カテゴリー「時事・世相」の341件の記事

2020年9月13日 (日)

本家の歴史の終焉  その弐

前記事に書いた義理の伯母(伯父の奥さん)の話の続きになりますが、QRコードをスマートフォンで読み込んで追悼動画を閲覧できます――と会葬礼状にありました。

伯父のときには会葬礼状にそのようなことは書かれていなかったので、妹と「最新のオプションかな、凄いね」と感心しました。

実は、伯母のお通夜は、台風のため、ドライアイスで持たせて遅らせたそうです。

会葬礼状には「母が倒れたのは父の四十九日り法要の翌日でした。そして百箇日の日に父のもとに旅立ちました」とあり、「向かう先でも仲睦まじく過ごすのだと思えば心が少しは軽くなります」ともありました。

わたしはガラケーを使っているので、娘のスマホで閲覧しました。スマホで見るにはパソコンに慣れたわたしには、画面が小さい。

追悼動画をパソコンで閲覧できないだろうかと思い、ガラケーで読み込んだURLをパソコンにメールで送り、アクセスしたら閲覧できました。動画を閲覧できるのは1ヶ月間とありますが、右クリックで「画像の保存」が出てきます。パソコンにダウンロードすることも可能でした。

追悼動画を閲覧して伯母の人生を鳥瞰させて貰った気がしました。

伯母が9人きょうだいの長女だったとは知りませんでした。

都会的で綺麗な姿の女の人達4人と伯母とで写ってる写真がありました。姉妹の集合写真でしょう。

本家は、戦前は地主だったのではないかと思っています。確認したことはありませんが、母方の祖母の実家が大庄屋だったことはわかっており、その祖母の幼馴染みがよく父方の本家に出入りしていて、彼女がわたしの両親の婚姻を――泣き落としで――半ば強引に成立させたことから、似た家柄だったのではないかと……。

母方の祖母の実家と父方の本家は似たような家柄で、父方の本家に嫁いできた伯母の実家も似たような家柄だったのではないでしょうか。お嬢さん育ちだったのではないかと思えます。

地味ななりをし、額に汗して働いている伯母の姿ばかりが記憶にありますが、子供のころからわたしは伯母に心惹かれるものを感じていました。失礼な表現かもしれませんが、わたしの目には襤を纏ったシンデレラのように見えたのでした。

農家の人達は上品な人達……というイメージがわたしにはありました。本家の人達がそうだったからです。言葉は方言ですし、立ち振る舞いが見事だというわけでもないのに、なぜそのように感じたのでしょう?

清い品性が感じられたから……としか言いようがありません。

そのうち、農家の人だから上品な人とはいえない、わたしと同じように普通なのが一般的なのだ(?)と次第にわかったことから、父方の本家の戦前は、戦後とは暮らしぶりが違ったんじゃないかなと思うようになったのでした。

占領軍による農地改革などで、暮らしぶりは違ってしまっても、精神的な支柱は守り続けたのが本家の人々だったのではないかと推測しています。

別に、戦前の格差社会を礼賛するつもりで、このようなことを書いているわけではありません。事実と感じられることをそのまま書いているだけです。

戦前の格差社会においても色々な人がいたでしょう。ただ、格差社会といっても、求められる精神のありかたが違っていたことは確かです。持てる者には徳が求められた――そのような社会だったのではないでしょうか。

姉妹の集合写真では、伯母もめかし込んでいますが、苦労の色が濃く出ています。それは化粧では隠せません。妹達とは年齢差もありそうです。

農家の本家に嫁に来て、どんなに苦労したことでしょう。でも、表情が一番陰翳に富み、画家の欲望をそそりそうな素晴らしい顔です。伯母の笑顔の美しさといったらありません。

伯母は1928年生まれで、和暦だと昭和3年の生まれになります。終戦は1945年(昭和20年)ですから、そのとき伯母は17歳。長男の出産は25歳です。

結婚がいつだったかは知りませんが、長男出産の前年が結婚した年だと仮定すると、24歳での結婚。当時としては遅いほうではないでしょうか。

終戦後のゴタゴタで、結婚どころではなかったのかもしれません。そして、戦前からの縁で嫁いだ家は、すっかり貧乏な農家になっていた……

妹達とは年齢差がありそうですから、日本社会がもう少し落ち着いて、都会も活気を取り戻したころから苦労せずに済みそうな家と縁談が次々に調い、都会へ嫁いでいった……といったところではなかったでしょうか。わたしの憶測にすぎませんけれど。

お嬢さん育ちの嫁であっても、陰湿な嫁いびりを受け続ければ、意地悪になるか、病気になるか、離婚に至るかでしょう。

伯母は清い品性を保ち続けて、「多忙な中にも時間を作り、大正琴やお花を嗜んで心豊かに過ごしていた」と会葬礼状にもあります。

それからすると、陰湿な嫁いびりはなかったと思われます。3世代同居でしたから、様々な揉め事がなかったはずはありませんが。

わたしは婚家に同居していたわけでもないのに、嫁いびりで心臓がやられました。肉体の心臓を盾として、その奥に在す大切なものを防御したともいえます。

祖母は、曽祖父(祖母にとっては舅)がいたから嫁いできた、宗教上の師と思い嫁いできた、と話してくれたことがありました。

曽祖父が宗教家だったという話は聞いたことがありません。祖母は、舅の宗教的造詣の深さや、その教えを日々の暮らしで実践している人としてのよほどの尊敬があったのでしょう。

亡くなったわたしの母も、曽祖父を「素晴らしい人だった……」と褒めていました。どう素晴らしかったのか、具体的に聞いておけばよかったと後悔しています。

いずれにせよ、曽祖父の高潔な宗教観が家全体を包み込んでいて、陰湿ないじめなどは許さない雰囲気があったのでしょう。

伯母は貧乏な農家に嫁いできて苦労したでしょうが、何かしら精神的な恩恵には浴したのかもしれません。

重態に陥った母が回復したあとで(手記「枕許からのレポート」参照)、わたしが本家の仏壇に手を合わたとき、まるでそれに応えるかのように、えもいわれぬ高貴な菫色の光が見えました。

彼の世から本家を見守る曽祖父が贈ってくれた光だったのかもしれません。

「農閑期には日雇いの仕事出て家族のためにと頑張った働き者、40を過ぎてはじめた肉用牛の肥育にも力を注ぎました」と会葬礼状にあります。

手塩にかけた牛を出荷するとき、伯母は泣いていました。

政府の減反政策が影響して牛を飼うようになったように記憶しています。清廉な本家には肉用牛の肥育は家風に合っていませんでした。

しかし、今度は日米牛肉・オレンジ自由化問題が発生します。1971年です。その後の幾度かの輸入枠拡大を経て1988年6月、牛肉・オレンジ自由化交渉は合意に達しました。

そして、現在の問題の一つとして、日本の国土のあちこちが中共に買い漁られています。国は放置状態。先人が心血注いで守ってきた土地ですよ。政府の無策ぶりに怒りが湧きます。

すっかり老いた伯母が畑に出ている写真は、感動的です。草取りの最中なのでしょう、地面に這いつくばったまま、カメラに顔を上げています。

田畑が生き甲斐になっていた様子が窺え、まるで大地と一体化した人みたいに見えます。

この写真に、感極まりました(/_;)

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2020年8月31日 (月)

安倍首相の退陣

例によって亀記事ですみません。そして例によって、長いだけの実のない記事になりそう。

安倍首相は8月28日、官邸で行われた会見で正式に辞意を表明されました。

この時点では既に、次期首相のポストをめぐって様々な憶測が飛び交っています。メディアの世論調査では石破茂氏が1位となっているようですが、本当でしょうか。はっきりいって、わたしは嫌です。

外交、安全保障において、安倍首相はすばらしい功績を残してくださいました。

米国上下両院合同会議での安倍首相の演説は圧巻でした。

めまぐるしいほどに世界を駆け巡って、多くの国々との友好、協力関係を築いてくださった安倍首相。日本人が世界のあちこちで働きやすいように、過ごしやすいように、暮らしやすいようにとの思いがあったでしょう。

一方、国内のメディア、反日勢力はバッシングばかり。日本でぬくぬく暮らしていながら。首相の在任中、ずっとそうでしたよね。恥ずかしくないのでしょうか?

