カテゴリー「評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』」の11件の記事

2017年3月13日 (月)

アバウトに植えたジャガイモの収穫。村上春樹『騎士団長殺し』の感想は中断中。

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ジャガイモを新聞紙にくるみポリ袋に入れて何か月か冷蔵庫で寝かせると美味しい――と知り、時々熟成ジャガイモを作るようになりました。

ねっとりとした熟成ジャガイモは本当に美味しい! が、それが行き過ぎて、芽が出てしまいました。食べられるぶんは食べ、捨てるしかないと思うほど盛大に芽が出てしまったジャガイモをプランターに適当に植えました。

いつが食べごろだろうと思っていましたが、「あまりに適当な植え方で、腐ったかもしれないよ」と夫がいいました。確かに葉っぱも枯れかけてきたような……。

で、掘って初収穫ということに。

一番大きいものはお店に出ていてもおかしくありませんが、それ以外は小さすぎて食べられるか心配になるほどでした。

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煮ころがしにしてみました。それが、何という美味しさだったでしょう!

ジャガイモは偉大です。小粒なものほど、美味しかったのですよ。

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1人分はたったこれだけになりましたが、今度は本格的に作ろうと夫と話しました。

ところで、このところブログが滞ってしまい、申し訳ありません。村上春樹『騎士団長殺し』の感想を書いてしまうつもりでしたが、途中で読むのが嫌になってしまい、読破できていません。

アマゾンなどのレビューを見ると、イデア、入定といった哲学用語、宗教用語として確立している言葉の無造作な使いかた、意味の書き換えに疑問を呈しているレビューはわたしの目には留まりませんでした。

しかし、中国によって政治的駆け引きに利用されてきた南京事件の描きかたに疑問を呈し、怒っているレビューは少なくないようです。

世界的作家とされる村上春樹の意識は世界的どころか、中国の思惑に媚びているとしか思えない偏りがあって、あまりにおらが村さ的です。日本の村ではなく、あちらの村であるところが、空しいですね。

これまでとは違って、素人のわたしが躍起になって村上春樹の作品に潜む問題点について書かなくとももう大丈夫という気がしています。

やはりちゃんと書いておくべきだという危機感を覚えたら、そのときに書きます。

以下の過去記事を書いたころ、春樹作品の左派的要素に触れた評論やレビューはあまり見かけず、こうした記事を書くにも勇気が要りました。4年経ち、変われば変わるものです。

以下は、アマゾンのキンドルストアで販売中の村上春樹を論じた拙電子書籍。

村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)

 

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2013年11月24日 (日)

『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』の表紙が新しくなります。「はじめに」「あとがき」「第二版のあとがき」を紹介。

 アマゾンのキンドルストアで販売中の電子書籍『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』の表紙を作り直しました。

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 表紙がごちゃごちゃしている感じがして気になっていたのでした。

 商用・非商用を問わず完全フリーで使える画像検索サイト「Pixabay」で写真素材をお借りし、フリーで使える高機能なグラフィックソフト「GIMP」で何か面白い加工ができないかとあれこれやっていたら、「フィルター→下塗り(R)→パターン→ジグソーパズル」でジグソーパズルのように加工できることがわかり、やってみました。1ピース背景色に塗り、出来上がり。

 夫に見せると、前の表紙画像よりこちらのほうがタイトルに合うといってくれたので、こちらに決めました。宣伝文句を入れなかったぶん、すっきりとなりました。またそのうち、作り直したくなるかもしれませんが。

 前に「足成」からお借りしていた写真素材もそうですが、どの写真にも物語が秘められているようで、閲覧するだけで楽しくなります。稚拙な技術力なのにお借りするのは申し訳ない気がします。写真素材を提供してくださっている方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

 これを書いている時点ではまだ古い表紙のままですが、KDPでは既にレビューは終わっているようなので、間もなく新しい表紙に替わることと思います(著者ページではなぜか「新着」表示だけはされています)。

