ドイツの指揮者ウォルフガング・サバリッシュ、亡くなる
ドイツの指揮者ウォルフガング・サバリッシュが22日、亡くなった。89歳だったという。
博多で、サバリッシュ率いるフィラデルフィア管弦楽団の演奏を聴いたことがあった。テレビでサバリッシュとフィラデルフィア管弦楽団のファンになっていたわたしはその日を楽しみにしていたが、期待外れだった。
どういうわけか、管弦楽団の音がバカに小さく聴こえた。
それに、楽団の人たちは感じがよかったが、サバリッシュからはテレビの温かなイメージとは違い、冷ややかな印象を受けて意外というかショックだった。
アジアの田舎の聴衆がお気に召さなかったのだろうか……そんなことまで考えさせた指揮者は、サバリッシュだけだ。もしかしたら、体調が悪かったとか、そういったことからテレビとは別人に見えただけかもしれないが、あれは何だったのだろうと時々考えることがあった。
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