カテゴリー「文学 №2(自作関連)」の682件の記事

2020年8月 5日 (水)

古語辞典と現古辞典を購入。大田俊寛『『現代オカルトの根源』、レイチェル・ストーム『 ニューエイジの歴史と現在 』を読書中。

新作能にチャレンジしていながら、わたしは古語辞典も持っていなかった。娘が高校時代に使っていたベネッセ版のも見当たらない。

15年前に当地へ――夫の転勤に伴い――移転してきたが、そのとき既に古語辞典はなかったのだろう。その数ヶ月前に台風被害でだめになった書籍も多かったから、その中に含まれていたのかもしれない。

俳句に凝っていたのは移転以前のことだった。そのころは古典にも凝っていたので、源氏物語を原文で読んだりもしていた。

移転後も、たまに作句することがあった。それには、俳句歳時記の他に、旺文社の国語事典に付録として載っている「国文法要覧」で文法関係はまかなえたし、その後、購入した学研の『俳句古語辞典』があったので、不足を感じなかったのだ。

しかし、さすがに、俳句関係の書籍だけでは、新作能の文章は書けない。

古語辞典と、現代語から古語を引く現古辞典があれば……と思ったが、購入が延び延びになってしまった。それというのも、辞典が相当高くなっていると思い込んでいたのだった。

2020年7月26日 (日)
作品1「祐徳院」らくがきメモ 2(7月29日に訂正あり)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/07/post-a9da22.html

この記事で、古語辞典も現古辞典もなしに、ワキが自分のことを紹介する文章を書いてみた。29日に訂正したが、このままでいいとは思っていない。このときに限界を感じて、辞典を購入するか、新作能にチャレンジするなどという大それた望みを棄てるかのどちらかだと思った。

調べてみると、むしろ昔より安くなっているような気さえした……値上がりしていないということだろうが。ありがたいことである。もっと早く買えばよかった。

わたしが購入したのは、以下の2冊。

旺文社全訳古語辞典 第五版 小型版
宮腰賢 (著, 編集), 石井正己 (著, 編集), 小田勝 (著, 編集)
収録語数: 約22,500語
1,440ページ+口絵32ページ
出版社: 旺文社; 第五版小型版 (2018/11/14)

現代語から古語を引く辞典
芹生 公男 (編集), 金田一 春彦
出版社: 三省堂 (2007/4/1)

古語辞典を小型版にしたのは、小型版でないと何度も何度も引くのが億劫になるからだ。そのぶん字が小さくなるので、老眼にはきついかもしれないとの懸念もあった。杞憂だったようで、見えづらいということもなく、実に使いやすい。

収録語数の多い『旺文社古語辞典 第10版』と迷った。用途から考えて、辞書の中の例文全てに現代語訳が施してある全訳のほうを選んだ(実際に使った感想としては、もう少し収録語数が多ければという欲求は当然ながら出てくるが、どちらか1冊となれば、やはり今のわたしには全訳が必要)。

現代文を古文に直す作業は大変だと感じている。古語にはない現代語がとても多い。では全て古語にしてしまえばいいかというと、現代語をむしろ残しておくほうがいいと思える場合もあって、その判断が難しい。

『現代語から古語を引く辞典』に収録されていないと、それをストレートに古語には翻訳できないという場合が多く、現代語そのままの形を残すか、別の表現にするかといった選択を迫られる。

話が遡るが、アマゾンで辞書を注文したとき、届くのに5日くらいはかかるだろうから、サボれる。と、わたしはほくそ笑んだ。

すると、何と、翌日の昼間、2冊共届いたのだ。アマゾンに注文して翌日に届いたのは初めてだった。異例の速度で辞典がわたしの元へやってきた。天上でわたしの文章をご覧になった萬子媛が呆れて、「さっさと辞書を使って、いくらかでも見られる形に直しなさい」とおっしゃったような気がした。

萬子媛は教養豊かな才女だった。きっと教育ママだったに違いない。

続きも、試行錯誤しながら、勉強しながら書いていくしかない。

休まず、そうするはずだったのだが、以下の記事関連のことを調べているうちに、こちらを先にまとめざるをえなくなった。

2020年7月30日 (木)
オウム真理教事件にも絡んでいた北朝鮮のスパイ
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/07/post-58a264.html

ブラヴァツキー夫人がまるでオウム真理教事件に責任があるかのごとく、因縁を付けてくる学者には、吉永進一氏、杉本良男氏の他にも数人いるが、その中の一人に大田俊寛という人物がいる。

大田 俊寛(おおた としひろ、1974年 - )は、日本の宗教学者。現在は埼玉大学非常勤講師。専門は宗教学。博士(文学)。

略歴
一橋大学社会学部を卒業後、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程を修了。鶴岡賀雄に師事。 宗教分野の中でも、グノーシス主義やオウム真理教を主な批判対象としており、2007年に論文「グノーシス模倣の神話学」により、東京大学博士(文学)の学位を取得。

著書
『グノーシス主義の思想 : 〈父〉というフィクション』(春秋社、2009年)
『オウム真理教の精神史 : ロマン主義・全体主義・原理主義』(春秋社、2011年)
『現代オカルトの根源 : 霊性進化論の光と闇』(筑摩書房(ちくま新書))、2013年)
『宗教学 : ブックガイドシリーズ 基本の30冊』(人文書院、2015年)

「大田俊寛」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年8月3日 01:44 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

大田氏が師事した鶴岡賀雄氏は、ウィキペディア「鶴岡賀雄」によると、キリスト教神秘主義研究者で、十字架の聖ヨハネの研究、神秘主義概念史研究の第一人者であるという。

鶴岡 賀雄(つるおか よしお、1952年8月23日 - )は、日本の宗教学者、キリスト教神秘主義研究者。東京大学名誉教授。

西欧近代(特にスペインとフランス)の神秘思想、神秘主義概念の形成と展開、現代宗教思想など幅広い研究領域を持つ。とりわけ十字架のヨハネの研究、神秘主義概念史研究については、日本における第一人者とされる。教え子に佐々木中、大田俊寛らがいる。

「鶴岡賀雄」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2018年12月2日 12:50 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

十字架の聖ヨハネといえば、わたしは『十字架の聖ヨハネ詩集』『カルメル山登攀』を愛読していた。詩集のほうは今も時々手にする。

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キリスト教神秘主義の専門家の弟子が大田氏というのはどういうことだろう、と思ってしまう。

ウィキペディアによると、大田氏はグノーシス主義やオウム真理教を批判対象としているそうである。

グノーシスには、わたしは興味津々である。中には好きになれない内容のグノーシス文書もあるが、心を打たれるものが沢山あるのだ。

ハンナ・ヨナス(秋山さと子&入江良平 訳)『グノーシスの宗教』(人文書院、1986)で採り上げられた新約外典『使徒トマスの行伝』の中の「真珠の歌」は、一読すれば、忘れられないほどの美しさだ。まさに真珠のような作品である。

