カテゴリー「文学 №2(自作関連)」の702件の記事

2021年6月14日 (月)

Kindle版の評論『気まぐれに…』、『村上春樹と近年の…』をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012(Collected Essays, Volume 2)』(ASIN:B00J7XY8R2)を6月11日ごろ、お買い上げいただきました。ありがとうございます!

24冊目のお買い上げでした。24冊中、1冊はアメリカでのお買い上げです。

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays 1)』(Kindle版、ASIN:B00BV46D64)を6月13日ごろ、お買い上げいただき、ありがとうございます! 

日本でのお買い上げは36冊目でした。『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、88冊お買い上げいただいたことになります。

  • イギリス……3冊
  • オーストラリア……2冊
  • ブラジル……1冊
  • カナダ……2冊
  • 日本……36冊
  • アメリカ……36冊
  • ドイツ……4冊
  • メキシコ……1冊
  • イタリア……1冊
  • フランス……2冊

以下はアマゾン・キンドルストアの著者ページです。拙電子著書一覧を御覧いただけます。

Amazon.co.jp: 直塚万季: 作品一覧、著書略歴
https://amzn.to/2XlMha2

| | コメント (0)

2021年6月 1日 (火)

純文学小説『台風』(Kindle版)をKENPCでお読みいただき、ありがとうございます! 河津武俊氏の御著書『耳納連山』について、再び。

純文学小説『台風』(Kindle版、ASIN: B00BI55HV8)を5月28日ごろ、KENPC(Kindle Edition Normalized Page Count)でお読みいただき、ありがとうございます!

当小説は、第22回織田作之助賞最終候補作品です。選考委員は川上弘美、杉山平一、辻村登の各氏。結果発表誌は『文學界」5月号(文藝春秋、平成18年)。

その後、同人誌『日田文学』53号(編集人・江川義人、発行人・河津武俊、平成18年7月)に掲載していただきました。

『文學界』2006年10月号「同人雑誌評」で、同じく『日田文学』53号に掲載された河津武俊「耳納連山」と共に言及していただきました。

河津武俊著『耳納連山』は、1996年に九州文学社から単行本で、2010年に鳥影社から(季刊文科コレクションとして)単行本で、2018年に弦書房 から文庫版で上梓されています。

わたしは鳥影社版のレビューをブクログに書いています。

『雲の影』『野の花』『耳納連山』が収録されている。『雲の影』『耳納連山』がすばらしい。

『雲の影』は、老齢となった恩師との交わりを丁寧に描いた作品で、美しいとしかいいようのない作品……。
恩師は、《私》が医学生だったときの外科学の先生で、その関係の域を出なかったが、《私》は先生を憧憬し、敬慕していた。
まるでそのときの思いが叶うかのように、恩師の退官後十年を経て、親しく交わる機会が訪れる。先生の人柄や趣味、家庭的な事情なども知るようになる。恩師との交際におけるエピソードが、次々と空を流れる雲のような筆致で書き連ねられていく。師弟を包む情景のため息の出るような美しさ。

『耳納連山』では、山の美しさに人間の心の機微が織り込まれて、リリカルな描かれかたをしている。何て陰影深い、ゆたかな筆遣いなのだろう……! 何枚もの山の絵画を観るようだ。まさに山に捧げる讃歌であり、山にこの作品を書かせて貰った作者は幸せであり、作者にこの作品を書いて貰った山は幸せだと思った。

河津さんの作品は「同人雑誌評」で、何度もベスト5に選ばれています。

河津さんにはアマゾンに出ている以外にも、多くの著作がおありですが、河津さんは日本文学の伝統を受け継いだ貴重な作家です。今の左翼在日コリアン中心の《なんちゃって日本文学界》からは出てこないタイプの正統派といいましょうか。以下の過去記事で、色々と書いています。

2013年7月 9日 (火)
そろそろ同人雑誌「日田文学」編集人に作品の打診をすべきかな
https://elder.tea-nifty.com/blog/2013/07/post-ba37.html

「日田文學」が休刊になってしまったのは、「文學界」(文藝春秋)の同人雑誌評がなくなってしまったからだった。河津さんはこのコーナーの常連で、大石さんなんかもそうだった。この同人雑誌評は縮小して「三田文學」に場所を移したのだが、河津さんが完全にやる気をなくしてしまった様子だった。

 そういえば、『abさんご』が芥川賞を受賞したあとで、河津さんからお電話があり、電子書籍の話になって、それについてお話ししたのだが、河津さんのKindle本はまだないようだ。

