カテゴリー「文学 №2(自作関連)」の695件の記事

2021年3月 2日 (火)

Kindleストアで販売中の短編純文学小説『昼下がりのカタルシス』の表紙を替えました

拙電子書籍のお知らせが続きます。このお知らせと一緒に、新型コロナワクチンに関する動画を紹介するつもりでしたが、次の記事にします。

新型コロナワクチンには賛否両論あるようです。「賛」のほうはメディアが流しているので、懸念を表明しているほうの動画を紹介したいと思っています。

批判的または警告的な情報がYouTubeやツイッターで削除対象になることが珍しくない状況に、言論弾圧みたいで異常な世相だと感じますが(2020米大統領選のときからこの傾向が顕著ですね)、既存メディアに依拠した生活をなさっているかたにはこの異常性が伝わらないかもしれません。

ただ、わたし自身は科学音痴であるため、多くの情報を集めたいと思っている段階でして、「賛」「否」いずれに属する情報にもなるべく目を通すようにしています。

小倉に住む友人から電話がかかってきて、この件でも大いに話が盛り上がりました。

以下はAmazonの商品説明より

 一キリスト者と一神秘主義者の死をも超えた静かな対決。
 地下に潜らざるをえなかった神秘主義思想の歴史、「わたし」の境遇と片恋といってよい情感とが作品の通奏低音となっている。
 新約聖書のパウロの言葉とマグダラのマリア伝説が妖しく絡み合う。
 本格的神秘主義小説。

 青雨は華やいで見えた。太り気味だが品のよい、中年の――わたしと同年代ではないだろうか――女性にしきりに話しかけながら、時折、軽い驚きを籠めた眼で、もう一人の若い女性を見ていた。
 その女性は、御伽の国から抜け出したように綺麗だった。袖なしの黒のレースドレスを着ていて、まるい、すべすべした肩をむき出しにしている。腰にはアンティーク調の茶色いベルトをゆるやかに巻いていた。お菓子のようなミニハットを被っている。編み込んだ髪の毛。柔らかな頬の線はまだ少女のものだった。(本文より)

 

以下はアマゾン・キンドルストアの著者ページです。拙電子著書一覧を御覧いただけます。

Amazon.co.jp: 直塚万季: 作品一覧、著書略歴
https://amzn.to/2XlMha2

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2021年2月26日 (金)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Kindle版)』をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays 1)』(Kindle版、ASIN:B00BV46D64)をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

2月16日ごろ、カナダのKindleストアでお買い上げいただいたようです。カナダでのお買い上げは2冊目でした。『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、85冊お買い上げいただいたことになります。

  • オーストラリア……1冊
  • ブラジル……1冊
  • カナダ……2冊
  • 日本……35冊
  • アメリカ……36冊
  • ドイツ……4冊
  • イギリス……2冊
  • メキシコ……1冊
  • イタリア……1冊
  • フランス……2冊

サンプルをダウンロードできます。

村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)

以下に、アマゾンに掲載中の商品説明を引用します。

商品の説明

自由な立場から書かれた本書は鋭い分析力を特徴とし、文学界のみならず日本文化そのものに警鐘を鳴らしている。
2006年5月3日から7日にかけて、著者は自身のブログで、小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」を公開した。その小論に加えて、近年のノーベル文学賞作家オルハン・パムク、ドリス・レッシング、ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ各人の作品に関する雑感を紹介する中で、村上春樹がノーベル文学賞作家にふさわしいだけのわが国の誇りとできる作家であるのかどうかを検証した評論を2009年5月、同人雑誌に発表。本書はそれに加筆・訂正を行ったものである。

〈目次〉
 はじめに
 Ⅰ 村上春樹現象
 Ⅱ 小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ
 Ⅲ オルハン・パムク『わたしの名は紅』を分析する
 Ⅳ 乾いた知性、強烈な社会性――ドレス・レッシング
 Ⅴ ル・クレジオの光と風
 Ⅵ 最後に
 あとがき
 第二版あとがき 

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2021年2月25日 (木)

慰安婦問題、再び。今後の創作予定。KAGAYAさんの美しいツイート。

慰安婦問題が再燃しているようなので(というより、火のないところに煙が立ち続けている鬱陶しい問題)、それを話題にしている政治家や保守系言論人に働きかけてみましたが、なかなか目に留まらぬ様子です。

働きかけたい女性政治家が数名いるのですが、なかなかお忙しそうで、この話題が出ていないところへは働きかけにくいのです。でも、一般の人で、ぽつぽつ「いいね」「リツイート」してくれる人があり、嬉しくなりました。

