阻止しようとする世界的な動きも加速しており、アメリカがようやく関与し始めた。*3日本でも、具体的な動きが出始めた。

山田宏・参議院議員(自民党)は2019年11月7日、国会で初めて(参議院「外交防衛委員会」)、中国臓器強制摘出問題について質疑を行った。*4

https://youtu.be/EhOCYOr-Of4

また、2019年12月23日には、安倍首相が習近平国家主席との会談で、「香港について「自由で開かれた」場所であり続けるべき」との見解を示し、「新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)における人権問題にも言及し、中国政府が透明性をもった説明をすることを望む」と述べた。*5

臓器移植は唯物主義の観点から進められてきたものだ。

渾身のルポ、城山英巳『中国臓器市場』(新潮社、2008)は日本人ブローカーとの出会いの話から始まる。2005年12月の話である。

脳死移植はキリスト教社会で発達したもので、儒教的考えの残る中国では日本と同じように両親から授かった自分の体を完全な状態で火葬したいという伝統的価値観が浸透しているため、臓器提供に積極的でないとある。

それなのになぜ、中国はアメリカに次ぐ移植大国となったのか。2020年には中国が世界一の臓器移植大国になるそうである。2017年における中国人体臓器提供・移植委員会の黄潔夫委員長のコメントを聴こう。

中国には現在、1900人あまりの臓器提供・移植コーディネーターがおり、近く5千人にまで増やす計画だ。現在、臓器移植手術を実施している病院は173軒あるが、年内に200軒、2020年までに300軒まで増やすことを目指している。*6

中共の臓器移植がどのような目的で始まったかといえば、中国高官が憧れた「延命」や「若返り」のためだったという。本当にこの世しか眼中にない人々なのだと戦慄させられる。

不老長生・現世利益は中国の伝統的な価値観のようだが、それが唯物論と結びつくと、ここまでグロテスクになるということなのか……。人食い人種、吸血鬼を連想してしまう。彼らは生きているうちから既に、カーマルーパのようだ。死後の人間がデヴァチャン(天国)に入るときに脱ぎ捨てていく魂殻を、カーマ・ルーパという。

 

わが国の臓器移植

日本では、臓器移植法の改正後は家族の承諾だけで臓器提供が可能になり、15歳未満の者からの脳死下での臓器提供が可能になっている。

2009年の法改正により、2010年1月17日からは、臓器を提供する意思表示に併せて、親族に対し臓器を優先的に提供する意思を書面により表示できることになった。また2010年7月17日からは、本人の臓器提供の意思が不明な場合にも、家族の承諾があれば臓器提供が可能となった。これにより15歳未満の者からの脳死下での臓器提供も可能になった。*7

2009年改正の経緯を見ると、衆議院での審議において、ABCD案のうちA案が可決されたのだが、意外なことに共産党が審議不十分として全員棄権し、自民党議員を中心にA案賛成者が多く、賛成263人・反対167人でA案が可決され、衆議院を通過している。

戦後、日本人が如何に唯物主義的になってしまっているかがわかる。

尤も、衆議院での審議については「2009年5月に世界保健機関(WHO)総会において、臓器不正売買を目的に、移植ツーリズムの原則禁止や、生体移植、組織移植をめぐるガイドラインを決議する見込みになったことから、2009年になって、改正の機運が出てきている」とあるから、自民党議員には臓器移植希望者が移植ツーリズムへ流れることを防ぐために、国内での臓器移植の機会を高めたいという思惑があったのかもしれない。

いずれにしても、現行法では脳死判定が行われて死が確定する。しかし、そもそも脳死判定で本当に人の死を確定できるのだろうか。

小松美彦・市野川容孝、田中智彦編『いのちの選択――今、考えたい脳死・臓器移植(岩波ブックレット782)』(岩波書店、2010)を読むと、脳死移植に疑問が湧く。

脳死者から臓器を切り出すときには、麻酔や筋肉弛緩剤が投与されるそうだ。「脳死者に深くメスを入れただけで、脈拍や血圧が急上昇するばかりか、暴れ出して摘出手術どころではなくなってしまうからです」*8とある。