 とうの昔にプロになってよかったはずの人なのに、純文学に逆風が吹き、純文学を代表するような作品をお書きになる河津さんにはまことに悪い時代だった。

 河津さんの『耳納連山』は、シモーヌ・ヴェイユ(フランスの女性哲学者)の紹介者、翻訳者として著名だった故田辺保先生も、絶賛なさっていた。

記事で言及した田辺先生はシモーヌ・ヴェイユの翻訳、研究家として日本で第一人者でしたが、河津さんの作品をお送りしたことがあったことを思い出しました。

河津さんのアマゾン著者ページはこちらhttps://amzn.to/34xRf8b

わたしの作品では「侵入者」が『文學界』2008年07月号でベスト5に選ばれました。「侵入者」は「鶏の鳴くころ」と抱き合わせて『結婚という不可逆的な現象』というタイトルでKindle版にしています。

以下に、アマゾン掲載中の『台風』の商品説明から引用します。

大学生の息子と受験を控える娘を持つ専業主婦の央子は、夫に違和感を覚えるようになっていた。
古い借家が白蟻、そして台風に見舞われたとき、家族はそれにどう対処したのか。
リアリズムの手法で、社会状況を背景に人間の心理を丁寧に掘り下げ、台風を克明に描いた純文学小説。

「もの凄い風圧に家と共に耐えるだけで、母子が何も考えられなくなってほどなく、爆音――としか思えない音――が轟いた。家が回転するように大きく揺らいだ。
 午前11時48分。このとき日田で、大分地方気象台が観測史上最大となる最大瞬間風速50・2メートルを記録していた」

物語の舞台は大分県日田市。登場する長沢一家は四人と一匹で、世帯主の功(いさお)、妻の央子(ひさこ)、長男の亘(わたる)、長女の美亜(みあ)、ジャンガリアン・ハムスターのフレーズ。

〈目次〉
第一章 古びた大きな借家
第二章 白蟻事件
第三章 家庭問題
第四章 平成十六年、台風第十八号の上陸
第五章 風速五○・二メートルの恐怖
第六章 損壊した借家
第七章 人間模様
第八章 夫婦
第九章 損害賠償の請求と長男
第十章 引っ越し

以下に、アマゾン掲載中の『結婚という不可逆的な現象』の商品説明から引用します。

かけがえのない家庭で起きた予期せぬ出来事。世間ではありふれた出来事の一つにすぎなかったが、薫子にとっては全身全霊で対処する必要に迫られた大事件であった……精緻な心理描写と哲学的な考察で個人の背後に存在するこの国の流儀を浮かび上がらせ、人生のはかない美しさを描き出す。

「侵入者」は平成19年に執筆した短編小説で、同人誌「日田文学」56六号(編集人・江川義人、発行人・河津武俊、平成20年)に発表。「侵入者」は「文学界」7月号(文藝春秋、平成20年)・同人雑誌評蘭で今月のベスト5の一編に選ばれた。
「鶏の鳴くころ」は、「侵入者」の続編として平成27年に執筆した短編小説。

以下はアマゾン・キンドルストアの拙著者ページです。拙電子著書一覧を御覧いただけます。

Amazon.co.jp: 直塚万季: 作品一覧、著書略歴
https://amzn.to/2XlMha2

| | コメント (0)

2021年5月17日 (月)

久しぶりに娘と作った餃子。「あなごと牡蠣のぜいたく弁当」(あなご処城山本店さくら庵) 。夫の友人が送ってくださった励ましのお菓子。東京五輪を控えるアスリートがワクチンの副反応でボロボロに。

Img_3275_b

久しぶりの餃子。

中華系の料理を作るたびに、手間がかかるのにうんざりして「もう2度と中華は作らない!」といってしまいますが、娘が「そういうわりにはよく作るよね」といいます。

手間がかかるだけに美味しいので、つい作ってしまうのですね。でも、この餃子は比較的楽ちんでした。

というのも、休みだった娘が包むのをほぼ1人でやってくれたので、わたしは餡を作り、焼くだけで済みました。これで1人ぶんです。

娘は包み終えたとき、ちょっとうんざりした顔つきになっていたので、お詫びに娘の好きなキッコーマンのレシピで「もやしと油揚げの和え物」を作りました。

この和え物、もやしを強火でさっと茹でて、シャキシャキした歯触りを残すのがコツのようです。

わたしは、フライパンで焼き細切りにした油揚げを和え衣にまず放ってから、もやしを加えるようにしています。油揚げにしっかり味がついて、時間が経っても美味しいです。これに卵スープでした。