以下は「マダムNの神秘主義的エッセー」内ランキングの結果です。

Ran

ランキング入りしていなかったのが、2位になっていますから、アクセスが増えたことは間違いないようです。今後も働きかけを続けようと思いました。

「日本軍慰安所マップ」にこの本が資料として何箇所も引用されているという問題もありますが、第二次世界大戦の末期に日本の軍人がどのようであったかをこの本ほど如実に語っている本は他にないと思うので、政治家、言論人には特に知ってほしいと思うのです。

板東さんの、これはよいニュース。

ところで、コロナワクチン問題とムーンショット計画(ご存じのかたは少ないかもしれません)が関係あるように思われ、コロナワクチンに関する動画の文字起こしをしていました。次の記事にします。

最近美味しいピクルスを作ったので、レシピの紹介もしたいのですが、「田中保善著『泣き虫軍医物語』に見る第二次世界大戦の諸相」の動画化に時間がかかりそうです。

今回も機械朗読担当を御願いするせいじくんにしゃべらせてみたら約1時間になりました。10分以上になるときっと飽きられると思うので、分割を迷います。ただ分割するとなると、わたしの硬めの動画では、なかなか②へ行って貰えないでしょう。

この動画の次に、順番が後先になってしまった「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」の動画化を予定しています。これも加筆が済めば、長くなりそう。

これらが終われば、他にもまとめたい記事があるので、合間にそれをしながら、萬子媛をシテのモデルにした新作能へ。延ばしっぱなしですが、今年中に目途をつけたいです。

KAGAYAさんの美しいツイートを、いつも楽しみにしています。最近見とれた写真のツイートを貼らせていただきます。

 

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2021年1月25日 (月)

(26日にオーラに関する追記)「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を動画化するに当たって、ワイス博士の著作を読書中②

米大統領選のことで頭がいっぱいで、宿題を放置したままだった。旧年中に済ませるはずの宿題が何一つできていない。予定通りであれば、今頃は、萬子媛をシテのモデルとした新作能に取り組んでいたはずだった。

2020年11月29日 (日)
YouTubeで公開中の動画「魔女裁判の抑止力となった……」に日本語字幕を付けました。今後の動画作成予定。
https://elder.tea-nifty.com/.preview/entry/0fedaf086b81b45450c92466fd59cbdd

とりあえずは、12月22日付けで下書きのままだった「ワイス博士の著作を読書中②」をアップしておきたい。再度ざっと読み直して再考し、まとめ、それをもとに「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を改稿した上で、動画作成に入ろうと思う。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

拙エッセー「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」に加筆するために、ブライアン・L・ワイス(山川紘矢・亜希子訳)『前世療法――米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』(PHP研究所、1991)を図書館から借りて読んでいた。

ところがこの本が汚されていて、勇気を出しても開くことができない。仕方なく、文庫版を購入。ブライアン・L・ワイス(山川紘矢・亜希子訳)『前世療法――米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』(PHP文庫 - PHP研究所、1996)。文庫版を読了した感想は、以下の過去記事で書いたことと変わらない。

2020年11月19日 (木)
「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を動画化するに当たって、ワイス博士の著作を読書中
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/11/post-955041.html

被験者キャサリンは検査技師。彼女の父親は船乗りで家を留守にしがちであり、長年アルコール中毒患者だった。母親は鬱状態になり、精神科医にかかったりしたが、大事に至らずに済んだ。

父親のアルコールの消費量が増えるにしたがって、母親とのいさかいが激しくなり、母親は次第に暗く、黙りがちになった。しかし、キャサリンは、これも一つの家庭のあり方だとして、受け入れていた。
 家の外では、ずっとうまくいっていた。高校に入学すると、彼女はデイトをし、友達にも溶け込み、ほとんどの友達とはその後もずっとつき合っていた。しかし、彼女はなかなか人を信頼できない自分に気かついた。特に自分の友達の小さなグループ以外の人は、どうも苦手だった。(ワイス、山川紘矢・亜希子訳、1996,P.13)

こうしたことを、キャサリンはワイス博士のカウンセリングによって、自力で思い出している。

高校卒業後、2年間専門学校に通い、検査技師の職を得て自活するようになると、「自分の家のごたごたから逃げ出せたのがうれしかった」(ワイス、山川紘矢・亜希子訳、1996,P.14)

ところが彼女が病院で働いていたときに知り合った小児科医スチュアートと知り合ってから、恐怖症や不安の発作が頻繁に起こるようになる。

その原因を探るために、ワイス博士はキャサリンに前世療法を行うに至る。前世療法を行わなければならないような事例だろうかと素人のわたしは疑問に思う。

なぜなら、キャサリンの精神的な異変はスチュアートとの出会いのときからで、彼女はそのスチュアートとは不倫関係に陥っていたからである。彼女の混乱の原因がこのこと以外にあるだろうか。

