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2021年3月29日 (月)

第164回芥川賞受賞作品、宇佐見りん「推し、燃ゆ」を読んで

この作品には、語り手を選択する時点での問題がある。呆れたことに、このことを指摘した選考委員はいない。

発達障害のある若い女性「あかり」が、一人称の語り手として設定されている。ここに無理がありはしないだろうか。

あかりに発達障害があると作中で明記されているわけではないのだが、高校中退に至る経緯や、「働け、働けって。できないんだよ。病院で言われたの、知らないの。あたし普通じゃないんだよ」といった言葉などから、そのように推測できる。

わたしは作者が発達障害の持ち主ではないことを前提として話を進めるが、その場合、発達障害を持つ人物になりきるための困難さが伴う。

それを克服しながら創作を進めたとしても、書く内容にかなりの制限が加わってくることが予測できる。従って、発達障害のある人物を語り手とするには創作技法上のリスクが高いように思われるのだ。

発達障害は人によって症状は様々であり、個人差が大きいようだが、たまたま、娘の前職場での相棒――同僚――が発達障害の持ち主で、対応に苦慮していた娘から彼女の話をよく聞かされたため、わたしは期せずして発達障害の特徴を学習したのであった。

娘が当時、勤務していた病院にわたしは通院しており、その発達障害の若い20代の女性と接したことが何度かあるため、描写することはできる。発達障害を、ではなく、発達障害を抱えた彼女という人を描写することはできる。

これが家族とか友人であれば、当人が気づかない部分を克明に描写することも可能となってくるだろう。

そのような視点で――家族や友人、あるいは作者自らを語り手として――描くほうが主人公あかりを純文学的に深く扱えるのではないだろうか。

あかりに合わせた工夫なのか、雑然とした汚い――といっては語弊があろうが――文章がだらだらと続く中に、作者本来の文章かと思わせるカラーの異なる文章が混じるという違和感も、語り手の選択によってはなくすことが可能である。

純文学小説の持ち味である、文章の冴えを発揮するためにも、語り手の選択には慎重さが要求されるはずだ。

「原級留置」と言われた高校からの帰途で、あかりと母親は「実際には泣かなかったものの、二人とも泣き疲れたような顔をして歩いた」。落胆ぶりが鮮やかに表現されている。このような冴えた表現、彫琢した文章で作品を埋め尽くしてほしいものである。

「作者が発達障害の持ち主でない前提として話を進める」と冒頭で断ったのは、斑のある文章から作者があかりになりきれていないことが感じとれ、作者にはそうした障害はないに違いないと確信したためである。

尤も、作者本来の文章と思った部分に編集者の手が加わっていたとしたら、話は違ってくる。というのも、自身が発達障害であることを公表している小説家もおられるからである。まあ、インタビューからすると、完全な創作であるようだ。

病院勤めとなる以前には書店員だった娘がいうには、発達障害のある人物が登場するライトノベルは多いそうで、一種のブームを形成したという。

あかりは地下アイドルに夢中になっている。ここでも娘に教わった。地下アイドルとは、マイナーなアイドルのことらしい。作中では、友人成美の言葉を借りて、「触れ合えない地上より触れ合える地下」と解説されている。

娘の仕事上の相棒には、ほとんど崇拝といっていいような想いを向けている同性の友人がいた。元々彼女は美しい人が、あたかも美の象徴と捉えているかのように好きであり、美しい人には至極優しく接するという。そこに、同性愛――肉欲的――色彩はおそらくない。

観念的というか、精神至上主義的といえばいいのか、自身の気高い部分を託した存在とでもいうべきか。小学校高学年から精々中学1年くらいまでは、わたしにもそうした部分があった。

そのときとおそらくは同じで部分でわたしは、お亡くなりになった神智学の先生をご存命中と同じく敬愛し、霊感的に察知する萬子媛にもまた同様の想いがあるが、このかたがたは指針であり、理想像ではあるにしても、同じ女性としての経験から理想化もほどほどといった手加減が加わっているのである。

自分がなくしたものを彼女は思い出させてくれる。俗にいうなら、彼女は年齢より幼い印象を抱かせる。

病院の某科受付で彼女に接したとき、彼女のこうした精神傾向を垣間見た気がする。

初めて彼女に接し、娘がお世話になっている旨挨拶したとき、流し目でこちらを窺ってきた。「家政婦は見た!」というドラマを連想させるような、若い華奢な女性から勢い、おばさん臭さ、詮索臭さが匂って、それはそれは強烈な印象だった。

事務処理が済むのを――このときは娘が担当――受付で待っていると、ふと視線を感じた。彼女が離れたところからこちらをまっすぐに見ていた。

澄んだ、意志的なまなざしだった。一点の曇りも交えず、観察されていたに違いない。目が逸らされるまでのほんの一瞬のことだった。崇拝する女友達にはこの鉄壁な守りが花弁のようにほころびるのだろう。

わたしは『詩人の死』という日記体の短編小説を書いたことがある。障害を抱えた人の中にはこのような、ハッとさせられるまなざしを持つ人がいて、わたしが作品の中で詩人と呼んだ女性もそうだった。

健常人にはない類いの凝縮力、集中力、何か透徹した意識の存在が娘の仕事上の相棒と共通している。信頼できる、全身全霊を捧げ得る人を、彼女たちは血眼になって探してきたのだろう。

あかりのアイドルに対する想いには、そこまでのものはなく、もっとずっと俗っぽい感じを受ける。

わたしは娘の仕事上の相棒の内面世界に物書きとしての興味を持った。しかし、彼女は仕事上の相棒を次々と追い出す強者であり、一緒に取り組んだ「傾向と対策」のお陰か、あの病院で娘が彼女と最長期間を過ごした相棒となった。

一日でやめた人があり、「やめてほしい」と彼女に懇願した人があり、体調を崩してやめた人があり、といった具合だったのだ。契約期間が切れるころに転職先が見つかればいいと思っていた娘も結果的に――たまたま正社員の口があったからではあるが――、転職が早まったといえる。

感情の制御が効かないところがあって、そのとき彼女は小さな怪獣のようであるという。受付に気に入らない患者が来たあとは、紙をいつまでも切り刻んでいたり、ボールペンをノートに力任せに突き立てたり、汚い言葉を吐いたり、とめどなく自分のことをしゃべり続けたり………しかし、それは二人きりのときだけで、全く制御が効かないわけではないようだ。

一種の八つ当たりといえるのかもしれない。

受付の向こうでパソコンに向かっている彼女は背中がリラックスしていて、幸福そうに見えた。娘に、彼女は事務仕事が好きではないかと訊くと、得意だという。

一方的なことかもしれないが、受付の近くにいた間、わたしには彼女の感情がインスピレーションとしてよく伝わってきたのである。濁りのない意識、子供のように直情的だが、それこそが障害から来たものなのかもしれない。

前述したように、わたしは娘の仕事上の相棒の内面世界に物書きとしての興味を持ったが、小説「推し、燃ゆ」の語り手あかりには何の興味も持てなかった。

あかりという人物の輪郭がはっきりしない。作者に、それくらいの文章力しかないということである。

地下アイドルが引退するからといって、自分も「推し」(いわゆる、追っかけ)を卒業しなければならないと思うところに、わたしは異議がある。

選考委員の一人、吉田修一氏の「そもそも推しに依存して生きる人生の何がいけないのか、わからない」という言葉に同感である。

あかりにとって、「推し」に値するアイドルは、あくまで、「触れ合えそう」な存在でなければいけないということだろうか。娘の解説では「推し」には、地下アイドルを有名アイドルに育てる期待感も伴うものらしい。

いずれにせよ、あかりが執着した地下アイドルの描写はそれほど多いわけではなく、表現も陳腐で、あかり自身のことが雑な文章で延々と語られる部分が作品の大半を占めるため、読了するのが苦痛だった。

世慣れたおばさんが、趣味で――頭の中の整理がつかないまま――書いた小説のようだ。若い人の作品にしばしば秘められている、年寄りをときめかせるものがここにはなかった。

純文学的発見のないところに、純文学的収穫はなく、当作品を純文学小説と呼べるのか、わたしには甚だ疑問である。芥川賞は完全に村のイベントと化した。

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2021年3月24日 (水)

トーマス・マン『魔の山』の舞台で行われるダボス会議のテーマであるグレート・リセット、内閣府のムーンショット計画、新型コロナワクチン

内閣府のムーンショット計画をご存じでしょうか?

わたしは最近まで知らなかったので、以下のツイートのリンクから内閣府のホームページの中の「ムーンショット型研究開発制度」へ飛びました。

そして、「ムーンショット目標」を見たとき、「1.人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」に目が釘付けになりました。

ムーンショット目標

  1. 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 詳細はこちら
  2. 2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現 詳細はこちら
  3. 2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現 詳細はこちら
  4. 2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現 詳細はこちら
  5. 2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出 詳細はこちら
  6. 2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現 詳細はこちら
  7. 2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現 詳細はこちら

脳の制約から自由になる? 人が自分の身体、脳、この世の空間、時間の制約から解放されるのは、死ぬとき以外にあるのでしょうか? いきなり、ショッキングな文章に出くわします。

ムーンショット計画を解説した動画を見つけました。

【テクノロジー×未来】サイバネティック・アバターが導く衝撃の世界!2050年ムーンショット計画が見据える未来とは!?
100億人の教養
2020/04/29
https://youtu.be/XPtJEjG-rLY>

「もしかするとサイボーグ化、電脳化していく進化は人類にとって必然の成り行きだったのかもしれません」と動画の中で語られていました。電脳化とは何でしょうか?

電脳化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

電脳化(でんのうか)は、漫画、アニメ作品『攻殻機動隊』シリーズに登場するバイオネットワーク技術で、一種のブレイン・マシン・インタフェース(後述)というべき存在。

脳に直接、膨大な数のマイクロマシンを注入し、神経細胞とマイクロマシンを結合させ、電気信号をやりとりすることで、マイクロマシン経由で脳と外部世界を直接接続する技術。これによって、ロボットなどのメカニックを直接操作したり、電脳ネット(作中におけるインターネットのようなもの)などのネットワークと直接接続したりできる。その結果、あらゆる情報がリアルタイムで検索・共有可能になり、完璧なユビキタスネットワークを構築した。可視化されたネットワーク上にあたかも自分が入り込んだかのように様々なネットワークを自由に行き来できるようになる。
……(略)……

この技術の負の側面として、電脳化により脳そのものが現代のコンピュータと同様にハッキングの脅威に晒されることとなった。ハッキングにより、他者の電脳にウィルスを注入する・記憶を改竄する・行動を操作する・人格そのものを乗っ取るということが可能になる。………
ウィキペディアの執筆者. “電脳化”. ウィキペディア日本語版. 2019-06-18. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%9B%BB%E8%84%B3%E5%8C%96&oldid=73153940, (参照 2021-03-03).