 内容は同じです。

 この作品は当ブログで一部を公開してしまっているので、KDPセレクトに登録できず、無料キャンペーンができません。

 で、表紙を新しくしたこの機会に、既に過去記事で紹介済みではありますが、「はじめに」「あとがき」「第二版のあとがき」を以下に紹介しておきます。

 これらを書いた時期は異なっています(早い日付順)。

 これらに加えて、前の記事で予告した新しい本『気まぐれに芥川賞作品を読む ①2007 - 2012』で紹介した「はじめに」を合わせて読んでいただければ、34年のあいだに著者――直塚万季――が村上春樹に関する情報をどう更新していったかが、おわかりいただけるかと思います。わが国の状況、文学界がどう変わっていったかも、大まかなところは。

 追記:表紙、新しくなりました(25日23:55)。
      サンプルをダウンロードできます。
     ↓

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「はじめに」

 本書のもととなった作品は、村上春樹がノーベル文学賞候補として囁かれ、村上春樹現象、村上春樹産業とも呼べるようなブームがとめどもなく膨れ上がることを日本中が期待しているかのようだった二〇〇九年に執筆したものでした。文芸同人雑誌『日田文学 57号』(編集人・江川義人、発行人・河津武俊、二〇〇九年五月)に掲載していただいたもので、本書ではそれに加筆・訂正を行っています。

 作品の冒頭で、わたしはブログ「マダムNの覚書」に公開中の小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」の二〇〇六年から二〇〇九年まで続いているヒットに驚いているのですが、この「はじめに」を書いている時点――二〇一二年四月――でも依然として、「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」は異常なアクセス数を誇っています。ただこれには、名もない、あまり宣伝もしていない個人のブログにしては……という但し書きをつけなくてはなりませんが。

 ところで、わたしは比較的最近になって、児童文学に関する研究を行うようになりました。その中で、心理学者、元文化庁長官であった河合隼雄の村上春樹に対する影響を考えないわけにはいかなくなりました。河合の影響は、村上春樹、小川洋子、吉本ばなな、梨木香歩といった作家たちに強く及んでいるばかりか、精神医療、教育、児童文学――ファンタジー――への影響の大きさ、また雇用の創出力という点においても、河合には一専門家とか一文化人という言葉では括ることのできない桁外れなところがあると感じさせられました。

 河合のことを調べていて特に注意を惹かれたのは、教育界への影響として「心のノート」問題、精神医学界への影響として「臨床心理士」資格問題でした。調べれば調べるほど、河合隼雄には疑問点が出てくるのですが、それにもかかわらず――いや、それだからこそ、というべきでしょうか――河合が日本人の精神をある時期、意のままにした怪物的存在であったことは間違いありません。

 河合隼雄についても、いつか書かなければならないと考えています。

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「あとがき」

                 
「はじめに」を書いたときから、さらに一年近い時が流れました。その間に、アマゾン キンドルの日本進出があり、わたしのようなアマチュア・ライターにも、セルフ・パブリッシングの機会が訪れました。

 作品を同人雑誌に発表したときからすると、四年もの歳月が流れたことになりますが、内容的にはまだ有効と思われましたので、この度の電子出版と相成ったわけでした。

 アマゾン キンドル、無料で写真素材を提供してくださっているサイト「足成」、ブログ「マダムNの覚書」を開設させてくださったココログ、そして二〇〇六年四月十二日の開設の頃からブログをご訪問くださっている方々に、深く感謝を申し上げます。

  二〇一三年三月十五日

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「第二版のあとがき」

 第二版では、誤字脱字の修正、表紙画像とフォントサイズの変更、奥付の作成などを行いました。「あとがき」を書いたときから半年が過ぎ、その間また一つ、村上春樹に関して意識に上ってきた事柄がありました。

 本文で書いているように、村上春樹の人気には色々と引っかかるところがあったのですが、もう一つ、わたしの中で解けない謎があったのです。アメリカで売れているというのもわたしには意外ではあったのですが、言論統制が行われている中国、韓国で大ヒットしている理由となると、もっとわかりませんでした。韓国では軍隊でも大層人気があるようですし、またロシアでも人気があるようです。

 アメリカ、中国、韓国、ロシア。

 その謎が、最近の緊迫した中国、韓国との関係や、それと関係のある慰安婦問題、南京事件について調べる中で、いくらか解けました。言論統制が行われている国でヒットするには、その国の国益にかなっていなければならないはずです。その国々の人々が無邪気に楽しむだけであろうと、国家の戦略的視点は別なのです。