「セキュリティダイヤモンド構想」も、安倍首相の大きな功績の一つ。

セキュリティダイヤモンド構想とは、安倍首相が2012年に国際NPO団体PROJECT SYNDICATEに発表した英語論文『Asia’s Democratic Security Diamond』に書かれた外交安全保障構想です。

オーストラリア、インド、アメリカ合衆国(ハワイ)の3か国と日本を四角形に結ぶことで4つの海洋民主主義国家の間で、インド洋と太平洋における貿易ルートと法の支配を守るために設計された。中国の東シナ海、南シナ海進出を抑止することを狙いとする。日本政府としては尖閣諸島の領有問題や中東からの石油輸出において重要なシーレーンの安全確保のため、重要な外交、安全保障政策となっている。インド太平洋、Free and Open Indo- Pacific Strategyの概念の確立、アメリカの対アジア戦略に「Indo-Pacific economic vision」(インド太平洋構想)として採用された[1][2][3]。

「セキュリティダイヤモンド構想」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年7月3日 15:56 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

野党の妨害の中で、特定秘密保護法、テロ準備罪法・共謀罪法が成立したときは、ホッとしました。

2017年6月15日 (木)
祝「テロ等準備罪」成立。イルミナティ用語としての「市民」。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2017/06/post-2a04.html

以下のツイートには、安倍首相の功績をわかりやすくまとめた記事へのリンクがあります。

ただ、安倍政権が掲げる「一億総活躍社会」「観光立国」には、わたしは反対でした。

そのマイナス面が新型コロナの流行で一気に表面化したように思います。一億総活躍社会とは、何て慌ただしく、安らぎのない社会であることか。老若男女が追い立てられ、駆り立てられ、何のために生きているのかわからなくなります。

結婚も子作りも子育ても難しくなるため、人口は減少し、それを補うための移民政策。日本文化は次第に壊れていく……一億総奴隷化社会といい換えたほうがよさそう。

狭い日本に観光客が溢れて住民を圧迫するようでは何のための観光立国なのか、わかりません。日本の観光地の多くは神社仏閣が観光の対象ですから閑静なほうが理想的で、人はむしろ少ないほうがいいくらいです。観光立国より、優秀な日本人ならではの技術立国を目指すべきです。

以下の二つのブログ記事は、街頭演説会で安倍首相とハイタッチしたときのものですが、2016年のとき、安倍首相の周囲の空気が澄んで感じられ、生彩を放っていられるように見えたのが、2019年のときは何か違って見えました。このときは首相のオーラが見えたのですが、2016年のときとは明らかに違ってトーンダウンして見えたのです。

2016年6月14日 (火)
街頭演説会で目撃した安倍首相、ハイタッチしたときの手の感触
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/06/post-39fb.html

2019年7月12日 (金)
緊迫感のあった安倍総理の街頭演説。ハイタッチはできなかったけれど……。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2019/07/post-714bd8.html

中共からもたらされる様々な脅威の中で、安倍首相はしだいに媚中派に呑み込まれていってしまわれたかのように見えました。

そして、以下の記事を見たとき、わあ、安倍首相はどうなさるのだろう?と思いました。

ニューズウィーク日本版の記事によると、ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS=The Center for Strategic and International Studies」は「日本における中国の影響力(China's Influence in Japan)」と題する調査報告書(以下、報告書)を7月23日に発表。

自民党の二階俊博幹事長、安倍政権の今井尚哉(たかや)首相補佐官、森まさこ法務大臣、秋元司・衆議院議員が媚中派として名が挙がっています。

また、7月29日6:01配信のYahoo!ニュース(JBpress)「今井氏、二階氏、日本の対中融和勢力を米国が名指し」によると、鳩山元首相の名がもあり、創価学会と公明党が一貫して親中路線を歩んできたことについても詳述しているということです。

今井首相補佐官の首相に対する影響力の大きさは、前に複数のネット記事で読んでいたので、これはもしかしたら退陣では……と嫌な予感がしました。一心同体といってよいほどの存在であったようですから。

8月28日、官邸で会見が行われた朝、起きる直前に夢を見ました。学生の部屋に見える、日の差さない長方形の部屋に、背中合わせに2台の勉強机があります。そのうちの1台が完璧に片付けられていました。もう1台はほとんど視野に入りませんでした。片付けられた机には寂寞感が漂っていました。

安倍首相の退陣はもうほぼわかっていたので、そのことを暗示する夢だったのかもしれません。首相執務室がなぜ学生の部屋として夢に出てきたのかはわかりませんが、安倍首相には品行方正な学生のような折り目正しさがおありでしたし、今井補佐官を頼っていらした側面がわたしの印象として、そのような形で夢に表れたのでしょうか。あるいはCSISの正体を考えるとき、別の解釈もできそうです。まあただの夢ですけれどね。

安倍首相はリーダーとして理想的な国のありかたをヴィジョンとして示し、その具体化は周囲に任せるといった、有能な人々を集めて指揮するオーケストラの指揮者のような立場だったのではないかと想像しています。

別の情報では、92歳という高齢の安倍首相のお母様がご病気で、上の階にお住まいのお母様を甲斐甲斐しく見舞っていられるとのことです(なせ、そんな細かなことまでわかるのかしらね。記者の想像でしょうね、たぶん)。

安倍首相のホロスコープを見ると、太陽乙女座で、月・木星・天王星が蟹座と家庭的なタイプですから(国民を家族のように思っていらしたのではないでしょうか)、退陣後はご自身の病気と共にお母様のご病気にも向き合いたいとの思いがおありなのかもしれません(完全にわたしの想像です)。

ウィキペディアによると、お母様である安倍洋子氏は、政界のゴッドマザーと称されているとか。

安倍 洋子(あべ ようこ、1928年6月14日 - )は、岸信介の長女、安倍晋太郎の妻、安倍寛信・安倍晋三・岸信夫らの母である。書家としても知られている。 三代にわたる政治家一家である岸・安倍家の「ゴッドマザー」的存在であり、また、長く清和政策研究会所属議員夫人たちのリーダーを務め[5]、政界に信奉者が多いことから政界のゴッドマザーとも称されている。

「安倍洋子」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年6月11日 03:06 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

今の時期の安倍首相のハードな星回りを指摘していた占星術師は少なくありませんでした。

ところで、安倍政権内の媚中派を指摘した戦略国際問題研究所(CSIS)ですが、ここを単なるシンクタンクと思うと、大間違いであるようです。

戦略国際問題研究所(せんりゃくこくさいもんだいけんきゅうじょ、英語: Center for Strategic and International Studies, CSIS)は、アメリカ合衆国のワシントンD.C.に本部を置くシンクタンクである。

1962年にジョージタウン大学が設けた戦略国際問題研究所(CSIS)が、後に学外組織として発展したものである。現在のフルタイム常勤職員は220人。議長はトーマス・プリッツカー(Thomas J. Pritzker)、所長兼CEOはジョン・ハムレ(John J. Hamre)。

全世界のシンクタンクをランク付けしたペンシルベニア大学によるレポート(Go to think tank indexの2014年版)によれば、CSISは防衛、国家安全保障(Table 14) で世界第1位、外交政策、国際関係論(Table 31) で第5位、革新的政策提言(Table 44) の総合では第4位(全米で3位)にランクされており 。ワシントンでもシンクタンクとして認知されている。

公式には超党派を標榜し、民主党、共和党を含む幅広い人材が関与している。USニューズ&ワールド・レポートは「中道」(centrist)と表現している。

「戦略国際問題研究所」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年8月23日 07:06 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

沿革には「『ジョージタウン大学戦略国際問題研究所』は、イエズス会の神父エドマンド・アロイシャス・ウォルシュ(Edmund Aloysius Walsh、1885年10月10日 - 1956年10月31日)が、1919年に同大学内に創った「エドマンド・A・ウォルシュ外交学院」が改組されたものである」とあります。

何と、悪名高きイエズス会の組織ではありませんか、元々は。イエズス会は日本とも無関係ではなく、彼らは戦国時代から日本に目をつけています。日本人の人身売買、神社仏閣の破壊……清廉潔白なキリスト者達だったように昔習った記憶がありますが、そんな上品な人々ではなかったことが明らかになっています。

また、イルミナティ教団の創立者アダム・ヴァイスハウプトはイエズス会の家系に生まれ、イエズス会の支配下にあったインゴルシュタット大学の教授でした。

イエズス会は1534年にパリのモンマルトルの丘のサン・ドニ教会でフランシスコ・ザビエル(シャビエル)も含めて7人で創立された。(略)彼らはカトリック教会内にきわめて特異な根を張っている。イエズス会は多くの穢い手口を使って世界中の宗教勢力の中に勢力を拡げていった。軍隊的な組織構造を持ち、国境を自在に超える布教活動で「教皇の精鋭部隊」と呼ばれる。

アダム・ヴァイスハウプト. 秘密結社イルミナティ入会講座〈初級編〉. 芳賀和敏訳. KKベストセラーズ, 2013, 解説p.26.

イルミナティ自体はバイエルン公国のカール・テーオードール選帝侯によって早い時期に禁止されましたが、そのとき既に、イルミナティはフリーメーソンを侵食していました。

イエズス会とイルミナティは融解し合い、イルミナティはフリーメーソンを侵食して生き延びています。

ディープステートの実効機関がCIAといわれていますが、CSISはディープステートのためのシンクタンクといっていいようです。ディープステートとは影の政府、国家内国家ともいわれます。国際金融資本家とほぼ同義語です。

トランプ大統領はディープステートと戦っているといわれています。本当でしょうか? 安倍首相は中共に屈したのでしょうか、ディープステートに屈したのでしょうか? 否、激務のため病気を悪化させただけでしょうね。

退陣会見の翌日見た夢では、菅官房長官(畏れ多いので以下S氏と書きます)と陰になったホテルのレストランのテラス席で、パスタを頼もうとしています。わたしがこのような夢に出てくるときは、大抵、大衆の象徴として出てきます。

テーブルは楕円形です。S氏の行きつけのレストランのようですが、夢ではあのパンケーキのホテルとは違っています。メニューはパスタの3種類しかありません。S氏が好きなのは牛肉の薄切りを豪華に使った牛肉とのこと。残念ながら、それは材料が切れていて、めったに注文できないと苦笑しながらS氏。

わたしはメニューを見て、とびっこ(トビウオの卵を塩漬けにしたもの)をたっぷり使ったクリームパスタを注文します。白い大皿に盛られたパスタが運ばれてきました。パスタの種類はタリアテッレです。

以上、何を意味しているのだか、無意味な夢にすぎないのか……菅官房長官は一度、街頭演説会で拝顔したので、こんな夢を見たのでしょうか。

その菅官房長官は出馬されるようですね。菅官房長官は親中派に間違いないので、次期首相となると、不安です。日本のどの一部も中共なんかにやらないで!といいたい。

話を戻すと、日本のメディアではあまり報じませんが、アメリカでは今ブラック・ライヴズ・マター (Black Lives Matter。通称、BLM) 運動の嵐が吹き荒れているようです。裏で、中共が武器を提供して運動を煽っているともいわれています。

運動といいましたが、ツイッターで流れてくるアメリカからの動画を見ていると、暴力、暴動にしか見えません。トランプ大統領の再選を阻止したいのは、中共とディープステートでしょう。

過日、オウム真理教事件北朝鮮のスパイが関与していたとニュースで報じていました。しかし、さらにその陰にディープステートがいたともいわれます。どうでしょうか?