いつの間に、政府はこんなたちの悪いSFみたいな計画を……

安倍政権下で始まったと知り、脱力感を覚えました。5年で1000億円……一般国民をますます貧乏にして、マイナンバーの管理さえ危ぶまれる現状でありながら、脳を管理する計画など100年早い……否、こんなことが倫理的に許されるのでしょうか。

当然この計画は日本政府の独創であるはずはなく、ディープステート(国際金融資本)の意向で始まったことだと思われました。だとすれば、ダボス会議と無関係のはずはありませんよね?

世界経済フォーラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

世界経済フォーラム(せかいけいざいフォーラム、英: World Economic Forum、WEF)は、経済、政治、学究、その他の社会におけるリーダーたちが連携することにより、世界、地域、産業の課題を形成し、世界情勢の改善に取り組むことを目的とした国際機関。1971年に経済学者クラウス・シュワブにより設立された。スイスのコロニーに本部を置き、同国の非営利財団の形態を有している。
スイスのダボスで開催される年次総会、所謂「ダボス会議」が特によく知られており、約2,500名の選ばれた知識人やジャーナリスト、多国籍企業経営者や国際的な政治指導者などのトップリーダーが一堂に会し、健康や環境等を含めた世界が直面する重大な問題について議論する場となっている。
ウィキペディアの執筆者. “世界経済フォーラム”. ウィキペディア日本語版. 2021-02-05. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0&oldid=81693510, (参照 2021-03-03).

ビル・ゲイツは、2000年のダボス会議で、以下のような(ツイートからリンク先に飛んでください)驚くべき発言をしています。

ビル・ゲイツは21年前のダボス会議で、インターネットについて予言者のようなことをいい、また、ワクチンと予防注射のための世界連合設立に7億5000万ドル寄付したとあります。

今夏のダボス会議のテーマは「グレート・リセット」。

調べてみたところ、グレート・リセットとは一言でいえば、デジタル共産主義革命といってよい性質のものです。

こうした予備知識があったために、キャリーとおっしゃる女医さんの新型コロナワクチンに関する告発動画を視聴したとき、慄然としました。この動画はYouTubeで削除された貴重な動画のようです。興味を持たれたかたは、なるべく早いうちの御視聴をおすすめします。

緊急新型ワクチン youtubeで削除された動画 キャリーマジェ博士 絶対に打ってはダメ!
2021/02/18 01:06
dc5 さん
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38291005

新型コロナワクチンはわたしたちを人工知能インターフェースにつなぐための下準備だとキャリーは警告し、なぜそういえるのか、科学的観点から詳細に解説しています。このことに、ビル・ゲイツ財団が深く関わっているそうです。

つまり、新型コロナワクチン、グレート・リセット、ムーンショット計画はワンセットになっているのです。

同じページにリンクのあった動画も、視聴に値する動画だと思います。子宮頸がんワクチンが既に遺伝子組み換えワクチンだった――と動画では語られており、副反応の比較が行われています。これが本当かどうかはわたしにはわかりませんが、いずれにせよ、はっきりしていることは、ワクチン被害者にとって政府が冷淡だということです。

子宮頸がんワクチン騒動はよく覚えています。娘は問題の起きた時期には成人しており、学校で子宮頸がんワクチンを打つことはありませんでしたが、ブログを通して他のブロガーさんたちと盛んに交流していたころに、お子さんに対してワクチン接種の選択を迫られたお母さんブロガーたちが鬼気迫る記事にしておられました。

お子さんの命や今後に関わるわけですから、真剣になるのが当然です。新型コロナワクチンについても、真剣に向き合うべきときなのに、脳天気でいられるような情報しか与えまいとする政府やメディアは異常です。

ワクチン 副作用などヤバい情報盛りだくさん 【緊急!拡散希望】
2021/02/17 23:24
dc5 さん
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38290626

次の動画は、情報の考察から新型コロナワクチンに疑問を投げかけた内容となっています。

松田学のニュース解説 日本でも接種へ。ワクチンの安全、有効性確認!?
松田政策研究所チャンネル
https://youtu.be/7czZLYHNdC8

💥この動画が再生できなくなっていましたので、別の動画を紹介し、同様のことが起きたときのために、動画から重要な言葉を拾ってみました。不正確なので、ご自分で動画をお確かめになってください。(2021年3月24日)

松田学のニュース解説 政府分科会、ワクチン、医療従事者にまず接種、高齢者、基礎疾患保持者に拡大 
2021/01/06
松田政策研究所チャンネル
https://youtu.be/mm-fD4NFYnc

動画より「ファイザー社のワクチンの臨床試験で最も早く2回目の接種をした人でも、まだ4、5ヶ月しか経過していない状況で、接種が始まっているんですね。これまでのワクチン開発では長期的な安全性の確認が必要だということで、開発に最低でも4年以上はかかっていたと。こういったワクチン開発の大変さを知る専門家からは、今回のワクチン開発は拙速だと。自分は当分打たないという声が聞こえてくる。

新型コロナワクチンの開発がコロナパンデミックを抜け出すことが期待されてきた。ただワクチンだけでは困難だということが見えてきた。

再感染が、最初の感染から6ヶ月くらいから確認され始める。1年経つと、頻繁に再感染が発生しているというような、そういう分析も元々ある。新型コロナも同様のことになる可能性が高いという指摘もある。新型コロナウイルスはどんどん変異しているインフルエンザウイルスと同じように変化しやすいという性質を持っていて、そうすると、抗体が効かなくなる。インフルエンザも予防接種を毎年受けていますが、新型コロナのワクチンも何度も受ける必要があるものになる可能性がある。

新型コロナはインフルエンザなんかとは違って、無症状でも人に感染させるというもの。従って、ワクチンを打って無症状の感染者が増えると、重症化リスクのある人の感染リスクを高めてしまう、という話も実はある。だから一度感染したから、ワクチンを打ったからといって油断はできない。人に移してしまう可能性がある。

ファイザーとかモデルナの mRNA ワクチンは、これまで全く使われたことのない新しいワクチンで、発症予防効果がいつまで続くかについて長期的に調べた結果がないだけでなく、どのような副作用が起こるか充分にはわかっていないが、免疫の過剰反応が起こる可能性が高いということも指摘されている。

井上正康先生の言葉を借りれば、新型コロナワクチンには人間の遺伝子を改変する作用があるのだとおっしゃっていた。遺伝子にどんな影響を与えるかというのは10年ぐらいの長いスパンで見てみないとわからない。上久保先生も同じようなことを指摘されている。日本は既に、一旦集団免疫ができているわけで、重症化や死亡が抑制されているといった、欧米とは違う状況にある。一度ワクチンを打ったのと同じような状況にあるということも踏まえて、打つか打たないかを一人一人が慎重に判断していくしかない。」

ところで、ダボス会議が開催されるスイスのダボスはトーマス・マン『魔の山』の舞台となったところだと、以下のツイートからリンクを張った記事を閲覧するまで、思い出しませんでした。

古びた上下巻の文庫を探すのに、3時間近くかかってしまいました。物の陰になっていたのです。

時代は第一次大戦前、主人公はハンブルク生まれの青年ハンス・カストルプで、スイス高原ダヴォス(ダボス)のサナトリウムで療養生活を送る間に、ロシア婦人サーシャ、フリーメーソンで民主主義者のセテムブリーニ、ジェスイット(イエズス会士)で虚無主義者ナフタらとの交際を通して成長していく、いわゆる教養小説です。

この小説の登場人物って、そんな人達だったっけ? と驚きました。いくら40年以上前の学生時代に読んだとはいえ、すっかり忘れてしまっていたとは……。そのころはフリーメーソンには、ましてやイエズス会などには全く興味がなかったのでしょうね。

『魔の山』は、お金持ちの病人たちが病的なまでに観念的な思想を弁じ合う、やや単調な小説という印象でした。トーマス・マンの作品の中では『トニオ・クレーゲル』『ヴェニスに死す』が好きでした。そして、むしろドストエフスキーに熱中していました。

『魔の山』には、イルミナティも出てくるではありませんか。新潮文庫版の高橋義孝訳では照明派[イルミナート]と訳されています。工藤精一郎訳のトルストイ『戦争と平和』では啓明結社と訳されていました(「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開中のエッセー「トルストイ『戦争と平和』に描かれた、フリーメーソンがイルミナティに侵食される過程」80818283104105をご参照ください)。

それにしても、さすが両者は文豪といわれるだけのことはありますね。しっかりフリーメーソンやイルミナティを描いています。今のほうがわたしは楽しめます。当時はうまく読みこなせなかったのかもしれません。『魔の山』を再読したいと思います。

トーマス・マン(高橋義孝訳)『魔の山(下)』(新潮文庫 - 新潮社、1977)に、ナフタが次のようにいう場面があります。

……(略)……しばらくの間フリーメイスンとほとんど融合していた照明派[イルミナート]の創始者がかつてイェズス会員だったのですが、あなたはそのことをご存知でしょうか」
「いいえ、むろんはじめて伺います」
「照明派のアダム・ヴァイスハウプトは、その人道主義的秘密結社をジェスイット会の範に倣って組織しましたし、当時の著名なフリーメイスンはみな照明派でした。18世紀後半の話ですが、セテムブリーニ氏は躊躇なく、この時代を彼の組合[ギルド]の堕落の時代といってのけることでしょう……(略)……(マン,高橋訳,1977,pp.271-272)

フリーメーソンとイエズス会士が主な登場人物といってよい長編小説……。トルストイ『戦争と平和』は、フリーメーソンになったピエールがイルミナティに染まる過程を描いていました。

フリーメーソンやイルミナティを話題にしようとすると、すぐ陰謀論者扱いし、馬鹿にする風潮が日本にはありますが、日本人の多くが自分でも気づかないうちに左翼脳になっていることがわかりますね。教養のなさが丸出しですよ! わたしも人のことはいえませんが……

これは勿論仮定の話ですが、過去記事で調べたことが本当で、もしユダヤ系金融資本のロスチャイルドがアダム・ヴァイスハウプトに作らせたイルミナティが悪魔主義であれば、グレート・リセットにもムーンショット計画にもその息がかかっていることでしょう。そうです、新型コロナワクチンにも。

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2021年2月13日 (土)