『海辺のカフカ』には第二次大戦中に心的障害を負ったナカタという人物、『ねじまき鳥クロニクル』にはノモンハン事件が出てきたはずだと思い、再読してみました。以前読んだときは戦争がエンターテイメント的に利用された軽い小説だと考えたのですが、いやいや思いのほか著者の政治思想が読みとれる二作品ではありませんか。

 戦争がエンターテイメント的に利用されているというよりは、著者の思想の正当性を裏付けるために、南京事件やノモンハン事件が利用されていると感じられました。村上春樹の小説は心地よい、ムーディーな一面を持っていますが、その本質は存外に硬質で、イデオロギー色の濃い社会主義思想なのではないでしょうか。

 作家としての村上春樹の問題点は、一九三八年に発表された石川達三の『生きている兵隊』などと比較してみた場合によりはっきりしてきます。

『生きている兵隊』は南京事件に関与したとされる第十六師団三十三連隊に取材して書かれたものですが、フィクションとはいえ、全てが歴史的事実であったのかと思わされるくらい、よく調べて書かれています。戦争の諸相が暗いトーンで描かれており、残酷な場面も数々出てくるのですが、全体から石川のバランス感覚が読みとれ、各場面の隅々まで、著者の神経の行き渡っているのが感じられます。

 しかし、村上春樹の『海辺のカフカ』『ねじまき鳥クロニカル』では全体にどこか抽象的で、主人公と著者との間に距離感がなく、他の登場人物は狂言廻し的です。悪や暴力を描くためにノモンハン事件や南京事件が利用されたという印象を拭えません。それも無造作にです。春樹には、色々な本からお気に入りの断片を拾ってきてアクセサリーのように利用する癖があることを、わたしは本文中で指摘しました。そのように気ままに拾われて挿入された断片は、本来の性質をとどめていず、著者自身の断片でしかないのですが、ノモンハン事件であろうと、南京事件であろうと、同じやり方で利用されたのです。

 村上春樹は作中の主人公となって、架空の敵と戦っています。その架空の敵とは、旧日本軍であり、天皇制であり、大東亜共栄圏という思想であり、戦争そのものであり、端的に暴力であり、究極の悪なのです。これらは皆一緒くたとされてしまっています。

 これでは子供のチャンバラごっこと何ら変わりないのですが、当の著者、ファンたち、評論家でさえ、そのことに気づいていないらしいことに戦慄を覚えざるをえません。日本人作家自らが得々として自虐史観を散りばめた小説……中国、韓国、ロシア、またアメリカにも、村上春樹を歓迎する理由がありましょう。

 こうして見ていくと、村上春樹の小説には、戦後日本人の精神的な歩みがまるごと刻まれているといっても過言ではありません。当然ながらその歩みは、世界的な思想の潮流と無関係ではありません。

「はじめに」で書いた河合隼雄との関係をファンタジーへの影響という観点から探っていくと、河合隼雄独特の恣意的なユング解釈が第一の問題点として目につきますが、河合を名誉会長とした「絵本・児童文学研究センター」理事長兼所長をつとめる工藤左千夫の重要視するシュタイナーの影響なども――ニューエイジ・ムーヴメントの分析と併せ――第二の問題点として調査する必要が出てきます。まあ、このあたりになりますと、わたしの専門領域となります。

 不安定な健康状態と何とか折り合いをつけながら続編を書きあげたいと思っていますが、相当に時間がかかりそうなので、以上続編でアプローチしたい事柄をざっと挙げてみました。

  二〇一三年九月二十九日
                                                                        直塚万季

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2013年7月23日 (火)

無料キャンペーンのご報告。『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』のお買い上げ、ありがとうございました!

 以前は電子書籍をお買い上げいただくと、すぐに感謝とご報告の記事を書いていましたが、現在は1週間くらいの時間を置いて書くようにしています。

台風2回目のキャンペーン「眠れぬ夜に」
太平洋標準時7月12日~14日(日本時間7月12日午後5時~15日午後5時)完了

  • Amazon.jp(日本) 6
  • Amazon.com(アメリカ) 1
  • Amazon.de(ドイツ) 1
  • Amazon.co.uk(イギリス) 1