家で作る餃子は、お店のに比べるとあっさりした味わいで、本当に美味しい。また作りたいですね、娘が包む気になったときに……。

子供達が子供のころはよく作っていました。子供達に包ませて。夫はその頃、料理のリの字もしませんでしたが(今ではパスタ、素麺、焼きそば等、すっかり麺類のマエストロ?)、餃子作りには夫も参加させていました。

面白がりながら賢明に包む娘、幼い息子の包むおかしな形がほほえましくて、よい思い出です。その息子は――成長してからわかりましたが――料理の勘がいいほうで、結構自炊もこなすようです。

Img_3273_d

百貨店の『おめざ感謝祭』に出ていた「あなごと牡蠣のぜいたく弁当 元祖宮島弁当」が忘れられない美味しさでした。閉店間際で安くなっていました!

実家にいたころはウナギとアナゴを同じくらいの頻度で見かけていましたが、結婚してから移り住んだ4カ所では、あまりアナゴを見かけません。土地柄なのか時代的なものなのかはわかりません。

オフィシャルサイトがありました。

あなご処城山本店さくら庵
http://shiroyamahonten.sakura.ne.jp/2tenpo.html

Img_0715_c-2    

夫の友人からお菓子が……こちらでは「コロナ患者が増えているようなので、元気を出して貰おうと思って」送ってくださったとのことです。福岡のほうが増えていそうな気もしますが、ありがたく家族でいただきました。ありがとうございます!

お菓子を送ってくださった夫の昔からのそのお友達は平家の末裔だそうで、集まりの案内状が届くそうですよ。

面倒見のよいかたなので、夫が羽目を外したときなどに相談に乗っていただきました。ですから、夫には勿論のこと、わたしにとっても大事な存在です。コロナにはお互いに注意したいですね。

そして、当ブログをご訪問くださったあなた様もコロナには注意し、ご無事でいてください。といっても、精神力だけでは難しいものがあるので、イベルメクチンで予防するのもいいと思います……あからさまに勧めることはできませんが、その関連の記事を発信していますので、興味がおありのかたは以下のカテゴリーをご覧ください。

カテゴリー「新型コロナ対策: イベルメクチン」の12件の記事
https://elder.tea-nifty.com/blog/cat24317588/index.html

わたしは自己責任で個人輸入代行「ユニドラ」さんを通して、ストロメクトール(イベルメクチン)のジェネリックを購入しています。ジェネリックには否定的でしたが、この製品は日本国内正規品を製造しているサン・ファーマのジェネリックという安心感があります。

参考までに。

ウィキペディア「サンファーマ」

前記事に貼り付けた拙ツイートからも以下のニュースにリンクしていましたが、東京オリンピックを控えるアスリートがコロナワクチンの副反応でボロボロになるようでは、オリンピックもおぼつかない話です。イベルメクチンを特例承認して配れば、解決する話ではないでしょうか。

第一、アスリートがボロボロになるようなワクチンをワクチンといえますか?

料理の話がいつのまにか、ワクチンとイベルメクチンの話になりました。

前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を動画にする予定ですが、加筆分を加えて1本の動画にするか前後編の動画にするか迷っています。

以下が加筆分です(「Nのめもちょう」)。

ワイス博士の前世療法の問題点について、神秘主義的観点から考察する ①
https://n2019memo.blogspot.com/2021/04/blog-post.html

ワイス博士の前世療法の問題点について、神秘主義的観点から考察する ②
https://n2019memo.blogspot.com/2021/04/blog-post_3.html

ワイス博士の前世療法の問題点について、神秘主義的観点から考察する ③著名なヨガ行者パラマンサ・ヨガナンダと前世療法における「前世の記憶」の様態の決定的違い
https://n2019memo.blogspot.com/2021/04/blog-post_73.html

| | コメント (0)

2021年5月 3日 (月)

神秘主義的エッセーブログ「109」に加筆しました

ゴールデンウィークを如何お過ごしでしょうか?