黒人問題といえば、南北戦争に関する馬渕睦夫氏の動画を視聴すると、ディープステートのことがよくわかります。

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2020年8月28日 (金)

大田俊寛『オウム真理教の精神史』から抜け落ちている日本人の宗教観(この記事は書きかけです)

このところ記事にしてきた大田俊寛氏には『現代オカルトの根源――霊性進化論』(筑摩書房、2013)の他に、その2年前に上梓された『オウム真理教の精神史 ――ロマン主義・全体主義・原理主義』(春秋社、2011)という著作がある。

『現代オカルトの根源――霊性進化論』の感想の続きと一緒にこの著作の感想を別記事にするつもりだが、大田氏はどう読んでも唯物論者で、日本人には思えない。

なぜなら、『オウム真理教の精神史 ロマン主義・全体主義・原理主義』で、まる一章使って――といっても25頁から48頁までのたったの23頁――「近代における『宗教』の位置」という章題で「宗教とは何か」を考察しているのだが、オウム真理教を近代の宗教の一つと位置づけ、考察はキリスト教を中心としたものとなっているからで、日本、中国、インドといったアジアの宗教の考察がすっぽり抜けているのだ。

所有の形態として「祖先崇拝」が手短に考察されてはいるが、ご先祖様に対する気持ちを「崇拝」といわれてしまうと、わたしなどは違和感がある。

次の章はなぜかロマン主義の考察で、ブラヴァツキー夫人はそこで登場する。ウィリアム・ジェイムなども出てくる。

日本人の宗教観に関する考察が全くない不自然さ。理屈以前に、お正月には初詣に行き、お盆には故人を迎え、お彼岸にはお墓参りをするという日本人らしい宗教的背景が――核家族化で薄れつつあるとはいえ――大田氏には存在したことがないかのようである。

麻原氏も、そうした日本人らしい背景が感じられない不自然さ、人工臭があった。

麻原氏は日本国家を転覆し、自らが「日本の王」となるつもりだったという。初代主権者は、「神聖法皇」と称する麻原尊師、天皇は廃位され、葛城等の氏を与えて民籍につかせるはずだった。

ヨガかと思えば、「オウム真理教」というのは仏教系で行くための「オウム神仙の会」からの改称だというし、お次は「王」だったり「法皇」だったりと、さっぱり訳がわからない。天皇に葛城等の氏? 日本人にこういう発想ができるだろうか、とわたしは思ってしまうのだ。

折しも、過去記事で採り上げたように、文部科学省の教科書調査官として歴史教科書の検定に関与していた北朝鮮のスパイXがオウム事件にも関与し、日本転覆を図ったことがあると発覚した。

舞台に登場するのは全部あちらの人達ではないかと疑ってしまう。

大田氏は『オウム真理教の精神史 ――ロマン主義・全体主義・原理主義』で、次のように書いている。

宗教とは何か、という問いに改めて回答しておくと、私はそれを「虚構の人格」を中心として社会を組織すること、そしてそれによって生死を超えた人間同士の「つながり」を確保することである、と考える。(大田,2013,p.32)

『十字架の聖ヨハネ研究』という優れた研究書を著された鶴岡賀雄氏の弟子とも思えない、一面的捉えかただ。

ここ数日、ブログの更新も忘れて、『十字架の聖ヨハネ研究』に読み耽っていた。十字架の聖ヨハネがどのような生涯を送ったのか、知りたいと思いながらずっとわからなかった。それがわかった。十字架の聖ヨハネという16世紀スペインのキリスト教世界を代表する神秘家であり詩人であった人物の内面が綿密に掘り下げられている。

オウム真理教がなぜ宗教団体と見なされたのか、不思議である。前掲の大田氏のような宗教の定義からすれば、宗教団体ということになるのかもしれないが、わたしには単なる宗教的コスプレ、宗教ごっこにしか見えない。麻原氏のそうした見かけと日本を転覆したいという思いが、ある勢力からとことん利用されたということだろう。

宗教といいながら、物事の始めから麻原氏は徹頭徹尾、物質主義者である。真の神秘主義が中心に存在しない組織は、なんちゃって宗教組織、偽装宗教組織にすぎない。麻原氏の正体がわかっていたからこそ、その勢力は利用したのである。純粋な宗教団体であれば、手つかずだっただろう。

麻原彰晃氏の処女作『超能力「秘密の開発法」―すべてが思いのままになる!』(大和出版 、1986)が上梓された年、ヨガ道場「オウムの会」は宗教団体「オウム神仙の会」と改称された。

1986年(昭和61年)4月、税制上の優遇に目をつけて、ヨガ道場「オウムの会」を宗教団体「オウム神仙の会」と改称[67]。同年7月、ヒマラヤで最終解脱と称す[68]。すでに「武力と超能力を使って国家を転覆することも計画している。その時は、フリーメイソンと戦うことになるだろう」などと語っていたという[69]。

「麻原彰晃」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年8月22日 14:16 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

オウム真理教になる前から、物欲がぷんぷん臭う。彼にとって宗教的修行は超能力や悟りを得るためのツールにすぎなかったようだ。神聖なものへの憧れなど微塵も感じられない。唯物主義者が神秘主義に近づくと痛い目を見るという好例である。

『十字架の聖ヨハネ研究』の続きを読みたいので、ここで中断。この記事は書きかけです。

以下は、十字架のヨハネの有名な神秘詩の一節。この詩がどのような状況で書かれたのかが鶴岡氏の著作を読んでわかった。

この幸いな夜に
誰にも見られず 何も見ないで
ひそかに(私は出て行った)
心に燃え立つ それの他に
光も導きもなしに。
(西宮カルメル会修道院訳注『十字架の聖ヨハネ詩集』ドン・ボスコ社、1982、p.29)

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2020年8月20日 (木)

大田俊寛氏はオウム真理教の御用作家なのか?(8月21日に加筆あり、赤字)

※当記事は個人的な考えから執筆した記事であることをお断りしておきます。

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大田俊寛『現代オカルトの根源――霊性進化論』(筑摩書房、2013)は、13日の記事に書いたように、タイトルからしてわたしには意味不明である。霊性進化論なんて、意味がわからない。霊性が進化する?

大田氏は言葉の定義もせずに、話を進めていく。ブラヴァツキー夫人の細心の注意が払われた膨大な数の言葉の定義を見よ。これができて初めて、あれほどの引用、照らし合わせができるのだ。でなければ、ブラヴァツキー夫人の代表作『The Secret Doctrine: The Synthesis of Science, Religion and Philosophy』は単なる断片集になってしまったことだろう。

ブラヴァツキー夫人について書かれた章の内容の貧弱さからすれば、おそらく大田氏の頭の中には曖昧模糊とした霊肉二元論が存在しているだけである。極めて短絡的な思考回路が、大田氏は麻原氏と似ているように思える。

その短絡的な思考回路から出てきた大田氏的「霊」「霊性」という単語であり、「霊性進化論」という造語であるのだが、彼はそこから勝手に妄想を膨らませて、ブラヴァツキー夫人が「進化論と心霊主義の構想を巧みに融合させた」などと、嘘八百書いている。

そもそもブラヴァツキー夫人が「霊」をどのような意味で使ったのか、大田氏は全くわかっていない。

『現代オカルトの根源――霊性進化論』の主要参考資料一覧に挙げられているブラヴァツキー夫人の著作は、H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子&ジェフ・クラーク訳)『シークレット・ドクトリン 宇宙発生論(上)』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1989)と、『シークレット・ドクトリン』原書の第2巻 Anthropogenesis(人類発生論) の2冊だけである。

わたしが持っているジルコフ編『シークレット・ドクトリン 第 1 巻』本文の最初に「霊」という言葉が出てくる文章を探してみた。

Spirit is the first differentiation from THAT,the causeless cause of both Spirit and Matter.