マグダラのマリアについて調べ始めてからは、ますますグノーシス文書が身近なものとなった。

そのような興味も手伝って、それで学位を取得したという「グノーシス模倣の神話学」を読んだ。とわたしは思ったのだが、オンライン論文ではタイトルが「グノーシス模倣の神話論理」となっている。短いオンライン上のこれは、論文の一部分なのかもしれない。

というのも、まだこれからこの論文は展開するはずだと思えるからである。

以下のリンク先から論文ファイルを開くことができる。

グノーシス主義と模倣の神話論理(大田俊寛)
http://doi.org/10.15083/00030573

古代エジプト・ギリシアの思想が東方の思想と混じり合う中で形成されていったグノーシス主義。

キリスト教グノーシス派もいただろうから、キリスト教神秘主義の研究を専門とする教授の下でグノーシスを研究してもおかしい話ではないが、短いオンライン上の大田氏の論文(の一部)を読んでも、キリスト教神秘主義を専門とする教授の下で学んだ痕跡などは何も感じられない(これについては後日、鶴岡賀雄氏の著作を読んで確認したい)。

「『トマスによる福音書』についての覚書」もオンラインで読める。
http://gnosticthinking.nobody.jp/thomas.pdf

大田氏にとって問題なのは、『トマスによる福音書』を荒井氏が「グノーシス主義であるということを、やや一義的に決めつけすぎているという点」らしい。わたしにはトマス福音書がグノーシス文書以外にはとても思えなかったので、大田氏のような問題点は考えつきもしなかった。

私にはトマ福のなかには、疑う余地なくグノーシス主義的であると断言できるような語録は一つも収められていないと思われる。トマ福に収録された断片的で謎めいた言葉の数々から、著者の思想や世界観の全体像を想定するのは、実はきわめて困難なのである」と大田氏は主張する。

まさにその「断片的で謎めいた言葉の数々」が存在するからこそ、わたしはトマス福音書がグノーシス文書であることを疑わなかったのだが……。何よりも訴えかけてくるのは、グノーシス文書特有の雰囲気である。

覚書の後半では、佐藤研『禅キリスト教の誕生』に批判の矛先が向けられている。ここで、大田氏は、トマス福音書の語録 77 の内容が「ヨハネ福音書の観念に依拠したものであり、キリスト教正統派の見解と取っても、あるいはロゴス=キリスト論を積極的に取り込んだグノーシス主義の見解と取っても、それほど理解することが難しくない」と書いている。

トマ福のなかには、疑う余地なくグノーシス主義的であると断言できるような語録は一つも収められていない」のではなかったのか?

グノーシス主義の見解と取ることもできるというのは、そう取らないこともできるということだから、グノーシス文書とは認めがたいということなのだろうか。そして、ヨハネ福音書がグノーシス的といわれていることにも反対の立場なのだろうか。

グノーシス主義の特徴は、反宇宙的二元論だけではない。語録 108 で語られているような思想は極めてグノーシス主義的であるはずである。語録 108 について、エレーヌ・ペイゲルスが(荒井献&湯本和子訳)『ナグ・ハマディ写本――初期キリスト教の正統と異端』(白水社、1996)で、グノーシスならではの特徴を感動的な表現で指摘している。

このような教え――神性と人間の同一性、迷妄と覚醒に対する関心、主としてではなく霊的導師としての創立者――には、西洋的というよりも、むしろ東洋的な響きがあるのではないだろうか。若干の学者たちが示唆しているように、名前を代えたならば、『トマス福音書』で生けるイエスに帰されている言葉は、「生ける仏陀」の言葉にふさわしいと言い得よう。ヒンズー教あるいは仏教の伝承が、グノーシス主義に影響を与え得たのであろうか。(ペイゲルス,1996,p.18)

同様のイエスの教えの仏教的色彩は、マリア福音書でより顕著である。このような点こそ、日本の学者に追究して貰いたいものだ。大田氏にそれを求めるのは無理のようだが。

以下の過去記事には、ブラヴァツキー夫人の著作からのグノーシスに関する引用があるので、当記事を改稿するときにまとめて紹介したい。

2016年2月10日 (水)
Notes:不思議な接着剤#90 キリスト教成立以前に東西に広く拡散していた仏教 
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/02/post-3f56.html

2016年2月28日 (日)
Notes:不思議な接着剤#91 釈迦牟尼仏の哲学を説いたイエス
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/02/t-1a90.html

2016年4月 6日 (水)
Notes:不思議な接着剤#93 カタリ派が『ヨハネ福音書』を偏愛した理由
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/04/notes92-4114.html

図書館から借りた大田氏の著作『現代オカルトの根源――霊性進化論の光と闇』(筑摩書房、2013)が出たとき、以下の 2 冊は出ていた。グノーシス主義の研究をしていながら、これらのブラヴァツキー夫人の著作に散りばめられたグノーシス主義に関する記述に一顧も与えないのは、どういうわけだろう。

H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子&ジェフ・クラーク訳)『シークレット・ドクトリン 宇宙発生論(上)』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1989)

H・P・ブラヴァツキー(ボリス・デ・ジルコフ編、老松克博訳)『ベールをとったイシス 第1巻 科学 上』(竜王文庫、2010)

なるほど、前掲書に参考資料として『シークレット・ドクトリン 宇宙発生論(上)』は一応挙げられている。しかし、大田氏はろくに読んでいないはずだ。その前に挙げられたヘレナ・P・ブラヴァツキー(東條真人訳)『シークレット・ドクトリンを読む』(出帆新社、2001)をあんちょこにしたと思われる。そう邪推せずにいられないひどさだからだ。

第一、ブラヴァツキー夫人をオウム真理教事件の戦犯であるかの如く大きく扱っていながら、また、わが国の最高学府である東大で学びながら、ブラヴァツキー著作集全巻(http://www.blavatskyarchives.com/collectedwritings.htm )読むくらいのことができないのか?

読めないなら、なぜ、ブラヴァツキー夫人をネタに、飯の種に、するのか? ブラヴァツキー夫人の、翻訳家の、苦労がどれほどのものか、想像したことはないのか? ブラヴァツキー夫人の著作を必要としている人々がいるかもしれないとは、思ったことすらないのか?