著名なヨガ行者パラマンサ・ヨガナンダと前世療法における「前世の記憶」の様態の決定的違い

2020米大統領選に関連して起きたトランプ氏の弾劾裁判のことが気になって仕方がない。一私人に戻った人を弾劾するという前代未聞の怖ろしい――魔女裁判さながらの――裁判が何と現代アメリカで起きたからだ。それについて書きたいこともあるのだが、裁判の結果が出てから採り上げることにしよう。

拙エッセー「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」の加筆がまだ終わらない。

前掲エッセーを執筆した時点では未読だった前世療法の代表的な提唱者ブライアン・L・ワイスの著作を読み、わたしなりの考察も済ませた。それを前掲記事に挿入すればいいはずだったが、まだ何か足りないものがある、このままではこのエッセーを脱稿したことにはならないという思いが強まっていた。

それが何だったかが、ふとパラマンサ・ヨガナンダ『ヨガ行者の一生』(関書院新社、初版1960、1979改訂第12版)に書かれている前世に関する記述を思い出したことから、はっきりした。

わたしは前世療法を否定していながら、自分にはほのかな前世の記憶があると臆面もなく書いてきた。こうした記憶はわたしにとっては微塵も不自然なところがないばかりか、ほのかでありながらも確固としたものだからだ。「マダムNの神秘主義的エッセー」より引用する。

0「当ブログについて」
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2015/08/24/112735

わたしの一番古い記憶はこの世に降りてくる前のあの世での光の記憶です。

それは、えもいわれぬ柔らかな精妙な光でした。
幼いころ、この世の太陽の光のきめがあまりに粗くて皮膚に痛く、暗いこの世の光に気持ちまで暗くなって、絶望的な子供時代でした。誰に教わるでもなく、瞑想をする習慣もありました。前世は修行僧で老人になってから死んだ、という漠然とした記憶もありました。
子供のころの空想と思うには、57歳まで生きてきたわたしの人生は神秘主義的にすぎますし、自分を霊媒と考えるには主体的、自覚的にすぎます。脳は生まれ変わるたびに新しくなるので、霊的な記憶だろうと推測するしかありません。
一方では、塀とか木の上のような高いところの好きな普通の子供でもありました。そうした完全な二重生活をまわりの人達も皆送っていると中学生になるころまで、思い込んでいました。

前世の記憶を基礎として今世での新たな人生が展開している――との自覚が子供のころから、もうすぐ63歳になろうとしている今日に至るまで、通奏低音のように自分の中に存在しているから、書かずにはいられなかったことだといえる。

こうした記憶は少なくとも、他人に施された前世療法によって抽出ないしは付与されたものではない。前世の淡い記憶の中で、わたしの幼年時代は始まったのである。

それは、思い出す必要があったから思い出したまでのことだとわたしは考えており、思い出す必要もないのに、治療と銘打って催眠という手段を用いてまで前世に関わろうとする必要があるのか、甚だ疑問である。

ワイス博士の著作を読む限りでは、前世療法を用いなければならないだけの説得力に乏しいように思う。

わたしは『ヨガ行者の一生』を読んだ若かった頃に、ヨガナンダが前世について述べるくだりを何の違和感もなく読んだばかりか、その文章はわたしの前世の記憶に対する信頼感を高めてくれる気がした。ヨガナンダは述べている。

 私のごく幼い頃の思い出は自分の前世のさまざまな場面を網羅していた。ヨガの行者として、ヒマラヤの雪の中にいた遠い昔のことを、わたしは子供心にはっきり想い出すことが出来た。かかる過去への瞥見は、ある超次元的連鎖によって未来に対する予見をも私にあたえてくれた。(ヨガナンダ,1979,p.1)

ヨガナンダは過去の記憶――前世の記憶――について、次のような見解を述べる。

 私の遠い過去の記憶は、別に独特なものではない。多くのヨガ行者たちは、生から死へ、また死から生への劇的変化によって、途切れることのない自己意識を保持しているといわれている。もし人間が、単に肉体だけの存在であるとするならば、その消滅は自己意識に終止符を打つわけであろう。だが、数千年来の予言者たちの言葉が真実であるとするならば、人間は本質的には霊的性格のものである。その人間個性の永続的核心が、此の世における暫くの期間、感覚的知覚と結びついたにすぎないのである。幼児の記憶をはっきり持っているということは、あながち稀なことではない。多くの国々を旅する間、私は幾多の誠実な男女の口から語られる幼い頃の思い出に、しばしば耳を傾けたものである(ヨガナンダ,1979,pp.1-2)

しかし、ヨガナンダの前世の記憶は、前世療法を受けた人々に多く共通するところの、事細かに一部始終が明かされるといった冗長な、物語のような記憶とは異なる。ヨガナンダの前世の記憶は断片的な、前後のつながりを欠いて表れる閃きのようなものが主たるもので、恩師スリ・ユクテスワァに出逢ったときの前世の記憶の蘇りもそうであった。

 道のはずれに黄褐色の僧衣をまとった、キリストのような一人の男がジッと立っている。その顔は昔から見慣れた顔のようでもあり、みた途端に親しさを覚えさせるような顔でもあった。私は一瞬、穴のあくほど彼を見つめた。すると、或る疑いが胸に沸いてきた。
「お前は此の托鉢僧を誰かと間違えているな。さあ、白昼夢なんか見ていないで、さっさと歩くんだ」私はこう考えた。(ヨガナンダ,1979,p.77)

この後、ヨガナンダに貴い師の記憶が蘇った瞬間のことは、次のように感動的に描かれている。

沈黙の聖歌が雄弁に師の心から弟子の心に流れた。私は鋭い洞察力を以て、この聖者こそ神を知る人であり、私を神に導いてくれる永遠の師であることを直観した。この夢のような現実は、私の前世の記憶と渾然一体となっていた。何たる劇的な瞬間! 過去、現在、未来が一点にめぐり合った瞬間! 太陽がこの聖者の足許にひざまずく私を見たのは、これが始めてであったろうか。(ヨガナンダ,1979,pp.78)

自律精神がヨガナンダを特徴づけている。霊媒とは無縁の品格がその著作から伝わってくる。神秘主義で催眠術は黒魔術に属する。危険な催眠術を施されて霊媒性質を強められ、前世療法という科学的名目を掲げた降霊術の霊媒になってしまったら、元も子もない。

何も急いで前世を思い出す必要はない。必要なときにその記憶は自ずから蘇るはずである。

 

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2021年2月 8日 (月)

高校の統合で校歌が70年前のものに戻っていたので、作詞者と作曲者について調べてみました(夕方、数箇所の訂正あり)

望郷の念に駆られたワタクシ的記事です。同じ思いを共有できるかたが閲覧してくださるかもしれないので。

まだ構想段階といってよい、萬子媛をシテのモデルとした新作能のことを考えながら、祐徳稲荷神社の新しいドローン動画がアップされていないだろうかと思ってYouTubeを見ていると、次の動画が出てきてびっくりしました。

佐賀県立鹿島高校と同鹿島実業高校が統合され、新「鹿島高校」の新校歌は格調高く、それもその筈、作詞はあの下村湖人です。
2018/07/26
榊次郎チャンネル
https://youtu.be/3mVpzi00kn8

※動画の一番の歌詞に誤字があるようです。「光るよ心理光るよ光るよ 久遠の心理」は「光るよ真理光るよ光るよ 久遠の真理」。(『校歌・校章』「佐賀県立鹿島高等学校」https://www.education.saga.jp/hp/kashimakoukou-n/?content=%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e3%81%ae%e7%8f%be%e7%8a%b6)

統合ですって? 全く知りませんでした。同窓会会報をちゃんと見ていなかったのでしょうね。

ウィキペディア「佐賀県立鹿島高等学校」

概要
歴史
1896年(明治29年)設立の佐賀県尋常中学校鹿島分校(旧制、後の第二中学校、鹿島中学校)を前身とし、2006年(平成18年)に創立110周年を迎えた。2018年(平成30年)に佐賀県立鹿島実業高等学校と統合し、新たに開校した。

校地
旧鹿島鍋島藩の鹿島城跡で、その城門(赤門)は現在も校門として使用されている。旭ヶ丘公園に隣接する。統合後は上記の校舎を赤門学舎、隣接する鹿島実業校舎を大手門学舎の2校舎制とする。

校歌
1955年(昭和30年)に鹿島実業が分離する前に使われた校歌が使われている。作詞が下村湖人、作曲は名倉晰。

ウィキペディアの執筆者. “佐賀県立鹿島高等学校”. ウィキペディア日本語版. 2020-12-26. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%BD%90%E8%B3%80%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1&oldid=81031137, (参照 2021-02-07).

城跡が高校として使用されていますが、鹿島城は移転してきたものであったため、萬子媛がここにあった城にお住まいになったことはありません。

下村湖人は『次郎物語』で知られる小説家です。わたしは以前は詩、詩の才能がないことを自覚してからは主に小説の創作を続けてきたので、歌詞にもその方面からの興味が湧きます。下村湖人についてもウィキを見てみましょう。

ウィキペディア「下村湖人」

下村 湖人(しもむら こじん、1884年(明治17年)10月3日 - 1955年(昭和30年)4月20日)は、日本の小説家・社会教育家。本名は下村 虎六郎(しもむら ころくろう)、旧姓は内田(うちだ)。

佐賀県神埼郡千歳村大字崎村(現神埼市千代田町崎村)出身。東京帝国大学英文科卒。大学卒業後に母校佐賀中学校教師や鹿島中学校校長等を歴任。教職辞任後は、同郷で高校・大学同窓の田澤義鋪に従い、講演や文筆活動で社会教育に尽力。青少年に影響を与えた『次郎物語』の著者として知られる。

ウィキペディアの執筆者. “下村湖人”. ウィキペディア日本語版. 2020-10-18. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%B8%8B%E6%9D%91%E6%B9%96%E4%BA%BA&oldid=80035114, (参照 2021-02-07).

湖人は神埼出身ではありませんか。父の実家が神埼なので、あの辺り……とぴんと来ます。また、「鹿島中学高校長等を歴任」とあります。学校教育法が施行された1947年、湖人は63歳ですから、鹿島中学校というのは旧姓中学校、すなわち新制施行後の鹿島高校でしょう。下村湖人がわたしの母校の校長先生をしていたなんて、知りませんでした。

湖人が作詞した「鹿島高校」の校歌は、最近作られたといわれても不思議ではないほど、現代にもマッチする、瑞々しさのある作品ですね。作曲は名倉晰。以下の曲を作った人です。何て格調高いクラシック作品!

