カテゴリー「美術」の55件の記事

2023年9月 5日 (火)

住友コレクション名品選「フランスと日本近代洋画」。 macaroniレシピ「濃厚ゴマのピリ辛豚バラ坦々丼」。

先月末まで開催していた美術展の話題です。

naotsuka_maki@NaotsukaM·52秒
モーリス・ド・ブラマンク「雪後」がすばらしい。岸田劉生「二人麗子図(童女飾髪図)」には妖気(?)が漂い、独特。クロード・モネ「モルソー公園」もよかったが、写真で観るより暗めの印象だった。

住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画 https://artexhibition.jp/exhibitions/20230605-AEJ1418694/
@art_ex_japanより

8月22日に、県立美術館に家族で出かけ、住友コレクション名品選「フランスと日本近代洋画」を鑑賞しました。すぐに記事にするつもりが時間が経ってしまい、残念ながら、そのときの瑞々しい感動は薄らいでしまいました。翌日ツイッター(X)にポストしています。ツイッターがXに、ツイートするがポストするになりましたね。変な感じ……。

美術書などでお馴染みの絵画でも、本物を観るとずいぶん違うなあと思うことがしばしばあります。モーリス・ド・ブラマンクの雪景色を描いた諸作品は美術書で観て惹かれていましたが、本物は遙かにすばらしいことがわかりました。

娘が「雪の色は純白ではなく、ミルク色だね」といいました。そう、深みのあるミルク色で、全体のトーンは暗いのですが、絵具が重ねて塗られているためか、館内の光を受けてそこここがまるで星のように煌めいていました。

とても美しかった。人が少なかったので、3回も戻って長々と観てしまいました。

ユトリロの雪景色とは印象が違っていました。うーん、どう違っていたのだろう? ブラマンクの白色は、気力が満ちあふれた白色というべきか。儚い感じの全くない、それでいて脅威もない、こくのある――というと変ですが――雪景色でした。でも、もう一度観なければ、断定はできません。

以下は、ウィキペディア「モーリス・ド・ヴラマンク」からの引用です(太字引用者)。

モーリス(モリス)・ド・ヴラマンク(Maurice de Vlaminck 発音例, 1876年4月4日 - 1958年10月11日)は、フォーヴィスム(野獣派)に分類される19世紀末~20世紀のフランスの画家、文筆家。……あらゆる伝統を拒否し、自分の才能だけを信じたヴラマンクであったが、ファン・ゴッホにだけは少なからず影響を受けていることを画家自身が表明しており、作品からも影響がうかがわれる。ヴラマンクの絵は絵具チューブから絞り出した原色を塗りつけているように見えて、その画面には明るさよりは陰鬱さがただよっているのが特色である。第一次世界大戦後はフォーヴィスムから離れてポール・セザンヌを見出し、独自の道を歩み、色彩も一転して茶と白を基調とする暗めに移行した。……ウィキペディアの執筆者. “モーリス・ド・ヴラマンク”. ウィキペディア日本語版. 2023-03-19. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AF&oldid=94375454, (参照 2023-09-05).

なるほどねえ、と思いました。ブラマンクはこの1枚だけだったのが残念です。

「フランスと日本近代洋画」というテーマが物語っているように、日本人がフランス絵画の影響を必死に受けようとしている感じが濃厚でした。

中には、西洋絵画の影響など受けなかったほうがよかったのではないかと思われるような痛々しい、わたしにはどこがよいのかさっぱりわからない、迷走したような絵もいくらか目にしました。

そのような中で、岸田劉生は屹立していました。全くもって独特でした。特に「二人麗子図(童女飾髪図)」に描かれた二人の麗子さんはどちらもドッペルゲンガーか何かのような……夢幻的というべきか、亡霊的というべきか、異様に生々しい印象で、「夢に出てきそう。娘さんはこんな風に描かれて、どんな気持ちだったんだろうね?」と娘。

岸田劉生には娘さんがこんな風に見えていたのでしょうか? 娘さんを題材にして、何を描こうとしたものなのか? わたしには理解できませんでした。以下、ウィキペディア「岸田劉生」より、引用。

劉生の初期の作品はポスト印象派、特にセザンヌの影響が強いが、この頃からヨーロッパのルネサンスやバロックの巨匠、特にデューラーの影響が顕著な写実的作風に移っていく。1914年(大正3年)に娘の麗子が誕生、1918年以降に彼女をモデルとした多くの「麗子像」を描く。……晩年までパリに行くことが願望であったが、「パリに行った暁には、フランスの画家に絵を教えてやる」などと豪語していた。……ウィキペディアの執筆者. “岸田劉生”. ウィキペディア日本語版. 2023-09-04. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%B2%B8%E7%94%B0%E5%8A%89%E7%94%9F&oldid=96819579, (参照 2023-09-05).

Cake2023822

美術館のカフェでいただいたケーキです。メニューはランチタイムのものなど充実していました。カフェは紙管でできていて、ちょっと不思議な空間でした。

この美術館を手がけたのは坂茂さんだそうです。以下はウィキペディア「坂茂」より引用。

坂 茂(ばん しげる、1957年8月5日-)は、日本の建築家、慶應義塾大学環境情報学部教授。日本建築家協会名誉会員。ニューヨーク州登録建築士。

アメリカで建築を学び、紙管、コンテナなどを利用した建築や災害支援活動で知られる。2014年には建築分野の国際的な賞であるプリツカー賞を受賞、フランス芸術文化勲章コマンドゥールを受章している。2017年に紫綬褒章を受章、また、マザー・テレサ社会正義賞(英語版)を日本人初受賞。……ウィキペディアの執筆者. “坂茂”. ウィキペディア日本語版. 2023-08-01. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%9D%82%E8%8C%82&oldid=96239012, (参照 2023-09-05).