ずいぶん活発な死体ではないか。科学に不案内な人間は、驚かされることばかりだ。次のようなニュース記事も見つけた。

人は心臓が止まった後、3〜5分は脳が活動しており、血流が再び流れれば蘇生できる可能性がある、ということが、最新の調査で明らかになった。(略)英紙エクスプレスによるとドライヤー博士は、この脳波が通常の脳波計では記録されないと述べているという。また、アナルズ・オブ・ニューロロジーの論文によると、現在は臓器移植のために臓器が取り出されるのは心肺機能が停止して死亡が宣告されから2〜10分後だ。しかし今回の調査結果から判断すると、この時点では脳に血流が戻ればその人は蘇生できる可能性が残っているということになる。*9

現在、日本では全ての臓器移植に保険が適用されるようになった。また、やむを得ないものと判断された海外での渡航移植について、海外療養費の支給が認められるようになった。*10

日本はこのまま臓器移植の道を突っ走ってもいいのだろうか。

 

ブラヴァツキー夫人の心臓に関する文章

こうした分野においては、だまされたと思って、神秘主義者の言い分も聴いていただきたい。極めて限定的な唯物主義的観点では、重大な見落としのある可能性がある。

近代神智学運動の母ブラヴァツキー夫人は、心臓に最後に死ぬ一点があると書いており、ヨギが土中に埋められ肉体のすべての部分が死んでしまっても、この点が生きている限り、復活することができるという。

心肺の停止が先か、脳の活動の停止が先か……いずれにしても、最後に死ぬ一点が生きている限りは、ブラヴァツキー夫人の説に従えば、死んだように見えていたとしても、それは死ではないということになる。

ブラヴァツキー夫人のような日本でいえば江戸末期に生まれ明治時代に亡くなった人の説を持ってくるまでもなく、現代科学においてもあまりに不確かな「死」。臓器の必要に駆られて死んだかどうかわからないものを死と決めつけなければならないとしたら、これほど非科学的な話もないだろう。

前述した心臓に関するブラヴァツキー夫人の論文を、わたしは1995年3月1日発行の竜王会の機関誌「至上我の光」(490号)の10頁に掲載された田中恵美子訳「七本質と内臓諸器官との対応(3)心臓(つゞき)」で読んだ。

ブラヴァツキー著作集12巻(H. P. Blavatsky Collected Writings Vol.12(1889-1890))所収の論文で、1888年に秘教部門を設立したブラヴァツキー夫人がその秘教部門で教えたものだった。現在は Blavatsky Study Center で一般にオンライン公開されている。

田中先生亡き後、竜王会、神智学協会ニッポン・ロッジには幸いなことに、優秀な翻訳家が沢山いらっしゃる。日本語の神智学用語は田中先生とジェフ・クラークさんによって確立されたといってよく、クラークさんの他にも忠源さん、老松克博さん、星野未来さん・・・・・・といった方々が頑張ってくださっている。

ブラヴァツキー文集第12巻はすばらしい内容なので、どなたか訳してくださらないか待っている。そのうち邦訳版が出ることを期待しつつ、心臓に関する文章のうちの一部分を英語が苦手な拙訳で紹介しておく。まだしもGoogle先生の訳のほうがましかもしれない。原文に当たっていただきたい。

メディカル・ジェノサイドとの関連から心臓に関する記述の一部分を紹介するにとどめるが、教えの神秘性と奥深さは全内臓諸器官にわたっている。

人間の尊厳が今日ほど愚弄され軽んじられたことはなかった。中共は「ドナー」を飼っている。金儲けと若返りのために。少数の勇敢な人々と利用者を除けば、かれこれ10年以上も世界は鈍感な振りをしてきたか、本当に鈍感かのどちらかだった。