Helena Petrovna Blavatsky. The Secret Doctrine: Collected Writings 1888 : Cosmogenesis. Boris De Zirkoff , ed. Quest Books, 1993, p.35

この文章を含む、壮麗な本文最初の段落を、田中恵美子氏、ジェフ・クラーク氏の名訳で紹介したい。それで、興味が湧いたかたはブラヴァツキー夫人と大田氏の著作を読み比べていただきたい。そうすれば、ブラヴァツキー夫人の著作が別格であることがわかるだろう。

    スタンザ 1

      宇 宙 の 夜

1. 永遠の親(空間)は常に目に見えぬ彼女の衣に包まれ、七つの永遠の間、再び深い眠りにおちていた。

“親空間”は永遠で常に存在し、あらゆるものの原因である。つまり、理解できない神性であり、その“目に見えない衣”はあらゆる物質の根であり宇宙の神秘的な根でもある。空間とは私達には最も容易に想像できる永遠なものであって、それは抽象的なものとして不動であり、客観的宇宙が空間の中にあってもなくても、左右されることのないものである。空間はあらゆる意味で次元がなく、自存するものである。霊は、霊と物質両方の原因なき原因であるそれから最初に分化したものである。秘教問答に教えられているように、空間とは無限の空虚でもないし、条件づきの充満でもなく、その両方である。空間は存在して来たし、これからもいつもあるであろう。

H・P・ブラヴァツキー. シークレット・ドクトリン 宇宙発生論(上). 田中恵美子, ジェフ・クラーク訳. 神智学協会ニッポン・ロッジ, 1989, p.239.

第3巻 Index で、英語で「霊」に当たる Spirit を見ると、様々な使いかたがされているようでありながら厳然とした意味があるようで、神智学のイロハもわかっていなかったころのわたしは Soul との区別もつかず、混乱した。

しかし、ありがたいことに、神智学の入門書といってよいH・P・ブラヴァツキー(田中恵美子訳)『神智学の鍵』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1995)の用語解説に日本ロッジの挿入文があり、ブラヴァツキーの著作では Spirit がどのような意味で使われるかの解説がある。異なる六つの意味が挙げられていて、各々わかりやすい解説が施されている。

東大の博士課程を終了して埼玉大学非常勤講師を勤める人物のものとは思えない雑な内容の大田氏の著作は、インビュー記事も同じことなので、彼の短絡思考がわかりやすいインタビュー記事を引用する。

ブラヴァツキーは、人類の中には「神人」に進化しうる種子が含まれている一方、霊性の次元から目を背けて「動物化」する人間もいる、という二元論を立てたのですね。私はこうした考え方を「霊性進化論」と呼んでいます。

本多カツヒロ(フリーライター). “なぜ人間はオカルトにハマってしまうのか?: 『現代オカルトの根源』の著者、大田俊寛氏に聞く”. 東洋経済オンライン. 2013-08-23. https://toyokeizai.net/articles/-/18156, (参照 2020-08-19).

大田氏自身が「私はこうした考え方を『霊性進化論』と呼んでいます」と述べていることからもわかるが、前述したように「霊性進化論」というのは大田氏の造語である。この進化街道を驀進する霊性の「霊」とは、どのような意味の「霊」なのか。その「霊」の性質ばかりがひたすら進化するということなのか?

「霊」の定義すらせずに、漠然とした意味の「霊」を、単純な唯物論者ダーウィンの進化論にくっつけている。「こうした考え方」もブラヴァツキー夫人のものではなく、大田氏の自説であるにすぎない。

ブラヴァツキー夫人は、『神智学の鍵』(田中恵美子訳、神智学協会ニッポン・ロッジ、1995)で次のように述べている。

神智学の教えは霊と物質の同一性を主張し、霊は潜在的な物質であり、物質は結晶した霊にすぎないと言います。例えば、氷は固体化した水蒸気であるようにです。しかし、万物の大本で永遠の状態は霊ではなく、いわば超霊(目に見える形体のある物質はその周期的な現れにしかすぎない)なので、私達は霊という言葉は「まことの個性」に適用することができるだけだと主張します。(ブラヴァツキー,田中訳,1995,p.42)

ブラヴァツキー夫人のこの説は一元論だろうか、二元論だろうか。論点によって、それは変わってくる。一元論か二元論かといった、哲学におけるこのような解釈手段自体がもはや古いといえる。

前掲引用に出てくる神智学用語としての「個性(Individuality)」の意味を知るには、まず「人間を含めて宇宙のあらゆる生命、また宇宙そのものも『七本質』という七つの要素からなっている」(H・P・ブラヴァツキー. 実践的オカルティズム. 田中恵美子, ジェフ・クラーク訳. 神智学協会ニッポン・ロッジ , 1995, 用語解説「本質(Principle)」p.23.)ことを理解しなければならない。

ブラヴァツキー夫人の説が如何に複雑であるかは、引用した文章からも、その一端が窺えよう。しかしながら、哲学はこのように複雑であるのが普通だから、大田氏が披露する二元論は幼稚すぎて衝撃的であった。

神獣二元論ともいうべき珍説と共に考え出され、名付けられた「霊性進化論」は、大田氏によって考え出された――おそらく、麻原氏の思想に合わせて考え出されたのだろうが――説であることを押さえておきたい。

大田氏へのインタビュー記事から引用を続ける。

麻原の世界観では、人類全体が2つの種類に大別されていました。ひとつは、自らの霊性のレベルを高め、超人類や神仙民族と呼ばれる存在に進化する「神的人間」であり、もうひとつが、物質的欲望におぼれ動物化していく「動物的人間」です。麻原の見解によれば、現在の世界は「動物的人間」がマジョリティを占めており、他方、「神的人間」はマイノリティとして虐げられている。この構図を転覆しようというのが、「種の入れ替え」という言葉が意味していたものです。

オウムは、数々の修行やイニシエーションによって、「神的人間」を創出・育成しようとした。その一方で、人類の霊性進化の妨げとなる「動物的人間」を粛清しようと、70トンという膨大な量のサリン生産計画に着手したわけです。現在の日本をサリンで壊滅させた後、「シャンバラ」や「真理国」と呼ばれるユートピア国家を樹立しようというのが、オウムの最終目的でした。このように、オウムの世界観においても、「神への進化」と「動物への退化」という霊性進化論的な二元論が、極めて根幹的な役割を果たしていたのです。

本多カツヒロ(フリーライター). “なぜ人間はオカルトにハマってしまうのか?: 『現代オカルトの根源』の著者、大田俊寛氏に聞く”. 東洋経済オンライン. 2013-08-23. https://toyokeizai.net/articles/-/18156, (参照2020-08-19).

『現代オカルトの根源――霊性進化論』で、ブラヴァツキー夫人の著作内容の複雑で重厚な内容を、似ても似つかない間違いだらけの短い要約で済ませてしまって平気な大田氏とは、一体何者なのか?

大田氏の国語力に問題があることは間違いないが、果たしてそれだけの問題なのか?

前にも同じことを書いたような気がして探すと、果たして、そのとき、わたしは大田氏の著作はあまり読んでいなかったはずだが、「オウム真理教事件の犯人は『思想』だった」という記事を、ウィキペディア記述のソースを探して読んだらしい。
※この記事は正しくは、「オウム真理教事件の真の犯人は『思想』だった」というタイトルのエッセー。
 大田俊寛. “オウム真理教事件の真の犯人は「思想」だった”. シノドス. 2014-05-15. http://synodos.jp/society/8575, (参照 2020-08-20).

わたしははてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」の中のエッセー 26「ブラヴァツキー夫人の神智学を誹謗中傷する人々 ①ブラヴァツキー夫人とオウムをくっつける人」で次のように書いている。

孫引きで構成されたいい加減な記事しか書けない癖に、なぜかある程度の知名度があって、自身の主張を広く世間に発信する力を持っている――このような人物こそが思想的な混乱を招く大きな一因となっているとわたしは思うのだが、そんなことは夢にも思わないのだろうか。
わたしは、オウム真理教事件の真の犯人は「国語力の不足」だったと考えている。だから、閲覧者が少ないにも拘わらず、拙ブログ『マダムNの覚書』で文学について、読書について書いてきた。(略)
オウム真理教が反日テロ組織であったことは明白で、中共のような思想弾圧している一党独裁国家ではない、憲法第20条で信教の自由を規定した日本国において彼らは反日テロを起こすという重大な思想的問題を孕んでいたわけだが、そのことを問題視しないのはどういうわけだろうか。

大田氏がわたしの目にオウム真理教(及びその分派団体)の御用作家と映るのは、彼が麻原氏の思想を自説で補填しているからである。

その補填のための自説を以ても庇いきれない異常性が麻原氏の思想には存在するためか、ブラヴァツキー夫人の名を借りて神智学に麻原氏の一切の罪を負わせようとした。何て卑劣な行為であることか。

わたしは過去記事で、文部科学省の教科書調査官として歴史教科書の検定に関与していた北朝鮮のスパイXがオウム事件にも関与し、日本転覆を図ったことがあるというニュース記事を紹介した。

2020年7月30日 (木)
オウム真理教事件にも絡んでいた北朝鮮のスパイ
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/07/post-58a264.html

このようなニュース記事を読むと、大田俊寛氏が純粋に学者としてオウム真理教に関する研究を行ってきたのか、疑わしくなってくる。

大田氏は吉永進一氏同様、オウム真理教の反日性には目もくれず、ブラヴァツキー夫人を煙幕のように悪用して「霊性進化論」という自説に拘泥し、オウム真理教に寄り添う。

北朝鮮のスパイがオウム事件に関与し、国家転覆を図ったことがあるというのであれば、オウム真理教には強い反日性があり、それこそがオウム真理教に内在する第一義的な「思想」であったはずである。つまりオウム真理教事件の真の犯人は反日思想だったということである。

オウム真理教の継続団体「ひかりの輪」ホームページ、広報部のお知らせに「宗教学者2名(鎌田東二氏・大田俊寛氏)の方がひかりの輪の健全性を認める報告:長年の広範な調査研究の結果(2018年04月18日)」という記事がある。

両氏の略歴と論文が紹介されている記事で、大田氏については次のように紹介されている。

新進気鋭の宗教学者であり、近年出色のオウム真理教研究とされる「オウム真理教の精神史」の著者。ひかりの輪に関しても、その教材・資料のほとんどを精査するなど、その広範な調査・研究は他の追随を許さない。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程を修了。グノーシス主義の研究でも著名。

大田博士は、2014年、ひかりの輪の外部監査委員会(当時の委員長は河野義行氏・元長野公安委員・松本サリン事件被害者遺族)の要請を受けて、それまでの深く広範な調査・研究に基づいて、団体の思想・活動に観察処分に値するような危険性があるか否かに関して、意見を同委員会に提出されました。(略)

結論として、ひかりの輪は、オウム真理教の教義・活動の中で事件の原因となった危険な要素に対して十分な対処しており、その意味で危険な団体ではないとして、公安調査庁の見解を否定しました。また、2017年にも再び、同じ趣旨の意見を発表されています。

広報部のお知らせ. “宗教学者2名(鎌田東二氏・大田俊寛氏)の方がひかりの輪の健全性を認める報告:長年の広範な調査研究の結果”. ひかりの輪. 2018-04-18. http://www.joyu.jp/hikarinowa/news/00news/1348_1.html, (参照 2020-08-19).