オウム真理教に関しては、大田氏が寄り添っているように感じられるのとは、あまりに対照的である。オウム真理教とその後継組織の御用作家のようにさえ感じさせられる。

何にせよ、まともにブラヴァツキー夫人の著作を読んだとも理解できたとも思えないが、拙動画「ブラヴァツキー夫人がニューエイジの祖というのは本当だろうか?」で挙げた以下の本は、結構熱心に読んだのではないだろうか。似た文章があるから。しかし、『現代オカルトの根源――霊性進化論の光と闇』では、主要参考資料一覧には見当たらない。

ニューエイジの歴史と現在―地上の楽園を求めて (角川選書)
レイチェル ストーム (著), Rachel Storm (原著), 高橋 巌 (翻訳), 小杉 英了 (翻訳)
出版社: 角川書店 (1993/11)

著者はフットワークが軽いようだが、落ちついて本を読むのは苦手のようだ。ブラヴァツキー夫人をニューエイジの母と大大的にプロパガンダしているわりには、大田氏同様、ブラヴァツキー夫人の著作をろくに読んでいない。そのことは内容からも参考文献からもわかる。

研究者としては三流としかいえない姿勢であるが、小林英了氏の訳者あとがきには共感した箇所があった(この部分だけ名著に思える)。長くなるが、引用しておく。

……実際、ニューエイジャーたちの世界は密林である。そこには毒を含んだ造花があり、底無し沼があり、吸血鬼がおり、ミイラになってしまったミイラとりの墓標が乱立している。しかし、無数のこけ脅しや見かけ倒しの中にあって、時代の困難な課題を誠実に担い、無理解と裏切りに満身創痍となりながらも、新しい時代を求めて闘った個性はいたのである。ブラヴァツキーは詐欺師扱いされながらもイギリスの植民地支配下にあったインドの精神文化復興のために尽くし、グルジェフは物質主義に押しつぶされていく西方の精神文化を無意識的な思考習慣から解き放とうとし、クリシュナムルティはカリスマ的神格に祭り上げられる瞬間に個的な求道の道に一人降り立ち、シュタイナーはナチズムからテロの標的にされつつも戦争を回避する自由な意志の力を訴え続けた。こうした人々は、悟りすましたコスモポリタンという抽象的な人間に成り下がることなく、内面に据えた闇を時代が与えた試練と受けとめ、この地上の現実世界と徹底的に格闘したのであった。
「自由と民主主義」陣営が地球規模の覇権を手にした八〇年代、人々の幸福に対する欲望はニューエイジにも浸入した。自由経済の原理と市民的権利意識が、悟りや目覚めといった精神領域にまで浸透したのだ。……(略)……人々の内面の空虚な闇でうごめいていたニューエイジは、ポスト・モダンという名の薄ら明かりの下に照らされ、近代的合理主義や物質主義を超えるものとしてもてはやされてはいるが、その内実は、神秘や不思議が無批判的かつ興味本位に崇められ、先住民族の文化までもがエコロジー・グッズとして商品化されているのである。私たちは、先達が血のにじむような思いで現実と格闘しながら形成した思想の成果を単に一つの情報として消費し、書棚の飾りにしたり、パソコンの画面に呼び出せる時代に生きている。……

 この本は1993年に出版された。訳者あとがきは、27 年も前に鳴らされた警鐘である。

ちなみに、鶴岡氏に師事した大田氏。他に佐々木中氏がいる。ググってみると、小説家デビューしているらしい。東浩紀氏と一緒に名前が出てくる。両者は対立しているようでもあるが、興味がないので、どうだっていい。東浩紀氏というと、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」を思い出す。

2019年8月 7日 (水)
あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その5。津田氏のゲンロン仲間、東浩紀氏は「文學界」(文藝春秋)新人賞の選考委員。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2019/08/post-7a913c.html

当記事は書きかけです。まとまりない下書きですが、アップしておきます。あとで、二つの話題は別記事にします。

グノーシスに関する著作も数冊借りた。

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2020年7月15日 (水)

創作予定の変更。田中保善氏の愛読書。パンみたいな?

このタイトルで書き出したところ、ちょっと動画の宣伝をしておこうと思い、そうしたら、話が逸れて、すっかり神秘主義的話題になってしまったので、それは別記事にします。

萬子媛をモデルに三つの作品――童話、新作能、小評伝――を執筆する予定で、最初に童話を書くつもりでしたが、考えが変わり、新作能から入ることにしました。

お試しに短い歴史小説にしてみたときもそうでしたが、なぜか全く書けず、説明の羅列のような作品になってしまったのです。こんな失敗は初めてでした。童話も、異様にハードルが高い。説明の羅列のような童話になりそう。

言い訳になりますが、わたしの作品って、別にそんな風ではないのです。一応まともな小説、童話を書いてきたはずでした。

なぜ調子が出ないのか、書けなくなってしまうのか。その理由にようやく思い至りました。それは、モデルが神様だからだと思うのですね。

神様にふさわしい形式があるとすれば、それは能以外にないのではないでしょうか。能であれば、わたしの想像の中に前ジテ、後ジテの姿で萬子媛が御姿を現してくださるのです。

前ジテは尼僧でしょうね。そして後ジテは神々しい神様そのものの御姿。

で、舞台を設定しようとして、やはり田中保善氏の御著書『泣き虫軍医物語』(毎日新聞社、1980)の中のいくつかの場面をモチーフにさせていただきたいと思い、再読して、この本の感想を書いている人はいないだろうかとググってみたところ、何と、この本のあちこちが「日本軍慰安所マップ」というサイトのマップ作成の資料とされていたのを発見したというわけでした。

それで、前記事を先に書いたのでした。

これほど豊かな内容の戦争体験記を読みながら、あんなことに利用することしか考えない人がいるのですね。

そして、今度は、僧侶が書いた戦争体験記がないかググってみたくなりました。複数出てきましたが、内容紹介文を読む限りでは、一般人のものと大差ないと感じさせられる、興味の湧かない著書ばかりでした。

田中氏の読書遍歴は興味深く、一冊一円の円本全集で、日本文学全集、世界文学全集、哲学概論、カントの純粋理性批判、実践理性批判、ヘーゲルの観念論的弁証法など読み散らし、マルクスなんかも勉強したそうですが、弁証法に唯物論を結びつけた唯物弁証法にはどうしても納得できず、どうしてもマルクス主義を全面的に肯定するまではいかなかったそうです。

カウツキーのマルクス資本論解説を翻訳した白柳舟湖氏が『民族日本歴史』を出版し、田中氏は舟湖史学に魅せられたとか。

日本民族が封建時代から資本主義社会に移行して、資源と販路を大陸と大陸住民に求めて進出するのが、歴史的必然とする舟湖史学にすっかり共鳴してしまった。白人に侵略され、搾取されているアジアの諸民族の現状を座視できず、白人に代わって新興の日本民族がアジアを指導し、大東亜共栄圏を建設するのも当然であると考えるようになっていた。
 かくて日本民族の資本主義発展のために、国民は犠牲になって生命をなげうって奉仕せねばならぬのも必然であり、つまり我々国民は日本民族発展のために生命を捧げねばならない。死の覚悟を必要とする。それで私は死を恐れないようになるために宗教に走った。親鸞の『歎異抄』、『碧巌録』、『無門関講和』、道元の『正法眼蔵』等が愛読書となり、通俗仏教も多数あさり、なんとかして死の悟りを開きたいと模索し、仏教的な悟りについて知識は一応得られた。だが実際に戦場では夢中で衝動的な行為を繰り返していたが、部隊長の話相手になる時は、その知識が役に立ち、立派な言葉が出てきて部隊長に気に入られ、精神的な面では双方意見が一致する点が多かった。(田中,1980,p.95)

日本人の大陸進出にマルクス主義の影響が皆無とはいえないようですね。この点を左派はご存じ?