話題は変わりますが、昨日作った坦々丼が家族に受けたので、紹介します。

naotsuka_maki@NaotsukaM
「ゴマの香ばしいかおりが食欲を誘う、絶品丼ぶりです」と書かれていた通りの絶品丼ぶりでした。家族も気に入ったので、ちょくちょく作ると思います。素敵なレシピをありがとうございました。

簡単ジューシー!濃厚ゴマのピリ辛豚バラ坦々丼 https://locari.jp/posts/135222
@locari_jp
より

Tantandon202394

時間が足りず、白髪ネギは省略しました。やはり、あったほうがいいですね。これにモヤシ、豆腐、小葱の中華スープを作りました。

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2020年7月 2日 (木)

「ESMA Movies」チャンネルの素敵な CG アニメ作品の数々

YouTube で自作動画を確認していたら、関連動画が表示されるサイドバーに「ESMA Movies」チャンネルで公開されている CG アニメ作品が表示されていました。

興味が湧いたので視聴したところ、映像のすばらしさとストーリーに魅了され、次々に視聴してしまいました。

ESMA Movies
https://www.youtube.com/channel/UCHwI0Krnm0f2JOwAsxh3MBQ

「ESMA Movies」というのはプロの制作チャンネルかと思っていたら、そこで公開されているアニメ作品は、モンペリエ、トゥールーズ、ナント、リヨン、モントリオールに拠点を置く ESMA 芸術職業高等学校(ESMA - Ecole Supérieure des Métiers Artistiques)の生徒さんたちの作品だったのです。

短編アニメ作品とはいえ、完成度の高さ、ストーリーの綺麗さに驚かされました。そう、綺麗といいたくなるような、後味のよさを感じさせるものが多いのです。これらの作品は娯楽アニメではなく、芸術の一分野としてのアニメといってよいと思います。

最初の ESMA 作品には「CG MEETUP」というチャンネルで出合い、タイトルに「by ESMA 」とありました。「CG MEETUP」を見ていくと、日本からアップされた作品にも何本か出合いました。

そうした日本の作品は概ね技術的には感心させられるのですが、ESMA 作品に比べると、内容的に病んでいる印象を受けるものが多く、未来へつながるものの感じられない、索漠とした皮相的なものか、あるいは、やはり未来につながらない現実逃避型の懐古調のものかのどちらかで、暗い気持ちにさせられるものがほとんどなのです。

あいちトリエンナーレ 2019 「表現の不自由展・その後」のような、およそ芸術作品とも思えない日本ヘイト展に公費が支出される事態に美術界が陥っていることを考えれば、もはや日本の芸術――アニメも含む――は反日勢力の利権に利用される分野と成り果てており(「表現の不自由展・その後」には、アメリカで問題となっているアンティファも絡んでいるようです)、ESMA 作品にあるような綺麗な作品は世に出られなくなっている可能性が高いのではないかと思われます。

アンティファについては、過去記事をご覧ください。アンティファは最近またツイッターで話題となっていました。

2020年2月12日 (水)
新型コロナウイルス。日本の病院の中に中国資本のグループと提携する動き。「表現の不自由展」と極左暴力団体アンティファの結び付き
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/02/post-3967c6.html

話題が逸れましたが、 ESMA の話題に戻ります。以下のサイトで ESMA について解説されています。

【ESMA】フランス発のCGアニメ!YouTubeで見られる高校生たちの高クオリティ3D!
https://kini-narunaru.com/8290.html

そのなかで紹介されていた動画を含めて、わたしの視聴したもののなかですばらしいと思った ESMA 作品を紹介しておきます。これらの動画に説明はほとんど不要で、もし詳しいことを知りたくなると、動画の説明欄を Google 翻訳すればいいですね。

CGI Animated Short Film HD "Farewell" by ESMA | CGMeetup
おなかに宿した子を亡くした女性画家の喪失と再生を描いた美しい作品です。
https://youtu.be/GPiGPK3KFc8

Comme un Elephant dans un magasin de Porcelaine - ESMA 2017
高級陶磁器店に珍客あり。陶磁器の質感がよく出ていて、圧倒されます。
https://youtu.be/h_aC8pGY1aY

Origami - ESMA 2012
舞台は日本のようですが、中国のようでもあり、ジャポニスムを髣髴とさせるようなエキゾチックな趣きがあります。折り紙が求道の手段となっているような不思議な雰囲気。
https://youtu.be/WSHJ1R5_faw

Angle Mort - ESMA 2012
国際的な高度セキュリティ機関に雇われた女性の鬼気迫る脱出劇。女性の個性的な顔(顔の骨格が、というべきか)がとても印象的です。
https://youtu.be/zRjt7qgwUfo

The Short Story of a Fox and a Mouse - ESMA 2015
雪原でキツネに追われるネズミ。ネタバレになりますが、心が洗われるような結末です。
https://youtu.be/k6kCwj0Sk4s

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2019年12月20日 (金)

ツイッターで流れてきた、ニコライ・リョーリフ(ニコラス・レーリッヒ)とアルヒープ・クインジの絵

ツイッターで、ニコライ・リョーリフ『後悔』が流れてきました。わたしにはアグニ・ヨガの伝達者でありモリヤ大師の弟子ニコラス・レーリッヒ(1874-1947)というイメージが強いのですが、ツイッターで流れてくると、嬉しくなります。

ニコライ・リョーリフで検索すると、次のようなツイートもありました。

レーリッヒの山の絵は清浄で美しいですが、わたしが知らなかったアルヒープ・クインジという人の山の絵も美しいですね。

アルヒープ・クインジについてウィキペディアで見ると、クインジはレーリッヒの絵の師匠だったようですね。納得。

門人には、アルカーディ・ルィコフやニコライ・レーリヒ、コンスタンチン・ボガイェフスキーらがいる。
「アルヒープ・クインジ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2019年9月30日 02:11 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

今年は、あいちトリエンナーレ、ジャパン・アンリミテッドの件などで、衝撃と悲しみを覚えました。

こうした絵を見ていると、あのようなものとは別次元のものだという気がします。

人間の美醜を描き尽くすには、あのようなイデオロギーに囚われた表面的手法ではおよそ描けないものだと思います。

日本の美術界、侵食されてしまっているようで・・・・・・大丈夫でしょうか。今後も注視していきたいと思っています。

カテゴリー「あいちトリエンナーレ/ジャパン・アンリミテッド」の23件の記事
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2019年11月23日 (土)

ヘイトスピーチ解消法に関する小野田紀美議員の秀逸な国会質疑と、shinさんの働きかけ

カテゴリー「あいちトリエンナーレ/ジャパン・アンリミテッド」
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第一次大戦後のパリ講和会議の国際連盟委員会において、日本は世界で最初に人種差別撤廃を提案しました。この提案は流れてしまいます。その後に起こった第二次大戦を戦った日本の動機は、パリ講和会議のときの日本の思いに反するものではなかったことは、「米國及英國ニ對スル宣戰ノ詔書(開戦の詔勅)」を読めばわかります。

日本の人種差別撤廃提案と開戦の詔勅には整合性があるのです。

以前は日本版ウィキペディアに開戦の詔勅の原文と口語訳を紹介したページがあったはずですが、なぜ削除されたのでしょうか? どなたか新しいページを立ち上げていただけないでしょうか?