 これまで『台風』は25冊ダウンロードしていただいていました。それに今回の9冊を加えると、34冊ダウンロードしていただいたことになります。

詩人の死2回目のキャンペーン「出遅れましたが」
太平洋標準時7月13日~15日(日本時間7月13日午後5時~16日午後5時)完了

  • Amazon.jp(日本) 6

 これまで『詩人の死』は有料でお買い上げいただいた1冊を加えると、24冊ダウンロードしていただいていました。それに今回の6冊を加えると、30冊ダウンロードしていただいたことになります。

田中さんちにやってきたペガサス3回目のキャンペーン「真夏の空へ」
太平洋標準時7月14日~15日(日本時間7月14日午後5時~16日午後5時)完了

  • Amazon.jp(日本) 4
  • Amazon.com(アメリカ) 1
  • Amazon.de(イギリス) 1
  • Amazon.co.uk(ブラジル) 1

 これまで『田中さんちにやってきたペガサス』は有料でお買い上げいただいた3冊を加えると、40冊ダウンロードしていただいていました。それに今回の7冊を加えると、47冊ダウンロードしていただいたことになります。

 ダウンロードしてくださった皆様、ありがとうございました!

 また、このキャンペーン期間中に、Amazon.com(アメリカ)で有料の『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』を1冊お買い上げいただきました。ありがとうございました! この本は10冊目でした。

 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は一部を当ブログで公開しているため、KDPセレクトに登録できず、無料キャンペーンできません。お買い上げいただくと、大変嬉しいです。

 以下は現在どれも有料ですが、サンプルをダウンロードできます。

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2013年7月 9日 (火)

そろそろ同人雑誌「日田文学」編集人に作品の打診をすべきかな

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 わたしが日田市からこの街に引っ越してきた年から加えていただいた「日田文學」は、平成21年5月に発行された「日田文學 57号」(編集人=江川義人、発行人=河津武俊)を以て休刊していた。

 臨時号が出るという葉書が届いたのが、2月中旬。参加させていただくことにしたが、最後の『日田文學』になる可能性が高いので、力作を提出したいところだ。

 が、それが難しい。夏に集中したい作品があり(もう夏だった……)、これは用途が決まっているので、秋に何か書くしかないが、夏秋と続けて完成度の高い作品を書く体力、今のわたしにはない。締切りは10月末日(厳守)。

 休刊直前の「日田文學 57号」にわたしは『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』を掲載していただいたが、これは評判がよかった。その後、当ブログで続編の下書きともいえる記事を書いてきたので、それをまとめるにはよい機会とも思えるが、時期尚早かしら。

 村上春樹に関するリサーチに児童文学が絡んでくるとは想像していず、河合隼雄の影響にまで触れざるをえないとなると、河合隼雄はもとより、ユング、ファンタジー系に影響がありそうなシュタイナー、左翼思想の影響などの調査の必要があり、メモ段階の現在から8月のブランクを経て秋までに一応の作品といえるだけのものにするには、時間がなさすぎる。

 となると、『詩人の死』か、児童小説『田中さんちにやってきたペガサス』でもいけるかどうかを打診しておいたほうがよさそう。

 しかし、『詩人の死』は編集人の江川さんが地区選考委員を務めていらっしゃる九州芸術際文学賞に応募して、箸にも棒にもかからなかった。三田文學新人賞の予選には通過したことをアピールすれば、何とかなるだろうか? 

 普段は賞が持つギャンブル性にひどく否定的な癖に、こんなときは芳しいわけでもない賞での成績を証明書代わりにしようとする自分が情けない。つい賞に応募してしまったりする自分がそもそも我ながら哀れではある。

 そうはいっても、江川さんの文学観とわたしの文学観は随分違うので、色々と対策が必要なわけで、これは前にも使った手なのだった。

「日田文學」が休刊になってしまったのは、「文學界」(文藝春秋)の同人雑誌評がなくなってしまったからだった。河津さんはこのコーナーの常連で、大石さんなんかもそうだった。この同人雑誌評は縮小して「三田文學」に場所を移したのだが、河津さんが完全にやる気をなくしてしまった様子だった。

 そういえば、『abさんご』が芥川賞を受賞したあとで、河津さんからお電話があり、電子書籍の話になって、それについてお話ししたのだが、河津さんのKindle本はまだないようだ。