コロナ騒ぎと他に気にかかることもあって、あまりゴールデンウィークという気分が出ません。夫の勤務は2日行って1日休みというサイクルに変わりなく、娘は休日出勤がありました。

コロナ情報が気になり、記録しておきたいことが新たに出てきました。それは別記事にします。

今、はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開中の以下の記事を動画にしているところです。

2021-02-17
109 田中保善著『泣き虫軍医物語』に見る第二次世界大戦の諸相
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2021/02/17/114030

動画を作成しながら、一人でも多くの人にこの本の存在を知ってほしいという思いでいっぱいになりますが、現実は、「日本軍慰安所マップ」というサイトがマップ作成の資料として、『泣き虫軍医物語』から何箇所も引用しているという不当、不名誉な状態にこの本は置かれています。

なぜそう感じるかは、前掲記事を読んでいただければ、わかっていただけるのではないかと思います。『泣き虫軍医物語』全体を読めば、あの戦争が日本人にとってどのようなものであったのかが胸に迫ってきます。それを少しでも伝えたいと思い、動画にすることにしました。

1時間と長いので、視聴していただけるかしらと思いますけれど。それ以前に、ちゃんと仕上がるかどうかですね。機械朗読を標準語話者せいじくんにお願いして、彼が頑張ってくれたところです。音楽はまだこれから……。

動画化に当たり、「109」に加筆しました。この挿入文は朗読には反映しませんが、動画の画面で見ていただけるように作成しています。

田中氏が命拾いした体験を前掲書『鹿島市史 真実の記録』から拾っておこう。(田中,1990,pp.157-158)

  1. 輸送船が敵の潜水艦に撃沈→海に飛び込んだ約 500 人死亡したが助けられた
  2. ボルネオへ航行中のマニラ丸に敵の砲弾が命中→不発弾
  3. 陣地巡回診察中、敵戦斗機に狙われ機銃掃射→軍刀の鞘に命中
  4. クダット県知事公舎に敵の戦斗機が三機来襲→直前に脱出成功
  5. 患者輸送隊コタブルト到着で準備された大きな医務室を敵が早朝、大爆撃→前夜、患者のいるアバラ屋に戻って無事

| | コメント (0)

2021年4月26日 (月)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Kindle版)』をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays 1)』(Kindle版、ASIN:B00BV46D64)をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

4月21日ごろ、イギリスのKindleストアでお買い上げいただいたようです。イギリスでのお買い上げは3冊目でした。『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、87冊お買い上げいただいたことになります。

  • イギリス……3冊
  • オーストラリア……2冊
  • ブラジル……1冊
  • カナダ……2冊
  • 日本……35冊
  • アメリカ……36冊
  • ドイツ……4冊
  • メキシコ……1冊
  • イタリア……1冊
  • フランス……2冊

サンプルをダウンロードできます。

村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)

以下に、アマゾンに掲載中の商品説明を引用します。

商品の説明

自由な立場から書かれた本書は鋭い分析力を特徴とし、文学界のみならず日本文化そのものに警鐘を鳴らしている。
2006年5月3日から7日にかけて、著者は自身のブログで、小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」を公開した。その小論に加えて、近年のノーベル文学賞作家オルハン・パムク、ドリス・レッシング、ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ各人の作品に関する雑感を紹介する中で、村上春樹がノーベル文学賞作家にふさわしいだけのわが国の誇りとできる作家であるのかどうかを検証した評論を2009年5月、同人雑誌に発表。本書はそれに加筆・訂正を行ったものである。

〈目次〉
 はじめに
 Ⅰ 村上春樹現象
 Ⅱ 小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ
 Ⅲ オルハン・パムク『わたしの名は紅』を分析する
 Ⅳ 乾いた知性、強烈な社会性――ドレス・レッシング
 Ⅴ ル・クレジオの光と風
 Ⅵ 最後に
 あとがき
 第二版あとがき 

以下はアマゾン・キンドルストアの著者ページです。拙電子著書一覧を御覧いただけます。

Amazon.co.jp: 直塚万季: 作品一覧、著書略歴
https://amzn.to/2XlMha2

| | コメント (0)

ただ今、動画作成中、ボルネオに棲む動物達。おひつ。

コロナワクチンのことが気になり、ツイッターと厚労省のホームページに張り付いていました。まだ張り付くつもりですが、ずっとお預けになっていた動画を2本至急作らなくてはと思い、今、以下の動画を作っているところです。この2本が終わらないと、先へ進めません。

2021-02-17
109 田中保善著『泣き虫軍医物語』に見る第二次世界大戦の諸相
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2021/02/17/114030

職業作家が書いた、ただ悲惨なだけの戦争体験記は何冊も読みましたが、田中氏がお書きになったような、半ば冒険物語のように読ませてしまう面白い――といっては不謹慎でしょうか――戦争体験記は初めて読みました。現地の様子が本当によくわかります。ある意味で、『ロビンソン・クルーソー』より凄い。