いずれにしても、「米國及英國ニ對スル宣戰ノ詔書」はパブリックドメイン文書となっており、WIKISAUCEでも閲覧できます。優れた口語訳は、以下の著書の中の「大東亜戦争 開戦の詔勅」に置かれています。

玉音放送を伝える会 太田一水『終戦の詔勅』
https://r.binb.jp/epm/e1_30858_14082016143927/

ジャパンバッシングが国内外で起きるようになり、日本を思う人々は第二次大戦を戦った日本の真意を確かめようと、資料発掘を始めました。このような動きから一般日本人が右傾化したと見なすのは不適切な解釈で、このような行動はレジスタンスと位置づけられるべきものです。

そして、前掲の資料発掘によって、当時の世界情勢から見た日本の戦い方が「米國及英國ニ對スル宣戰ノ詔書」に則ったものであったことがはっきりしてきました。

わたしは今、過去記事で話題にした田中保善『泣き虫軍医物語』(毎日新聞社、1980)を読んでいますが、率直な筆致で著された飾らぬ本の内容から当時の日本の軍人の行動様式及び思考傾向が浮かび上がってきて、この確信を強めているところです。

本の内容は、別記事で紹介する予定です。祐徳稲荷神社の創健者である花山院萬子媛を調べる過程で、資料として蒐集した中にあった本でした。

あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」、ウィーン芸術祭の「ジャパン・アンリミテッド」といった両展覧会とヘイトスピーチ解消法との関係を探るためには、このような前置きが必要でした。

カテゴリー「あいちトリエンナーレ/ジャパン・アンリミテッド」の過去記事を参照していただければ、両展覧会の内容が日本ヘイト(日本憎悪)に満ちているからだということがおわかりいただけるはずです。槍玉に挙げられるのが大日本帝国であり、昭和天皇であり、英霊なのです。

仮に、第二次大戦を大東亜戦争として戦った日本の行動と考えが誤ったものだったと見なす向きがあったとしても、だから日本と日本人を対象とした差別やヘイトスピーチが許されると思うのは、とんだ勘違いです。

これは国連総会によって1963年に採択された人種差別撤廃宣言、1965年12月21日に採択された条約「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約(人種差別撤廃条約)」にも反することですが、このような勘違いは、なぜ起きてきたのでしょうか?

常識から考えれば、あり得ない勘違いです。しかし、倫理観も道徳意識も低下した今の日本ではあり得ることのようです。

それは、2016年6月3日に公布、施行された「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」(略称はヘイトスピーチ解消法、ヘイトスピーチ対策法、ヘイトスピーチ規制法)の誤用によるところが大きいと思われます。

以下のツイートから、リンク先のJcastニュース記事全文を閲覧してください。何て歪んだ、危険な発想でしょう。これが弁護士の言葉なのです。「『日本人を殺せ』と国内で言っても差別でない」とツイッターで女性弁護士が発言した翌年、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」が公布・施行されました。

以来、日本人に対するヘイトスピーチが横行しています。ヘイトスビーチ解消法は、「本邦外出身者」と「本邦出身者」の分断、対立を招く欠陥法といっていいと思います。

「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」から「本邦外出身者に対する」という部分を削除すればいいではありませんか。「不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」、これでいいはずです。なんびとに対しても、不当な差別的言動はあってはならないものですから。

あいちトリエンナーレ、ウィーン芸術祭の問題も、この延長線上に存在しています。shinさんはこの問題について、あいちトリエンナーレのときから精力的に情報発信してこられました。

あいちトリエンナーレの件で、shinさんの働きかけに応えてくださった方々の中に、小野田紀美議員がいらっしゃいました。小野田議員はこのヘイトスピーチ解消法に関しても、2019年11月14日の参議院・法務委員会において、すばらしい質疑を行われました。

このとき、法務省の人権擁護局の特集ページ「ヘイトスピーチに焦点をあてた啓発活動」の文面には、以下の文章がありませんでした(付帯決議へのリンクがあるのみでした)。これは、小野田議員の指摘、要請によって付け加えられたものなのです。

なお, ヘイトスピーチ解消法第2条が規定する「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」以外のものであれば,いかなる差別的言動であっても許されるとの理解は誤りであり(下記の附帯決議を参照してください。),本邦外出身者に対するものであるか否かを問わず,国籍,人種,民族等を理由として,差別意識を助長し又は誘発する目的で行われる排他的言動はあってはならないものです。

出典:「ヘイトスピーチに焦点を当てた啓発活動」(法務省) (http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00108.htmlL) (2019年11月23日アクセス)

以下の動画で、このときの小野田議員の質疑全部を視聴できます。

 

あいちトリエンナーレの次はひろしまトリエンナーレ問題が控えていますが、川崎市のヘイト禁止条例案も論議を呼んでいます。

この法案のベースにはヘイトスピーチ解消法があるわけですが、付帯決議の内容はどうやら、こぼれ落ちています。

以下の動画は、わかりやすく問題点を指摘しています。

 

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2019年11月 7日 (木)

芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回

カテゴリー「あいちトリエンナーレ/ジャパン・アンリミテッド」
https://elder.tea-nifty.com/blog/cat24228090/index.html

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当カテゴリーの前記事に書いたように、あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」と同系の展示会「JAPAN UNLIMITED(ジャパン・アンリミテッド)」が、芸術の都ウィーンで開催されています。開催期間は、9月26日~11月24日です。

日本オーストリア友好150周年事業と位置づけられている芸術祭です。公式ロゴの使用を許可されることによって、在オーストリア(ウィーン)日本国大使館の公式イベントとして開催されていましたが、日本大使館は5日までに公認を取り消しました。