もし、中共のメディカル・ジェノサイドが拡大し続ければ、人類が被る被害は取り返しのつかないレベルのものとなり、次に引用するような秘教科学の教えを伝えることも難しくなっていくだろう。

そのような暗愚と無知と野蛮に人類が埋没してしまうことは、絶対にあってはならないことである。

THE HEAT(心臓) 


(前略)心臓は肉体の王であり、その最も重要な器官である。たとえ頭が胴体から切断されたとしても、心臓は30分間脈動し続ける。脱脂綿にくるんで暖かな場所に置けば、脈動は数時間続く。

心臓には最後に死ぬ点(spot)、小さな菫色の光で示される点がある。それは生命の座、全ての中心であり、ブラフマー(Brahmâ)である。胎児に生まれる最初の点、そして最後に死ぬ点である。トランス状態のヨギが埋められるとき、肉体の残りの部分が死んだとしても、この点は生きていて、これが生きている限り、ヨギは復活することができる。この点は潜在的にマインド、生命、エネルギー、そして意志を含んでいる。生きている間中、この点は虹色を放射し、燃え立つようで、オパールのような乳白色を放っている。

脳は知的意識の中心であるが、心臓は霊的意識(Spiritual Consciousness)の中心である。 しかし、この霊的意識は、人がブッディ・マナス(Buddhi-Manas)*11と完全に一体化するまでは、その人に左右されることはありえず、そのエネルギーが管理されることもありえない。それまでは、可能な限り、霊的意識がその人を導く。すなわち、霊的意識がその人に届こうとし、低級意識に印象づけようとして骨を折る。それで、こうした骨折りは、その人が清浄となることによって助けられる。それゆえに、誤った行いに対する後悔の苦しみ、良心の呵責、悪に対する非難、善への衝動、といったものは頭からではなく、心臓から来る。心臓には唯一の顕現した神が御座[おわ]します。他の二柱は隠れている。つまり、アートマー・ブッディ・マナスの三位一体を表すのは、この顕現した神である。(後略)*12

*1:佐渡道世.21分で知る 恐るべき中国医療の真実「メディカル・ジェノサイド」.大紀元.2017-05-30,大紀元時報日本,https://www.epochtimes.jp/p/2017/05/27533-2.html,(参照 2019-12-22).

*2:デービッド・マタス.”中国での移植手術の濫用と日本との関わり 参議院議員会館での報告のための所見(改訂版)”(2016年12月14日版 日本語訳).ETAC.中国での移植手術の濫用と日本との関わり 2016年12月1日 – International Coalition to End Organ Pillaging in China,(参照 2019-12-22).

*3:佐渡道世.中国の臓器収奪問題、米政府が公式調査を=米政策提言組織.大紀元.2019-08-20,大紀元時報日本,https://www.epochtimes.jp/p/2019/08/46087.html,(参照 2019-12-22).

*4:佐渡道世.参議院委で中国人権問題を取り上げ 臓器収奪も.大紀元.2017-11-07,大紀元時報日本,https://www.epochtimes.jp/p/2019/11/48857.html,(参照 2019-12-22).

*5:安倍首相が訪中、習氏と会談 香港やウイグル問題に言及.AFP通信.2019-12-24,AFPBB News,https://www.afpbb.com/articles/-/3260897,(参照 2019-12-26).

*6:中国、2020年に世界一の臓器移植大国に―中国メディア.Record China.2017-08-09,人民網日本語版,https://www.recordchina.co.jp/b186821-s10-c30-d0035.html,(参照 2019-12-22).

*7:ウィキペディアの執筆者. “臓器の移植に関する法律”. ウィキペディア日本語版. 2019-07-10. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%87%93%E5%99%A8%E3%81%AE%E7%A7%BB%E6%A4%8D%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B&oldid=73411888, (参照 2019-12-22).