相思相愛で、家族にも友人達にも社会的にも祝福された、美しくあるべきはずの恋愛が不倫であったため、彼女には良心の呵責に耐えられないとか自己嫌悪といった精神的葛藤が起きただろうし、スチュアートに対する不信感も当然起きただろう。

ただ、彼女には父親から幼児期に性的悪戯を受けたトラウマがあった。

キャサリンの神経症の原因として考えられるのは、一にキャサリンが自ら惹き起こした不倫、二に父親という他者から惹き起こされた性的トラウマなのだが、ワイス博士の考えは、この二つの区別を慎重につけることをしないまま、表面上現れた障害をとにかく除去できればいいというものに思える。

そもそも父親からの性的悪戯という忌まわしい出来事は、「癒える」性質のものなのだろうか。これは彼女個人の問題というより、人類の問題、社会の問題ともいえるものだ。

しかし、この問題は表面上は癒えていた。それが問題化したのは、やはり、スチュアートとの不倫が始まってからのことだった。

それで病気になったのであれば、不倫は病気か? 

不倫問題は、妻子の視点では、キャサリンはスチュアートと同罪の加害者である。

前世に遡って、それがカルマの結果であることがわかったというのなら、別の展開が期待できる気がするが、このキャサリンのケースを見る限りでは、現世で彼女に被害をもたらした相手は前世でもそのような人物なのである。

同じ事の繰り返しで、カルマは何の働きもしていないかのようだ。

堂々巡りのような前世から現世の出来事がわかったからといって、なぜ、神経症が癒えたのか、わたしにはわからない。わたしであれば、カルマは何の働きもしてくれないことがわかり、むしろ絶望感が深まるだろう。

そもそも、催眠下での彼女の語りが、本当に前世の体験談なのかどうかは不明のままである。

キャサリンが前世の体験らしきものを語り、やがてマスターらしき人物が現れると、彼女の口を通して教訓を垂れ、それをワイス博士が謹聴するその光景は、日本では馴染み深いイタコさんと依頼者そのものだ。

そして、神智学的観点から読めば、どう読んでもキャサリンは前世療法という催眠療法を受けて霊媒になってしまっている。

複数現れるマスター達は、カーマ・ローカ(ハデス、アメンティ、黄泉などと呼ばれる、主観的な半物質的世界)の幽霊だろう。

救いは、彼女自身が、マスターなどの媒体となることを嫌がって受診を終わりにしたがり、ワイス博士が――残念に思いながらも――それに同意したことである。彼女自身の健全な警戒心が働いたことで、完全に霊媒になってしまうことから免れられたのかもしれない。

前世ごっこ――霊媒ごっこ――をするより、もっと安全な、一般的な工夫で、彼女程度の症状であれば、緩和されたのではないかという気がしてしまう。

前世療法、そして巷で占いとして行われているオーラ診断といったものは、眠れる予言者といわれたエドガー・ケーシーを参考にしているように思われる。

わたしはケーシーについて、かなり疑問に思っている。ケーシーのリーディングは格調高く聴こえるが、所詮は霊媒の戯言ではなかったか。

それというのも、オーラがケーシーのリーディングでいわれるようなものにすぎないとはわたしにはとても思えないからである(拙はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」における以下の2本の記事を参照されたい)。

29 わたしが観察したオーラと想念形体、そしてプライバシーに関わると考える他人のオーラ
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2015/09/29/200625

65 神智学に満ちているアントニオ・タブッキの世界 ①「ベアト・アンジェリコの翼あるもの」
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/10/26/075003

26日にオーラに関する追記:

関連記事として挙げた「65 神智学に満ちているアントニオ・タブッキの世界 ①『ベアト・アンジェリコの翼あるもの』」中、オーラの考察としてまとまった部分があるので、以下に引用しておく。

オーラが見え始めたのは、大学時代だった。

わたしがいうオーラとは、H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子訳)『神智学の鍵』(神智学ニッポン・ロッジ、竜王文庫、1995・改版)の「用語解説」にある、「人間、動物、その他の体から発散される精妙で目に見えないエッセンスまたは流体」(*1 ブラヴァツキー,田中訳,1995,用語解説「オーラ(Aura,希/羅)」p.22)を意味する。

人間が不死の部分と死すべき部分からできているということを知らなければ、オーラが何であるのかを理解することはできない。このことの詳細――人間が七つの構成要素からなるということを、わたしはH・P・ブラヴァツキーの神智学の論文を通して教わった。

すなわち、人間が不死の三つ組みと死すべき四つ組からなることを。七つの構成要素のそれぞれについて学ぶことはわたしには歓びだったが、一般の方々はどうであろうか。

わたしにとって、オーラの美しさに匹敵するものはこの世になく、オーラの美しさをいくらかでも連想させるものといえばオーロラくらいなので、ときどきしかオーラが見えないのはつまらないことに思っていた。