タランテルラ舞曲 名倉晰 Tarantella Akira Nagura
2020/08/05
Piano Times
https://youtu.be/8ePitrf3Ab4

一方のわたしが馴染んだ鹿島高校の校歌も、すばらしい作品です。これが歌われなくなると思うと、残念な気がします。文学賞に落ちるたび、この校歌を歌って、気持ちを奮い立たせたものです。「プロになれようとなれまいと、文学的な妥協は一切しないぞ。変人と思われようと何といわれようと、真理を探究し続けるぞ」という気持ちにさせてくれる歌なのです。

清廉な気の漂う作品で、求道性、物語性を感じさせます。自然の神秘に思いを馳せさせてくれます。端正で古風な感じのするところが伝統を感じさせて、またいい。

佐賀県鹿島市にある佐賀県立鹿島高等学校 校歌(歌詞付)
2013/10/30
nanaura7days
https://youtu.be/OazmQPrtZCQ

作詞: 川上清吉  作曲: 滝本泰三

旭ヶ丘に立つ門の
丹塗ゆかしき学び舎よ
映ゆる桜は年ごとに
歴史の土に帰すれども
我は希望の眉あげて
久遠の愛に生きゆかむ

山姿いつけき多良ヶ嶺に
秘めし大地の情熱よ
誠はうすれ意気は涸れ
濁世は嵐すさぶとも
我が足どりに乱れなく
不滅の道を歩みなむ

不知火走る有明の
海のつつめる奇しさよ
大き自然を前にして
知恵の燈しはともしくも
学徒我等の若さもて
無限の真理さぐりなむ

作詞は川上清吉。ウィキには出ていません。島根県浜田市公式Webサイト「浜田の人物誌」に次のように紹介されています。(https://www.city.hamada.shimane.jp/www/contents/1001000002496/index.html)

川上清吉(かわかみせいきち)

  • 出身地……新町
  • 生没年……明治29年~昭和34年(1896~1959)
  • 功績……独学で高等教員の資格を取得し、浜田高校の校長などを経て、島根大学教授となる。教壇を去った後、親鸞を研究。浜田市民歌作詞。

   参考書籍 

  • 浜田市,『浜田市誌 下巻』,昭和48年12月25日,p.149.
  • 浜田市教育委員会,『浜田の人物ものがたり 第一集』,平成7年4月1日,pp.48-55.

さらにググると、「―念仏者 川上清吉―」という文章が出てきました。

島根県に川上清吉(1896~1959)という念仏者がいました。佐賀師範学校教授、浜田第一高校校長、島根大学教授を務めた方です。

西原祐治. “―念仏者 川上清吉―”. 西方寺・西原祐治のホームページ. http://www.jade.dti.ne.jp/~otera/siekitigennkou.htm, (参照 2021-02-08).

次のような文章も出てきました。「第461回 念仏の人 川上清吉さん」

島根県出身で、戦前戦後、混乱の時代に佐賀の鹿島中学や
佐賀師範学校で教鞭を執られていた、念仏者の川上清吉と
言う方がおられました。

学校の中だけではなく、お寺の法座でもお話をいただき、
このご縁でお念仏に導かれた方が多かったようです。

妙念寺住職 藤本誠. “第461回 念仏の人 川上清吉さん”. 妙念寺PCホーム. http://www2.saganet.ne.jp/namo/sub9461nennbutunohito.htm, (参照 2021-02-08).

鹿島に縁がおありで、そして、やはり普通の人の歌詞ではなかった……求道者がお書きになった歌詞だったんだと思い、胸が熱くなりました。

作曲は滝本泰三。現役でご活躍でした!

滝本泰三先生 95歳で慰問コンサート!
2020/07/07
ukishimakan
https://youtu.be/a0ziZRc-PN0

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2021年1月30日 (土)

ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った ⑤

https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-4a6791.html
https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-77a91c.html
https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-a53d44.html
https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-9ec64f.html
⑤https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-c2b81a.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

日本は臓器ビジネスのお得意様らしいが、アドレノクロムもそうだろうか。

美容整形には興味がなかったので知らなかったが、その分野ではずいぶん前から、例えばアンチエイジング200万円コースといった美容整形プランとして知られていたようだ。効果が切れると、またこのコースを受けたくなるらしいから、お金持ちでないと無理かな。

もう少しお手軽なものとして、プラセンタ(原料はヒト胎盤と家畜の胎盤)を用いたアンチエイジングがあるらしい。

幸いというべきか、多くの日本人が貧乏になったので、200万円コースのお得意様は主に在日コリアンだろうか。なにしろどの分野を見ても、よほど優秀なのだろう、今やエリート層には彼らが満ち満ちているではないか。その割にはどの業界も劣化の激しいのが気にかかるが……。

アドレノクロムはアドレナリンの酸化化合物だが、このコースで使用されるというアドレノクロムは、まさか、虐待された子供の血または松果体を原料とする、あの悪名高いアドレノクロムではないだろう? 

アドレノクロムについて、ウィキペディアから引用する。

ウィキペディア「アドレノクロム」

アドレノクロムは、アドレナリン(エピネフリン)の酸化によって生成される分子式C9H9NO3の化合物。誘導体のカルバゾクロムは止血薬として用いられる。……(略)……
アドレノクロムは主にその止血効果が利用される。……(略)……また研究用の試薬としていろいろな実験に用いられることも多い。日本では富士フイルム和光純薬株式会社が「D,L-Adrenochrome」として販売している。製造元はToronto Research Chemicals Inc.。
アメリカ合衆国の規制物質法では触れられていない。しかしアメリカ食品医薬品局によって承認された医薬品ではないので、もし栄養補助食品として生産する場合は適正製造規範に準ずる必要がある。
……(略)……ウィキペディアの執筆者. “アドレノクロム”. ウィキペディア日本語版. 2021-01-29. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A0&oldid=81564908, (参照 2021-01-30).

「陰謀論」という項目もあり、「一時期ネットで当化合物が子供に恐怖を与えた脳から抽出したもの、また不老不死、若返り効果があるなどという噂が広がり、実際に薬剤会社に問い合わせるなどの迷惑行為も発生した。実際は上記の通りアドレナリンの酸化で生成される化合物であり、人・子供である必要もなく、自身でも生成される物質である。不老不死、若返り効果も認められない」とあるが、この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です」という注意書きが付けられている。

アドレノクロムの構造式。

200pxadrenochromsvg

Q(④を参照)は、これを「白うさぎ」と呼ぶという。右に回転させれば、白うさぎに似てくる。

日本では、アドレノクロムは富士フイルム和光純薬株式会社から、試薬として販売されている。

500mgで、希望納入価格261,300 円。

電話取材した人の動画によると、製造元はカナダのトロントにある製薬会社で、和光純薬では輸入したアドレノクロムを小分けにして詰め、販売しているという。販売対象は法人だそうだ。

販売店は全国にある。この近くにもある。

以下のブログ記事は、アドレノクロムについて、よくまとめられている。

いずれにしても、あのアドレノクロムを使用しているセレブが大勢いることは確かだ。セレブとは、邪悪なものが寄ってたかる受難の人々であったのか………。

否、セレブではなくても、地方在住であったとしても――日本に輸入され販売されているアドレノクロムがあのアドレノクロムかどうかはわからないが――、お金があり、美容に関心があるというだけで、モレク(悪魔)に取り憑かれやすい時代となってしまった。唯物主義の極地だ。

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2021年1月28日 (木)

ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った ④

ストウブで揚げ物にチャレンジしたので、その記事を書きたいですし、「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」の動画化が差し迫った宿題としてありますが、トランプ大統領が取り組んでいた子供の人身売買に関連するこのテーマのノートとまとめも差し迫ったものであるように感じています。

魔の手が日本の子供達にまで伸びてきていると考えているのは、わたしだけではないようです。トランプ大統領の再選を願った人々の中には、こうした忌まわしい事件の解決を望んでいる人がアメリカには当然ながら大勢、日本にも少なからずおられることは間違いありません。

わたしにはまだ孫がいませんが、もしいたら、危機感に押しつぶされてしまって、逆にこの問題を追いかけることができなかった気がします。

この忌まわしい問題は、アメリカだけの問題ではないのです。米大統領選がこうした問題まで白日の下に晒したのは意義のあることでした。しかし、解決にまで進まなくては意味がありません。

amiさんがツイートしておられるように、保守系言論人は割れました。Qアノンが槍玉に挙げられ、トランプ支持者に紐付けられて、トランプ支持者全体をカルト信者のように位置づけ、排除する動きが日米にあります。

では、Qアノンとは何でしょうか。ウィキペディアから冒頭部分を引用します。

Qアノン(キューアノン、英: QAnon、発音: [ˌkjuːəˈnɒn])は、アメリカの極右が提唱している根拠のない陰謀論である。この陰謀論では、世界規模の児童売春組織を運営している悪魔崇拝者・小児性愛者・人肉嗜食者の秘密結社が存在し、ドナルド・トランプはその秘密結社と戦っている英雄であるとされている。この陰謀論で仮定されている秘密結社は、一般的にディープ・ステート(英: deep state、影の政府)やカバール(英: cabal、直訳で「陰謀団」)と呼ばれている。アメリカの検察官の中には、Qアノンについて「一般的にカルト宗教とみなされている(陰謀論者の)グループ」と説明する者もいる。

ウィキペディアの執筆者. “Qアノン”. ウィキペディア日本語版. 2021-01-27. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=Q%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%B3&oldid=81545708, (参照 2021-01-27).