話が合った部隊長とは、日本史の話から戦国武将の話、長篠の戦、田楽狭間の戦の正確な戦史、孫氏の兵法、クラウゼウィッツの戦争論や万葉集の防人の歌等、話題に事欠かなかったようです。

日本兵が強姦と殺害にしか興味がなかったかのように捏造した連中を、わたしは決して許さない。その連中がそうだから、他人もそうだと思うのでしょうよ。

最後に、パンみたいなものを流れてきたツイートからご紹介。

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2020年7月 8日 (水)

深夜 5 本の緊急エリアメール。9本目の文学動画をYouTubeにアップしました。今後の創作予定。

あなた様がお住まいの地域の天候は如何ですか?

こちらは小康状態といった曇り空ですが、まだ油断できないようです。

深夜、けたたましいスマホの音。娘のスマホです。少し遅れて、わたしのガラケーにも緊急エリアメールが届きましたが、音が低めです。午前 0 時すぎに立て続けに 5 本ものメールが届いて、そのたびにドキッとしました。

  • 00:03「警戒レベル 4 避難勧告発令」
  • 00:12「警戒レベル 4   相当 大分川で氾濫のおそれ」
  • 00:38「警戒レベル 4 避難勧告発令」
        祓川が氾濫するおそれのある水位に到達したため、……
  • 00:43「警戒レベル 5   相当 大分川で氾濫が発生」
  • 00:49「警戒レベル 4 避難指示(緊急)発令」

一級河川の大分川が氾濫し、祓川が氾濫するおそれのある水位に到達といった内容の避難情報、避難勧告→避難指示(緊急)発令でした。

幸い対象校区、対象自治区には入っておらず、洪水には耐えられそうなマンションの上階に住んでいるので――地震のほうが怖い――、家でじっとしていました。

民家住まいの娘の書店時代からの女友達が電話してきて(ご主人は単身赴任で不在)、避難を迷っているとのことでした。彼女には車がありますが、猫がいます。彼女が避難を迷っていたのは、避難指定先の学校を地図で確認すると、氾濫の危ぶまれる川下に近く見えたからでした。

そういう事情を聞けば、うちに避難していただきたいと思いましたが、彼女の家からはかなり距離があり、途中が心配です。娘は、連絡先に問い合わせてみてはどうかと返信していました。

その後、雨音が聴こえなくなり、新しい緊急エリアメールも届きませんでした。

娘の女友達は、水位が下がる午前 3 時くらいまで、学校に避難していたそうです。猫と一緒に。

大分川は由布市で氾濫し、被害をもたらしました。以下のツイートのような状況だったようです。

朝、大分市内の大分川の写真をツイートなさっていたかたがありました。川は、比較的落ち着いて見えます。濁流ですけれど。今夜降らなければいいのですが。

避難勧告から緊急性の高い避難指示まで 46 分。避難の判断は避難勧告が出た時点で下し、すみやかに避難したほうがよさそうです。

ただ、警戒レベル 4 相当の大分川氾濫のおそれメールと警戒レベル 3 の避難情報メールは、7 日早朝にも届いていました。避難するかどうかの判断は、そのときに下せたでしょう。状況は刻々と変化するので、災害の危険のある間は油断禁物ですね。

あなた様も、気をつけてお過ごしください。 

今、ツイッターをチェックしていたら、アメリカ大使館の異例ともいえるツイートが流れてきました。

加えて、臓器収奪問題もあります。日本も他人事ではありません。「香港国家安全法」、怖ろしい。

話題が変わりますが、文学動画をYouTubeにアップしました。

https://youtu.be/JeV2KgdKF4s
「内側」の拡がりを欠くジブリ映画『思い出のマーニー』
2020/07/05

2 回目のエッセー動画です。

これは Microsoft フォトの機能ビデオ・エディターで作成しました。作成前に再度フォトをリセットしたところ、幸い音のノイズは入っていませんでした。でも、いつそうなるかわからないので、フリー動画作成ソフト「AviUtl」をインストールしたことは過去記事で書きました。

使いかたがおおまかに呑み込めました。

また、何年も新しいKindle書籍を出さず、表紙を作成することもなかったということもあって、フリー画像編集・加工ソフト「GIMP」の使いかたをすっかり忘れてしまっていました。新しいバージョンがわかりづらかったので、これをやめて古いバージョンと入れ換えることも考えつつ、解説サイトに従って動画のサムネイルを作成したら(フリー素材をお借りしたものに、文字入れした程度のことですが)、これの使いかたも、大体、呑み込めました。

フリーのフォントも入れました。

古いバージョンでは OS のフォントフォルダにダウンロードしたフォントを単純に入れるだけでよかったと思うのですが、それでは駄目で、フォントファイルを右クリックして、表示された「インストール」をクリックする必要がありました。右クリック→プレビューをクリックして、表示された「インストール」をクリックしてもインストールできました。

新しいバージョンにフォントを追加できないと書いている人がいらしたので、ちょっと書いてみました。

フリー動画作成ソフト「AviUtl」を使ってお試し動画を作成したいところですが、いつまでも創作入りを引き延ばすわけにはいかないので、萬子媛をモデルとした童話の執筆に入りたいと思います。

普通の短編童話なら最短 1 日でできるのですが、これには難航しそうです。対象年齢を大雑把に決めるだけでも迷います。大人向きの童話にするか、子供向きの童話にするかといった最初の選択すらまだできていません。テーマ、歴史的な背景をどの程度入れるか、舞台の時代設定etc……。

このあと、新作能、小評伝と書きたいのですが、どうなるやら。

動画を視聴してくださるかたが少しずつ増えてきたところなので、今、動画作成をお休みするのはちょっとつらい。萬子媛の童話が仕上がったら、動画にしますね。これも視聴してくださるかたがあればいいのですが。まだ創作に手もつけていないのに、馬鹿ですね。