続いて、ひかりの輪に関する意見書(2014年11月)、ひかりの輪に関する意見書追加版(2017年11月)、雑誌「宗教問題」の座談会(2017年10月)での発言メモ(2018年3月20日発表)へのリンクがある。

雑誌「宗教問題」の座談会(2017年10月)での発言メモには、前掲インタビュー記事「なぜ人間はオカルトにハマってしまうのか?」へのリンクもある。

大田氏は次の記述からもわかるように、彼自身はおそらくマルクス的唯物論者で、神秘主義に対しては上から目線である。

私自身は、「ひかりの輪」が主張するように、すべての人間のなかに「神聖な意識」が存在するとは思わないし(少なくとも私のなかには、そのような意識は存在しない)、また、現実においても理念においても、「万人・万物が繋がって一体である」とも考えない。

大田俊寛. “「ひかりの輪」の宗教的活動に関する私見”. ひかりの輪. 2014-11-17. https://goo.gl/yyhFU2, (参照 2020-08-21).

それでいながら、オウム真理教とその後継団体に大田氏は寄り添う。ブラヴァツキー夫人の思想を麻原氏の思想に合わせて捏造するほどの献身ぶりなのである。

マルクス的唯物論者がなぜグノーシス主義を研究しようと思ったのか、わたしには不可解である。マルクス的唯物論者には最も縁遠い研究分野といってよいからだ(マルクス的唯物論者のこの手の論文は読めたものではない)。オウム真理教研究者としての箔を付けるためだとしか思えない。

大田氏は同文書において、次のようなことも記述している。

日本社会では現在、オウム真理教は実は、ロシアや北朝鮮の傀儡として作られた教団であり、地下鉄サリン事件は、これらの国家が目論んだ「間接的侵略」であった、とする陰謀論がまことしやかに流布されている。しかしながら、オウム真理教の思想や世界観を鑑みれば、同教団がロシアや北朝鮮の傀儡として行動するということはまったく考えられず、また、こうした憶測の裏づけとなる証拠は何一つ存在していない。

大田俊寛. “「ひかりの輪」の宗教的活動に関する私見”. ひかりの輪. 2014-11-17. https://goo.gl/yyhFU2, (参照 2020-08-21).

オウム真理教事件がロシアや北朝鮮の傀儡とは無関係だと強弁する姿勢は、およそ客観的とはいえない。彼の専門外の事柄だからである。そして、北朝鮮のスパイがオウム真理教事件に関わっていたことが発覚した今、この強弁には疑わしさが漂う。

2020年3月12日付「日本経済新聞」電子版のニュース記事は、観察処分の取り消しを求めた「ひかりの輪」の敗訴が最高裁で確定したと報じている。

オウム真理教の後継団体「アレフ」から分派した「ひかりの輪」が、団体規制法に基づく観察処分の取り消しを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林景一裁判長)は12日までに、ひかりの輪の上告を退ける決定をした。10日付。観察処分を取り消した一審判決を取り消し、請求を棄却した二審・東京高裁判決が確定した。(略)二審判決は「ひかりの輪はオウム真理教の修行体系の最も基礎的、本質的な部分を継承している」などと指摘。15年の処分更新の時点でも、松本智津夫元死刑囚(麻原彰晃、執行時63)がひかりの輪の活動に影響力を有していたとし、更新は適法だったと結論づけた。

“観察処分巡り「ひかりの輪」の敗訴確定 最高裁”. 「日本経済新聞」電子版. 2020-03-12. https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56694320S0A310C2CE0000/, (参照 2020-08-19).

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2020年8月17日 (月)

コットンの花とマーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』

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盆過ぎとは思えない暑さですね。洗濯物がまるでトーストしたみたいに、パリッと乾くのは気持ちがいいですけれど……。

写真は、夫が大事に育てているコットンの花です。以前にもコットンの花の記事を書いた気がして探すと、ありました。2006年の記事です。

2006年8月18日 (金)
昨日の夕飯はカフェで&コットンと『風と共に去りぬ』
https://elder.tea-nifty.com/blog/2006/08/post_5.html

コットンといえば、映画『風と共に去りぬ』の中で、南北戦争後の荒廃したタラの大地を耕して作った綿花畑の中で、きつい監督者のまなざしをしたスカーレットが妹たちを叱咤しながら、手籠に綿を次々に摘み取っていく場面が思い出されます。

今年もコットンの花を見ながら、わたしは同じ場面を思い出しました。前掲記事のコットンの花の写真は小さすぎて、よく見えないのが残念です。記事には『風と共に去りぬ』について他にも色々と書いていますが、このところずっと、当ブログ内での人気記事ランキング 1 位に輝いているのは、『風と共に去りぬ』に関する別の記事です。

2017年9月 2日 (土)
『風と共に去りぬ』のアメリカにおける上映禁止について
https://elder.tea-nifty.com/blog/2017/09/post-f24f.html

以下のニュース記事は、今年の6月11日配信です。このニュースとの関連で、拙前掲記事を閲覧なさるかたがいらっしゃるということでしょうね。

事後法(遡及法)というものがあります。事件時は違法ではなかった行為を、後から違法として処罰することを定める法令をいいます。わが国は憲法でこの事後法を禁止しています。

事後法の禁止は近代刑法の原則とされているので、東京裁判は事後法で裁いた罪刑法定主義に反する野蛮な行為だった、戦勝国による敗戦国へのリンチだった――という意見はここから出てくるわけです。

韓国は平気で事後法を施行してくる、関わってはいけない危ない国です。

左翼なども平気で、事後法的に自分達の気に入らないことを裁きたがりますね。『風と共に去りぬ』の上演禁止は、わたしにはその一例に映ります。

当記事より先に、大田俊寛『現代オカルトの根源――霊性進化論』(筑摩書房、2013)の感想をアップするはずでしたが、もう少し時間がかかります。

能によく引用されている『和漢朗詠集』が角川から文庫で出ていたので、買いました。

和漢朗詠集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
三木 雅博 (翻訳)
出版社: 角川学芸出版 (2013/9/25)

この本は、裏表紙にある説明によると、「平安時代中期の才人、藤原公任によって編纂された漢詩句と和歌を融合させたユニークな詞華集」だそうです。

平安貴族の必読書であったばかりか、江戸時代の幕末に至るまで広く愛され続けた本だとか。この本については記事を改めて書くことになると思います。

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2020年8月 7日 (金)

国際的な医学雑誌「ランセット」からの引用が、1889年出版のブラヴァツキー著『神智学の鍵』に登場していた!

国際的な医学雑誌「ランセット」からの引用が、1889年出版のH・P・ブラヴァツキー著『神智学の鍵』に出てくる。

ブラヴァツキー夫人は1831年8月12日に生まれ、1891年5月8日に亡くなった。

わたしは「ランセット」について、以下の過去記事で触れている。

2020年2月 3日 (月)
朗報、新型肺炎はエイズ・インフル薬で治癒するらしい
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/02/post-50aa75.html

大紀元によると、中国当局の「武漢の海鮮市場が発生源」「死亡した2019-nCoV罹患者はすべて高齢者、疾患を患う人」という発表とは矛盾する内容が「ランセット」掲載の論文には書かれている。

レイチェル・ストーム(高橋巌&小杉英了訳)『ニューエイジの歴史と現在――地上の楽園を求めて』(角川書店、1993)がブラヴァツキー夫人をニューエイジの母と大々的にプロパガンダしておきながら、著者が夫人の代表作さえ読んでいないことは内容と参考文献(原著による文献リスト)から明らかだった。

ストームの著作に『シークレット・ドクトリン』と『ヴェールを脱いだイシス』は「その主要の部分は『高位の導師』、特にチベットに本拠を置く霊的存在であり、叡智の導師であるクート・フーミー大師とモリヤ大師から口述されたものだという」(ストーム,高橋&小杉訳,1993,p.21)と出鱈目が書かれていたので、大師方が「霊的存在」でなかったことを確認しようとして、わたしは『神智学の鍵』を開いたのだった。

すると、H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子訳)『神智学の鍵』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1995改版)の「第14章 神智学のマハートマ達  マハートマ達は『光の霊達』か、または『悪魔達』か?」に、「ランセット」という雑誌名が出てきた(※太字N)。