*8:小松・市野,2010,p.15

*9:松丸さとみ.心肺停止後、5分は意識がある!? 最新の脳神経学で分かった「死」.Newsweek.2018-03-06,ニューズウィーク日本版,https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/5-40_2.php,(参照 2019-12-22).

*10:厚生労働省. “臓器移植に係る海外療養費の取扱いについて〔健康保険法〕平成29年12月22日”.厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/).https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc3091&dataType=1&pageNo=1, (参照 2019-12-23).

*11:ブッディ・マナスは高級自我、霊的魂、人間の輪廻する本質。H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子訳)『神智学の鍵』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1995改版)の「用語解説」61頁参照。

*12:Helena Petrovna Blavatsky.H. P. Blavatsky Collected Writings Vol.12(1889-1890)Online.Blavatsky Study Center,2019,Instruction No.V,p.694-695.EI : Instruction No. V- Blavatsky Collected Writings Vol. 12, (参照 2019-12-21).

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2019年12月20日 (金)

ツイッターで流れてきた、ニコライ・リョーリフ(ニコラス・レーリッヒ)とアルヒープ・クインジの絵

ツイッターで、ニコライ・リョーリフ『後悔』が流れてきました。わたしにはアグニ・ヨガの伝達者でありモリヤ大師の弟子ニコラス・レーリッヒ(1874-1947)というイメージが強いのですが、ツイッターで流れてくると、嬉しくなります。

ニコライ・リョーリフで検索すると、次のようなツイートもありました。

レーリッヒの山の絵は清浄で美しいですが、わたしが知らなかったアルヒープ・クインジという人の山の絵も美しいですね。

アルヒープ・クインジについてウィキペディアで見ると、クインジはレーリッヒの絵の師匠だったようですね。納得。

門人には、アルカーディ・ルィコフやニコライ・レーリヒ、コンスタンチン・ボガイェフスキーらがいる。
「アルヒープ・クインジ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2019年9月30日 02:11 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

今年は、あいちトリエンナーレ、ジャパン・アンリミテッドの件などで、衝撃と悲しみを覚えました。

こうした絵を見ていると、あのようなものとは別次元のものだという気がします。

人間の美醜を描き尽くすには、あのようなイデオロギーに囚われた表面的手法ではおよそ描けないものだと思います。

日本の美術界、侵食されてしまっているようで・・・・・・大丈夫でしょうか。今後も注視していきたいと思っています。

カテゴリー「あいちトリエンナーレ/ジャパン・アンリミテッド」の23件の記事
https://elder.tea-nifty.com/blog/cat24228090/index.html

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2019年12月 9日 (月)

「100 祐徳稲荷神社参詣記 (12)祐徳院における尼僧達」を神秘主義エッセーブログにアップしました

「マダムNの神秘主義的エッセー」の「100」は当ブログの過去記事に加筆訂正したものです。

目次の 4 は全文加筆であるうえに、「マダムNの神秘主義的エッセー」にアップしたあと、訂正しています。

 4 では、萬子媛の研究に自身の神秘主義的な考察を加える理由について書いています。

神秘主義的な考察を加えることで、この研究全体がトンデモ扱いされる可能性が高くなるだろうことは研究に入った段階から考慮済みでした。真実の追究ということに関しては、世間の扱いなどに構っていられないのです。

時代の趨勢に応じて、神秘主義に対する世間の反応は如何様にでも変化します。以下の引用をご覧ください。

58 神智学をさりげなく受容した知識人たち――カロッサ、ハッチ判事 ①ハンス・カロッサ(追記)
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/06/27/064748

空疎な唯物論は、さいわいにして、ようやく没落し、今では神智学という立派な信頼すべき学問が存在している」(カロッサ、国松孝二訳『指導と信徒』岩波文庫 - 岩波書店、2012、pp.39-40)