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2020年6月30日 (火)

8 本目のYouTube動画「風の女王」をアップしました。ビデオ・エディターの不具合で AviUtl へ。

あと、児童小説『ぼくが病院で見た夢』を前後編でアップしたら、動画作成はお休みにして、萬子媛をモデルにした童話、その後に新作能の執筆に入る予定でした。

ところが、ここへ来て、動画作成に利用しているMicrosoftフォトの機能ビデオ・エディターに不具合が発生するようになりました。

初めてビデオ・エディターで動画を作成したとき、完成後の動画に音のノイズが入っていました。あれこれやってみて駄目だったのでリセットしたらノイズが入らなくなり、その後はずっと正常に動画作成できました。

それが、昨日またノイズが入り、リセットしても駄目……。

3 度リセットしたあと、ノイズが消えたと思ってYouTubeにアップしたら、聴き逃しがあって、動画後半にノイズが 1 箇所入っていました。

何度も作成し直して頭がボーッとなってしまい、気づかなかったようです。

機械朗読動画なので、複雑なことはできなくてもよく、不具合さえ起きなければ使い続けたでしょう。でも、ノイズは気になります。

もうビデオ・エディターはワタクシ的には限界だと思い、夫が入れている無料の動画作成ソフト「AviUtl」を入れてみました。有名なフリーソフトなので、解説している人も多いです。

わたしが主に参考にしているのは、以下のサイト様。

AviUtlの易しい使い方
https://aviutl.info/

今日は AviUtl 本体と必要なプラグインを入れ、少しお勉強したところです。でも、使いこなすには時間がかかりそう。

ここで一旦動画作成をお休みして創作に入るか、予定の動画を作成し終えるかで、迷っています。萬子媛の童話が仕上がったら、これも機械朗読動画にするつもりなので、どちらにせよ、動画作成ソフトの使い方はある程度マスターする必要があります。

前述したように、1 箇所音のノイズが入っており、聴き苦しいと思いますが、当ブログにもアップしておきます。よろしければ、ご視聴ください。

 

風の女王
https://youtu.be/9Bvfl3O-VaY

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2020年6月24日 (水)

7 本目のYouTube動画「雪だるま」をアップ。動画化したい作品について。Kindle書籍からの引用箇所を示すことが可能に。

7 本目のYouTubeの動画をアップしました。今後は「風の女王」「ぼくが病院で見た夢」を動画化し、そこで一旦動画作成はお休みします。

萬子媛をモデルとした童話、新作能の執筆に入るためです。そのために、「マダムNの神秘主義的エッセー」に作っているカテゴリ「祐徳稲荷神社参詣記」に、何本かの記事(ノート)をアップする予定です。

萬子媛へ創作が移行しても、エッセイ動画は時間を見つけて作成するかもしれません。腐るほど、当ブログにエッセイはあるので。純文学作品にも動画にしたいものがあります。「牡丹」「昼下がりのカタルシス」「詩人の死」です。

「詩人の死」以外は KDP セレクトに登録しているので、動画化するとなると、登録を解除しなくてはなりません。作品をどちらに置いておいたほうが 1 人でも多くの読者(視聴者)を獲得できるのか、悩ましいところです。

そもそもKDP セレクトに登録しようがしまいが、わたしにとって主な違いはロイヤリティ(印税)が高いか低いかの違いだけ。

そして、元々の値段が安く、めったに売れないことを考えると、セレクト登録しようがしまいがあまり違いはない気もします。ただ、作品の保護という観点から、わたしはなるべくならセレクト登録しておきたいと思っています。

手記「枕許からのレポート」はわたしの神秘主義者としての出発点となった記念すべき出来事を素朴に作品化したものなので、これは動画化したい。

評論「村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち」と「気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012」はセレクト登録していないので、動画にできます。

ハルキブームは――おそらく――去りましたが、純文学への影響の大きさ、これが日本文学(純文学)の崩壊を招いた原因の一つであったことから考えると、ブームが去ったからそれでなかったことに、というわけにはいきません。

しかし、これが110枚くらいで、評論としては短くもなく長くもないという枚数です。動画にすると、さすがに飽きられるでしょうね。

「気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012」は120枚くらい。第一部が「レビュー集」で、寸評を集めたものです。第二部が文学論となっています。

この二つを合わせれば、単行本にできるでしょうね(本当に単行本にしたいのは、児童小説「田中さんちにやってきたペガサス」と「すみれ色の帽子」です)。まあわたしには、一生紙の本は無理でしょうけれど。動画にしたところで、意味がないでしょうか。

そういえば、Kindle版電子書籍は、引用がどこからかを表示できるようになりましたね。

記事にするのを忘れていました……先月、坂口安吾のエッセーをパソコン向けのKindleアプリ(Amazonのサイトから無料で入手できます)で読んでいたところ、大変ショッキングな文章に出くわしました。坂口安吾について再考を迫られる出来事でした。この男、こんなに頭が軽かったのかと失望しました。続いて織田作之助のエッセーを読み、これにも失望(この人、エッセーは書かない方がいい)。

太宰にはとっくに失望していましたが、安吾と織田作には一目置いていたのに。思想家であり作家であり、といった連中ではなかった、器用な小説家にすぎなかったと心底失望しました。勿論、彼らの小説に対する評価まで下がったわけではありません。ただ、この三羽ガラスの頭の中の頼りなさを考えるとき、日本文学が下り坂になったのも当然だったように思えました。

改めて坂口安吾の作品を次々に読み、考え、これはエッセーにしておきたいと思いました。とはいえ、電子書籍をどうやって引用すればいいのでしょう? 電子書籍でのページは絶対的なものではなく、可動的で、文字の大きさを変えれば、別のページになってしまいます。

ところが!  引用できる工夫が施されているではありませんか。ずっとKindleを使っていなかったので、気づきませんでした。

たとえば、わたしが引用したいのは 『坂口安吾全集・444作品⇒1冊』という電子書籍の中の 3 箇所で、坂口安吾のエッセー「もう軍備はいらない」の次の箇所です。

  1. 坂口 安吾. 『坂口安吾全集・444作品⇒1冊』 (Kindle の位置No.97732-97736). Ango Sakaguchi Complete works. Kindle 版.
  2. 坂口 安吾. 『坂口安吾全集・444作品⇒1冊』 (Kindle の位置No.97761-97765). Ango Sakaguchi Complete works. Kindle 版.
  3. 坂口 安吾. 『坂口安吾全集・444作品⇒1冊』 (Kindle の位置No.97806-97808). Ango Sakaguchi Complete works. Kindle 版.