 とうの昔にプロになってよかったはずの人なのに、純文学に逆風が吹き、純文学を代表するような作品をお書きになる河津さんにはまことに悪い時代だった。

 河津さんの『耳納連山』は、シモーヌ・ヴェイユ(フランスの女性哲学者)の紹介者、翻訳者として著名だった故田辺保先生も、絶賛なさっていた。

「日田文學」に掲載していただいたわたしの作品は以下。

  • 平成17年3月・51号……白薔薇と鳩(小説)
  • 平成17年12月・52号……映画「ヒトラー最後の十二日間」を観て(エッセー)
  • 平成18年7月・53号……台風(小説)
  • 平成19年1月・54号……牡丹(小説)
  • 平成19年9月・55号……回転木馬(俳句)
  • 平成20年4月・56号……侵入者(小説)
  • 平成21年5月・57号……村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(評論)

 なんか、大した作品、出せていないわね~! それでも、このうち同人の受けがよかったのは『牡丹』。女主人公の艶っぽさが、ゾクゾクさせるそうだ(うーん、そう?)。

「文學界」の同人雑誌評で名が出たのは『台風』、月のベスト5に選ばれたのは『侵入者』。

『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、純文学の書き手たちからは「よくぞ書いてくれた!」と口々にいわれた。

『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は以前ブログで公開していた。そのとき、多くのコメント、メールを頂戴したのだが、怒りをぶつけてきた人、絶賛してくれた人……と評価がわかれた。

 エンター系として愛読されるぶんにはわたしは何の文句(?)もないのだが(村上春樹の小説はそんな扱いが長かったはずだ)、純文学の代表のようにいわれると違うと思わざるをえず、教育に用いられるとなると弊害を心配せざるをえず(ポルノグラフィとホラーが隠れている小説をよりによって)、反日的広告塔となって中韓を悦ばせているとなると絶望的な気分になる。

 普通の小説とは違う、というのが神秘主義者としてのわたしの見解だ。麻薬に近いところがあると思う。主観的な人々から主観的と非難されようと、そう判断せざるをえないのだ。

アマゾンのKindleストアで販売中の電子書籍『台風』『詩人の死』(いずれも純文学小説)の二回目の無料キャンペーン、題して「眠れぬ夜に キャンペーン」を実施します。

無料キャンペーン期間は、日本時間7月12日午後5時~15日午後5時ごろの3日間となります。無料期間中はダウンロード画面で ¥0 と表示されます。

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2013年4月22日 (月)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』7冊目のお買い上げ、ありがとうございます! 萬子媛のお社。

 昨日、『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』を1冊お買い上げいただき、ご報告していましたが、もう1冊お買い上げいただいていたようです。この本は7冊目でした。ありがとうございます! 

「最初の羽ばたきキャンペーン」の興奮がまだ残っています。来月上旬までにできれば、幻想短編小説『茜の帳』(付録:『萬子媛抄』を含む数編のエッセー)、『すみれ色の帽子』、幻想短編集『杜若幻想・フーガ・牡丹』、神秘主義短編小説『昼下がりのカタルシス』、歴史エッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』を出してしまいたいのですが、最初の本の作成で引っかかっています。

 まだ作品の舞台とした祐徳稲荷神社の創建者、萬子媛についてあまり知らない若い頃に書いた作品とエッセーであるため、今一つ気が乗らないのですね。

 わたしは作品の中で、悩む少女をそこへやって、ちょっとした怪異現象を見せました。

 本当は萬子媛をモデルとした高雅な神霊を登場させたかったのですが、わたしは萬子媛に神秘主義的にお目にかかるという体験(カテゴリー「萬子媛 - 祐徳稲荷神社」参照)をまだ経ていず、具体的なイメージが湧きませんでした。

 それにも拘わらず、香り高い何かが書けそうな気がしていたので、折衷策として白狐霊(のかたちをとった召使い)を登場させたのです。

 今だったら、別物になるでしょう(かえって書けない気もしますが)。エッセー『萬子媛抄』も舌足らずですが、当時書いた作品にはそのときしか書けないものが表現されていて、下手な加筆をすれば、何もかも損なわれてしまいそう。でも、舌足らずなのが気にかかり……いっそこの本の電子出版を見合わせるべきか……葛藤があります。

後日:

 

