カテゴリー「自作小説「牡丹」」の2件の記事

2012年7月14日 (土)

パブー3冊目のご報告。エールありがとうございます。

 パブー3冊目、電子書籍の有料販売としては2冊目となります。これは予定通り税込200円です。

 近々パブーで電子書籍の出版を予定しているのは以下。

  • 純文学:幻想短編集‐2 茜の帳(萬子媛抄・祐徳稲荷神社にて)
  • 純文学:幻想短編集‐3 昼下がりのカタルシス
  • 文芸評論集‐1 村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち
  • 歴史エッセー集‐1 卑弥呼をめぐる私的考察

 8日に武田M様から村上春樹『ノルウェイの森』に関する過去記事にコメントを頂戴し、エールを送っていただいたので、評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』の電子書籍化を頑張ろうと思いました。以下に、武田M様のコメントをご紹介します。

〔引用ここから〕……
ノルウェイの森の分析、とても興味深く拝読しました。
村上作品は幾つか読んでいますが、せいぜいそこそこ面白いSF小説という印象しかなく、海辺のカフカに至っては支離滅裂のSF小説だと思い、このどこがいいのだろうと感じていました。
マダムNさんは本稿で、極めて理知的、解析的にノルウェイの森の問題点を抉り出しており、「なるほど、その通り!」と、快哉を叫びました。一層のご健筆をお祈りします。
……〔引用ここまで〕

 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』に関しては、わたしの以下の過去記事で触れたような動機から電子書籍化を計画しています。

 『ノルウェイの森』に登場する直子の病気が統合失調症だったのかどうか、作中では明らかにされていませんが、長く統合失調症を患って今年の1月に亡くなった女友達を連想させられる描写に、村上春樹の作家としての力量を感じないわけにはいきません。

 それでもなお、『ノルウェイの森』には引っかかるところがあって、やはりわたしには複雑な気持ちにさせられる作品であることに変わりはありません。村上春樹の作品とは関係がありませんが、以下のカテゴリーに、女友達の死から間もない頃に書いた記事を収録しています(内容的に乱れがあります)。

 ところで、以下のテレビ番組はわたしにはショックでした。日本の精神医療はこれから一体、どういった方向へ進むのでしょうか。

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2012年4月25日 (水)

作品の電子書籍化計画に関するお知らせ

作品の電子書籍化を進めようと考えています。「パブーhttp://p.booklog.jp/」でお試しに電子書籍化中ですが、「でじたる書房http://www.digbook.jp/index.php」で電子書籍にすることもあるかもしれません。

現時点で電子書籍化を予定しているのは、以下の作品です〔作品情報⇒マダムNの文芸作品一覧〕。

青字は当ブログで公開済みだった作品です。
ご閲覧くださっていた方々には、まことに申し訳ありませんが、何卒ご了承ください。

電子書籍化予定・完了の作品については、今後も当ブログにてお知らせ致します。

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