ドイツの良心的な作家として知られるカロッサのこの言葉、また以下のエッセーで引用したH・P・ブラヴァツキー「ベールをとったイシス」に対する当時の報道機関の反応を読むと、現代とは神智学に対する扱いが相当異なっていることに気づかされます。

77 前世療法は、ブラヴァツキーが危険性を警告した降霊術にすぎない
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/11/16/195219

『ベールをとったイシス』は、ブラヴァツキーの著作の中で最も有名な『シークレット・ドクトリン』の前に書かれた、これも代表作の一つである。ジルコフ「前書きにかえて」には、当時の報道機関の反応が複数引用されている。その中のトップに来ている、当時の最も有能な文芸評論家の一人シェルトン・マッケンジー博士は『フィラデルフィア・プレス』に次のように書いたという。

それは,考えの独創性,研究の徹底性,哲学的説明の深さ,学識の多彩さと広がりといった点で,遠い過去まで遡っても最高に非凡な著作の一つである」(H・P・ブラヴァツキー、ボリス・デ・ジルコフ編、老松克博訳『ベールをとったイシス 第1巻 科学 上』竜王文庫、2010、前書きにかえてp.2)

科学の進歩によって神秘主義理論の古いことが証明された――というわけではありません。戦後なぜか世界を席巻したマルクス系唯物主義の言論人が神秘主義の論文をろくに読みもせず、そういっているだけの話です。神秘主義が保管してきた膨大な知識は古びる性質のものではありません。

また、科学と神秘主義は対立するものではなく、このことはブラヴァツキーの次の言葉からも明らかです。神秘主義者が古代から続けてきたのは、科学的な探究です。

神智学の教えは霊と物質の同一性を主張し、霊は潜在的な物質であり、物質は結晶化した霊にすぎないと言います。
H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子訳)『神智学の鍵』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1995改版、p.42)

スピリチュアル・ブームを惹き起こしたのは、マルクス系唯物主義者だとわたしは考えています。彼らは自分達に都合のよいところだけを神秘主義から盗って商業的に利用したり、神秘主義を貶めることで自分の株を上げようと学術を装って低レベルの論文を発表したりしています。

日本で大流行しているオーラ診断、前世療法などはその最たるもので、この二つは明らかにエドガー・ケーシーを真似ており、わたしの見る限りでは、そうしたものはインチキか危険かのどちらかです。

エドガー・ケーシーは善良であったとしても霊媒だったと考えられるので、それを真似るというのはちょっと考えただけでも危険なことですし、その危険を冒すメリットがあるとはわたしには全く思えません。

前置きが長くなりましたが、目次 4 とつながりのある 目次 3 から当ブログにアップしておきます。

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100 祐徳稲荷神社参詣記 (12)祐徳院における尼僧達:『鹿島藩日記 第二巻』
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/12/08/233845

目次

  1. 布施の記録
  2. 三十五日に供された精進料理
  3. 蘭契という名の僧侶
  4. 神秘主義者としての私見

 

3. 蘭契という名の僧侶

「蘭契」という名が女性的だな、とわたしは思った。果たして、この蘭契が他でも出てくる。「蘭契」という名が出てくるのは、宝永二年閏四月廿日(1705年6月11日)の日記*15である。

素人解読なので間違っているかもしれないが、大体次のようなことが書かれているのではないかと思う。

……佐賀の御親類方より勝屋伊右衛門まで、祐徳院様の御中陰は何日より何日まで御執行でしょうかとの問い合わせがあり、こちらに言ってよこされた。それについて、外記より蘭契まで伺ったところ、御中陰というのはなく、御葬礼が行われたことで、儀式は済みました。(略)尼達と相談して申し上げますが、殊に山中ということもありますので、御名代などを送って寄越すには及びません、伊右衛門よりそのようにお口添え下さるのがよいでしょう、とのこと。……

わたしの憶測でしかないが、蘭契という尼僧が萬子媛亡き後、代表者的、長的な役割を果たしたのではないだろうか。その代表者に、外記が問い合わせたと考えるのが自然だと思う。