公式ロゴが使えなくなるだけで、展示会は続いているとのことです。左派は「検閲」と騒いでいますが、そうではない証拠ですね。

キュレーターはマルチェロ・ファラベゴリ(Marcello Farabegoli)。次の方々が、出展アーティストです。

Makoto Aida (JPN), Chim↑Pom (JPN), Gianmaria Gava (ITA/AUT), Edgar Honetschläger (AUT), Sachiko Kazama (JPN), BuBu de la Madeleine (JPN) & Yoshiko Shimada (JPN), Midori Mitamura (JPN), Ryts Monet (ITA/AUT), Yoshinori Niwa (JPN), Jake Knight (GBR), Tomoko Sawada (JPN), Sputniko! (JPN/GBR), Ryudai Takano (JPN), Shinpei Takeda (JPN), Momoyo Torimitsu (JPN), Hana Usui (JPN/AUT), Tomoko Yoneda (JPN), Naoko Yoshimoto (JPN)

次の方々が「表現の不自由展・その後」の出展作家でした。

安世鴻(AHN Sehong),大浦信行(OURA Nobuyuki),大橋藍(OHASHI Ai),岡本光博(OKAMOTO Mitsuhiro),キム・ソギョン/キム・ウンソン(KIM Seo kyung , KIM Eun sung),作者非公開(Undisclosed author),小泉明郎(KOIZUMI Meiro),嶋田美子(SHIMADA Yoshiko),白川昌生(SHIRAKAWA Yoshio),趙延修(CHO yonsu),Chim↑Pom,中垣克久(NAKAGAKI Katsuhisa),永幡幸司(NAGAHATA Koji),藤江民(FUJIE Tami),マネキンフラッシュモブ(Mannequin Flash Mob),横尾忠則(YOKOO Tadanori)

Chim↑Pomが、「表現の不自由展・その後」と「ジャパン・アンリミテッド」の双方に出展しています。

shinさんの次のツイートに、展示の一部が紹介されています。

この事件は、国家の命運にかかわるものでした。

shinさんはそのことを見抜いて、目覚ましい働きを示されました。決して諦めることなく、ツイッター民を叱咤激励しながら国会議員や保守論客に働きかけ、攻撃にも負けない、すばらしいリーダーシップぶりでした。わたしはリツイートによる拡散くらいしかできませんでしたが、今回ツイッター民の一人になれた気がしています。

愛知、広島でのトリエンナーレ、ウィーン芸術祭における「ジャパン・アンリミテッド」への動きを見ていると、そのやり口が見えてきます。

芸術を目眩ましの道具に政府のお墨付きを得て、芸術の名の下に国内外への反日プロパガンダを拡げ、あわよくば資金調達も行おうという一石二鳥を目論む、反日勢力による利権形成。

その動きを食い止める働きをツイッター民が行った……このことは、これまでの脆弱な日本のありかたを変える発端となると思います。といっても、まだまだ油断はできません。

産経新聞の記事は共同通信の記事が引用されたものですが、それでは安倍政権批判が封じられたとの印象操作がなされるとshinさんは産経新聞に警告し、事件の一連の流れをTogetterにまとめてくださっています。

 

shinさんのツイートで紹介されていた、今回の件で動いてくださった方々です。そのまま引用させていただきます。

小野田紀美議員
外交部会に問題提起

大西宏幸議員
外務省に問い合わせ

長尾たかし議員
外務省に適切な対処を指示

坂東忠信さん
問題を大きく取り上げ外務省等の動きをツイート

上念司さん
虎ノ門ニュースでも問題に言及したり情報発信

その上念司氏が出演なさった「虎ノ門ニュース」の動画を紹介します。

文化人放送局の次の2本の動画でも採り上げられています。

#127前編 【生田×山岡×山田×長尾】生田のいくバズ
2019/11/02
https://youtu.be/FUdvB4t9sXg
11:08~15:35

#127後編 【生田×山岡×山田×長尾】生田のいくバズ
2019/11/02
https://youtu.be/YlZqUdBN6z0
0:10~15:36

会田誠氏はChim↑Pomの師匠格だそうですが、shinさんにひどい恫喝を行いました。

大西議員は、警察に相談することを勧めておられます。このようなこととは無関係な美の世界が、本来の芸術であるはずです。shinさんの身を案ずる日本中のツイッター民が会田氏に注目しています。否、今や、注目しているのはツイッター民だけではありません。

以下の動画もわかりやすく、温かみのある解説ですので、貼っておきます。

【ネット民大勝利】虎ノ門ニュースで絶賛!公認撤回「JAPAN UNLIMITED」|みやわきチャンネル(仮)
2019/11/07
https://youtu.be/IRS06STD83E


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2019年10月30日 (水)

あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。

カテゴリー「あいちトリエンナーレ/ジャパン・アンリミテッド」
https://elder.tea-nifty.com/blog/cat24228090/index.html

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あいちトリエンナーレと同意企の美術展示会「JAPAN UNLIMITED(ジャパン・アンリミテッド)」(9月26日~11月24日)が、オーストリアで、在オーストリア(ウィーン)日本国大使館の公式イベントとして開催されています。日本オーストリア友好150周年事業と位置づけられているものです。

その17」で書いたように、わたしはこのことを、これまでのようにツイッターで知りました。

shin (@shin_shr190506) さんがずいぶん精力的に動いてくださって、わたしに確認できたところでは、安倍首相、茂木外務大臣、若宮外務副大臣、大西宏幸議員、長尾たかし議員、板東忠信さん、小野田紀美議員、上念司さん、高須克弥先生といった方々に働きかけていらっしゃいました。

その中で、小野田紀美議員が自民外交部会でこの件を問題提起され、また自民党の大西議員から外務省に問い合わせが行われたことは「その17」で書いた通りです。

shinさんが最新状況をツイートしてくださったので、お伝えしておきます。

shinさんが働きかけられた前掲の人々の中の自民党・長尾たかし議員が追及しておられ、また外務省も動いているとのことです。

以下が、shinさんに対する長尾たかし議員の返信ツイートです。

ただ、「使用許可のハードルが低いロゴマーク」という長尾議員の認識に対しては、「日本オーストリア友好150周年事業の公募ガイドライン 平30年7月23日」に照らして考えると、疑問が湧きます。shinさんも以下の2点について、長尾議員に注意を呼びかけておられます。

① 【日本オーストリア友好150周年事業の公募ガイドライン】の記載要項によると、ロゴ使用は容易ではなく二週間の審査が必要では?

②「JAPAN UNLIMITED」はこの応募要項に則らず、簡単にロゴ使用を認められたのか?

