あけましておめでとうございます。初御空に一句。
JackieLou DLによるPixabayからの画像
あけましておめでとうございます
すばらしい一年になりますよう
お祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い致します
令和三年 元旦
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天気予報では初日の出のころは曇りとなっていたので、今年は初日の出を拝むことはできないだろうと思っていました。
息子は帰省せず(寂しい)、定年退職後はホテルの夜間フロント兼警備員をしている夫は、大晦日は出勤でした。
娘と呑気に大晦日……とはいかず、というのも、娘もわたしも年内に年賀状を書き終えていなかったので、共に徹夜の予定だったのです。娘は途中で寝てしまいました。わたしは書き続けて早朝、夫の帰宅に合わせて駐車場へ下り、中央郵便局へ車で送って貰うことにしました。
朝出かけるころになると、娘が起きたので、書き終えたぶんを預かり、買い物をいいつかりました。
夫は大晦日から出勤したときは、初日の出に合わせたように帰宅します。たまたまなのですが……。今年も、道路から初日の出が拝める時間帯に帰宅したので、車に乗る前に道路のほうへ回ってみました。
初日の出を邪魔するかのように、雲が覆っていました。全体が曇っていたわけではなかったので、太陽が昇ってくるのを待っていましたが、見えそうにもないと諦めました。
夫の話によると、ホテルでは初日の出を拝みたいお客さんのために、海が見える特設会場が設けられていたものの、今年は曇っていて拝めなかったみたいだよ、といいました。
夫の車で郵便局へ。時間外窓口で年賀状を手渡し、次にコンビニへ。
すると、コンビニへ行く途中、昇りつつある太陽の姿が見えたのです。
夫は「コンビニの駐車場から写真が撮れるんじゃない? ゆっくり撮ってくるといいよ」といってくれました。
コンビニの駐車場からは無理でした。コンビニを出て道を少し戻ると、幸いそこから初日の出を拝むことができました。
何て神々しいのでしょう! わたしの写真ではうまく伝わりません。
あまりの美しさに太陽に釘付けになっていると、まるで初日の出を寿ぐかのように鴉が飛んできました。普段、鴉は好きではないのですが、このときは八咫烏を連想しました。
八咫烏は神話に登場する三本脚の鴉で、導きの神とされています。太陽の化身とも。
思いがけなく初日の出を拝めた感動に胸がいっぱいでした。コンビニでハーゲンダッツを3個買い、お菓子や飲み物なども買い込みました。
帰宅の途中、車の中からまともにお日様を拝みました。
うまく撮影できませんでしたが、円い太陽の形がわかりました。強い、暖かな光でした。車の中から丘に続く家々をみると、光を受けて金色に輝いています。
初御空に一句。
初御空雲と光と鴉かな