首狩り族の話なんかも、採り上げたかったのですけれどね。

動画に、どんな画像をお借りしようかと思い、田中軍医が行かれたボルネオ島をPixabayで画像検索したら、森に棲む色々な動物の画像が出てきました。緑色のヘビの画像なども出てきました。

大蛇の話も採り上げたいと思いながら、割愛せざるをえませんでした。田中氏のご著書に出てきたのはニシキヘビです。

ある日、百六十高地の右側の機銃陣地に行くために、大きな岩盤が左右から迫っている谷川を通ってニッパヤシの急造兵舎に着いた田中軍医を驚かせる出来事がありました。田中保善著『泣き虫軍医物語』(毎日新聞社、1980、105頁)より引用します。

兵舎の入り口に大蛇の皮が吊ってあり、中に入るには大蛇の皮の下を通らねばならない。全長四メートルくらいで一方の柱には頭、他方の柱には尻尾が垂れ下がり、蛇の中胴は入り口の梁に結びつけてあった。中に入ったら下番の兵隊や患者がいて、
「軍医殿が昨日、見えられたら蛇料理があったのですが、残念でした。もう食べてしまいました。軍医殿が通って来られた岩盤のある谷川で、昨日の朝大蛇を発見し、皆で捕らえたのです。四メートルはありますね、錦蛇で毒はないそうです」
 重労働と病苦に悩まされながら、兵隊達は朗らかであった。

そういえば拙小説『台風』にヘビのことを長々と書いたら、日田文学でお世話になった河津さんから酒席でヘビ女みたいにいわれましたっけ。ヘビが好きなわけじゃありませんと何度もいったのに……むしろ怖くて嫌いだから、当時借りていた古い大きな家の庭によく出るヘビを観察せざるをえなかったのですね。

観察してみて、ヘビの生きる苦労がよくわかると、小説に出したくなるではありませんか。ヘビの苦労がどうわかったのかは、Kindle版で出ている作品をご覧ください。わたしは図鑑が好きですが、わたしが小説に書いたようなことを書いた文章に出合ったことはないので、あるいはわたしの勘違いということもあります(?)。

河津さんは当然、書いていらっしゃると思いますが、隠居なさっているかのような年賀状の内容が続くと……ちょっと気になります。河津さんも田中氏と同じお医者さんですが、ヘビ嫌いの河津さんだったら、前掲の田中氏の文章にどう反応なさるでしょう?

可愛らしいボルネオのお猿さんの画像を見つけました。動画にはお借りしませんが、当ブログにお借りします。

Monkey5252087_640

barnabasvormwaldによるPixabayからの画像

話題は変わります。

昨年から迷っていた、おひつを購入しました。過去記事で書いたストウブ「ラ ・ココット de GOHAN M」は小ぶりなので重宝しています。ご飯を炊くには、これが一番です! 

でも、これでご飯を炊くと、他の用途に使えませんし、翌朝のぶんのご飯はタッパーウェアに入れて冷蔵庫行きとなります。

娘が朝はご飯。夫はほぼパンで、気分によってご飯。わたしはなんでもいいのですが、前日夕飯のご飯を炊飯器に残しておくのが常でした。

夫が定年退職後に再就職してから、勤務の関係もあって朝ご飯が変則的になり(夜間フロント&警備という仕事内容で、大体二日ごとに休みが来ます)、家族揃って同じメニューの朝ご飯というパターンではなくなっています。

ストウブで炊くにせよ、炊飯器で炊くにせよ、翌日の朝から、お昼くらいまで持たせられるという昔ながらの「おひつ」がほしいと、昨年から迷っていたのです。

そして、ついに購入しました。お値段はピンからキリまであります。高いものには手が出ないので、評判のよさそうな比較的リーズナブルなものを選びました。

木曽の桶屋 木曽さわらのおひつ(江戸びつ)7寸 5合用
メーカー : 志水木材産業
ASIN : B005XUIU54

使いこなせるか心配でした。むしろ炊飯器より、後片付けの点では楽かな。志水木材産業さんのホームページはしっかりしていて、修理も受け付けているようです。

志水木材産業
https://shimizumokuzai.jp/

満足度が高いのは、夫です。

というのも、猫舌の夫には、おひつに入れてほどよい温かさになったご飯が温度的にいいらしく、また蓄膿症の手術を受けてから匂いに敏感になったようで、さわら(ヒノキ科)がほのかに香るのが心地よいらしい……昔の人だ、彼はやはり(昔の物のよさを知っているという意味ですよ)。

わたしはおひつのご飯が気に入りました。ストウブで炊いたご飯をおひつに移して食卓に出すことが多くなりそうですが、炊飯器は便利なので、今後も使っていくでしょうね。

Img_0710_a

可愛いです。おひつに使われている檜系さわらの水分調節機能と殺菌効果には、脱帽。昔の人の智惠、工夫は凄い。炊飯器で保温するより、美味しいですよ。

おひつと一緒に、サンクラフトのタルト型と安田木工所 製パン・製菓ボード(人工大理石製)を注文しました。これでパンが作れます! 