この二点を、外務省や大使館に確認すべきと考えます。

「ジャパン・アンリミテッド」の件に関しては、shinさんがおっしゃるように、ツイッターからの訴えが国会議員と外務省を動かしたのです。

shinさんの熱誠なる働きかけに感動したわたしは、感謝の気持ちを込めてメッセージを送りました。「shinさんのご尽力に感謝、感動しています。日本の名誉を守り、芸術や国際交流を大切にしようという熱い思いが伝わってきます。小野田議員が自民外交部会でこの件を問題提起され、大西議員から外務省に問い合わせが行われたのは、shinさんの働きかけあってのことでした。ツイッターって使えるんですね

純文学界が完全に左傾化しており、そのことに日本文学の危機を覚えたわたしは、文学運動――というと大げさですが、問題提起となるような同人雑誌が作れないかと思い、仲間を探しました。ですが、賞狙いに勤しむ人々ばかりで、一人も見つけることができませんでした。

真剣に純文学のことを思っている人が日本にいないわけではないでしょうが、わたしは巡り会えませんでした。

そのようなわたしには、shinさんの存在がとても清々しく感じられました。

ところで、一連の今回の事件で敵(?)ながらあっぱれと思ったことがありました。文化庁など公的機関が行う企画や助成などの利用が上手であるということです。彼らの場合はそれが悪用になってしまっているからいけないのですが、正しく利用できれば、大きな力となります。

一般の個々の創作者はどの芸術分野においても、組織作りや連携が苦手なように見えます。この点だけは左派を見習うべきでしょうね。

祐徳稲荷神社を創建した花山院萬子媛をシテとした新作能のプランは、何しろずぶの素人ですから、まだ候文の書き方を勉強している段階です。

候文には鹿島藩日記を読むことでいくらかは慣れ、それほど難しくはないはずですが、これをいざ書くとなると難しいかもしれません。

そうろ・う【候う】サウラフ
〔古〕
㊀〘自四〙「ある」の意の丁重語。あります。また、「おる」「いる」の意の丁重語。おります。
「それがしはこちらに━」
㊁〘補動四〙《「に(て)」「で」や形容詞(型活用語の)連用形を受けて》「ある」の意の丁寧語。…ございます。…あります。…です。
「御帰国された次第に━」「御相談申し上げたく━」
㊂〘助動 四型〙《動詞の連用形に付いて》丁寧の意を表す。…ます。
「大慶に存じ━」
◆「候(そろ)」とも。
[表記]終止・連体形では慣用的に「候」のように、送りがなをつけないことも多い。
北原保雄 (編)『明鏡国語辞典 第二版』(大修館書店; 第二版 、2010)

話が脇道へ逸れました。当ブログにアップしている萬子媛の研究ノートで、はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」にアップしていないものをまとめてアップしておかなければと思っています。その作業に入ります。

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2019年10月29日 (火)

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。

カテゴリー「あいちトリエンナーレ」
https://elder.tea-nifty.com/blog/cat24228090/index.html

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またしても、新たな事実が発覚しました。

ざっと復習しますと、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が芸術性のない、反日プロパガンダであったことを過去記事で確認しました。また、同意企のイベントが来年広島でも開催の予定であることをご報告しました。

発覚した新たな事実というのは、オーストリアの日本大使館の公式イベントとして開催されている美術展示会「JAPAN UNLIMITED」(9月26日~11月24日)も、あいち・ひろしまトリエンナーレと同意企のイベントであることがわかったことです。

わたしはこのことを、これまでのようにツイッターで知りました。

shin (@shin_shr190506) さんが、日本国の名誉のためにずいぶん精力的に動いてくださっています。shinさんが働きかけられた方々は、わたしに確認できたところでは、安倍首相、茂木外務大臣、若宮外務副大臣、大西宏幸議員、長尾たかし議員、板東忠信さん、小野田紀美議員、上念司さん、高須克弥先生といった方々です。

その中で、小野田紀美議員が自民外交部会でこの件を問題提起され、また自民党の大西議員から外務省に問い合わせが行われました。

外務省の回答は、日本国民として、到底納得できるものではありません。

日本の在外公館(世界各地に存在する、大使館、総領事館、政府代表部、日本国政府在外事務所の総称)は、説明するまでもありませんが、外務省に所属します。

shinさんがおっしゃるように、わたしもこれは国際問題だと捉えています。shinさんは怒りに燃えておられます。正義の怒りです。わたしも同様に怒りに燃えています。

外務省のホームページに「「当ウェブサイトへのリンクは原則として自由ですので,許可は不要です。トップページだけでなく,個別情報ページへのリンクも同様です」とありますので、以下のページにリンクを張っておきます。

在オーストリア(ウィーン)日本国大使館(URL: https://www.at.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)

日本オーストリア友好150周年事業の公募ガイドライン
平成30年7月23日掲載
https://www.at.emb-japan.go.jp/itpr_ja/150yearsguideline.html

公募ガイドラインの「4.承認要件」をご覧ください。

(3)に「日墺両国の相互理解を深め,友好を促進するもの」とあります。また、(4)には「主催者が事業の一切の責任を負うもの」とあります。(5)には、「以下に該当しないもの。 公序良俗に反する,又は,オーストリアの法律に違反する事業。日本とオーストリアの友好関係を損なう事業。営利を目的とした事業又は公益性が乏しい事業。 特定の主義・主張又は宗教の普及を目的とする事業」とあります。

「JAPAN UNLIMITED[ジャパン・アンリミテッド]」は(3)(4)に反し、(5)に該当するとしか思えません。

彼らに国際問題の責任がとれますか? 日本オーストリア友好、芸術という概念から大きく逸脱する展覧会の開催は、日本だけではなく、それが行われた国をも侮辱する行為であることがわからないのでしょうか、わかってやっているのでしょうか。

外務省はなぜ承認したのか、追及されなければなりません。

幸いshinさんのご活躍で、多くの人々が「ジャパン・アンリミテッド」という、あいち・ひろしまトリエンナーレと同意企の奇異を衒った、悪質で幼稚な、ただもう恥ずかしい反日展覧会が開催されていることを知るところとなりました。

以下に、「ジャパン・アンリミテッド」に関するshinさんのツイートを貼らせていただきます。

shinさんがお書きになっているように、サイト「俺たちの備忘録」の記事『「ジャパン・アンリミテッド」は丸ごと反日プロパガンダ展なのか…!?』には、展覧会の内容について、わかりやすくまとめられています。ぜひ、ご閲覧ください。