明確な根拠も示さず、真っ先に陰謀論と結論づけるこの記事の書き方には既視感がありますね。記事の書き手はおそらくマルクス主義者でしょう。

つまり、Qアノンとは、「世界規模の児童売春組織を運営している悪魔崇拝者・小児性愛者・人肉嗜食者の秘密結社」が存在することを何らかの理由で確信している人々であり、児童をその秘密結社から救出したいと思っており、トランプ大統領にその望みを託している人々ということになります。

トランプ支持者を誹謗中傷する人は、「世界規模の児童売春組織を運営している悪魔崇拝者・小児性愛者・人肉嗜食者の秘密結社」が存在することを、陰謀論と言い切るだけの証拠があるのでしょうか。それがないのなら、この記事の書き手は「世界規模の児童売春組織を運営している悪魔崇拝者・小児性愛者・人肉嗜食者の秘密結社」側の人間である可能性があります。

 

数字付記事「ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った」は単なる覚書です。あとで、エッセーにまとめます。

https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-4a6791.html
https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-77a91c.html
https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-a53d44.html
④https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-9ec64f.html
https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-c2b81a.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
①で、わたしは次のように書いた。

2021年1月17日 (日)
ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った ①
https://elder.tea-nifty.com/blog/2021/01/post-4a6791.html

ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った――ことを裏付ける動画を発見した。
この録画は、内容からビル・クリントン時代のものと推測できる。
また、動画ではイルミナティ」の原動力の1つは悪魔崇拝カルトだと明確に述べられている。

以下がその動画である。

小児虐待儀式を告発元FBIロサンゼルス支部長テッド・ガンダーソン
chan nari
https://youtu.be/M9FW81--MdY

元FBIロサンゼルス支部長テッド・ガンダーソン氏は、アダム・ヴァイスハウプトがロスチャイルドの依頼でイルミナティを作ったと動画の中で紹介している。そして、イルミナティが悪魔崇拝カルトだと明言している。

ちなみに、イルミナティ教団はすぐに壊滅させられたが、この組織はフリーメーソンに寄生して生き延びた。長い動画なので、一部書き起こしを行ってみた。

5:00~
ご存じのようにマスコミは我々を追いかけ回します
陰謀という言葉に大騒ぎですが 
勝手にしてほしい
実際に陰謀があることを私は皆さんにこの場で保証します
ここで本日皆さんに 
それを証明してお見せします
私に確信と闘志を抱かせた事は……ちなみにこの陰謀が関係しているのは、
ポルノ、麻薬、腐敗、小児性愛虐待、児童誘拐組織網、ワシントンの組織、CIAによる隠蔽
世界規模の児童人身売買のための秘密工作
テロリズム、銀行口座、その他諸々と続きます
お願いです。あとで、失踪した子供たちに関する
私の調査結果をまとめた本を買ってください。
講演でも触れますが 
ワシントンの組織は
実はCIAが牛耳っています
これは子どもの国際人身売買と関連している秘密工作です
私の本には 
米国税関の公的なレポートが載っています
お願いします、たったの10ドルです
そして、買ったら必ずたくさん複製を作って
知り合いに送ってください。絶対お願いします。
著作権、そんなもの私はどうでもいいです
大事なのは教育、教育、教育(広めること)です。
我々はこの国で起きていることを 
知る必要があります
ですから買ったらお願いですから 
複製を作ってください。
2年前、私の講演後のある出来事から
これは穏やかなネットワークではなく陰謀だと確信しました
1人の男性が、
私に本をくれました
(私の講演はマクドナルド事件の事でした)
「この本に真相が書いてあります 
読んでください」と言われました
これがその本「Pawns in the Game」(邦訳:「闇の世界史」)です
この本をご存じない人はぜひ読みましょう
近くの書店で売っているようですよ(書店の名前を確認しあう)
著者はウィリアム・カーというカナダ人です
私と同様 
米国と世界で起きている事を 
突き止めようとしていました
彼のリサーチ結果がこの本です
8:20
イルミナティ 
という人たちがいます
1776年 
アダム・ヴァイスハウプトが設立しました
1773年、ヴァイスハウプトは 
ロスチャイルド家の1人から
イルミナティという組織を作るよう任命され
1776年5月1日に達成したんですが 
その日付は共産圏の祝日です
かなり話を端折らなければいけません
全部話すと4時間ですが 
1時間15-20分しかないのでね
彼が任命された目標は全部で25項目
大変なので、全部は読まずに 
概要を説明します
(1)人々を善ではなく悪に向けさせろ
(2)リベラリズムを説け
(3)“自由”の概念を使って階級闘争を起こせ(まさに実行中ですね)
(4)イルミナティの目標達成の為なら 
どんな手段も惜しまないこと
(5)イルミナティの権利は力の中にある
(6)我々の冨の力は表面化しないように 
   保たれなくてはならない
  ……どんな狡猾さ、力によっても損なわれない強さを得るまでは……
確かについ最近までずっと 表には見えませんでしたね
イルミナティのことを知っている人々は 
本当にごくわずかです
(7)群集心理をつかんで、大衆を操作しろ
(8)酒、麻薬、退廃的モラル、あらゆる悪徳を 
  使って若者のモラルを組織的に低下させよ
これは実例をださなくてもわかりますね
しかしここにCIAの麻薬作戦が絡んできます
麻薬は国内にはいってきて 武器が海外に出て行っています
私の話が信じられなければ、テリー・リードや 
チップ・テータムなどに聞いてみてください
昨年秋、米連邦政府の大物捜査官による 
麻薬捜査の公聴会がありました
私も観ていたのですが 信じられない事に
麻薬作戦の事を何も知らない人ばかりが 
証人として呼ばれていました
テーマは、CIAによる
カリフォルニアへの麻薬輸送の件でした
個人的かつ直接的な知識がある16人の名前を
私は公聴会に送ってやったのですが
返事もなく 誰一人として
呼ばれていませんでした
私はオクラホマ市にも
報告書やFAXを送りました
オクラホマ市爆破事件の重要情報でしたが
何の返事もありませんでした
(9)どんな手を使っても不動産を没収せよ
これも日々起きています
農民、会社員、不透明な嫌疑で逮捕された人々が
不動産を差し押さえられています
こちらの女性も、何もかも失くしました
家が2度も捜索に遭ったそうです
……[略]……
(10)心理作戦として「自由、平等、博愛」などの
   スローガンが大衆の口から出るようにさせよ
いやはや これは初耳でした
ビル・クリントンが使っています
彼はひどいですね ある元議員によれば
女好きのほら吹きらしい
この第10に確かに当てはまります
(11)戦争をしかけよ
1773年にヴァイスハウプトが書いた政策が
1937年に公式発表されたんです
1937年に英米によって公式発表されました
どちらの側の国々にも負債を抱え込むよう
戦争を実行させよ
また和平会議では
双方が領土を獲得しないようにせよ
第二次大戦後のヤルタ会談が完璧な例です
(12)我々は財を活用して、要求におとなしく従い――
   影で操る者たちのゲームの駒となる候補者を
   議員に選ばなければならない
   彼らの助言者たちは 幼少の頃から
   世界情勢を支配するための訓練を受ける
今日の世界に 陰の操縦者たちが
いるのは まちがいないですよね
(13)メディアを支配せよ
主流メディアが 有力者、インチキ政治家
官僚たちにコントロールされているのは
疑いの余地がありません
今日はなんだか鼻がかゆいな
メディアの件については
私の本でも実例を記録してあります
(14)エージェントたちは
   トラウマを生む状況を扇動しながら
   終わった後
   大衆の救世主として現れる
   実際はその逆で
   大衆の殺戮に関心を抱く
……LAの暴動ありましたね
(15)不況、金融パニック、失業
   飢え、食料不足を引き起こし
   これらを大衆コントロールに利用せよ
   生意気な邪魔者は暴徒を使って一掃せよ
食糧不足、経済危機
起きてますね
私のラジオ番組に経済分析家の
ジョージさんを招いたことがあります
(1987年)10月6日に出演した時
10月中に市場がクラッシュすると言っていました
当たりました
今週は、2000年代に2度
クラッシュすると言っていましたよ
第15まで言いましたね
(16)フリーメーソンの中に潜入し
   彼らを利用しろ
これもたくさん記録があります
(17)組織的な目くらましに価値がある
   理想の高いスローガンや言葉ょ利用し
   無理と分かっていても
   大衆には太っ腹な公約をせよ
ジョージ・ブッシュもビル・クリントンも得意です
共和党と民主党の違いは全くありません
Aさんに教えてもらいましたが
サブリミナルメッセージの件もあります
共和党のロゴには3つの星がかかっている象ですね
2年前のロゴと比べてみると
星の向きが変わっています
逆さまなのです
悪魔崇拝のシンボルです
絶対とは言いませんが
サブリミナルメッセージです
(18)決議の計画を詳細に立てよ
   大衆を服従させるには「市街戦」が必要
(19)戦争後には、エージェントを使って
   背後から助言してもらえ
   支配を手に入れるために
   密使を使った外交活動をせよ
(20)世界統一政府につながる
   巨大な独占支配を確立せよ
現在起きていますね
(21)原材料のコントロールによる
   経済破綻を導くために
   高い税率と不公平な競争を用いよ
   労働者同士の間に争いを起こし
   競争相手に補助金を与えよ
GATT、NAFTAですねえ
(22)我々の利益を守るに足るだけの
   武装警察 兵力をたくわえよ
数年前に、米国の11の政府機関が
武装を許可されました
今では、39の機関に及びます
(23)世界統一政府の指導者は
   ディレクターによって任命させるだろう
なお米大統領指令文第25号は
一般公開されていない機密文書です
そこでは、紛争や危機などの状況下において
合衆国大統領が国連事務総長に
その権限を委譲することが
許可・命令されています
(24)嘘と分かっている理論や原則を教えこむことで
   社会や若い構成員を騙し、混乱させ、腐敗させる
   この目的のために社会・政府の
   すべての階級の中に潜入せよ
これは国連によって
結果重視の教育が押し付けられるのですね
(25)国内法、国際法は文明を破壊するために使う
世界人口を5億人まで
米国の人口を2000万人まで減らす話が出てきます
湾岸戦争症候群ってありましたね
あれで死んだ米兵
当時派兵された70万人の4/5は、現在
病気で弱って、腕立て伏せもできない
あのあと米軍の構成員が
まるまる入れ替わった感じです
その他もろもろと続きます
つまりどういう話をしているかというと
米国にはあらゆる個人、団体、組織に
重複するメンバーがかなりいますが
この「イルミナティ」の原動力の1つは、
悪魔崇拝カルトなのです
かくいう私も初めは
「は?なんだそりゃ」という感じでした
聖書で読んだことがあった以外
悪魔崇拝について考えたことがなかった
でもとにかく前に進みました
アリスター・クローリーという人の情報から多くを学びました
クローリーの名前は「HOLY」(聖なる)
と韻を踏んでほしいようです
悪魔崇拝主義者たちの教科書は
昔からずっとクローリー氏の哲学・著作です
そこにはなんと書いてあるのでしょう
どんな教えでしょうか
「血の犠牲」……「血こそ命」……
94ページにはこうあります
「敵の心臓と肝臓を切り取り、まだ温かい内に
 むさぼり食う野蛮人の習慣を」
「馬鹿げたことと非難するのは賢くない」
「いずれにせよ
 古代の魔術師たちの理論はこうだった」
「生き物は 皆すべて
 エネルギーの貯蔵庫だ」
「その量は生き物の大きさと
 健康状態によって違う」
「その質は精神的・倫理的性質によって違う
 エネルギーは その動物の死により
 とつぜん解放される」
「だからエネルギーが逃げないように
 動物は……」
「“円”の内側――悪魔崇拝の円ですね――
 または三角形の内側で殺されるべきだ」
「儀式の性質に合う性質の動物を
 選ばなければならない」
「軍神を呼び出す魔術師には
 適切な量の猛々しいエネルギーが有用だ」
「それはメスの子羊を犠牲にしても得られない」
「そのような場合には
 童貞の雄羊がふさわしい」
「それが固有にもつ潜在的エネルギー総量が
 まるまる残っているからだ」
次をよく聞いてください
「ベストな霊的結果を得るには
 選ばなければならない」
「完全に無垢で高い知性を持った少年が
 一番申し分ない適切な生贄だ」
人間の生贄の話ですよ、皆さん
悪魔崇拝主義者は現在の米国に
約300万人いると思います
私には情報提供者たちがいます
人口20万人のLAには
3000万人の悪魔崇拝者がいるようです
有名な保育園での事件
マクマーティン事件が起きた場所です
……[略]……
人口10万人のアイオワ市に15000人……
これまでの平均は人口の1.5%です
とにかく……これは人間の生贄の話です
毎年5万-6万人の子どもが
生贄にされています
悪魔崇拝には8つの祝日があります
他にもありますが
全員が守る基本的な祝日は8つです
クローリーの本に戻りますが……ちなみに
さっき話した人間の生贄のことは
私が発明したのではなく
この本に書いてあるんですよ
この「宗教」(と呼びたければね)の……
ちなみに米国政府は悪魔崇拝主義を
本当に宗教と認知しています
でもこちらのリンダさんがやった裁判で
配偶者の弁護士が悪魔崇拝という言葉を使ったら
文書記録が封印され
お蔵入りしてしまいました
しかもリンダさんが子供たち宛の手紙で
「神様を信じなさい」と書くと
「神という言葉を手紙で使ってはだめだ」
という通達が来るそうです
ひとつの例でした
ここでは666、獣が登場します
「獣666は、こう助言する」
「全ての子どもに対して 幼少の頃から
 あらゆる性的行為と出産の場面を見せておけ」
「頭が嘘によって覆われ
 謎によって鈍くならないように……」
「魂のシンボリズムによる
 無意識のシステムの成長が阻害されたり」
「誤った方向に導かれたりしないように……」
子どもは生まれた時から
セックスにさらせということです
世界の悪魔主義者たちは
私たちの子どもに手をかける目的で
世界中に保育園を設立したのです
両親は子どもを朝の9時に送り届け
午後3-5時に迎えに行きます
一方それらの保育園で
子供たちはセックスにさらされました
「生まれた時から」ときたもんだ
こちらのリンダさんに
全くその通りの事が起きたのです
……[後略]……