マハートマ方は私達が生まれるように生まれ、また他のすべての人間のように死ぬ運命にある、生きている方々です。……(略)……私達が人の噂を否定すればするほど、人々を正そうとすればするほど、ばかばかしい話が考え出されるようになります。『創世記』のメトセラは969歳まで生きたと私は聞きましたが、それを信じず笑いましたので、私はすぐに多くの人達に不敬な異端者といわれました。……(略)……約190歳のメキシコ人のことを『ランセット』という医学誌で読んだことを覚えています。しかし、凡人であれアデプトであれ、メトセラの年齢の半分も生きた人間のことは聞いたことがありません。あるアデプトは私達の言う普通の年齢よりずっと長生きされますが、それには奇跡的なことは何もありません。長生きをしようと思うアデプトはほとんどおられません。(ブラヴァツキー,田中訳,1995,pp.276-277)

ブラヴァツキー夫人の代表作の一つ『神智学の鍵』を度々読み返していても、「ランセット」が何であるか知らなかったので、当時イギリスで読まれた医学雑誌なのだろうと漠然と思っていた。

改めて、『神智学の鍵』で「ランセット」が出てくる箇所を読んだわたしは、「ランセットといえば、新型コロナウィルス関連で目にした医学雑誌ではないか」と驚き、いや、そんな昔から「ランセット」があったのだろうかと疑問に思ってウィキペディア「ランセット」を見た。

『ランセット』(英語: The Lancet)は、週刊で刊行される査読制の医学雑誌である。同誌は世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つであり[1]、編集室をロンドンとニューヨーク市に持つ。……(略)……

歴史
『ランセット』は、1823年にイギリスの外科医トーマス・ウェイクリー(英語版)[注釈 1]によって創刊された。誌名をつけたのは彼で、手術用メスの一種であるランセット[注釈 2]、および、光を取り入れるを含意するランセット窓(英語版)にちなんだものである。

「ランセット」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年4月13日 13:06 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

The_lancet_first_issue

Cover of the first issue of The Lancet.
説明 ランセットの 創刊の表紙。
日付 1823
ソース 会社概要-ランセットグローバルヘルスネットワーク
著者 ランセット
出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

何と、医学雑誌「ランセット」はブラヴァツキー夫人が生まれる前からあったのだ。

ブラヴァツキー夫人の引用には、それがどこからの引用なのか、きちんと書かれている。編集者や協力者たちの骨折りもあっただろう。現代日本で流行っているような「オマージュ」という名で剽窃を誤魔化すやり口などは、ブラヴァツキー夫人には縁遠いのである。

ブラヴァツキー夫人の代表作も読まずに、夫人のことを霊媒と呼びたがる人は多い。それがまるで知能が足りない人の代名詞であるかのように。ペテン師と呼ぶのも好きだ。誹謗中傷する人々は、ブラヴァツキー夫人の爪の垢を煎じて飲んでいただきたい。

夫人がどれほど厳密で、また努力家であったかが彼女の著作の端々に表れているというのに、そのことを知ろうともせずに夫人を貶めながら飯の種にする恥知らずな人々は夫人の存命中からいた。そんな人々がいなければ、夫人はもっと長生きして、未完の著作も完成できたかもしれない。

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2020年8月 5日 (水)

古語辞典と現古辞典を購入。大田俊寛『『現代オカルトの根源』、レイチェル・ストーム『 ニューエイジの歴史と現在 』を読書中。

新作能にチャレンジしていながら、わたしは古語辞典も持っていなかった。娘が高校時代に使っていたベネッセ版のも見当たらない。

15年前に当地へ――夫の転勤に伴い――移転してきたが、そのとき既に古語辞典はなかったのだろう。その数ヶ月前に台風被害でだめになった書籍も多かったから、その中に含まれていたのかもしれない。

俳句に凝っていたのは移転以前のことだった。そのころは古典にも凝っていたので、源氏物語を原文で読んだりもしていた。

移転後も、たまに作句することがあった。それには、俳句歳時記の他に、旺文社の国語事典に付録として載っている「国文法要覧」で文法関係はまかなえたし、その後、購入した学研の『俳句古語辞典』があったので、不足を感じなかったのだ。

しかし、さすがに、俳句関係の書籍だけでは、新作能の文章は書けない。

古語辞典と、現代語から古語を引く現古辞典があれば……と思ったが、購入が延び延びになってしまった。それというのも、辞典が相当高くなっていると思い込んでいたのだった。

2020年7月26日 (日)
作品1「祐徳院」らくがきメモ 2(7月29日に訂正あり)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/07/post-a9da22.html

この記事で、古語辞典も現古辞典もなしに、ワキが自分のことを紹介する文章を書いてみた。29日に訂正したが、このままでいいとは思っていない。このときに限界を感じて、辞典を購入するか、新作能にチャレンジするなどという大それた望みを棄てるかのどちらかだと思った。

調べてみると、むしろ昔より安くなっているような気さえした……値上がりしていないということだろうが。ありがたいことである。もっと早く買えばよかった。

わたしが購入したのは、以下の2冊。

旺文社全訳古語辞典 第五版 小型版
宮腰賢 (著, 編集), 石井正己 (著, 編集), 小田勝 (著, 編集)
収録語数: 約22,500語
1,440ページ+口絵32ページ
出版社: 旺文社; 第五版小型版 (2018/11/14)

現代語から古語を引く辞典
芹生 公男 (編集), 金田一 春彦
出版社: 三省堂 (2007/4/1)

古語辞典を小型版にしたのは、小型版でないと何度も何度も引くのが億劫になるからだ。そのぶん字が小さくなるので、老眼にはきついかもしれないとの懸念もあった。杞憂だったようで、見えづらいということもなく、実に使いやすい。

収録語数の多い『旺文社古語辞典 第10版』と迷った。用途から考えて、辞書の中の例文全てに現代語訳が施してある全訳のほうを選んだ(実際に使った感想としては、もう少し収録語数が多ければという欲求は当然ながら出てくるが、どちらか1冊となれば、やはり今のわたしには全訳が必要)。

現代文を古文に直す作業は大変だと感じている。古語にはない現代語がとても多い。では全て古語にしてしまえばいいかというと、現代語をむしろ残しておくほうがいいと思える場合もあって、その判断が難しい。

『現代語から古語を引く辞典』に収録されていないと、それをストレートに古語には翻訳できないという場合が多く、現代語そのままの形を残すか、別の表現にするかといった選択を迫られる。

話が遡るが、アマゾンで辞書を注文したとき、届くのに5日くらいはかかるだろうから、サボれる。と、わたしはほくそ笑んだ。

すると、何と、翌日の昼間、2冊共届いたのだ。アマゾンに注文して翌日に届いたのは初めてだった。異例の速度で辞典がわたしの元へやってきた。天上でわたしの文章をご覧になった萬子媛が呆れて、「さっさと辞書を使って、いくらかでも見られる形に直しなさい」とおっしゃったような気がした。

萬子媛は教養豊かな才女だった。きっと教育ママだったに違いない。

続きも、試行錯誤しながら、勉強しながら書いていくしかない。

休まず、そうするはずだったのだが、以下の記事関連のことを調べているうちに、こちらを先にまとめざるをえなくなった。

2020年7月30日 (木)
オウム真理教事件にも絡んでいた北朝鮮のスパイ
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/07/post-58a264.html

ブラヴァツキー夫人がまるでオウム真理教事件に責任があるかのごとく、因縁を付けてくる学者には、吉永進一氏、杉本良男氏の他にも数人いるが、その中の一人に大田俊寛という人物がいる。

大田 俊寛(おおた としひろ、1974年 - )は、日本の宗教学者。現在は埼玉大学非常勤講師。専門は宗教学。博士(文学)。

略歴
一橋大学社会学部を卒業後、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程を修了。鶴岡賀雄に師事。 宗教分野の中でも、グノーシス主義やオウム真理教を主な批判対象としており、2007年に論文「グノーシス模倣の神話学」により、東京大学博士(文学)の学位を取得。

著書
『グノーシス主義の思想 : 〈父〉というフィクション』(春秋社、2009年)
『オウム真理教の精神史 : ロマン主義・全体主義・原理主義』(春秋社、2011年)
『現代オカルトの根源 : 霊性進化論の光と闇』(筑摩書房(ちくま新書))、2013年)
『宗教学 : ブックガイドシリーズ 基本の30冊』(人文書院、2015年)

「大田俊寛」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年8月3日 01:44 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

大田氏が師事した鶴岡賀雄氏は、ウィキペディア「鶴岡賀雄」によると、キリスト教神秘主義研究者で、十字架の聖ヨハネの研究、神秘主義概念史研究の第一人者であるという。

鶴岡 賀雄(つるおか よしお、1952年8月23日 - )は、日本の宗教学者、キリスト教神秘主義研究者。東京大学名誉教授。

西欧近代(特にスペインとフランス)の神秘思想、神秘主義概念の形成と展開、現代宗教思想など幅広い研究領域を持つ。とりわけ十字架のヨハネの研究、神秘主義概念史研究については、日本における第一人者とされる。教え子に佐々木中、大田俊寛らがいる。

「鶴岡賀雄」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2018年12月2日 12:50 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

十字架の聖ヨハネといえば、わたしは『十字架の聖ヨハネ詩集』『カルメル山登攀』を愛読していた。詩集のほうは今も時々手にする。

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キリスト教神秘主義の専門家の弟子が大田氏というのはどういうことだろう、と思ってしまう。