最近までずっとそう思っていたので、神智学徒だった高齢の女性のオーラがありありと見えた 20 年も前のことを毎日のように回想し、あのように美しい光にいつも浴していられればどんなに幸福なことだろうと思っていた。

しかし最近になって、オーラはたまに見えるくらいが丁度よいと思えるようになった。

尤も、強く意識し目を懲らせば、オーラというものは低い層のものなら容易く見ることができる。

物体の輪郭――例えば開いた手の輪郭に目を懲らしていると、指の輪郭を強調する、ぼんやりとした弱い光が、次いで夕日の残照のように射して見える色彩やきらめきなどが見えてくる。さらに目を懲らしていると、光はいよいよ豊富に見え出す。

だが、そんな風に意図的にオーラを見ようとする試みは疲労を誘うし、その水準のオーラを見ても、つまらないのである。自然に任せているのに、オーラが断片的に見えることはちょくちょくあるが、そのオーラがありありと見えることはわたしの場合はまれなのだ。

ありありと見えるオーラーーオーリックエッグと呼ばれるオーラの卵そのものは、観察される人の高級我が自ら開示してくれる場合にのみ、その許された範囲内において、観察可能なのではないかとわたしは考えている。

創作中は自身のハートから放射される白い光に自ら心地よく浴していることが普通の状態で、創作が生き甲斐となっているのもそれが理由なのかもしれない。

生者のオーラに関していえば、それが見えるとき、肉体から放射される光のように見えていて、肉体はその光が作り出す影のように見える。観察する側の感受性が高まれば高まるほど、その影は意識されなくなっていき、遂には光だけが意識されるようになる。

死者についていえば、死者を生きていたときのような肉体としての姿で見たことはまだない。死者が訪れ、近くに死者がいたときに、輪郭をなぞる点描のようなものとして見えたことがあった以外は、ほとんど何も見えなかった。いわゆる幽霊が見えたことは一度もないのだ。

それなのに、存在は感じられた。そして、たまたま死者の訪問時に死者のオーラが見えたこともあったが、そのとき、おそらくわたしは生者のオーラを見るときと同じように死者のオーラを見ていたのだと思われ、死者の肉体が存在しないせいか、光だけが見えたのであった。

たぶん、わたしの感受性がこの方向へ日常的に高まれば、物体は圧倒的な光の中に縮んだ、おぼろな影のようにしか見えなくなるだろう。オーラは人間にも動物にも植物にも物にすらあるので、留まっている光や行き交っている光のみ意識するようになるに違いない。世界は光の遊技場のように映ずるだろう。

そのとき、わたしはこの世にいながら、もうあの世の視点でしかこの世を見ることができなくなっているわけで、それは地上的には盲目に等しく、この世で生きて行くには不便極まりないに違いない。

以下の断章は、神智学徒だった高齢の女性のオーラを描写したものだ。

……(引用ここから)……頭を、いくらか暗い趣のあるブルーが円形に包み込んでいた。その色合いはわたしには意外で、先生の苦悩ないしは欠点を連想させた。全身から、美麗な白色の光が力強く楕円形に放射されていて、その白い楕円の周りをなぞるように、金色のリボンが、まるで舞踏のステップを踏むように軽やかにとり巻いていた。金色の優美さ、シックさ、朗らかさ。あのような美しい白色も、生き生きとした金色も、肉眼で見える世界には決してない。……(引用ここまで)……

そのときわたしはあの世の視点で他者のオーラを見ていたわけで、そのときのオーラは物質よりも遙かに存在感が勝っており、こういういい方は奇妙だが、光の方が物質よりも物質的に思えるほど重厚感があった。反面、女性の肉体は存在感のない影だった。

圧倒的な白色を、まるで保護するように取り巻いていた金色のリボンは何かの役割を帯びた組織なのだろうが、その組織の性質が作り出す形状は装飾的といってもよいぐらいだった。

……(後略)……

関連記事:

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2021年1月16日 (土)

Kindle版児童小説『田中さんちにやってきたペガサス』をKENPCでお読みいただき、ありがとうございます!

Kindle版児童小説『田中さんちにやってきたペガサス』(ASIN:B00BEMD5ZK)を1月11日にKENPC(Kindle Edition Normalized Page Count)でお読みいただきました。ありがとうございます! KENPCでお読みいただいたのは今回で15回目でした。これまでに8冊お買い上げいただいています。

以下は、Amazon Kindleストアの拙著者ページです。

直塚万季のページ

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2021年1月 4日 (月)

Kindle版電子書籍『枕許からのレポート』、『結婚という不可逆的な現象』をお買い上げいただき、ありがとうございます!

2020年12月25日に『枕許からのレポート』、26日に『結婚という不可逆的な現象』をお買い上げいただき、ありがとうございます!