この動画で明らかにされた内容は、ロナルド・バーナード氏の告発動画に通じるところがある。

【1】元ユダヤ銀行家ロナルドバーナード氏 イルミナティ・シオンの議定書・陰謀論は事実だった!衝撃の証言〔日本語〕
https://youtu.be/WsyllGPjY0E

また、トルコ国営放送で採り上げられたアドレノクロム。それについて、動画説明欄に次のように書かれている。

アドレノクロムとは子どもが虐待され、極限の苦しみ・苦痛を与えられた時に分泌するホルモンの事です。

これは若返りの薬でもあり、麻薬のようなトリップ剤でもあります。
依存性があり、セレブやエリートはセックス時に使用しています。
これは古代から、とある宗教儀式として行われてきたものです。

現在はその勢力が拡大し過ぎたため、トランプ大統領およびQ勢力が駆逐に動いています。

アドレノクロムの採取が古代から宗教儀式として行われてきたとある。わたしが①②③で書いたように、イルミナティが古代から続くモレク崇拝で、アドレノクロムの採取はその儀式で行われてきたと考えることができる。

トルコ国営放送の動画は短いので、ぜひご覧いただきたい。

【修正前】アドレノクロムの説明をトルコの国営テレビが!
2020/07/06
レオングレイス
https://youtu.be/UlU_iUYzxnA

動画には、次のようなコメントがついている。

がっちゃんお
3 か月前
事実、トランプが組織壊滅に動き始めてから 異常な老け方をしてきたスターが大勢いる…とか。

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2021年1月25日 (月)

(26日にオーラに関する追記)「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を動画化するに当たって、ワイス博士の著作を読書中②

米大統領選のことで頭がいっぱいで、宿題を放置したままだった。旧年中に済ませるはずの宿題が何一つできていない。予定通りであれば、今頃は、萬子媛をシテのモデルとした新作能に取り組んでいたはずだった。

2020年11月29日 (日)
YouTubeで公開中の動画「魔女裁判の抑止力となった……」に日本語字幕を付けました。今後の動画作成予定。
https://elder.tea-nifty.com/.preview/entry/0fedaf086b81b45450c92466fd59cbdd

とりあえずは、12月22日付けで下書きのままだった「ワイス博士の著作を読書中②」をアップしておきたい。再度ざっと読み直して再考し、まとめ、それをもとに「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を改稿した上で、動画作成に入ろうと思う。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

拙エッセー「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」に加筆するために、ブライアン・L・ワイス(山川紘矢・亜希子訳)『前世療法――米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』(PHP研究所、1991)を図書館から借りて読んでいた。

ところがこの本が汚されていて、勇気を出しても開くことができない。仕方なく、文庫版を購入。ブライアン・L・ワイス(山川紘矢・亜希子訳)『前世療法――米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』(PHP文庫 - PHP研究所、1996)。文庫版を読了した感想は、以下の過去記事で書いたことと変わらない。

2020年11月19日 (木)
「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を動画化するに当たって、ワイス博士の著作を読書中
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/11/post-955041.html

被験者キャサリンは検査技師。彼女の父親は船乗りで家を留守にしがちであり、長年アルコール中毒患者だった。母親は鬱状態になり、精神科医にかかったりしたが、大事に至らずに済んだ。

父親のアルコールの消費量が増えるにしたがって、母親とのいさかいが激しくなり、母親は次第に暗く、黙りがちになった。しかし、キャサリンは、これも一つの家庭のあり方だとして、受け入れていた。
 家の外では、ずっとうまくいっていた。高校に入学すると、彼女はデイトをし、友達にも溶け込み、ほとんどの友達とはその後もずっとつき合っていた。しかし、彼女はなかなか人を信頼できない自分に気かついた。特に自分の友達の小さなグループ以外の人は、どうも苦手だった。(ワイス、山川紘矢・亜希子訳、1996,P.13)

こうしたことを、キャサリンはワイス博士のカウンセリングによって、自力で思い出している。

高校卒業後、2年間専門学校に通い、検査技師の職を得て自活するようになると、「自分の家のごたごたから逃げ出せたのがうれしかった」(ワイス、山川紘矢・亜希子訳、1996,P.14)

ところが彼女が病院で働いていたときに知り合った小児科医スチュアートと知り合ってから、恐怖症や不安の発作が頻繁に起こるようになる。

その原因を探るために、ワイス博士はキャサリンに前世療法を行うに至る。前世療法を行わなければならないような事例だろうかと素人のわたしは疑問に思う。

なぜなら、キャサリンの精神的な異変はスチュアートとの出会いのときからで、彼女はそのスチュアートとは不倫関係に陥っていたからである。彼女の混乱の原因がこのこと以外にあるだろうか。

相思相愛で、家族にも友人達にも社会的にも祝福された、美しくあるべきはずの恋愛が不倫であったため、彼女には良心の呵責に耐えられないとか自己嫌悪といった精神的葛藤が起きただろうし、スチュアートに対する不信感も当然起きただろう。

ただ、彼女には父親から幼児期に性的悪戯を受けたトラウマがあった。

キャサリンの神経症の原因として考えられるのは、一にキャサリンが自ら惹き起こした不倫、二に父親という他者から惹き起こされた性的トラウマなのだが、ワイス博士の考えは、この二つの区別を慎重につけることをしないまま、表面上現れた障害をとにかく除去できればいいというものに思える。

そもそも父親からの性的悪戯という忌まわしい出来事は、「癒える」性質のものなのだろうか。これは彼女個人の問題というより、人類の問題、社会の問題ともいえるものだ。

しかし、この問題は表面上は癒えていた。それが問題化したのは、やはり、スチュアートとの不倫が始まってからのことだった。

それで病気になったのであれば、不倫は病気か? 

不倫問題は、妻子の視点では、キャサリンはスチュアートと同罪の加害者である。

前世に遡って、それがカルマの結果であることがわかったというのなら、別の展開が期待できる気がするが、このキャサリンのケースを見る限りでは、現世で彼女に被害をもたらした相手は前世でもそのような人物なのである。

同じ事の繰り返しで、カルマは何の働きもしていないかのようだ。

堂々巡りのような前世から現世の出来事がわかったからといって、なぜ、神経症が癒えたのか、わたしにはわからない。わたしであれば、カルマは何の働きもしてくれないことがわかり、むしろ絶望感が深まるだろう。

そもそも、催眠下での彼女の語りが、本当に前世の体験談なのかどうかは不明のままである。

キャサリンが前世の体験らしきものを語り、やがてマスターらしき人物が現れると、彼女の口を通して教訓を垂れ、それをワイス博士が謹聴するその光景は、日本では馴染み深いイタコさんと依頼者そのものだ。

そして、神智学的観点から読めば、どう読んでもキャサリンは前世療法という催眠療法を受けて霊媒になってしまっている。

複数現れるマスター達は、カーマ・ローカ(ハデス、アメンティ、黄泉などと呼ばれる、主観的な半物質的世界)の幽霊だろう。

救いは、彼女自身が、マスターなどの媒体となることを嫌がって受診を終わりにしたがり、ワイス博士が――残念に思いながらも――それに同意したことである。彼女自身の健全な警戒心が働いたことで、完全に霊媒になってしまうことから免れられたのかもしれない。

前世ごっこ――霊媒ごっこ――をするより、もっと安全な、一般的な工夫で、彼女程度の症状であれば、緩和されたのではないかという気がしてしまう。

前世療法、そして巷で占いとして行われているオーラ診断といったものは、眠れる予言者といわれたエドガー・ケーシーを参考にしているように思われる。

わたしはケーシーについて、かなり疑問に思っている。ケーシーのリーディングは格調高く聴こえるが、所詮は霊媒の戯言ではなかったか。

それというのも、オーラがケーシーのリーディングでいわれるようなものにすぎないとはわたしにはとても思えないからである(拙はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」における以下の2本の記事を参照されたい)。