 

 

shinさんへの大西議員の返信は、以下に貼ったツイートをご覧になればわかりますが、「外務省に確認しました。 外務省、大使館は後援や主催、共催の事実はないとのこと。しかしながら、友好150年のムードを高める旗をを作成し、民間事業者が友好ムードを高めるならばと使用を許可したとの事。問題の展示会もエンブレムを使用した可能性があると。/即位礼前に指摘を受けていたにも拘らず、対応が後手に回っていた事や、外務省の対応に大きな問題があるのは事実です。あいちトリエンナーレと同等の反日活動に友好の為に生まれた旗が利用された事に憤りを感じます。外務省に対して厳しく対処する様に指摘をしておきました」というものでした。

「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督をつとめた津田大介氏については、以下のような記事も出てきました。

 

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2019年10月25日 (金)

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。

カテゴリー「あいちトリエンナーレ」
https://elder.tea-nifty.com/blog/cat24228090/index.html

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8月1日(木)に開幕した「あいちトリエンナーレ2019」は10月14日、75日間の会期を終え、多くの問題を残して閉幕しました。

前記事を公開した後、「表現の不自由展・その後」で新たに問題となった作品がありました。Chim↑Pom(チン↑ポム)の映像作品「堪え難き気合い100連発」です。

この作品は、「気合い100連発」という作品から「福島」や「放射能」などの単語をあえてぼかして再編集したものだとか。「放射能最高!被曝最高!」と叫んでいます。

Chim↑Pomは、2005年に東京で結成された、6人からなるアーティスト集団だそうです。2008年には、広島の原爆ドームの上空に飛行機雲でピカッという文字を描いた作品を発表しています。

こうした映像作品は、どういった鑑賞者を想定したものなのでしょうか?

今、鑑賞と書きましたが、芸術作品を見たり聴いたりする場合に使う「鑑賞」という用語をこの作品に使うのは何かそぐわないものがあります。観覧、見物というべきでしょうか。このように思わせる点一つとっても、芸術から逸脱している作品だという気がします。 

福島の原発事故は不幸にして起きた事故であって、その原因を探れば、石油やLNG(液化天然ガス)などの資源が乏しい、わが国の苦しいエネルギー事情に行き着きます。一頃、脚光を浴びた太陽光発電も、今や問題点が顕在化してしまいました。

広島の原爆ドームは、1945年8月、アメリカ軍がわが国に投下した二発の原子爆弾のうちの一発の空爆により、当時は広島県産業奨励館と呼ばれていた建造物が被爆した姿です。

風刺なら、風刺する対象をまず明確にすべきで、風刺するからには、その対象とするものの徹底した研究が必要となってくるはずです。

前掲二つの映像作品がただの悪ふざけにしか見えないのは、これらがそうした過程を経ていない、つまりは芸術などと呼べるレベルには到底ないことを物語っています。

こんな幼稚な、芸術家気どりの連中に血税を使うなど愚か千万。わが国で大きな自然災害が起きるたびに駆り出される一方では、国防を担ってくださっている自衛隊の方々の待遇改善にこそ使ってほしいとわたしは切に願います。

「表現の不自由展・その後」に関わった大村知事、芸術監督・津田大介氏は統一教会と関係のあることが明らかとなり、企画展の意図をめぐる疑惑を深めることとなりました。

統一教会で合同結婚式を挙げたことで有名になった、当時のアイドル歌手・桜田淳子は、わたしと同世代です。

大学生の頃、統一教会の勧誘が盛んでした。同じ文芸部だった同学年の女子が統一教会の合宿所に連れて行かれ、帰ってきたときは別人のようになっていました。

統一教会の合宿では、日本人が朝鮮人にあたかも残虐非道なことをしたかのような凄惨極まる映画を繰り返し見せられたようです。薬剤師の卵で綺麗な人でしたが、廃人のようになって、父親が彼女を家に連れ帰り、結局退学してしまいました。

今思えば、捏造だったに違いないひどい内容の映画に、うら若き彼女は耐えられなかったのでしょう。霊感商法には、母と母の友人が騙されましたっけ。警戒が必要な組織です。ウィキペディアから引用します。

世界平和統一家庭連合(せかいへいわとういつかていれんごう、英語: Family Federation for World Peace and Unification、略称:FFWPU)は、朝鮮半島のキリスト教の土壌から発生した宗教法人である。文鮮明(1920年- 2012年)によって、1954年に韓国で創設された。旧名称は、世界基督教統一神霊協会(せかいキリストきょうとういつしんれいきょうかい、英語: Holy Spirit Association for the Unification of World Christianity)である。
(略)
その神学は、仏教、儒教、道教、シャーマニズム、韓国のキリスト教の影響を受けており、西洋的文脈になじまない信念も見られる。救世主が再臨しており、それが文鮮明であると考えることなどから、エホバの証人・モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)と共に、ほぼ全てのキリスト教会から異端と見なされている。戦後の外来宗教としては古い部類であり、ミッション(伝道団)であると考えるならば、その中では日本で最も勢力を拡大している。日本では多くの社会問題を起こしたことから、社会的評価は低いが、政治家との強い関係や経済組織を持ち、数十万の日本人を活動に巻き込み、現在も数万人の熱心な日本人信者を持つなど、社会的影響力は弱いものではない。
2012年には開祖文鮮明が死去し、すでに世界平和統一家庭連合の総裁であった妻の韓鶴子が、組織の責任者となった。統一教会旗下には、勝共連合という反共政治団体、純潔教育やジェンダーフリー・バッシングを行う市民運動体、統一教会信者向けの商品を製造販売する会社、信者が物販する商品を卸す会社、世界日報やワシントンタイムズという新聞社や信者向け出版を行う光言社という出版社、平和運動や社会事業に市民を勧誘するNGO・NPO組織など、様々な組織がある。
教団内婚制をとり、教祖のインスピレーションに従って信者同士で結婚する。小規模な閉鎖的コミュニティを除き、教団内婚制をとる巨大教団はほかには見られない。この「合同結婚式」(信者は「祝福」と呼ぶ)で家庭を持った日本人の信者数は、1万組をはるかに超えている。2000年代に入り国際結婚が急増しており、韓国人男性と結婚し韓国で暮らす日本人女性信者も7千人ほどいる。教団内婚制で世代が再生産されるため、ピークを越えたとはいえ教団の持続力は強い。教団内婚制も、カルト視されたりマインド・コントロール疑惑が持ち上がる一因になっている。
「世界平和統一家庭連合」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年10月22日 15:23 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