『枕許からのレポート』をお買い上げいただいたのは今回が3冊目、『結婚という不可逆的な現象』は2冊目でした。

以下は、Amazon Kindleストアの拙著者ページです。

直塚万季のページ

Kindle本にした作品のうち、KDPセレクトに登録した本の作品は、他で発表することができません。当然、動画にもできないわけですが、登録していない本の作品は他で発表することができます。また、登録中の本の作品であっても、登録を外せば、他で発表することが可能となります。

そこで、登録していない本のうち、99円の児童書シリーズから動画にしてみることにしました。

現在、動画にしたのは「マドレーヌとわたし」、「ぬけ出した木馬」、「卵の正体」です。

また、児童向けというより大人向きの作品ではありますが、娘が子供のころに児童小説として読んでからずっと好きな作品だといった「雪だるま」(原題「雪の福音」)を、KDPセレクトに登録していない『雪の二小編』から選んで動画にしてみました。

他に、動画にした児童小説「風の女王」は、当ブログで公開中の作品です。

Kindle版電子書籍として売れにくい「マドレーヌとわたし」を最初に動画化し、2020年6月2日にYouTubeで公開しました。今確認したところでは視聴回数 347 ですので、動画にしてよかったと思います。

https://youtu.be/21bq186PwcE

「マドレーヌとわたし」は絵本にしてみたい作品で、Kindle本にしてみたものの、児童向けの絵のない電子絵本というのは弱いなあという印象でした。Kindle本としては、対象年齢の上がる「卵の正体」のほうが売れています。

でも、機械朗読で動画にすると、のぞみちゃんの優しい声、お借りした音楽と画像の効果もあって、よい動画に仕上がったと思っています。一方、5日遅れで公開した「卵の正体(前編)」の視聴回数は伸びず、142 です(これが後編になると更に減り、128)。朗読には不向きなのかもしれません。

99円児童書シリーズのうちまだ動画にしていない「ぼくが病院で見た夢」、「花の女王」も動画化の予定です。はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開中の「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」も加筆訂正が済み次第、動画化したいと思っています。

以下は、YouTubeの拙チャンネルです。

MAKI NAOTSUKA(聴く文学エッセイはいかが?)
https://www.youtube.com/channel/UC7VXIYkq-6qymgFyavm3HbQ

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2020年12月 4日 (金)

全身全霊をかけたトランプ大統領のスピーチ。明るみに出たCNNの陰謀。

料理の記事が溜まっています。アメリカ情勢から目が離せないので、どうしてもその情報を追ってしまいます。

既に予告しているように、「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」も加筆訂正が済めば、動画にする予定です。

ブライアン・L. ワイス(山川紘矢・山川亜希子訳)『前世療法』(PHP研究所、1996)はかなり汚されているので触るのが億劫ですが、再度図書館から借りました。以下のくだりを読み、この人、何考えているのだろうと思いました。

キャサリンが信じ難いほどすばらしい霊媒で、マスター達の深遠な知恵をチャンネル(伝達)することができるというニュースを、他にどのような形で明かせばよいのかもわからなかった。(p.87)

前世療法がキャサリンを霊媒にしてしまったことに重大な懸念を覚えるどころか、音楽か何かの才能を惹き出したかのような無知な反応。もう少し神秘主義に造詣の深い人物だと思っていました。これは大変な問題です。火遊びに感動を覚える子供のようです。

戦慄を覚えて本を閉じ、そしたら再度開くのが一層億劫に。借りたのは単行本です。これは文庫でも出ているし、Amazonには中古もあるので、購入を迷いました。でも、発表の場に乏しいわたしが資料を一々購入していたら、本当に買いたい本が何も買えなくなります。買いたい本はいくらでもあるというのに。

発表の場という点ではまたどこかの同人誌を見つけて…と思わぬでもありませんが、適当なところが見つかりません。それではこの辺で、アメリカ情勢の話題に移ります。

以下の動画はアンティレッド2さんによるトランプ大統領とパウエル弁護士のスピーチ抜粋です。いずれも渾身のスピーチです、御視聴をおすすめします。

『自由への愛:投票システムへの信頼回復こそ最重要』(日本語字幕)12月2日のトランプ大統領とパウエル弁護士のスピーチ抜粋です。両方とも熱意ある演説です。
2020/12/03アンティレッド2
https://youtu.be/oawXnyg0Jcs

我々の2020年選挙で起きている途方もなく恐ろしい詐欺を根絶しなければ、もはや我々には国はないのです」とトランプ大統領はホワイトハウスで行われたスピーチでおっしゃいました。日本にとって唯一の同盟国であるアメリカの大統領のこのスピーチが、日本で報道されないのです。