前から作ってみたかったのですが、道具を揃えて作りたいとまでは思わなかったのです。キッシュをパウンド型で作ってみたのがきっかけになるとは思いませんでした。

人工大理石のホードは嵩張るので、洗いにくいし、収納しにくいですが、清潔に保てますし、使いやすいです(といっても、まだキッシュに使うパイシートを伸ばしただけ)。Amazonのレビューに、割れて届いたというのがありました。返品は面倒だなと思いつつ注文したので、割れずに届いてホッとしました。

そのうち、家族が好きなウインナーパンを作ってみたいと考えています。

今回購入したタルト型は底がとれるタイプなので、前に、底の深い、底のとれないパウンド型でキッシュを作ったときに比べると、取り出すのが楽ちんでした。サイズは18センチでよかったかも……わたしが購入したのは21センチです。

家族のリクエストで同じ具材になりましたが、色々と替えて試してみたいですし、アップルパイなんかも作りたくなりますね。しばらくは動画作成のため、パン作りもパイ作りもお預けです。

Img_3235-1

| | コメント (0)

2021年4月20日 (火)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Kindle版)』をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays 1)』(Kindle版、ASIN:B00BV46D64)をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

4月15日ごろ、オーストラリアのKindleストアでお買い上げいただいたようです。オーストラリアでのお買い上げは2冊目でした。『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、86冊お買い上げいただいたことになります。

  • オーストラリア……2冊
  • ブラジル……1冊
  • カナダ……2冊
  • 日本……35冊
  • アメリカ……36冊
  • ドイツ……4冊
  • イギリス……2冊
  • メキシコ……1冊
  • イタリア……1冊
  • フランス……2冊

サンプルをダウンロードできます。

村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)

以下に、アマゾンに掲載中の商品説明を引用します。

商品の説明

自由な立場から書かれた本書は鋭い分析力を特徴とし、文学界のみならず日本文化そのものに警鐘を鳴らしている。
2006年5月3日から7日にかけて、著者は自身のブログで、小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」を公開した。その小論に加えて、近年のノーベル文学賞作家オルハン・パムク、ドリス・レッシング、ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ各人の作品に関する雑感を紹介する中で、村上春樹がノーベル文学賞作家にふさわしいだけのわが国の誇りとできる作家であるのかどうかを検証した評論を2009年5月、同人雑誌に発表。本書はそれに加筆・訂正を行ったものである。

〈目次〉
 はじめに
 Ⅰ 村上春樹現象
 Ⅱ 小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ
 Ⅲ オルハン・パムク『わたしの名は紅』を分析する
 Ⅳ 乾いた知性、強烈な社会性――ドレス・レッシング
 Ⅴ ル・クレジオの光と風
 Ⅵ 最後に
 あとがき
 第二版あとがき 

以下はアマゾン・キンドルストアの著者ページです。拙電子著書一覧を御覧いただけます。

Amazon.co.jp: 直塚万季: 作品一覧、著書略歴
https://amzn.to/2XlMha2

| | コメント (0)

2021年3月 2日 (火)

Kindleストアで販売中の短編純文学小説『昼下がりのカタルシス』の表紙を替えました

拙電子書籍のお知らせが続きます。このお知らせと一緒に、新型コロナワクチンに関する動画を紹介するつもりでしたが、次の記事にします。

新型コロナワクチンには賛否両論あるようです。「賛」のほうはメディアが流しているので、懸念を表明しているほうの動画を紹介したいと思っています。

批判的または警告的な情報がYouTubeやツイッターで削除対象になることが珍しくない状況に、言論弾圧みたいで異常な世相だと感じますが(2020米大統領選のときからこの傾向が顕著ですね)、既存メディアに依拠した生活をなさっているかたにはこの異常性が伝わらないかもしれません。