引用しようとしてコピーすると、貼り付けた時点で、自動的に前掲のような表示が生成されます。これが正式なものとして、研究論文のような作品に使えるかどうかは知りませんが、わたしには画期的に思えました。坂口安吾に関するエッセーを仕上げるかどうかわかりませんが、仕上がったらアップします。

ところで、今、確認のために「気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012」を開き、「はじめに」を読むと、これを書いたころは文学界に対してまだ希望を棄てきってはいなかったと感じました。引用しておきます。

はじめに

 薄汚れた部室のすさんだような雰囲気のある文芸部で、わたしは文学の基礎を教わり、創作姿勢を問われ、知的刺激を受けました。
 村上龍「限りなく透明に近いブルー」が第 75 回( 1976 年上半期)、芥川賞に選ばれたのは、そんな大学時代でした。文芸部では賛否両論ありましたが、感覚という一側面に拘泥した、趣味性の勝った作品というのが大方の見方でした。客観性、総合的観点を備えていることが純文学作品の特徴の一つとする文学観から、そこから逸脱した作品として注目され、また警戒されたといったところでしょう。
 1979 年、わたしが 21 歳だったときに「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞した村上春樹の作品は、純文学作品扱いされていませんでした。
 純文学は次第に伝統性も、真の意味での実験的要素もなくし、つまらないものになっていった印象がありますが、第 128 回( 2002 年下半期)芥川賞を受賞した 大道珠貴「しょっぱいドライブ」は忘れられない作品です。
 その作品自体をというよりは、それが大道珠貴さんの作品だったからで、わたしの作品が平成 11 年度第 31 回九州芸術祭第 30 回文学賞地区優秀作に選ばれたとき、大道さんの「裸」と同じ最終選考の俎上にのり、大道さんはその作品でデビューされました。「しょっぱいドライブ」が芥川賞に与えた影響からすれば、大道さんの作品は純文学と大衆文学の間の垣根を完全に取り払ったということがいえるでしょう。
 そして、芥川賞に選ばれる作品は今や大衆文学でもないと思えます。面白さをプロフェッショナルに追求する大衆文学にもなりえていないからです。
 大手出版社の文学賞や話題作りが、日本の文学を皮相的遊戯へ、日本語を壊すような方向へと誘導しているように思えること、作家も評論家も褒め合ってばかりいること(リップサービスと区別がつかない)、反日勢力に文学作品が巧妙に利用されている節があること……そうしたことが嫌でも感じられ、長年文学の世界を傍観してきましたが、このまま行けば日本の文学は確実に駄目になってしまうという怖ろしさを覚えます。
 悪貨は良貨を駆逐する……昭和 33 年生まれのわたしが見つめてきた文学界に起きたことは、まさにこの言葉が象徴していると思います。
 本書は、芥川賞が発表になった時、その時点における文学界の動向を粗描するつもりで受賞作品の感想を綴ったものです。芥川賞受賞作品を読む、読まないの選択は気分任せでありましたが、読むときは真摯に読みました。
 本書と合わせて拙評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお読みいただければ、わが国における文学界の動向をより鮮明にお伝えできるかと思います。
 今後、文学界はどう変わっていくのでしょうか? 芥川賞にはすっかり興味をなくしたこのごろですが、その気持ちが回復し、続編を出せる日が来ることを願っています。

7 本目のYouTube動画は、童話というより掌編小説です。なぜ、童話をタグ付けしたかはYouTubeの動画説明欄に記しました。今回朗読してくれたのは、標準語話者 かほ です。この作品には、陽気なおばさん風の かほ さんがぴったりだと思いました。前述した説明欄に、動画作成に使用したソフト、お借りした素材について明記しています。

雪だるま
https://youtu.be/mZOUPd8C2F0

写真素材サイト「足成」からお借りした、雪だるまの写真が可愛いですね。もう少しましなサムネイルを作成できたらよかったのですが、再インストールした GIMP がわたしには使いづらくて困ります。

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2020年6月17日 (水)

YouTube動画『ぬけ出した木馬(前編)』公開。リルケのフランス語詩編『薔薇』のレビュー。

ぬけ出した木馬(前編)
https://youtu.be/RcPTg6hHRPk 

YouTube動画、5本目のアップです。今回朗読してくれたのは、標準語話者 のぞみ です。

この動画をアップした時点で、選べるサムネイル3枚が中途半端な印象の2枚の画面と、最終画面でした。

どうもしっくりこなかったので、自分でサムネイル画像をアップしようと思いました。カスタムサムネイルを設定するには、YouTubeアカウントの確認が必要です。

電話番号を入力して、確認コードを自動音声メッセージかSNSで受け取ります。わたしはまだガラケーを使っていますが、コードはちゃんと届きました。

アカウントの確認後は、次のことができるようになります。

  • 15 分を超える動画のアップロード
  • カスタム サムネイルの追加
  • ライブ配信
  • Content ID の申し立てに対する再審査請求

わたしはまだ、10分ぐらいの動画作成で精一杯。前後編にせずに、時間をかけて1本にまとめればいいのでしょうが、一旦区切ってアップしないと、今はまだ無理。というのも、Windowsフォトのビデオエディターで動画作成していると、カスタムオーディオの追加をするときに混乱状態になることがあるからです。

あとで楽曲や時間配分をいくつも変更したりすると、もう大変。まだ初心者で、動画作成法がよくわかっていないからかもしれませんが。

夫が前にダウンロードして動画作成した――確かその動画は、前に当ブログで紹介しました――という無料の「AviuTl」を、わたしもそのうちダウンロードしてみようかなと考えています。無料のダウンロードというと、警戒心が働きますが、これは大層、有名であるようです。

紹介サイトからではなく、直接、公式サイト「AviuTlのお部屋」にアクセスして、そこからダウンロードしようと思っています。

あれもこれも覚えることだらけで、消化しきれません。久しぶりにGimpを使ったら、これの使い方もほぼ忘れています。

フォントにはライセンスの問題が発生するものも多いので、いくつかフリーフォントを追加したところ、IPAフォント以外受け付けない……。Gimpの使いかたは勉強し直す必要があるので、操作が簡単な、一太郎に付属していた「花子フォトレタッチ3」を使って、急ぎのサムネイル画像を作成。