「表現の不自由展・その後」の内容の洗脳めいた、陰湿そのものの雰囲気が統一教会から受ける印象とそっくりではありませんか。

渡邊哲也氏のおっしゃることが本当だとすれば、津田氏が学芸員の資格を持っていないにも拘わらず、博物館・美術館などの展覧会の企画・構成・運営などをつかさどる専門職員「キュレーター」として「あいちトリエンナーレ2019」の仕事をしたとすれば、大いに問題ではないでしょうか。

こんなインチキ臭い人々が幅を利かせることができるということは、その裏側で発表の場を持てないままに潰されていく、本物の芸術家やその卵が沢山おられるということだと思います。

能楽継承に危機感、という記事に愕然とさせられます。能楽は、今流行の言葉でいえば、伝統に裏付けられた「間違いのないやつ」です。「表現の不自由展・その後」のような素性の知れない、美のかけらもない、気持ちの悪いだけの展覧会に血税を使うくらいなら、こちらに使ってほしい。

ところが、呆れたことに、愛知県が――というより大村知事が、でしょうが――補助金不交付は不当だとして、24日、文化庁に不服申し出書を提出したそうです。

そればかりか、「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」が三原市・尾道市・福山市を開催エリア、2020/9/12(土)~11/15(日)の65日間を会期として開催される予定だというのです。

それには、全体で2億6,400万の税金が使われるそうで、県や市がお金を出し、文化庁が助成をするという構造は変わらないとか。そして、「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」で問題となった作品が、広島でも使われるそうです。

プレイベントを取材したKAZUYA氏の動画をご覧ください。

個人情報を書かされ、そのことに怯えなければならない芸術祭。そんな芸術祭、芸術祭なんかではありませんね。くわばら、くわばら。

 

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2019年10月 8日 (火)

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その15。10月8日午後再開。河村市長の座り込み抗議、赤に白一点のフォーラム。田中保善『泣き虫軍医物語』。

物議を醸し続けている「あいちトリエンナーレ 2019」の企画展「表現の不自由展・その後」ですが、本日――10月8日午後、再開の予定だそうです。

これに異を唱えてきた名古屋市の河村たかし市長が、その再開に合わせて、抗議の座り込みをなさるそうです。また、河村市長は7日、18日が支払い期限の市が負担する開催費用の一部約3380万円について、支払い留保の考えを記者団に明らかにしました。

入場者には教育プログラムを受けさせるのだそうです。このやりかたは石平氏がおっしゃる通り、共産党の洗脳を連想させます。

 

「ひろしまトリエンナーレ2020」のプレイベントにあたる企画展が10月5日、広島県尾道市の離島、百島で始まったそうで、これも大同小異のひどいものであるようです。わたしも、西村氏のご意見に同感です。

あいちトリエンナーレのあり方検討委員会とあいちトリエンナーレ実行委員会が主催する国際フォーラム「『情の時代』における表現の自由と芸術」の第1日「表現の自由と芸術、社会」が2019年10月5日(土)13時から17時まで、愛知芸術文化センターで開かれました。

それを記録した動画の中で、「国家や一部の人々を傷つけたり驚かせたり混乱させるものも表現の自由として保証される」などという、司会者のとんでもない発言がありました。日本国憲法第12条に真っ向から挑戦する発言であり、これはもはや芸術とは無関係なテロリストの発想です。 

第一二条[自由・権利の保持義務、濫用の禁止、利用の責任]この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

フォーラムの最後で良識的な発言がありました。それを司会者が潰した格好でフォーラムは終了し、芸術監督・津田大介氏がオマケの大あくびをしました。

日本人が大東亜戦争と呼び、終戦後、GHQによって「戦時用語」として使用が禁止され、太平洋戦争などと呼ばれるようになった先の戦争を、左翼がプロパガンダに絶賛活用中です。

彼らの脳内では、その戦争において、大日本帝国軍人は天皇陛下の命により、植民地戦争を繰り広げて残虐行為を行ったということになっています。そして、これら軍人の性の相手を朝鮮人の従軍慰安婦がさせられ、ひどい扱いを受けたということにもなっています。

「表現の不自由展・その後」の展示作品も、この二点に依拠したものです。この二点が覆ってもなお芸術作品として何か優れたものが残る作品が一点でもあるのでしょうか。

そもそも、どなたの御写真であろうが、それを焼いたり踏みつけたりする行為、また死者を冒涜する行為は、日本人の感性には到底馴染まないものです。日本人は古来、礼節を尊ぶ国民性です。

祐徳稲荷神社の創健社、花山院萬子媛に祈って何度となく命を救われたとお書きになっている田中保善氏の御著書『泣き虫軍医物語』(毎日新聞社、昭和55年)が届きました。

戦争末期の昭和19年7月、町の開業医だった著者が軍医として応召、戦地ボルネオを中心とした体験記録です。

愛媛の古書店からの発送で、310円。経年劣化で中身は黄ばんでいるものの、美品といってよい商品でした。中表紙に付された青年軍医のきりっとした童顔の御写真を見たとき、思い出しました。

小学校だったか中学校だったかは忘れましたが、集団予防接種のとき、見かけたお顔です。上品な、優しそうなお顔。昔のことで、記憶は確かではありませんが……

プロフィールから引用します。

明治42年鹿島市に生まれる。鹿島中学旧制佐賀高を経て昭和10年九州帝大医学部卒、同12年鹿島市で開業。同19年7月応招。同21年4月復員…

まだ読んでいる途中なので、記事を改めてレビューを書きたいと思っています。

ちょっとだけ書いておくと、従軍慰安婦は出てきませんが、慰安婦(公娼)は結構出てきます。日本の娘だけでなく、「朝鮮や台湾の娘もおり、時にはジャワ島から来たジャワ娘もいた」(73頁)とあります。連れてこられたではなく、「来た」とありますよ。

信憑性の薄い河野談話が発表されたのは平成5年(1993)、田中氏の御著書が上梓されたのはそれを遡ること13年、昭和55年(1980)です。率直でユーモラスな筆致が特徴的なこの体験記には、様々なことが赤裸々に書かれています。