Kindleストアにて、エッセーと短編小説を組み合わせた『茜の帳』を販売していましたが、初の歴史小説執筆のため廃版と致しました。短編小説は現在『直塚万季 幻想短篇集(1)」(ASIN:B00JBORIOM)に収録、販売中。

 そういえば、神社に出かけたときの写真、公開しないままでした。前にも写真を載せたことがあるので。

 萬子媛のお社へ行くには、階段を上らなくてはなりません。

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 寒々とした冬の日でした。

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 でも、質素なままにしてある萬子媛のお社の域はまるで暖房したみたいに感じられ、階段を下りて駐車場へと向かった道も春のよう。時折フワフワと春風が吹いてきて……が、それを感じたのはわたしだけでした。夫と娘は「えーっ、こんなに寒いのに?」「春風?」と怪訝そうでした。

 何か、こんな話題とハルキって合いませんね。

 サンプルをダウンロードできます。

    ↓

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2013年4月21日 (日)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』のお買い上げ、ありがとうございます! 日記体小説『詩人の死』について

 本日、新たに評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお買い上げいただきました、ありがとうございます! これで、この本は6冊目でした。購入していただけると、本当に嬉しいです。

 この本は、当ブログで連載したエッセー「村上春樹とノルウェイの森の薄気味の悪さ」を核として論を展開しています。

 わが国では御用の文芸評論家しか見出せなくなった今、攻略本や案内本とは異なる、伝統的な作品研究の精神に則った評論を書けるのはもはや、自由な立場にあるアマチュア・ライターだけなのでしょうか。

 村上春樹の『ノルウェイの森』に登場する印象的な女性、直子の病気が統合失調症であったのかどうかはわかりませんが、わたしには大学時代から長年友人づきあいをした統合失調症の女友達がありました。

 女友達は昨年、59歳で天命を全うしましたが、わたしたちの友人づきあいは「死にたい」といって電話をかけてくる彼女をなだめたり、すかしたりする日々の連続で成り立っていたといっても過言ではありませんでした。

 正直いって、この友人づきあいは荷が重すぎる……と感じることが幾度となくありました。

 それでも続いていったのは、彼女のうちに潜む魅力と、「死にたい」といいながらも、なおも誠実に生きようとする彼女のひたむきさに心を打たれていたからではないかと今になって思います。

 村上春樹の『ノルウェイの森』で寂しく死んでいった直子を想うとき、そのような死に方をする人がこの世からなくなってほしいと願わずにいられません。

 日記体小説『詩人の死』は、痛々しくもすばらしかった女友達の生きざまに触発されて描いたフィクションです。

 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』を一人でも多くの人に読んでいただきたいと願いますが、もう一人の直子を描いた日記体小説『詩人の死』も合わせて読んでいただけたらと思います。

 サンプルをダウンロードできます。
     ↓

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2013年3月22日 (金)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお買い上げいただき、ありがとうございます!

 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお買い上げいただき、ありがとうございます!  

 この本は、特になるべく多くのかたに読んで貰いたいと思っているので、お買い上げいただくと、本当に嬉しいです。これで、2冊売れました。

 本の核を形成する小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」は当ブログでもお読みいただけますが、本ではより客観的、総合的な視点から考察を深めていますので、問題点が一層明確になっていると思います。

 このような問題提起がなされてこなかった国、核心をつく物事の見方ができなくなっている国、わたしのようなアマチュアに頼らなければならない国……この国の病は深いのです。

 以前、評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』を当ブログを含む複数の拙サイトで公開していたときにいただいたメールからすると、そのことに気づいている人々は少なくないようでもありますが。

 サンプルをダウンロードできます。
     ↓

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2013年3月17日 (日)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をKindleストアで販売中です

 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をKindleストアで販売中です。

 昨日の夜、Kindleダイレクト・パブリッシングに本を提出し、数時間後にはレビュー(審査)が終わって、出版完了のメールが届きました。

 ホッとしました。

 この評論を電子書籍にしておく必要性を覚えながらも、億劫で仕方がありませんでした。辛口のこの評論をその存在だけで快く思わない人々も少なくはないだろうと想像できるからです。

 が、当ブログで公開していたとき(評論の核となったここ生まれの小論は、これまで通り公開中です)、反論を多くいただきましたが、それと同じくらいの共感、感謝のメールもいただきました。