29 わたしが観察したオーラと想念形体、そしてプライバシーに関わると考える他人のオーラ
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2015/09/29/200625

65 神智学に満ちているアントニオ・タブッキの世界 ①「ベアト・アンジェリコの翼あるもの」
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/10/26/075003

26日にオーラに関する追記:

関連記事として挙げた「65 神智学に満ちているアントニオ・タブッキの世界 ①『ベアト・アンジェリコの翼あるもの』」中、オーラの考察としてまとまった部分があるので、以下に引用しておく。

オーラが見え始めたのは、大学時代だった。

わたしがいうオーラとは、H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子訳)『神智学の鍵』(神智学ニッポン・ロッジ、竜王文庫、1995・改版)の「用語解説」にある、「人間、動物、その他の体から発散される精妙で目に見えないエッセンスまたは流体」(*1 ブラヴァツキー,田中訳,1995,用語解説「オーラ(Aura,希/羅)」p.22)を意味する。

人間が不死の部分と死すべき部分からできているということを知らなければ、オーラが何であるのかを理解することはできない。このことの詳細――人間が七つの構成要素からなるということを、わたしはH・P・ブラヴァツキーの神智学の論文を通して教わった。

すなわち、人間が不死の三つ組みと死すべき四つ組からなることを。七つの構成要素のそれぞれについて学ぶことはわたしには歓びだったが、一般の方々はどうであろうか。

わたしにとって、オーラの美しさに匹敵するものはこの世になく、オーラの美しさをいくらかでも連想させるものといえばオーロラくらいなので、ときどきしかオーラが見えないのはつまらないことに思っていた。

最近までずっとそう思っていたので、神智学徒だった高齢の女性のオーラがありありと見えた 20 年も前のことを毎日のように回想し、あのように美しい光にいつも浴していられればどんなに幸福なことだろうと思っていた。

しかし最近になって、オーラはたまに見えるくらいが丁度よいと思えるようになった。

尤も、強く意識し目を懲らせば、オーラというものは低い層のものなら容易く見ることができる。

物体の輪郭――例えば開いた手の輪郭に目を懲らしていると、指の輪郭を強調する、ぼんやりとした弱い光が、次いで夕日の残照のように射して見える色彩やきらめきなどが見えてくる。さらに目を懲らしていると、光はいよいよ豊富に見え出す。

だが、そんな風に意図的にオーラを見ようとする試みは疲労を誘うし、その水準のオーラを見ても、つまらないのである。自然に任せているのに、オーラが断片的に見えることはちょくちょくあるが、そのオーラがありありと見えることはわたしの場合はまれなのだ。

ありありと見えるオーラーーオーリックエッグと呼ばれるオーラの卵そのものは、観察される人の高級我が自ら開示してくれる場合にのみ、その許された範囲内において、観察可能なのではないかとわたしは考えている。

創作中は自身のハートから放射される白い光に自ら心地よく浴していることが普通の状態で、創作が生き甲斐となっているのもそれが理由なのかもしれない。

生者のオーラに関していえば、それが見えるとき、肉体から放射される光のように見えていて、肉体はその光が作り出す影のように見える。観察する側の感受性が高まれば高まるほど、その影は意識されなくなっていき、遂には光だけが意識されるようになる。

死者についていえば、死者を生きていたときのような肉体としての姿で見たことはまだない。死者が訪れ、近くに死者がいたときに、輪郭をなぞる点描のようなものとして見えたことがあった以外は、ほとんど何も見えなかった。いわゆる幽霊が見えたことは一度もないのだ。

それなのに、存在は感じられた。そして、たまたま死者の訪問時に死者のオーラが見えたこともあったが、そのとき、おそらくわたしは生者のオーラを見るときと同じように死者のオーラを見ていたのだと思われ、死者の肉体が存在しないせいか、光だけが見えたのであった。

たぶん、わたしの感受性がこの方向へ日常的に高まれば、物体は圧倒的な光の中に縮んだ、おぼろな影のようにしか見えなくなるだろう。オーラは人間にも動物にも植物にも物にすらあるので、留まっている光や行き交っている光のみ意識するようになるに違いない。世界は光の遊技場のように映ずるだろう。

そのとき、わたしはこの世にいながら、もうあの世の視点でしかこの世を見ることができなくなっているわけで、それは地上的には盲目に等しく、この世で生きて行くには不便極まりないに違いない。

以下の断章は、神智学徒だった高齢の女性のオーラを描写したものだ。

……(引用ここから)……頭を、いくらか暗い趣のあるブルーが円形に包み込んでいた。その色合いはわたしには意外で、先生の苦悩ないしは欠点を連想させた。全身から、美麗な白色の光が力強く楕円形に放射されていて、その白い楕円の周りをなぞるように、金色のリボンが、まるで舞踏のステップを踏むように軽やかにとり巻いていた。金色の優美さ、シックさ、朗らかさ。あのような美しい白色も、生き生きとした金色も、肉眼で見える世界には決してない。……(引用ここまで)……

そのときわたしはあの世の視点で他者のオーラを見ていたわけで、そのときのオーラは物質よりも遙かに存在感が勝っており、こういういい方は奇妙だが、光の方が物質よりも物質的に思えるほど重厚感があった。反面、女性の肉体は存在感のない影だった。

圧倒的な白色を、まるで保護するように取り巻いていた金色のリボンは何かの役割を帯びた組織なのだろうが、その組織の性質が作り出す形状は装飾的といってもよいぐらいだった。

……(後略)……

関連記事:

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2021年1月22日 (金)

バイデン新大統領の就任式とマーシャルレポート

バイデン新大統領の就任式をライブで視聴していたところ、天気模様が、時折吹雪く垂れ込めた空から、いきなり晴天へと……葬式のような、祭典のような、変な就任式だったという印象でした。

その後ツイッター民が検証をし始め、おかしな点が指摘され始めました。

 

わたしが気になったのは、次の指摘で、思わずBBCニュースの二人の宣誓場面を確認してしまいました。

ジョー・バイデン氏、宣誓して新しい米大統領に
2021年1月21日
https://www.bbc.com/japanese/video-55742526

カマラ・ハリス氏、アメリカの副大統領に
2021年1月21日
https://www.bbc.com/japanese/video-55742527

彼らがイルミナティのメンバーであるとしたら、聖書に直に手を置けないということなのかもしれませんが、いずれにしても不信感を誘う怪しい場面です。

就任式は、実効性を欠いた録画を使用した仮想就任式だったのではないかと囁かれています。

「soon(すぐに、まもなく、そのうちに、近いうちに)戻ります」というトランプ大統領の言葉と、それを裏付けるようなマーシャルレポートの存在が、巨悪と不正がこのままないことにされてしまうことにやるせない思いを抱く保守層(愛国層というべきかもしれません)の期待を掻き立てます。

マーシャルレポートへのリンクは拙ツイートにもありますが、再掲しておきます。

TRUMP ODE TO THE CORPORATION! – THE MARSHALL REPORT
(wordpress.com)  
https://themarshallreport.wordpress.com/2021/01/20/trump-ode-to-the-corporation/

邦訳はGoogle先生かSakuraさんの以下のツイートで。
https://twitter.com/sakuratree7772/status/1352172489552457728

そういえば、就任式で牧師さんが絶叫した「ドミニオン、イン、パワー!」という言葉にも驚かされました。

実際にはこのパワフルな牧師さん、「dominion and power forever」といっているらしく、「支配と権力は永遠に」という意味だそうです。

でも、何もここでドミニオンという言葉を使わなくても……と思いました。不正選挙で大活躍したあのドミニオン投票機を嫌でも連想させるではありませんか。牧師さんの良心がそれをいわせたのかもしれない、と思ってみます。

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2020年10月31日 (土)

作品1「祐徳院」らくがきメモ 4

作品1「祐徳院」らくがきメモ 1  2  3  4

Noteカテゴリー「Notes:萬子ひめ」の151件の記事

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「江戸の女性が芝居見物で楽しんだ幻の重箱弁当が200年ぶりに復活!?(……)」という番組予告に心惹かれて録画しておいたNHKの選・スペシャル - 美の壺「日本のお弁当」。

夫から頼まれた『カサブランカ』を忘れないうちにダビングしておこうと思い、視聴を中断したので、まだ最初のほうしか観ていないのだが、歌舞伎の幕間に食べるから「幕の内」弁当と名付けられた弁当に施された華やかさの演出、一口で食べられる工夫……といったエピソードに早くも魅了された。

江戸時代、紅葉狩りのときに持って行った弁当箱が紹介され、その中に黒漆金蒔絵で水面に落ちる紅葉が描かれているものがあった。その風雅な美しさといったら、溜息が出るほどだ。

文化の担い手であった公家にとって、四季の行楽は大切な行事の一つで、それは遊びであり、また仕事でもあった。萬子媛も嫁入り前は四季の行楽を楽しみ、愛でられていたに違いない。京都でのそうした日々をいくらかでも再現したいという思いがおありになったのだろう。田中保善『鹿島市史真実の記録』(1990)に次のような記述がある。

花頂山の下に水を湛えた大きな水梨堤があるが、これを京都の暮しを思い出すために直朝公にせがんで萬子姫が、近江の国琵琶湖畔に見立てて近江八景の雛形を作って楽しんでいたという事である。(田中,1990,p.145)

直朝公は萬子媛を娶ってから文化的に感化され京風が好きになられたらしいが、大名は、陣法など学ぶ以外に、色々と身につける必要があったらしく、大変だ。『肥前鹿島円福山普明禅寺誌』(編集:井上敏幸・伊香賀隆・高橋研一、佐賀大学地域学歴史文化研究センター、2016)所収、普明寺蔵『鹿島家正系譜』収載「直朝公」より引用する。

候、陣法(陣立の仕方)を堀江甚三郎重治に問い、神道を惣社宮内昌賢より伝え、禅は桂老和尚に参じ、書を光源院に学ぶ。又た飛鳥井雅章郷を師として、和歌道・臨池法(書道)・蹴鞠を受く。戯(戯曲)は、観世七大夫を師として曲舞(足利時代の舞曲)に巧みなり。在府(江戸滞在中)の時、即ち、光茂公と往々(しばしば)歌会あり。(p.59)

この「直朝公」には七十歳の誕生日に「申楽(能楽)を花頂山に奏す」(p.58)と書かれている。このときの能楽の舞台では、直朝公自ら能を舞われたのだろうか。

能楽は美の世界だと思う。悲惨な、あるいは荒涼、索漠とした場面に、美的幻影が紗のように重なる世界である。その美的幻影の多くがシテの在りし日の思い出を宿している。

戦場となった海原に、萬媛である後ジテ[のちじて]がツレである尼僧達(後ツレとして見れば天人達)を伴い、大海原に降り立つ……と設定している場面では、当然ながら、天華が海面に散り敷くことになるから、わたしは水面に散る紅葉を描いた弁当箱を観ながら、その場面のことを考えていた。