つまり、菅政権下にある日本はあちら側――レッドチーム――に組み入れられようとしているということですね。そう、日本は中共に乗っ取られつつあり、それが現政権の望みということです! 日本にはトランプ大統領のような立派なリーダーは存在しません。でも、「もはや我々には国はないのです」という事態になるわけにはいきません。

脳天気な日本国民のために、オールド・メディアに代わって、愛国者達が頑張ってくださっています。

機械翻訳のようですが、我那覇さんの以下のツイートに日本語字幕付トランプ大統領の全スピーチ動画へのリンクがあります。

11月19日、ワシントンDCでの記者会見における軍事弁護士パウエル女史のスピーチは、以下の動画で全部視聴できます。前記事で紹介したジュリアーニ弁護士のスピーチの動画の続きです。

トランプ弁護団記者会見2 シドニーパウエル弁護士 日本語訳
2020/12/02
我那覇真子チャンネル
11/19 トランプ弁護団不正選挙に関する記者会見 ワシントンDCにて
https://youtu.be/buivUTHNe00

前記事で米軍トーマス・マキナニー中将への電話インタビューの短縮版動画を紹介したツイートを貼り付けましたが、詳しくは以下の2本のツイートからリンク先の記事へどうぞ。衝撃的な内容です。

CNNの陰謀が明るみに出ました。

以下のツイートに、大統領選に関するまとめ的な記事へのリンクがあります。

産経「米、中国共産党員らのビザを大幅短縮 10年を1カ月に」とのニュース。

締め括りに、板東氏が紹介してくださった美しいお写真を。

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2020年11月29日 (日)

YouTubeで公開中の動画「魔女裁判の抑止力となった……」に日本語字幕を付けました。今後の動画作成予定。

YouTubeで公開中の動画「魔女裁判の抑止力となった暗黒時代の神秘主義者たち」に日本語字幕を付けました。動画の画面、右下に表示されている字幕アイコンをクリックしてください。

魔女裁判の抑止力となった暗黒時代の神秘主義者たち
https://youtu.be/VjjoMF4YeTY

以下の作品の動画化を年内に予定していますが、『詩人の死』はたぶん間に合わないでしょう。「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」も、加筆修正が必要なので、間に合うかどうか。

はてなブログ「The Essays of Maki Naotsuka」で公開中のエッセー

はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開中のエッセー

Amazonで販売中のKindle書籍

新年早々に深刻な内容の動画のアップはどうかと思うので、年内に無理だと、かなり遅れてしまうでしょう。1月は萬子媛をシテのモデルとした新作能の執筆に専念したいですし。

Kindle書籍にした作品のうち、KDPセレクトに登録した作品は、他で発表することができません。以下の作品は動画にしてみたい気がします。過去のキャンペーンではずいぶんダウンロードしていただき、ご自分のブログなどで感想を書いてくださったかたもあり、また、わたし自身も好きな作品ばかりです。

KDPセレクトに登録した作品は当然、動画にもできないわけですが、登録を外せば可能なので、迷うところです。

KDPセレクトに登録しているのはロイヤリティ的メリットがあるというだけでなく、作品の保護も兼ねています。動画にしていくらかでも多くの人に提供するほうがいいのかどうか……来年の課題ですね。

10月22日にアップした以下の動画は、もっと長いエッセーになる作品の一部でした。

「原子の無限の分割性」とブラヴァツキー夫人は言う
https://youtu.be/c54EEOWPngo

以下の記事にリンクのある記事をまとめる必要があるのです。

2020年9月15日 (火)
「原子の無限の分割性」とブラヴァツキー夫人は言う
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/09/post-0656f0.html

こうした記事で扱っている事柄は、見過ごすわけにはいかないものです。レイチェル・ストームの著作を、以下の動画を作成した段階では未読でした。

ブラヴァツキー夫人がニューエイジの祖というのは本当だろうか?
https://youtu.be/8P_BG00ssNY

1本のエッセーにまとめるのは、来年の仕事となるでしょう。

ブラヴァツキー夫人と神智学がどれほどの誹謗中傷に晒されてきたかを思うと、めまいがするほどです。今アメリカで起きていることを思えば、こういうこともあるのだということがわかりますけれどね。

昨日、トランプ大統領のツイートに「いいね」しようとしたら警告が2重、3重に出て、なかなか押せませんでした。現役の大統領のツイートですよ。凄い話ですね。

神智学協会のかつての興隆は、それだけの優れた核心があったからです。誹謗中傷の元を辿ってみると、マルクス主義者、唯物主義者、イルミナティに行き着きました。

神智学書籍の出版ということから考えれば、彼らがどれだけの滅茶苦茶な営業妨害を行ってきたことか……少なくとも、日本でどのようなことが行われてきたかをわたしは今後も調べていきたいと考えています。