 村上春樹に関しては、今の日本で書かれている評論のほとんどが護教的なものです。内輪で楽しむためのものです。まともな批評は書けない、ということも耳にしたことがあります。わたしは幸か不幸かプロではなかったために、こうした作品が書けたのかもしれません。

 わたしが学生の頃までは(30年以上も前の話になりますが)、評論の分野は今よりずっと活発だった……というより、今の日本では現在活躍中の作家に対する評論というものがまともに機能していないのではないかとさえ思えます。宣伝の手段になってしまっています。それ以外の作家の研究、評論に関しては、この限りではないのでしょうが。

 言論の自由がありそうで、ない現実。時折、戦慄を覚えてきたのは、わたしだけだったのでしょうか。

 誕生日に息子が贈ってくれた沢山の百合を見ながら、電子化作業を進めましたが、KDP に本の提出を終えてホッし、ふと百合を見ると、最後まで咲いていた百合が散っていました。百合が見守ってくれていたような気がしました。

 サンプルをダウンロードできます。
   ↓

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2013年3月15日 (金)

昨夜から座りっぱなし……え、もう夜ですって?

 電子書籍『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』の表紙絵作成と校正で、昨夜から最小限の家事をする以外は座りっぱなし。朝ごはんもお昼ごはんも、トイレも忘れ。洗顔だけは2回しました。

 ハッと気がつけば、こんな時間。今日はもうナンか動けない。娘にお弁当を頼むか、宅配で何か頼むことになりそう。

 今日使うつもりだった食材が頭に浮かびますが、今日は無理だわ。家事をさぼると心が痛みますが。

 そういえば、今ネットニュースで見たのですが、村上春樹の新作が4月12日に発売されることが文藝春秋より発表されたとか。タイトルは『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。当人からのメッセージは「『1Q84』がいわばジェットコースター的な物語だったので、それとは少し違うものを書いてみたいという気持ちがありました。それがどんなものなのか、書いてみないとわからなかったけど」というものだそうです。

 以前、当ブログを含む複数のネットで公開し、そのもととなった小論は今も公開を続けている村上春樹に関する評論を今更本にしたところで、買ってくれる人があるかどうかは疑問ですが、わたしにとっては電子書籍にしておくことだけでも意味があります。

 早くKDPに提出して、創作に取りかかりたいと思うのですが、やたらと時間を食っています。審査をスムーズに通ればいいけれど。ググると、わたしの作品のこのタイトルが沢山出てくるので(おおかたは自分で書いているのですが)、パブリックの無断借用と間違えられる可能性大いにあり(『枕許からのレポート』がそうでした)。

 以下は表紙絵。何種類か作ったのですが、これが無難かと。GIMP、なかなか上達しません~楽しいのか苦痛なのかわからない状態。写真素材をまたフリー写真素材サイト「足成」からお借りしました。ありがたいサイトです。

 あ、「あとがき」で、書いたことの一部分は当ブログに開設の頃からご訪問くださっている方々へのメッセージです。以下。

「はじめに」を書いたときから、さらに一年近い時が流れました。その間に、アマゾン キンドルの日本進出があり、わたしのようなアマチュア・ライターにも、セルフ・パブリッシングの機会が訪れました。
 作品を同人雑誌に発表したときからすると、四年もの歳月が流れたことになりますが、内容的にはまだ有効と思われましたので、この度の電子出版と相成ったわけでした。
 アマゾン キンドル、無料で写真素材を提供してくださっているサイト「足成」、ブログ「マダムNの覚書」を開設させてくださったココログ、そして二〇〇六年四月十二日の開設の頃からブログをご訪問くださっている方々に、深く感謝を申し上げます。

 今回電子書籍にしようとしている作品は、当ブログが母胎となったもので、以前からブログにお越しくださっている方々はお産婆さんです。本当に……ありがとうございます。

      ↓ 近日発売予定

Si10small

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2012年4月25日 (水)

評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』の値段を考える

 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は現在、パブーで電子書籍化の作業中ですが、わたしはこれの値段を考えていました。無料、300円、400円と考えた末に、頭の中から、ふいに600円という高値(?)が飛び出しました。