その蘭契という人物が、祐徳博物館で伺った、萬子媛に仕えて岩本社に祀られたという尼僧かどうかはわからない。72 「祐徳稲荷神社参詣記 ③2017年6月8日 (収穫ある複数の取材)」を参照されたい。

前述したように萬子媛の葬礼は簡素だったようだ。五月十五日(1705年7月5日)の日記に記された三十五日についても、格峯(鍋島直孝、断橋)が恵達(慧達)、石柱を帯同して祐徳院に一泊し、御霊供膳と皆に振る舞う料理を用意させているが、目立った儀式はなかった模様だ。

もし、萬子媛の葬礼のときの布施の記録に名のあった僧侶達の中で、蘭契からが祐徳院に属した尼僧達だとすれば、17 名(蘭契、満堂、蔵山、亮澤、大拙、瑞山、眠山、石林、観渓、英仲、梅点、旭山、仙倫、全貞、禅国、智覚、𫀈要)。萬子媛がいらっしゃったときは総勢 18 名だったことになる。

萬子媛の小伝といってよい『祐徳開山瑞顔大師行業記』は、義理の息子・鍋島直條(鹿島藩第4代藩主)がまだ萬子媛が存命中の元禄17年(1704)――萬子媛が亡くなる一年前――に著述したものとされている。

郷土史家・迎昭典氏はわたし宛の私信で、「萬子媛についての最も古くて上質の資料は『祐徳開山瑞顔大師行業記』だろうと思います」とお書きになっている。

その『祐徳開山瑞顔大師行業記』*16には、萬子媛が尼十数輩を率いたとあるので、人数的には合う。

求道者らしいストイックな暮らしをなさっていたと想像できる祐徳院所属の尼僧達。五月十五日に料理を振る舞うことで、格峯は尼僧達をねぎらったのだろうか。

彼女達がその後どうなられたかが気になるところだ。

 

4. 神秘主義者としての私見

ところが、わたしは神秘主義者として知っている。

祐徳院のその後の歴史とは次元の異なる話になるが、江戸時代に亡くなった彼女達は、彼の世で萬子媛を長とするボランティア集団を形成し、中心的役割を果たしておられるのだ。カルマに障らないような、高度なボランティアを手がけておられることが窺える。

萬子媛は太陽さながら、豊麗なオーラを放射されるのだが、その光が如何にすばらしいものであったとしても、そのやりかたはわたしが神秘主義者として竜王会、神智学協会ニッポン・ロッジで理論的に学び、また前世での男性僧侶としての修行や今生での独習から会得した技法と同じだと思う。

それは、この世でも彼の世でも通じるやりかたなのだとわかった。誰もができるやりかたのはずだ。この世の出来事に囚われ、その技法を磨くことを怠ってきたけれど、このことが確信できただけでも、わたしにとっては大きな進歩であった。

今、技法を磨くことを怠ってきたと書いたけれど、これは今生で三浦関造先生のような師に出会わなかったことから、意図的にそうしてきたことでもあった。

スピリチュアル・ブームの中で瞑想を含めた身体的技法、また前世療法などの神秘主義的観点からは黒魔術に属する催眠療法(ピプノセラピー)が商業的に拡散している。このような傾向はひじょうに危険なことであるので、避けるべきであるからだ。独習と書いたのも、前世で修行したきたことが自然に表れたことを、このように書いたまでである。

萬子媛に関する記述に神秘主義的な私見の混じることにご不快の向きもあろうかと思うが、如何に現代社会が唯物論的価値観で動いていようと、萬子媛の晩年が宗教の核たる神秘主義的体験を通して深められていったことは間違いない。

萬子媛の晩年の生きかたに迫るには、神秘主義者でなければ不可能だと考え、幸いにしてその感性と知識に恵まれたわたしであるから、あえて神秘主義的観点を支柱として考察してきたことをお断りしておきたい。

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