彼らに反論する中で、ブラヴァツキー夫人の真実の思想が浮かび上がってくるというメリットがあるからです。

現在、当ブログには6,331本の記事が収録されています。この中には文学的な価値があると思われるものが相当数存在するはずです――と自分でいうのもナンですが、他のブログに収録したり、Kindle書籍や動画にしたところで、ほんの限られた数しかピックアップできません。

ピックアップしたところで、これらもまたしばらくすれば埋もれていくのだと思うと、徒労感に襲われます。

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2020年11月24日 (火)

YouTubeに動画「魔女裁判の抑止力となった暗黒時代の神秘主義者たち」をアップしました。

はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開中のエッセー 39「ヨハン・ヴァイアー、魔女裁判の抑止力となった暗黒時代の神秘主義者たち」を機械朗読で動画にしました。

これまで同様、今回も操作が簡単な、Windows10 の標準アプリ「フォト」に統合されている動画編集機能 ビデオエディターで作成。

アップするたびに動画の作り方をもう少し勉強しないとまずいと思うのですが、その余裕がないのはいつものこと。

米国の大統領選が気になり、萬子媛をモデルとした新作能の執筆に身が入りません。←人のせいにするのはやめましょう(^_^;)

前記事に書いたように、「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を先に動画にするはずでしたが、まだワイス博士の著作が完読できていません。

大衆向きに書かれた(?)著作なので、すぐに読めるはずですが、図書館から借りた本がとても汚されていて………頑張って半分くらいは読んだものの、一度閉じると、再度、触る勇気が出ません。本を鼻紙と思っているとしか……自分のものではない公共の本を、何で私物化する? 

いつも借りている本はほとんど借りられた形跡のないものが多いので、たまに一般人に受けているらしい本を借りると、扱いのひどさに驚かされます。

今年中には動画にしたいと思っているので(予告すると、わたしの場合、実現できなかったりします)、お待ちください。

今回アップした動画は、神秘主義に関心のない方にもとっつきやすい仕上がりになっているかと思います。

魔女裁判が吹き荒れたヨーロッパの暗黒時代に、理性を保って生き、人々を処刑から救おうと奔走した神秘主義者たちがいたことを知ってほしいのです。アグリッパの弟子ヨハン・ヴァイアー(Johann Weyer,1515 - 1588)は近代精神医学の先駆者と評価されているそうですよ。

当ブログにも動画をアップしておきますね。

魔女裁判の抑止力となった暗黒時代の神秘主義者たち
https://youtu.be/VjjoMF4YeTY

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2020年11月19日 (木)

「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を動画化するに当たって、ワイス博士の著作を読書中

米大統領選や料理の記事も書きたいのだが、ちょっとメモしておきたいことが出てきた。

拙はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」における「注目記事」のランキング上位によくエッセー 77「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」が来るので、いずれ動画化したいと思っていた。 

そのエッセーに、米国の精神科医ブライアン・L・ワイスが前世療法の提唱者と書き、ウィキペディアを始めとするネットで情報蒐集したことからこの療法の危険性をほぼ確信していたのだが、肝心のワイス博士の著作を読んでいなかったので、代表的著作を数冊読んでエッセーを改稿してからでないと……と思い、とりあえず図書館検索だけしておくつもりで、検索した。

残念ながらワイス博士の著作は、ブライアン・L・ワイス(山川紘矢・亜希子訳)『前世療法――米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』(PHP研究所、1991)一冊しかヒットしなかった。幸いなことに、1988年にサイモン・アンド・シャスター社から上梓されたこの著作は全米的なベストセラーとなったもので、代表的著作といってよい作品のようだ。

Amazonの商品説明から引用させていただく。

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)

「私は18歳です…長いドレスを着ています…時代は紀元前1863年です…」催眠治療中の女性患者が、前世の記憶を鮮やかに語りはじめた。彼女を通して伝えられた精霊達のメッセージによって、精神科医は現代科学では説明できない輪廻転生の世界を徐々に理解していく。―神秘的とも言える治癒の記録を綴ったこの手記は、人間観・人生観の革命であり、生きる真の意味を教えてくれる。

当記事を書いている現時点で、135個の評価、星5つ中の4.4である。レビューした人々の中には同業者もおられるようだ。神秘主義=心霊主義と捉えている人が多い。著作の内容からすると、ワイス博士もどうやらそうだ。

『前世療法――米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』の「著者について」(p.266)には、ワイス博士の略歴が紹介されている。

 1966年コロンビア大学を優等で卒業後、1970年エール大学医学部で医学博士号をとる。……(略)……現在、フロリダ州のマイアミビーチにあるシナイ山医療センターの精神科部長兼マイアミ大学医学部精神科の教授をつとめている。
 ワイス教授の専門分野は、うつ病と不安症、不眠症、薬物濫用による精神障害、アルツハイマー症、脳化学等の研究及び治療である。