ただ、わたし自身は科学音痴であるため、多くの情報を集めたいと思っている段階でして、「賛」「否」いずれに属する情報にもなるべく目を通すようにしています。

小倉に住む友人から電話がかかってきて、この件でも大いに話が盛り上がりました。

以下はAmazonの商品説明より

 一キリスト者と一神秘主義者の死をも超えた静かな対決。
 地下に潜らざるをえなかった神秘主義思想の歴史、「わたし」の境遇と片恋といってよい情感とが作品の通奏低音となっている。
 新約聖書のパウロの言葉とマグダラのマリア伝説が妖しく絡み合う。
 本格的神秘主義小説。

 青雨は華やいで見えた。太り気味だが品のよい、中年の――わたしと同年代ではないだろうか――女性にしきりに話しかけながら、時折、軽い驚きを籠めた眼で、もう一人の若い女性を見ていた。
 その女性は、御伽の国から抜け出したように綺麗だった。袖なしの黒のレースドレスを着ていて、まるい、すべすべした肩をむき出しにしている。腰にはアンティーク調の茶色いベルトをゆるやかに巻いていた。お菓子のようなミニハットを被っている。編み込んだ髪の毛。柔らかな頬の線はまだ少女のものだった。(本文より)

 

以下はアマゾン・キンドルストアの著者ページです。拙電子著書一覧を御覧いただけます。

Amazon.co.jp: 直塚万季: 作品一覧、著書略歴
https://amzn.to/2XlMha2

| | コメント (0)

2021年2月26日 (金)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Kindle版)』をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays 1)』(Kindle版、ASIN:B00BV46D64)をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

2月16日ごろ、カナダのKindleストアでお買い上げいただいたようです。カナダでのお買い上げは2冊目でした。『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、85冊お買い上げいただいたことになります。

  • オーストラリア……1冊
  • ブラジル……1冊
  • カナダ……2冊
  • 日本……35冊
  • アメリカ……36冊
  • ドイツ……4冊
  • イギリス……2冊
  • メキシコ……1冊
  • イタリア……1冊
  • フランス……2冊

サンプルをダウンロードできます。

村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)

以下に、アマゾンに掲載中の商品説明を引用します。

商品の説明

自由な立場から書かれた本書は鋭い分析力を特徴とし、文学界のみならず日本文化そのものに警鐘を鳴らしている。
2006年5月3日から7日にかけて、著者は自身のブログで、小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」を公開した。その小論に加えて、近年のノーベル文学賞作家オルハン・パムク、ドリス・レッシング、ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ各人の作品に関する雑感を紹介する中で、村上春樹がノーベル文学賞作家にふさわしいだけのわが国の誇りとできる作家であるのかどうかを検証した評論を2009年5月、同人雑誌に発表。本書はそれに加筆・訂正を行ったものである。

〈目次〉
 はじめに
 Ⅰ 村上春樹現象
 Ⅱ 小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ
 Ⅲ オルハン・パムク『わたしの名は紅』を分析する
 Ⅳ 乾いた知性、強烈な社会性――ドレス・レッシング
 Ⅴ ル・クレジオの光と風
 Ⅵ 最後に
 あとがき
 第二版あとがき 

以下はアマゾン・キンドルストアの著者ページです。拙電子著書一覧を御覧いただけます。

Amazon.co.jp: 直塚万季: 作品一覧、著書略歴
https://amzn.to/2XlMha2

| | コメント (0)

2021年2月25日 (木)

慰安婦問題、再び。今後の創作予定。KAGAYAさんの美しいツイート。

慰安婦問題が再燃しているようなので(というより、火のないところに煙が立ち続けている鬱陶しい問題)、それを話題にしている政治家や保守系言論人に働きかけてみましたが、なかなか目に留まらぬ様子です。

働きかけたい女性政治家が数名いるのですが、なかなかお忙しそうで、この話題が出ていないところへは働きかけにくいのです。でも、一般の人で、ぽつぽつ「いいね」「リツイート」してくれる人があり、嬉しくなりました。

以下は「マダムNの神秘主義的エッセー」内ランキングの結果です。

Ran

ランキング入りしていなかったのが、2位になっていますから、アクセスが増えたことは間違いないようです。今後も働きかけを続けようと思いました。

「日本軍慰安所マップ」にこの本が資料として何箇所も引用されているという問題もありますが、第二次世界大戦の末期に日本の軍人がどのようであったかをこの本ほど如実に語っている本は他にないと思うので、政治家、言論人には特に知ってほしいと思うのです。

板東さんの、これはよいニュース。

ところで、コロナワクチン問題とムーンショット計画(ご存じのかたは少ないかもしれません)が関係あるように思われ、コロナワクチンに関する動画の文字起こしをしていました。次の記事にします。

