整形外科受診(骨貯金のお話)
2006年6月に肩関節周囲炎(五十肩)で診ていただいたことから始まり、頭蓋骨や膝にできた骨の腫瘤の経過観察(頭蓋骨は脳神経外科)、代謝内科での検査で副甲状腺機能亢進症の疑いが出てきたことからその関連で……という風に受診内容が微妙に変化しながら、K先生に診ていただいて何と11年目だ。
- 2006年6月 2日 (金)
整形外科受診 - 左の肩関節周囲炎(五十肩)
http://elder.ea-nifty.com/blog/2006/06/post_8164.html - 2008年7月23日 (水)
脳神経外科、整形外科受診
https://elder.tea-nifty.com/blog/2008/07/post_e5c9.html
幸い、今回のレントゲン検査(6枚)でも、骨の異常増殖は認められず、また膝の腫れなどもなかったので、「もう異常ば感じたときに受診しても、よかとばってんがさ」と相変わらずの佐世保弁で、K先生。
わあ卒業だ、と思ったが、「そいばってん、一応1年後に予約ば入れとこうかね」と先生。
慎重に経過観察を続けていただくことになり、感謝の気持ちでいっぱいだ。
先生のお話によると、骨の強度はレントゲン写真からもわかるそうだ。背景が白いと骨は黒く写り、背景が黒いと白く写る。
わたしの骨は白黒のコントラストがはっきりしていて心配ないそうだが、骨粗鬆症が進んだ人のレントゲン写真だと、背景が黒い場合、全体が真っ黒に見えることすらあるとか。
骨の貯金と維持が可能なのは40歳くらいまでで、それ以降はその貯金を下ろすばかりになるという。「40歳までに、どんどん骨ば蓄えとかんぎ、いかんとさ」と先生。
ネット検索中に、以下のサイドで、わかりやすい説明に出合った。
- 骨の一生| CPB専門サイト
http://cbp-jp.com/isshou.html
そのサイトでは、次のように説明されていた。
0~20歳 カルシウム貯金最適期……壊す力 < つくる力
21~40歳 骨量維持期……壊す力 = つくる力
40代以降 骨量減少期……壊す力 > つくる力
「若い人の間で極端なダイエットが流行っていますが、骨にはよくないんでしょうね。年とってから、その影響が出てきたりしますか?」とお尋ねすると、頷いた先生は「年とってからは厳しかろーね」とおっしゃった。
「骨粗鬆症の進みかたについてですが、急にひどくなることがありますか?」とわたし。「だんだん、進んでいくとさ」と先生。
骨粗鬆症の進行を完全にストップさせたり、骨量をアップさせたりすることはできないそうだが、薬で進行が緩やかになるように持っていくことはできるそうだ。
何にしても、若い頃からの日ごろの健康管理がとても大事なようだ。
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