何だか、Kindle書籍の作成しているみたいな錯覚を覚えます。

毎日動画アップしている人たちって、凄いですね。わたしには到底、無理。

わたしは、とにかく予定している児童小説の動画をアップしてしまいたい。これらの作品の登場人物から「早く、動画にして!」と、せかされている気がするのですよ。

そのあと、萬子媛をモデルとした童話を執筆する予定。『萬媛』という絵本が既に上梓されていますが、わたしの童話は舞台も作風も――たぶん異なるものになります。

サイト「萬媛(まんひめ)-絵本の紹介」に、その絵本が紹介されています。

そして、ノートの充実を図りつつ年末までには新作能の第一稿に着手したい。

本当は、まだ小説化も諦めてはいません。

話題は変わって、当ブログのサイドバーでリルケの選集を紹介しています。この中の「薔薇」という詩編がすばらしいからです。中古品しかないようですが、Amazonに数点出ていました。レビューを書きました。

5つ星のうち5.0
締め括りに収められた『薔薇』が絶品!
2020年6月14日に日本でレビュー済み

リルケが白血病で亡くなった翌年の 1927 年、フランス語詩集『薔薇』(Les Roses )が上梓されています。

この本を締めくくるかのように、そこから訳出された詩編が収められているのは、何とも粋な計らいです。

24 編から成る詩編なのですが、これが絶品なのです。読んでいくと、24 編の全てが、薔薇を構成する一枚一枚の花弁さながらに香ります。本当に香ってくるかのような、めくるめく気分にさせられる、言葉の巧みな綴れ織りなのです。

開業医、小説家、詩人であったハンス・カロッサの小説に、リルケを医者として診察したときの描写や交際の様子を記した箇所があり、彼はリルケに潜む東方的な影響――ヨガの精神――について書いています。

『薔薇』には、カロッサのそうした記述を連想させるような、瞑想的な深みがあり、高貴な雰囲気が醸し出されています。

山崎栄治氏の訳がまた素晴らしく、日本語の秘める優美さが最高度に発揮された、秀逸な訳詩となっています。

小説、エッセイ、評論、詩といったリルケの業績がバランスよく配された選集だと思います。中古品しかないのは残念ですが、リルケファンであれば、手元に置いておきたい 1 冊です。

以下は、関連記事です。

58 神智学をさりげなく受容した知識人たち――カロッサ、ハッチ判事 ①ハンス・カロッサ(追記)
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/06/27/064748

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2020年6月11日 (木)

4本目の文学動画『卵の正体(後編)』を作成、アップしました。動画作成のあれこれ。

電子書籍化した作品(KDPセレクトに登録していないもの。セレクト登録作品はアマゾンでしか公開できません)と公開済みのブログ記事を動画作成のもとにしているので、校正の手間はないのですが、それに匹敵する作業はあり、それはナレーションソフトの標準語話者のアクセント調整と、自動字幕内容の訂正です。

ナレーションソフト『かんたん!AITalk®3 5話者パック(標準語)』(株式会社エーアイ)の使い方はシンプルで、難しくはありません。AHS ストアで購入しました。税込価格 19,800 円。「お買い上げ5000円以上送料無料」、「代引手数料は弊社にて負担させていただきます」とのことで、19,800 円の出費で済みました。

個人の範囲であれば、「YouTubeなどのウエブへの映像作品のナレーションに使用」、「動画への広告掲載(アフィリエイト行為)」、「ホームページ、ブログなどで 私的に利用」することが可能という、一部改訂になったこの利用許諾内容には感謝してもしきれません。

6年前に変な(?)動画を初作成したときから、ちゃんとした文学動画を作成したいという夢がありました。それにはナレーションソフトが必要だと思い、フリーソフトも試しましたが、触発されるものがなく、半ば諦めていました。

標準語話者のぞみ、かほ、ななこ、せいじ、あんず。せいじは男性、あんずは子供の音声。音声効果には音量、話速、高さ、抑揚があり、調整次第では、相当な効果が出せるのではないでしょうか。

〈のぞみ〉の音声は、『マドレーヌとわたし』のような童話にぴったりだと思いました。なぜか、スーパーが「シューパー」、馬が「ば」になる箇所があり、どうしても直りませんでした。「馬」が行の頭にくるからだろうと思い、平仮名や片仮名にしてみても「ば」と読みます。

科学的な用語が出てくるファンタジー『卵の正体』には、むしろ棒読みっぽい〈ななこ〉のほうがクールな感じが出て合うように思いました。〈せいじ〉の音声はアナウンサーのように聴こえます。

優秀な標準語話者達ですが、人間の声が持つ、情感から来る陰影などはさすがに望めないため、朗読動画を作るにはバックミュージックが必要だと思いました。ありがたいことに、音楽素材を無料配布してくださっているサイトがあります。写真素材を無料配布してくださっているサイトもあります。

字幕をきちんとつけておけば、それをもとに視聴者がGoogle翻訳で外国語にすることも可能なので、頑張ってつけてみました。自動翻訳を利用してつけました。自動翻訳そのままでは、例えばマドレーヌが所々「窓霊夢」「窓 m」、ペガーズが「ぺ guards」になっていたりして、そのままでは使えません。書き直しが必要です。

萬子媛をモデルとした新作能にチャレンジするつもりで準備中なのですが、同じような内容で、まず短い童話にしてみたいと考えています。

https://youtu.be/LLk4o9qakgc

日本語字幕を付けています。画面の右下に表示されている字幕アイコンをクリックしてみてください。全画面にすれば、文字も大きくなるので、わたしの老眼にもつらくありません。 

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2020年6月 7日 (日)

児童小説『卵の正体』(前編)の動画をYouTubeにアップしました

15分以内に収めるつもりで作成していましたが、無理で、前後編になります。まずは前編。Microsoft10に標準でインストールされているフォト(のビデオエディター)を使って動画作成しています。

あまり複雑なことはできそうにありませんが、今のわたしにはぴったりです。今回、フォトで初めて動画作成したとき、完成作を視聴すると、音声に3カ所も目立つノイズが入っていました。

わあ困ったと思い、リセットして駄目ならしばらく動画編集を諦めるつもりでやってみたら、治りました。フォトではブログにアップする写真を修正するくらいにしか使っていなかったからよかったものの、リセットすれば、当然ながらフォトに保存していたものは消えてしまいます。

Kindle書籍にしている作品の中で、KDPセレクトに登録していない作品は動画にしてしまいたいと思っています。途中で力尽きなければ。案外、時間がかかるのです。

セレクトに登録している作品は、アマゾンでしか発表できません。尤も、キャンペーン中でなければ、セレクト登録を解除することはできます。

ただセレクトに登録している作品は、比較的長いものが多いので、動画にはむかない気がします。99円の児童小説シリーズは、長さが動画にぴったりだと思いましたが、これでも少し長いです。最初に作成したマドレーヌが一番短いかな。

https://youtu.be/nrrTZbxKI0g

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2020年6月 5日 (金)