田中保善『泣き虫軍医物語』(毎日新聞社、1980)によると、田中軍医の乗る貨物船が戦地に向かう途中の海域で、戦車を積んだ船倉に魚雷が命中した。炎が弾薬をいっぱい積んだところに燃え移ったら一巻の終わりだから、思い切って海に飛び込み、船尾の渦に巻き込まれる難も逃れたものの、救命胴衣の浮力は頼りなく、溺れ死にそうであった。

藁にもすがりたいときに、郷里(鹿島市の隣の吉田村)の名入りの醤油樽が流れてきたという出来事は、作り話ではなく、現実だったのだから、本当に神秘的だ。貨物船だったのだから醤油樽があったとしても不思議ではないといえないこともないが、やはり不思議だ。

何しろ、貨物船がリエンガン湾のサンフェルナンド港を出港して、比島(フィリピン諸島)西岸を海外沿いに南下していたところだったのである。岸まで1キロくらいだった。

そんな海で、偶然も偶然、積まれていた郷里の名入りの醤油樽が敵の攻撃でバラバラにもならず、沈みもせず、また、よそへ流れて行ったりもせず、まるで飼い犬のように溺れそうな田中軍医のところに流れてきたのだが、その醤油樽はあたかも名札を自慢する小学生のように郷里の名を見せて流れ着いたのだ。田中保善『泣き虫軍医物語』(毎日新聞社、1980)より引用する。

 海岸までは一キロくらいである。海岸へ上陸しようと泳いでみたが、引き潮で海水は沖へ向かって流れていて、思うように進めない。そのうち爆発で海中に散らばったいろいろな物がわたしの周りに流れてきた。なかでも私がびっくりしたのは「佐賀県藤津郡吉田村」と墨で書かれた空の醤油樽であった。はるか故郷をはなれた南海で、しかも海に投げ出されて藁をも掴む気持ちでいる時に、故郷鹿島市の隣の吉田村と書かれた醤油樽が流れてきたのである。急に故郷に残してきた母や妻を思い出し、なんとかして助からねばと思い、その醤油樽を拾って麻縄で腰にくくり付けた。浮揚力は救命胴衣よりもずっと強い。それで、気をよくしていると、運のよい時は重なるもので、今度は大きな厚い板が流れてきた。(田中,1980,p.41)

この場面をどう描こう?

此方へ流れ来たるは、国方(くにがた=郷里)の名のある醤油樽ではござらぬか。

それとも……。

それがしへ流れ来ぬるは、国(くに=郷里)の名を記せし醤油樽にて御座候。

あるいは……。

あれに見ゆるは樽なり。(悲惨な場面だけに、逆に滑稽味を持たせて)いざいざ、此方来[こ]。やや、これは如何な事。国の名の記されし醤油樽かな。

醤油樽に意志があるのでなければ、醤油樽を操る存在がいたとしか思えないではないか。田中軍医は『泣き虫軍医物語』を上梓した10年後に著した『鹿島市史真実の記録』で、次のようにお書きになっている。

 第二次世界大戦では日本軍の敗色歴然たる時、国民兵の私にも召集令状が来た。昭和十九年七月十五日軍医として入営である。その出発前に、地元の若殿分区全員が祐徳稲荷神社に参詣して、私の武運長久の祈願祭を開いてくれた。
 私は以前より祐徳稲荷神社を研究していたので、私は私なりに神通力のある荼枳尼天の倉稲魂大神に御願いすると同時に、荼枳尼天と同等に神通力を有しておられる萬子姫の霊たる祐徳院殿瑞顔大師に御助け下さいと御願いした。母親に甘えるだだっ子のように罪深き卑怯者の私をどうか御助け下さい。私には母も妻も子供もおります。今度の戦争は敗戦で戦死するのが当り前ですが、何卒御助け下さいと御願いした。(田中,1990,p.157)

あの世の涼しき観点から眺めれば、この世の出来事は、一幕の芝居のように映るのではないだろうか。

そして、遠い異国で前世のわたしは前世の萬子媛と接点があり(共にモリヤ大師の大勢の弟子達の中にいた)、何の用事でか、まるで田中軍医の許へ流れ着いた郷里の名入りの醤油樽のように、江戸中期に死去したはずの萬子媛が、今なお神霊(高級霊)としてボランティアのために毎日清浄なあの世と不浄なこの世を往来していられる鹿島市へ流れ着いた(生まれた)のではないだろうか? いや、勿論、これはワタクシ的空想のお遊びにすぎない。萬子媛とは何らかの縁があるような感じを抱いているのは事実であるが。

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2020年10月23日 (金)

YouTubeに動画「『原子の無限の分割性』とブラヴァツキー夫人は言う」をアップしました。娘の転職。

はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開中のエッセー 106「『原子の無限の分割性』とブラヴァツキー夫人は言う」を機械朗読で動画にしました。

文章を読む場合とは違って、動画だと前後関係がパッと目に入らないので、説明を加えなくてはわかりづらいなあと思う箇所が多々ありました。今回も簡単なWindows10 の標準アプリ「フォト」に統合されている動画編集機能 ビデオエディターで作成。

動画の作り方をもう少し勉強しないとまずいのですが、ちょっと今はその余裕がありません。

萬子媛をモデルとした新作能の執筆に入りました。頭は完全にそちらのモードです。レイチェル・ストームの著作、大田氏の論文の感想はまとめる必要があると思っているので、間で時間を作ってそうしたいと考えています。

話題は変わりますが、娘が初の正社員になり、かなりホッとしています。今もそうですが、病院勤務になります。

今勤務している病院は、それまでの流通業勤務(書店員)に比べると、待遇はよかったのですが、書店員のときと同じ契約社員で日給、土日祝日が休みで休日が多いだけに、祝日の多い月だと寂しすぎる給料だったようです。まだ契約期間は残っているのですが、常にハロワ情報のチェックはしていました。

法学部卒の学歴を活かしたい、と法律事務所を探していた時期もありました。でも、中国で研修を受けた弁護士とか、コリアン系弁護士などもちらほらおられ、友好国の弁護士ならともかく、日弁連の問題点などもいわれている日本特有の事情がここ数年で一般にも明らかになってくるにつれ、その方面で見つけるのは及び腰に。

娘は医療関係には全く関心が向かなかったのですが、書店時代に仲良くなった――わたしまで一緒に仲良くなった――年下の女友達が「こんなのはどう?」と勧めてくれたとか。彼女は現在、大阪で手話通訳の仕事を頑張っています。遠距離恋愛の彼氏とは別れたとか。

2019年4月13日 (土)
新生活に向けて出発した娘の女友達
https://elder.tea-nifty.com/blog/2019/04/post-0e97d4.html

今いる病院ではレセプトの経験はなかったので、決まらなくても仕方がないと思っていました。決まっただけでなく、本来はレセプト経験者に出る手当を、年齢を考慮して出していただけるそうで、ありがたいねと話しました。年齢が高くなれば、むしろお給料を減らされそうなご時世下で……。

今いる処と同じような総合病院を、娘は探していました。でも大抵、大病院には派遣が入っていて、あとはパート。契約の求人ですら、まれです。娘は少人数の家庭的な職場よりも、風通しのよい職場が好みで、先生が一人といったクリニックは気が進まず……

結果的に専門性の高い、それに関連した科がいくつかある病院を受け、受かりました。県内ではここにしかない装置があり、夜間よく救急車がそちらへ向かっています。でも、まさかそこに勤務することになるとは……。

娘の周囲でも、親がそこでよい治療を受けた、という人が数名いて、やり甲斐がありそうですが、求められる仕事は通信講座で学んだだけのレセプト。面接のときに大学時代の部活を訊かれ、古文書研究会と娘が答えると、「古文書より簡単ですよ」といわれたそうですが、どうでしょう。

職場の上司にやめることを報告すると、「俺たち、棄てられるん?」と寂しがってみせてくださり、どこに行くか訊かれて答えると、「あそこはいいよ~。正社員に決まってよかった、おめでとう!」と祝福して貰えたそうです。

娘はさっそく同じ科の人達との食事会に行っていました。

ただ、娘が本当に好きなのは本の仕事だとか。天職を表す土星のサビアンが「互いの知識の範囲に橋をかける方法を模索する人類」だからでしょうか。本当は編集者になりたかった娘です。

書店員のときは「人文」を受け持っていました。その関係のどの本のことを訊いてもちゃんと目を通して知っているので、契約ではもったいないと親の買いかぶりかもしれませんが、思っていました。本の評価にも、眼識があったと思います。

しかし、サビアンシンボルでは、「歯科の仕事」「X線」といった病院関係のシンボルがあるので、病院とのほうが縁ができやすいのかもしれません。

決まった病院の創立年月日を調べてサビアンを出すと、そこは歯科ではないのに、なぜか「歯科の仕事」が二つも入っていましたし、他にも娘と重なるサビアンがいくつかあり、「X線」とも関係の深い専門病院なので、これは決まるかもしれないと思っていました。

ちなみに娘のホロスコープでは、月のサビアンが「歯科の仕事」です。月は、人物では母親、妻、大衆などを表します。わたしは娘にとって、歯医者さんみたいにガリガリやる母親かもしれません。娘が成人してからは小言をいうこともほぼなくなりましたが、子供の頃は娘の呑気なところが心配でイライラして、よく小言をいっていました。糠に釘のようなところがありましたけれど。

今ではわたしのほうが呑気になって、時々娘から小言をいわれます。

息子の月のサビアンは「机に座っている偉大なビジネスマン」。松村潔『決定版!!サビアン占星術』(学習研究社、2004)によると、「広い視野を持ち、大きな仕事に向いている人です。……(略)……ヴィジョンの大きさは秀逸ですが、実現には多くの人の犠牲を伴います」「壮大なヴィジョンを形にしたくなります。こういう時には、たとえば小説を書いたりすると、一人で全ての世界を構築する願望が満たされます」とあり、子供達が成人するまでわたしは小説ばかり書いていて、結果的にそのことで迷惑をかけた面があると今になって反省しています。

わたしのサビアンにはどちらもありません。子供たちの目に映る母親像がこれらだということでしょうね。

長話になりましたが、動画をアップしておきます。

https://youtu.be/c54EEOWPngo

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