最近美味しいピクルスを作ったので、レシピの紹介もしたいのですが、「田中保善著『泣き虫軍医物語』に見る第二次世界大戦の諸相」の動画化に時間がかかりそうです。

今回も機械朗読担当を御願いするせいじくんにしゃべらせてみたら約1時間になりました。10分以上になるときっと飽きられると思うので、分割を迷います。ただ分割するとなると、わたしの硬めの動画では、なかなか②へ行って貰えないでしょう。

この動画の次に、順番が後先になってしまった「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」の動画化を予定しています。これも加筆が済めば、長くなりそう。

これらが終われば、他にもまとめたい記事があるので、合間にそれをしながら、萬子媛をシテのモデルにした新作能へ。延ばしっぱなしですが、今年中に目途をつけたいです。

KAGAYAさんの美しいツイートを、いつも楽しみにしています。最近見とれた写真のツイートを貼らせていただきます。

 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

★シネマ・インデックス ★マダムNの文芸作品一覧 ★当サイトで紹介した作家、思想家一覧 ☆☆紹介記事 ☆マダムNのサイト総合案内 ☆メールフォーム ☆作品の商業利用、仕事の依頼について Livly Notes:アストリッド・リンドグレーン Notes:アントニオ・タブッキ Notes:グノーシス・原始キリスト教・異端カタリ派 Notes:不思議な接着剤 Notes:卑弥呼 Notes:国会中継 Notes:夏目漱石 Notes:源氏物語 Notes:百年文庫(ポプラ社) Notes:萬子ひめ Theosophy(神智学) top page twitter ◆マダムNの電子書籍一覧 ◇高校生の読書感想文におすすめの本 「祐徳院」らくがきメモ あいちトリエンナーレ/ジャパン・アンリミテッド おすすめKindle本 おすすめYouTube おすすめサイト お出かけ お知らせ ぬいぐるみ・人形 やきもの よみさんの3D作品 アクセス解析 アニメ・コミック アバター イベント・行事 イングリット・フジコ・ヘミング ウェブログ・ココログ関連 ウォーキング エッセー「バルザックと神秘主義と現代」 エッセー「文学賞落選、夢の中のプードル」 エッセー「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」 エッセー「百年前の子供たち」 オペラ・バレエ・コンサート オルハン・パムク カリール・ジブラン(カーリル・ギブラン) ガブリエラ・ミストラル クッキング グルメ コラム「新聞記事『少女漫画の過激な性表現は問題?』について」 シネマ シモーヌ・ヴェイユ ショッピング テレビ ニュース ハウツー「読書のコツを少しだけ伝授します」 バルザック パソコン・インターネット マダムNのYouTube マダムNの他サイト情報 マリア・テレジア メモ帳Ⅰ メモ帳Ⅱ ライナー・マリア・リルケ 俳句 健康 №1(治療中の疾患と服用中の薬) 健康 №2(体調)  健康 №3(受診) 健康 №4(入院) 健康 №5(お役立ち情報etc) 健康 №6(ダイエット) 健康 №7(ジェネリック問題) 健康 №8(日記から拾った過去の健康に関する記録) 健康№8(携帯型心電計) 児童文学 児童文学作品「すみれ色の帽子」 写真集「秋芳洞」 創作関連(賞応募、同人誌etc) 占星術・タロット 友人の詩/行織沢子小詩集 地域 夫の定年 季節 家庭での出来事 山岸凉子 思想 恩田陸の怪しい手法オマージュ 息子の就活 息子関連 手記「枕許からのレポート」 文化・芸術 文学 №1(総合・研究)  文学 №2(自作関連) 新型コロナ対策: イベルメクチン 日記・コラム・つぶやき 時事・世相 書籍・雑誌 未来予知・予測(未来人2062氏、JJ氏…) 村上春樹 村上春樹現象の深層 東京旅行2012年 植物あるいは動物 検索ワードに反応してみました 歴史 瀕死の児童文学界 父の問題 珈琲 神戸旅行2015 神秘主義 福島第一原発関連 科学 経済・政治・国際 美術 能楽 自作短編童話「風の女王」 自作童話「不思議な接着剤」 芥川賞・三田文學新人賞・織田作之助青春賞 萬子媛 - 祐徳稲荷神社 薔薇に寄せて☆リルケの詩篇『薔薇』のご紹介 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』 評論・文学論 連載小説「地味な人」 電子書籍 音楽