ウィキペディアによると、大田氏はグノーシス主義やオウム真理教を批判対象としているそうである。

グノーシスには、わたしは興味津々である。中には好きになれない内容のグノーシス文書もあるが、心を打たれるものが沢山あるのだ。

ハンナ・ヨナス(秋山さと子&入江良平 訳)『グノーシスの宗教』(人文書院、1986)で採り上げられた新約外典『使徒トマスの行伝』の中の「真珠の歌」は、一読すれば、忘れられないほどの美しさだ。まさに真珠のような作品である。

マグダラのマリアについて調べ始めてからは、ますますグノーシス文書が身近なものとなった。

そのような興味も手伝って、それで学位を取得したという「グノーシス模倣の神話学」を読んだ。とわたしは思ったのだが、オンライン論文ではタイトルが「グノーシス模倣の神話論理」となっている。短いオンライン上のこれは、論文の一部分なのかもしれない。

というのも、まだこれからこの論文は展開するはずだと思えるからである。

以下のリンク先から論文ファイルを開くことができる。

グノーシス主義と模倣の神話論理(大田俊寛)
http://doi.org/10.15083/00030573

古代エジプト・ギリシアの思想が東方の思想と混じり合う中で形成されていったグノーシス主義。

キリスト教グノーシス派もいただろうから、キリスト教神秘主義の研究を専門とする教授の下でグノーシスを研究してもおかしい話ではないが、短いオンライン上の大田氏の論文(の一部)を読んでも、キリスト教神秘主義を専門とする教授の下で学んだ痕跡などは何も感じられない(これについては後日、鶴岡賀雄氏の著作を読んで確認したい)。

「『トマスによる福音書』についての覚書」もオンラインで読める。
http://gnosticthinking.nobody.jp/thomas.pdf

大田氏にとって問題なのは、『トマスによる福音書』を荒井氏が「グノーシス主義であるということを、やや一義的に決めつけすぎているという点」らしい。わたしにはトマス福音書がグノーシス文書以外にはとても思えなかったので、大田氏のような問題点は考えつきもしなかった。

私にはトマ福のなかには、疑う余地なくグノーシス主義的であると断言できるような語録は一つも収められていないと思われる。トマ福に収録された断片的で謎めいた言葉の数々から、著者の思想や世界観の全体像を想定するのは、実はきわめて困難なのである」と大田氏は主張する。

まさにその「断片的で謎めいた言葉の数々」が存在するからこそ、わたしはトマス福音書がグノーシス文書であることを疑わなかったのだが……。何よりも訴えかけてくるのは、グノーシス文書特有の雰囲気である。

覚書の後半では、佐藤研『禅キリスト教の誕生』に批判の矛先が向けられている。ここで、大田氏は、トマス福音書の語録 77 の内容が「ヨハネ福音書の観念に依拠したものであり、キリスト教正統派の見解と取っても、あるいはロゴス=キリスト論を積極的に取り込んだグノーシス主義の見解と取っても、それほど理解することが難しくない」と書いている。

トマ福のなかには、疑う余地なくグノーシス主義的であると断言できるような語録は一つも収められていない」のではなかったのか?

グノーシス主義の見解と取ることもできるというのは、そう取らないこともできるということだから、グノーシス文書とは認めがたいということなのだろうか。そして、ヨハネ福音書がグノーシス的といわれていることにも反対の立場なのだろうか。

グノーシス主義の特徴は、反宇宙的二元論だけではない。語録 108 で語られているような思想は極めてグノーシス主義的であるはずである。語録 108 について、エレーヌ・ペイゲルスが(荒井献&湯本和子訳)『ナグ・ハマディ写本――初期キリスト教の正統と異端』(白水社、1996)で、グノーシスならではの特徴を感動的な表現で指摘している。

このような教え――神性と人間の同一性、迷妄と覚醒に対する関心、主としてではなく霊的導師としての創立者――には、西洋的というよりも、むしろ東洋的な響きがあるのではないだろうか。若干の学者たちが示唆しているように、名前を代えたならば、『トマス福音書』で生けるイエスに帰されている言葉は、「生ける仏陀」の言葉にふさわしいと言い得よう。ヒンズー教あるいは仏教の伝承が、グノーシス主義に影響を与え得たのであろうか。(ペイゲルス,1996,p.18)

同様のイエスの教えの仏教的色彩は、マリア福音書でより顕著である。このような点こそ、日本の学者に追究して貰いたいものだ。大田氏にそれを求めるのは無理のようだが。

以下の過去記事には、ブラヴァツキー夫人の著作からのグノーシスに関する引用があるので、当記事を改稿するときにまとめて紹介したい。

2016年2月10日 (水)
Notes:不思議な接着剤#90 キリスト教成立以前に東西に広く拡散していた仏教 
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/02/post-3f56.html

2016年2月28日 (日)
Notes:不思議な接着剤#91 釈迦牟尼仏の哲学を説いたイエス
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/02/t-1a90.html

2016年4月 6日 (水)
Notes:不思議な接着剤#93 カタリ派が『ヨハネ福音書』を偏愛した理由
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/04/notes92-4114.html

図書館から借りた大田氏の著作『現代オカルトの根源――霊性進化論の光と闇』(筑摩書房、2013)が出たとき、以下の 2 冊は出ていた。グノーシス主義の研究をしていながら、これらのブラヴァツキー夫人の著作に散りばめられたグノーシス主義に関する記述に一顧も与えないのは、どういうわけだろう。

H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子&ジェフ・クラーク訳)『シークレット・ドクトリン 宇宙発生論(上)』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1989)

H・P・ブラヴァツキー(ボリス・デ・ジルコフ編、老松克博訳)『ベールをとったイシス 第1巻 科学 上』(竜王文庫、2010)

なるほど、前掲書に参考資料として『シークレット・ドクトリン 宇宙発生論(上)』は一応挙げられている。しかし、大田氏はろくに読んでいないはずだ。その前に挙げられたヘレナ・P・ブラヴァツキー(東條真人訳)『シークレット・ドクトリンを読む』(出帆新社、2001)をあんちょこにしたと思われる。そう邪推せずにいられないひどさだからだ。

第一、ブラヴァツキー夫人をオウム真理教事件の戦犯であるかの如く大きく扱っていながら、また、わが国の最高学府である東大で学びながら、ブラヴァツキー著作集全巻(http://www.blavatskyarchives.com/collectedwritings.htm )読むくらいのことができないのか?

読めないなら、なぜ、ブラヴァツキー夫人をネタに、飯の種に、するのか? ブラヴァツキー夫人の、翻訳家の、苦労がどれほどのものか、想像したことはないのか? ブラヴァツキー夫人の著作を必要としている人々がいるかもしれないとは、思ったことすらないのか?

オウム真理教に関しては、大田氏が寄り添っているように感じられるのとは、あまりに対照的である。オウム真理教とその後継組織の御用作家のようにさえ感じさせられる。

何にせよ、まともにブラヴァツキー夫人の著作を読んだとも理解できたとも思えないが、拙動画「ブラヴァツキー夫人がニューエイジの祖というのは本当だろうか?」で挙げた以下の本は、結構熱心に読んだのではないだろうか。似た文章があるから。しかし、『現代オカルトの根源――霊性進化論の光と闇』では、主要参考資料一覧には見当たらない。

ニューエイジの歴史と現在―地上の楽園を求めて (角川選書)
レイチェル ストーム (著), Rachel Storm (原著), 高橋 巌 (翻訳), 小杉 英了 (翻訳)
出版社: 角川書店 (1993/11)

著者はフットワークが軽いようだが、落ちついて本を読むのは苦手のようだ。ブラヴァツキー夫人をニューエイジの母と大大的にプロパガンダしているわりには、大田氏同様、ブラヴァツキー夫人の著作をろくに読んでいない。そのことは内容からも参考文献からもわかる。

研究者としては三流としかいえない姿勢であるが、小林英了氏の訳者あとがきには共感した箇所があった(この部分だけ名著に思える)。長くなるが、引用しておく。

……実際、ニューエイジャーたちの世界は密林である。そこには毒を含んだ造花があり、底無し沼があり、吸血鬼がおり、ミイラになってしまったミイラとりの墓標が乱立している。しかし、無数のこけ脅しや見かけ倒しの中にあって、時代の困難な課題を誠実に担い、無理解と裏切りに満身創痍となりながらも、新しい時代を求めて闘った個性はいたのである。ブラヴァツキーは詐欺師扱いされながらもイギリスの植民地支配下にあったインドの精神文化復興のために尽くし、グルジェフは物質主義に押しつぶされていく西方の精神文化を無意識的な思考習慣から解き放とうとし、クリシュナムルティはカリスマ的神格に祭り上げられる瞬間に個的な求道の道に一人降り立ち、シュタイナーはナチズムからテロの標的にされつつも戦争を回避する自由な意志の力を訴え続けた。こうした人々は、悟りすましたコスモポリタンという抽象的な人間に成り下がることなく、内面に据えた闇を時代が与えた試練と受けとめ、この地上の現実世界と徹底的に格闘したのであった。
「自由と民主主義」陣営が地球規模の覇権を手にした八〇年代、人々の幸福に対する欲望はニューエイジにも浸入した。自由経済の原理と市民的権利意識が、悟りや目覚めといった精神領域にまで浸透したのだ。……(略)……人々の内面の空虚な闇でうごめいていたニューエイジは、ポスト・モダンという名の薄ら明かりの下に照らされ、近代的合理主義や物質主義を超えるものとしてもてはやされてはいるが、その内実は、神秘や不思議が無批判的かつ興味本位に崇められ、先住民族の文化までもがエコロジー・グッズとして商品化されているのである。私たちは、先達が血のにじむような思いで現実と格闘しながら形成した思想の成果を単に一つの情報として消費し、書棚の飾りにしたり、パソコンの画面に呼び出せる時代に生きている。……