慰安婦達との恋愛遊戯のようなこともよくあったようで、田中氏は千代龍という美女に一目惚れ。こんなことを書いて、奥様に叱られなかったでしょうか。千代龍というのは源氏名でしょう。

日本軍がクダット地区を撤退するとき、酋長は部下幹部と共に涙を流して悲しみ、次のように言ったと書かれています。

クダットを撤退するのは思いとどまって下さい。他の新鋭部隊でなく今のあなた達でよい。日本軍がいなくなって、またもし白人が来たら、我々はまた人間扱いはされない。日本軍は私達を同等に扱ってくれた。我々と同じ物を食べ、一緒に同席してくれた。また赤十字をつけた兵隊さんからは我々の仲間が病気を治療してもらって沢山助けられている。どうか日本軍の皆さん、クダットに残っては下さらないでしょうか。日本軍の代わりに白人が来たら、我々はまた奴隷にされてしまいます。(131~132頁)

田中氏のこの御著書だけでも、左翼がしがみついている前掲二点を覆すことができます。「勝てば官軍、負ければ賊軍」といいますけれど、勝った側って、本当に嘘つきですね。

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2019年10月 5日 (土)

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その14。再開の動きのある中で浮上した、補助金詐欺疑惑。

愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で中止となった企画展「表現の不自由展・その後」ですが、以下の愛知県議会議議員のツイートが示す、不透明な状況下で、再開の動きが出ています。

再開する時期は10月6~8日の方向だということですが、ここへきて、補助金詐欺疑惑が出てきました。

明日は6日ですが、本当に再開されるのでしょうか。メディアはおそらく補助金詐欺疑惑に関してはおおむねスルーでしょう。出版界の現状を伝える以下の貴重なツイート。

あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」では、慰安婦像はじめ、昭和天皇、特攻隊を貶める作品が展示されていました。それを再び日本人の目に晒すつもりなのでしょうか。

ここまでするのであれば、日本人が大東亜戦争と呼び、戦後、GHQによって戦時用語として使用が禁止され、太平洋戦争などと呼ぶようになった戦争について、公平に検証すべきです。

否、既に検証は充分なされたといっていい段階にきているのですから、メディアがそれを海外にまで拡散してくれればいいだけの話なのです。反日に染まりきっていて、彼らはそれをしようとはしません。

「欧米諸国によるアジアの植民地を解放し、大東亜共栄圏を設立してアジアの自立を目指す」、という理念と構想を元に始まった大東亜戦争が、アジアの植民地の宗主国を中心に構成された連合国側にとっては都合が悪かったため、終戦後にはGHQによって「戦時用語」として使用が禁止され、「太平洋戦争」などの語がかわって用いられた。
「大東亜戦争」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年8月16日 04:16 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

戦争をするに当たっての日本のこうした理念と構想は、開戦の詔勅に簡潔に書かれています。開戦の詔勅、終戦の詔勅の内容を日本人は学校で教わることがありません。

前の記事で書いたように、萬子媛のイメージ像をモデルとした新作能を書いている途中ですが、戦時中、萬子媛に度重なる危機を助けられたとお書きになっている田中保善氏が軍医として行かれたというボルネオについて調べていました。

コタブルトのアバラ屋と書かれている箇所を読むと、ジャングルの中なのだろうかと思い、これは凄惨なボルネオの戦いというイメージにぴったりくるものでした。ですが、クダット県知事公舎、大きな医務室などと書かれていると、整備された地域もあるのだろうと思いました。それは、植民政策を行っていたオランダかイギリスが整備したものを日本軍が占領したのだろうかと思い……当時の状況が全くわからなくなりました。

連合軍の攻撃で悲惨になる前のボルネオの状況を知りたいと思いました。今でもジャングルで有名なボルネオは、ボルネオの戦いで悲惨になる前から悲惨なところだったのでしょうか。

今のボルネオは親日だそうで、特にブルネイがそうだと知り、ウィキペディアを閲覧しました。

第二次世界大戦が始まり、この地を支配していたイギリスを日本軍が排除した結果、1942年より日本の戦時統治が始まり、ブルネイ県が設置される。
木村強がブルネイ県知事として着任した。
木村強は約1年間ブルネイ県知事を勤めて最初に軍部の反対を抑えて、多くのインフラ設備と公共設備投資をして、後のブルネイの経済発展をさせた。後に首狩り族とブルネイで恐れられ、日本軍に抵抗し戦い、その日本軍の兵士も捕まえて首を切ったとされているイバン族を必死に説得して協力させ、ブルネイの発展に作業させた。ブルネイ国王のアマド・タジュディンはイバン族を全滅させようとしたが、木村強は何とかしてイバン族の命を救った。そして1年のブルネイ県知事を終えた。
「ブルネイの歴史」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年8月29日 01:28 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

石油がほしいというだけでは、首狩り族を保護するようなことまではしないでしょう。以下のブログには、詳しいことが書かれています。植民地として利用されるだけで貧しかったボルネイを日本は人道的なやりかたで、豊かなところに変えていきました。日本人がブルネイの人々と一緒に平和な、豊かな場所に変えていったところへ、連合軍が攻撃をしかけてそれを滅茶苦茶にしたというわけです。

「【親日感動秘話】ブルネイを救った伝説の日本人」『にゃんころりんのらくがき』。2016年06月06日 13:47 UTC、URL: https://ameblo.jp/ba7-777/entry-12167914277.html

そういえば最近、ペリリューの戦いで知られるパラオについても調べて、感動したばかりでした。

2019年9月16日 (月)
あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その13。「開戦の詔勅」から「表現の不自由展・その後」まで、ツイートを時系列に。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2019/09/post-dcf82f.html

太平洋戦争について調べるとき、こうした「発見」は沢山出てきます。そうした国々が今も親日であることが、何よりの証拠です。日本人にとって、太平洋戦争はまぎれもなく大東亜戦争だったのです。

戦時中の日本人の美しい行為は、江戸初期生まれの萬子媛が神社という神域から今なお続けておられる行為に重なるものがあります。日本人にはこうした一筋の美しい流れがあり、それを絶やしてはいけないと思います。これほどのものを作り上げた文化は尊重され、継承されるべきものであって、貶められるべきものではありません。

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