 電子書籍は安く作れ、安く買えるのが魅力のようですが、当方、既に単行本になり、文庫になり、さらに美味しい電子書籍――という恵まれた御仁とは置かれた状況が全く異なるのです。

 相場からすると、相当に高い気がしますが、安くしたからといって、おそらく売れはしないでしょう。作品保護――あちこちで公開しておきながら今更作品の保護もへったくれもないという気がしないでもありませんが――という観点、プロ作家の宣伝しかしない御用評論家ばかりの評論が目につく中での当作品の価値という観点から考えると、600円が妥当という結論に至った次第です。

 1,800円で売れていても、実際の価値からすればせいぜい180円とか、それどころかマイナス相当な額にのぼる――被害者も加害者も自覚はないでしょうが――損害を被ることすらあると思われる、頭や心に有害な商品がごまんと流通している出版の実態、また自国の作家の作品をまともに批評できる評論家がいない、という憂うべき日本社会の現状からすれば、自作といえど、価値が高まるのを感じざるをえません。

 プロでない、というのは、実力がないからプロでないとは、いいきれません。これは単に現今の商業的力学、権力構造の外にいる、あるいはそこから弾き出されているということを意味しているだけの話であって、現状は上に書いた通りですから、むしろ物書きとしての良心があるからこそ、自ら外にいる物書きも今の日本には多いのではないかと想像できるわけです。

 歴史エッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』は、古代史の研究には神秘主義的センスが必要ではないかという貴重な問題提起を行ったことから考えて、400円。その他の作品には、300円か無料という値段をつけることになりそうです(まあ電子書籍化の作業に挫けて、本作りごっこ、お店ごっこに終わる予感も幾ばくかはあり)。

 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、ホームページ「バルザックの女弟子になりたい!」「マダムN図書館」、当ブログ、ブログ「マダムNのエッセー」、会員登録している「作品発表広場」(当作品はわたしの紹介ページから削除しました)で公開していました。

 作品の公開時点では、村上春樹に対する河合隼雄の影響をあまり考えていなかったのですが、その後、児童文学に関する研究を行うようになった中で、重視しないわけにはいかないという考えに変わりました。電子本『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』では、そのことに触れていますので、以下にご紹介しておきます。

 近日公開予定の電子本『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』の《あとがき》から。 

[引用ここから]…
 当作品は、村上春樹がノーベル文学賞候補として囁かれ、村上春樹現象、村上春樹産業とも呼べるようなブームがとめどもなく膨れ上がることを日本中が期待しているかのようだった2009年に執筆したものでした。文芸同人雑誌『日田文学 57号』(編集人・江川義人、発行人・河津武俊、2009年5月)に掲載していただいたものですが、若干の加筆・訂正を行っています。400字詰原稿用紙換算枚数で96枚です。

 作品の冒頭で、わたしは拙ブログ「マダムNの覚書」に公開中の小論『村上春樹「ノルウェイの森」の薄気味の悪さ』の2006年から2009年まで続いているブログでのヒットに驚いているわけですが、このあとがきを書いている現時点――2012年4月――でも依然として、『村上春樹「ノルウェイの森」の薄気味の悪さ』は異常なアクセス数を誇っています。ただこれには、名もない、あまり宣伝もしていない個人のブログにしては……という但し書きをつけなくてはなりませんが。

 ところで、わたしは比較的最近になって、児童文学に関する研究を行うようになりました。その中で、心理学者、元文化庁長官であった河合隼雄の村上春樹に対する影響を考えないわけにはいかなくなりました。河合の影響は、村上春樹、小川洋子、吉本ばなな、梨木香歩といった作家たちに強く及んでいるばかりか、精神医療、教育、児童文学――ファンタジー――への影響の大きさ、また雇用の創出力という点においても、河合には一専門家とか一文化人という言葉では括ることのできない桁外れなところがあると感じさせられました。

 河合のことを調べていて特に注意を惹かれたのは、教育界への影響として「心のノート」問題、精神医学界への影響として「臨床心理士」資格問題でした。調べれば調べるほど、河合隼雄にはおかしいと感じる点が出てくるのですが、それにもかかわらず――いや、それだからこそ、というべきでしょうか――河合が日本人の精神をある時期、意のままにした怪物的存在であったことは間違いありません。

 河合隼雄についても、いつか書かなければならないと考えています。…[引用ここまで]

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