まだ半分読んだところなので、全部読めば違った感想になるかもしれない。が、おそらく自身の結論が覆ることはないだろう。わたしがタイトルに書いたことは正しかったと現時点では確信している。

ワイス博士の著作を信奉して治療するピプノセラピストとその療法を受ける患者がどれくらいの数に上るのだろうと思い、すっかり怖くなってしまった。

ワイス博士の略歴を見ると、優秀な頭脳の持ち主であるようだ。しかしながら、神秘主義に関しては素人であり、主に心霊主義の著作を参考にしながら、時々神秘主義の著作のあちこちから恣意的に拾ってきて前世療法の理論構築に使っている。つまり、神秘主義的観点から見れば、子供の火遊びに等しいことをワイス博士は行っている。

そもそも、学者なのに、なぜワイス博士は、引用したり参考にしたりした箇所の情報をきちんと報告しないのだろう? 大衆向きに執筆したからだろうか? それならば、学者としての自身の身分を公言する必要もなかったのではないか。

わたしが読んで戦慄した箇所は、前世療法の被験者キャサリンのゆっくりとしたささやくような声が、突然、大きなしゃがれた確信に満ちた声になった箇所である(p.48)。

ワイス博士は、キャサリンがその声の持ち主を「マスター達、すなわち、現在は肉体に宿っていない非常に進化した精霊達」(p.同上)であると突きとめたと記す。

その少し前に起きた出来事として、キャサリンは全レース当たり馬券を買った(儲けのために賭け事をしたのではなく、父親に自分に起こっていることは本当だと証明するためだった)。

いずれにしても、ワイス博士は前世療法を施すことで、キャサリンを絵に描いたような霊媒にしてしまった。そのような霊媒に「マスター達」が出現するはずもない。出現したのは、マスターを騙るカーマ・ローカの幽霊に違いない。

キャサリンの悩みは消えたのかもしれない。しかし、その悩みと一緒に彼女の繊細な感受性や明晰な知性もどの程度かは失われたのではないだろうか。いや、霊媒性質を強められたことで、いずれ深刻な事態が彼女を襲わないとは限らない。

環境や人間関係に不協和音を生じたために神経症や強迫観念が起きたと思われるキャサリンは、前世療法を受けたために、小難逃れて大難に陥ったと思えてならない。

次の箇所を読んで驚いた。わたしが自然に行うようになり、また三浦関造先生の著作で確認したヨガの技法に似たことが書かれていたからだ(「マダムNの神秘主義的エッセー」所収、エッセー95「H・P・ブラヴァツキーの病気と貧乏、また瞑想についての貴重な警告」)。これは、誰の何という著作を参考にしたものなのだろうか?

続いて、頭のてっぺんに、白くてまばゆい光をイメージするようにと指示した。それから、私がその光をゆっくりと体全体に拡げさせてゆくと、彼女の体全体、すべての筋肉、すべての神経、すべての器官が完全にリラックスし、彼女はますます深い安らぎと平和へと導かれていった。(ワイス,山川紘矢・亜希子訳,1991,p.22)

これは自分でできるはずなので、こうした技法を教えるにとどめ、子供の頃の父親によるセクハラと現在の恋愛問題がキャサリンを窮地に陥れていることを考えれば、改善できる余地は前世療法以外にありそうな気がする。

何より、ワイス博士には指南役にはふさわしくないところがある。催眠術自体が神秘主義では黒魔術であることに加え、ワイス博士は自分の好奇心を優先させて、施術を進めるときがあるからだ。

先週のセッションの興奮が続いていて、私は彼女をまた、中間生へ行かせたくてたまらなかった。すでに、彼女が召使いだった過去生のことに、九十分も費やしていた。私はヘッドカバーのかけ方、バターの作り方、樽のいぶし方などを微に入り細に入り聞かされていた。私はもっと霊的な話を聞きたかった。待ち切れなくて、私は、彼女を死の場面まで進ませた。(ワイス,山川紘矢・亜希子訳,1991,p.53)

これが子供同士の火遊びでなくて、何だろう?

わたしは、エッセー77「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」で次のように書いた。

ある一連の動画では、はじめはごく普通に見えた女性がセラピストの退行催眠によって次第に異常体質を強めていき(霊性を弱められ)、霊媒になっていく過程をつぶさに確認できた。
退行催眠中に「あの世にいるマスター」が側に出現するようになり、彼女を通じて前世の細かな様子を語り、忠告などを行う。

この動画で視聴した日本での前世療法は書籍化もされているようで、それも借りた。それにしても、前世療法の現場で決まって(?)出現する「マスター」と呼ばれる存在が気持ち悪すぎる。

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