 この本は1993年に出版された。訳者あとがきは、27 年も前に鳴らされた警鐘である。

ちなみに、鶴岡氏に師事した大田氏。他に佐々木中氏がいる。ググってみると、小説家デビューしているらしい。東浩紀氏と一緒に名前が出てくる。両者は対立しているようでもあるが、興味がないので、どうだっていい。東浩紀氏というと、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」を思い出す。

2019年8月 7日 (水)
あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その5。津田氏のゲンロン仲間、東浩紀氏は「文學界」(文藝春秋)新人賞の選考委員。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2019/08/post-7a913c.html

当記事は書きかけです。まとまりない下書きですが、アップしておきます。あとで、二つの話題は別記事にします。

グノーシスに関する著作も数冊借りた。

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2020年7月30日 (木)

オウム真理教事件にも絡んでいた北朝鮮のスパイ

一昨日書いた記事に、「教科書検定に北朝鮮の工作員が関与か 韓国で押収された『スパイリスト』に日本人の名」というタイトルのニフティニュースを張っていました。

その中に、見過ごせないことが書かれていたので、蒸し返しておきます。

わたしは、次の記述に注目せざるをえませんでした。

Xは日本に帰国後、別の工作員グループに所属し、活動しているとみられている。そのグループは、かつてはオウム事件などに関与し、日本転覆を図ったことがある。現在は沖縄の基地問題などに関わる一方、各省庁にネットワークを築くなどしている。今回の件は、文部科学省内のネットワークが動いたとみられており、Xはその実行者役だ。目的は日本の負の歴史、植民地や戦地での蛮行などを子供たちに刷り込むようなことを通じて反日思想へといざなおうとすること。Xがやっているのは、まさにそうした情報工作だと・・・・

文部科学省の教科書調査官として歴史教科書の検定に関与していた北朝鮮のスパイXが、オウム事件にも関与し、日本転覆を図ったことがあるという記述です。

やっぱりね、思った通りオウム真理教事件には北朝鮮が絡んでいたんだ――と思いました。

この事件では、ヨガがスケープゴートとなりました。この事件とヨガが短絡的に、強引に――意図的としか思えない執拗さで――結びつけられることに、わたしは当時から疑問を抱いていました。

ヨガをやっている人なんて、インドには昔からごまんといるでしょうに、その人々が同時にテロリストであるなどとという話は聞いたことがありません。

ヨガを恣意的に行う場合の危険姓はあると思いますが、それはあくまでヨガの問題点であって、テロうんぬんとは全く別問題のはずなのです。ヨガを全面に出すことで、何かを隠蔽しようとしている勢力が――オウム真理教とは別のところ、あるいは重なるところに――存在しているのではないかと思わざるをえませんでした。

ヨガの正道を教えた三浦関造や、科学・宗教・哲学の総合を試みた近代神智学運動の母ブラヴァツキー夫人まで槍玉に挙げられ、そこにオウム真理教事件がまるで関係があるかの如く関連づけられるという論文を読むと、怒り心頭に発します。

40 ブラヴァツキー夫人の神智学を誹謗中傷する人々 ②三浦関造の雛たちに危いまなざしを向ける人
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2015/12/28/161348

5年前に書いた、吉永進一氏の論文「近代日本における神智学思想の歴史」を読んだ感想ですが、この記事の中で、わたしは次のように書きました。

崩壊した天皇=メシア信仰の代替物」というのは吉永の勝手な意味づけではあるまいか。
天皇をメシア信仰と位置づける日本人は珍しい。在日コリアンか帰化人、あるいは左派にはそうした解釈を時々見ることがあるが……(略)

ただ、前述したようにオウム真理教の問題はそれだけではない。中共のような思想弾圧している一党独裁国家ではない、憲法第 20 条で信教の自由を規定した日本国において彼らは反日テロを起こすという重大な思想的問題を孕んでいた。

自由主義・民主主義国家である日本で、日本人がテロを起こさなければならない理由はほとんどないと思われたので、今回、オウム真理教事件に関与した人物が反日国家のスパイだとわかり、納得しました。

この人物がスカウトされた日本人なのか、在日コリアンなのかはわかりませんが、そのメンタリティは日本人ではないですね。それにしても、そのような人物が大学の講師になったり、文科省の役人にまでなれる日本という国。ニュース記事に書かれているように、これは氷山の一角でしょう。

北朝鮮はアメリカ合衆国政府によってテロ支援国家に指定されています。

公安調査庁の「注目される国際テロ組織の概要及び最近の動向」にはオウム真理教という組織名があります。

海外では、オウム真理教がカナダ、EU、アメリカ合衆国、ロシアにテロ組織と認定されています(「テロ組織と認定された組織の一覧」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年6月1日 08:35 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org)。

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2020年7月28日 (火)

ポンペオ米国務長官の演説と日本の選択

米中関係が緊迫しています。日本は選択を迫られています。

ポンペオ国務長官の演説は中共の正体をよく捉えた、優れた演説だと思いました。日本はアメリカについていかなくては、明日がありません。

しかし、アメリカは以前ほど強大ではありません。櫻井よしこさんがおっしゃっているように、自由を奉じる国々が一緒になって、こちらが世界の基軸となるように頑張らなくては、ああ、明日が来なくなる……

アメリカと一緒になって頑張らなくては、ポンペオ国務長官がおっしゃったことが実現してしまいます。「自由世界が共産主義の中国を変えなければ、中国が我々を変えるだろう」

自民党議員にも多い媚中派、経団連がもうすっかり足枷です。

ところで、ツイッターで、日本兵が冷酷無比であったかのように描いた映画に関する動画が流れてきました。終戦直後の朝鮮や日本で、またベトナムで、これほど冷酷無比であったのが誰だったのか、お天道様はしっかり見ておられたことでしょう。わたしのツイートに共感してくださる方々があって、救われました。

以下の小坪議員のツイートの内容は、日本人であれば、先人が残してくれた教訓として知っておくべきでしょう。

次のニュースには、さすがに驚かされます。ここまで好き放題にやられているとはね。最近の歴史の教科書、ひどいらしいですね。こんなのがいればそうなりますよ。

こんなニュースばかり視聴していると、老眼が進むので、動物の動画を見ます。なぜか必死になって水を止めようとしている、賢そうなカワウソの動画を紹介させていただきます。

 

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2020年7月24日 (金)

YouTubeに動画「ブラヴァツキー夫人がニューエイジの祖というのは本当だろうか?」をアップしました

はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開中のエッセー79「ブラヴァツキー夫人がニューエイジの祖というのは本当だろうか?」を機械朗読で動画にしました。

改題前のタイトルは「ブラヴァツキーがニューエイジの祖とまつり上げられた過程が見える杉本良男の二つの論文と、対照的な『岩波哲学・思想事典』における神智学協会像」でした。

萬子媛をモデルとした新作能の執筆に入ったところで、色々と下調べしながら、形にしようとしているところです。映像が頭の中にはっきりとあるので、それを忠実に文章にしたいと考えています。

動画作成はお休みするはずでしたが、どうしてもこの動画を作成したくなり、その下準備として――7月18日に当ブログにもアップしましたが――「79」を改稿しました。

フリー画像素材「Pixabay」からお借りした、短い暖炉の動画をいくつも重ねて、どうなるか心配でしたが、雑音も不具合もなく、27分とこれまでで最長の動画であったにも拘わらず、最後まで再生できたときはホッとしました。

何回か不具合を起こしてリセットを繰り返したMicrosoft フォトの機能ビデオエディターで作成。これで不具合が出れば、完全に「AviUtl」へ移行するつもりでした。そして、動画作成は新作能の完成まではお休みすることになったでしょうね。

作成画面では動作の不具合が起きていたので、「ビデオの完了」をクリックしてエクスポートする時点では、使いものになるとは半分も期待しませんでした。

前に音のノイズが3カ所発生したときは、逆に作成画面では何も不安材料はなかったのです。

うーん、よくわかりませんが、何とかYouTubeにアップできる程度に作成できると、使い慣れたビデオエディターに頼りたくなります。

ところで、YouTubeで字幕をつけるとき、これまでは自動字幕起こし機能を使用して、生成されたものを手直ししていました。ところが、今回はなぜか自動字幕がなかなかつかなかったのです。動画が長かったので、時間がかかっていたようです。

それをわたしは自動字幕起こし機能が使えなくなったと勘違いして、他の方法で作成することにしました。

字幕を追加する方法の中の「文字起こしと自動同期」を選択し、追加したい字幕を入力ボックスに入力して「タイミングを設定」をクリックすれば、かなりまともな字幕が生成されました。

今回の動画は長かったので、自動字幕を訂正する手間を考えてうんざりしていましたが、この方法だと、変てこな文字変換がないぶん、短時間で作業が終了しました。

いや、終了したといっても、直そうと思えば、きりがありませんが。 

ブラヴァツキー夫人がニューエイジの祖というのは本当だろうか?
https://youtu.be/8P_BG00ssNY

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