横田滋さんのご冥福をお祈り致します。久しぶりに動画を2本作成、YouTubeにアップしました。

ここ数日、動画作成に没頭していたので、アメリカで暴動が起きたことくらいしか、ニュースのチェックができていませんでしたが、この記事を書く前にざっとチェックしたところ、横田めぐみさんのお父様がお亡くなりになったと知り、何ともいえない気持ちになりました。

今年で戦後75年になるのに、自国を守るためのまともな軍隊すら持てない異常な国。とことん嘗められるだけですね。悔しい。拉致被害者は他にも沢山おられます。九条信者は直ちに、九条と共に北朝鮮へ行って、拉致被害者を救出してきてくださいよ。でなければ、もう、あなたがたの偽善的な戯言は、一切信じない。受け付けない。悔しくてたまらない。

動画作成について、長い記事を書くつもりでしたが、その気が失せました。動画、アップしておきます。気が向かれたら、ご視聴ください。

前の記事で、次のようなことを書きました。

「ITalkシリーズ(ナレーションソフト)の利用許諾内容が一部改訂になっており、個人の範囲であれば、「YouTubeなどのウエブへの映像作品のナレーションに使用」、「動画への広告掲載(アフィリエイト行為)」、「ホームページ、ブログなどで 私的に利用」することが可能になったと知ったからでした(この件について情報が必要なかたは、必ず、ご自身でお確かめください)。

注文していたソフトが届いたので、さっそく使ってみたのでした。わたしが購入したソフトには、標準語話者のぞみ、かほ、ななこ、せいじ、あんず――が存在しています。調整が大変ですが、不慣れな調整者に応えて、よく頑張ってくれたと思います。

こればかりやっているわけにはいかないので、今作成中の動画が仕上がれば、創作に戻ります。気づいたことが色々とあるので、それについては後日、記事にします。

https://youtu.be/21bq186PwcE

https://youtu.be/RcB_1zlmt_E

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2020年5月28日 (木)

アマビエの和菓子。春雨の梅マヨネーズ(E・レシピ)。アリババが運営する通販サイトに「北海道食品モール」。自作動画の試み再燃。

Img_2876_b

高橋水月堂のアマビエのお菓子。その向こうのお菓子は紫陽花だそうです。

2020年4月30日付「毎日新聞」のネット記事(https://mainichi.jp/articles/20200430/ddl/k44/040/173000c)に、「大分市佐賀関の和菓子店『高橋水月堂』が新型コロナウイルスの終息を祈り、疫病を払うとの言い伝えがある妖怪『アマビエ』をかたどった和菓子を市内の百貨店などで販売し、人気を集めている」と紹介されています。

江戸時代から伝えられているらしいアマビエは不思議な姿をしていますが、今や人気者ですね。ウィキペディアにはアマビエについて次のようにあります。

アマビエは、江戸時代後期に製作されたとみられる瓦版に類する刷り物に、絵と文とが記されている。肥後国(現・熊本県)の夜ごとに海に光り物がおこったため、土地の役人がおもむいたところ、アマビエと名乗るものが出現し、役人に対して「当年より6ヶ年の間は諸国で豊作がつづく。しかし疫病も流行がしたら、私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行ったとされる。
「アマビエ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年5月21日 03:21 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

アマビエは、単なる妖怪というよりは神さまのような存在感ですね。このアマビエがロゴになっていて、厚労省のホームページから配布されているのをご存じですか?

こちらのロゴはご家庭や学校、職場において自由にお使いください。【知らないうちに、拡めちゃうから。】疫病から人々を守るとされる妖怪「アマビエ」をモチーフに、若い方を対象とした啓発アイコンを作成しました」とあります。

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新型コロナウイルス感染症について: 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

わたしはこのロゴをダウンロード、プリントアウトさせていただいて、家の中に貼っています。まだ第二派、第三派が来るでしょうから、このロゴを見て気を緩めないようにしたいと思っています。

このアマビエのローマ字表記“AMABIE”を並び替えると“I AM ABE”(わたしは安倍です)になるそうです。左派の中にはこれも安倍総理バッシングのネタにしている方々がおられるようで、呆れます。

わたしはこのところずっと、創作も手につかないほど、日本の行く末――日本の今後の身の振り方という意味です――を案じていました。同じ気持ちでいる人も多いのではないでしょうか。24日も、小野田紀美議員のツイートが流れてきたときに、次のような返信をしたほどです。

その翌日、ウォールストリートジャーナルのランダース氏が安倍総理記者会見で重要質問を行いました。

媚中派に取り巻かれておられる安倍総理がこのような発言をなさるのは大変なことだったろう、と推察します。習近平国家主席の国賓来日問題以外にも、日本が中共に呑まれそうな様々な危険な兆候、問題は山積しています。

北海道の土地を中国が買いまくっているだけでなく、アリババが運営する通販サイトに「北海道食品モール」が立ち上がり、北海道の産物が中国へどんどん送られるという話です。

これを日本政府は黙って見ています。

当記事を書いている時点では、既にアリババのモールは立ち上がっているはずです。検索してみましたが、その後の記事は見つかりませんでした。

9月入学の件が見送られたことにはホッとしました。9月入学になれば海外からの留学がしやすくなり、アメリカ始めあちこちで締め出しを食った中国人の留学生が甘い日本に押し寄せるのではないかという懸念が囁かれていたからです。

日本国内に中国人が増えることが問題なのは、中国には国防動員法があるからです。

これは古い記事なので、記事にある在日中国人の数はもっと増えているはずです。法務省のホームページへ確認に行くのは面倒なので、とりあえずウィキペディアを見てみましょう。

2018年末現在、日本に中長期に滞在している民間の中国人は76万4720人(194国中1位)である。そのうち永住している中国人やその家族は26万1835人(2位)であり、それ以外の中国人が50万2885人である。
「在日中国人」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年4月17日 19:35 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

政府の「留学生30万人計画」のずさんさも問題です。

話は変わりますが、安倍総理の発言にひとまず安堵とした日、自作動画の試みが再燃しました。

AITalkシリーズ(ナレーションソフト)の利用許諾内容が一部改訂になっており、個人の範囲であれば、「YouTubeなどのウエブへの映像作品のナレーションに使用」、「動画への広告掲載(アフィリエイト行為)」、「ホームページ、ブログなどで 私的に利用」することが可能になったと知ったからでした(この件について情報が必要なかたは、必ず、ご自身でお確かめください)。

長くなりましたので、この件は別記事にします。

Img_2877_a

日中は真夏のような暑さですね。さっばりとした美味しさだったので、思わず紹介したくなりました。わたしはドレッシングを上からかけ、いただくときに各人で混ぜるようにしました。

当ブログ内でよくランキング入りしている土井善晴先生のレシピ「春雨とハムのマヨネーズあえ」ですが、これもお試しあれ。

 

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