住友コレクション名品選「フランスと日本近代洋画」。 macaroniレシピ「濃厚ゴマのピリ辛豚バラ坦々丼」。
先月末まで開催していた美術展の話題です。
モーリス・ド・ブラマンク「雪後」がすばらしい。岸田劉生「二人麗子図(童女飾髪図)」には妖気(?)が漂い、独特。クロード・モネ「モルソー公園」もよかったが、写真で観るより暗めの印象だった。
— naotsuka_maki (@NaotsukaM) August 23, 2023
住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画 https://t.co/oSr5TiW7Qu @art_ex_japanより
naotsuka_maki@NaotsukaM·52秒
モーリス・ド・ブラマンク「雪後」がすばらしい。岸田劉生「二人麗子図(童女飾髪図)」には妖気(?)が漂い、独特。クロード・モネ「モルソー公園」もよかったが、写真で観るより暗めの印象だった。
住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画 https://artexhibition.jp/exhibitions/20230605-AEJ1418694/
@art_ex_japanより
8月22日に、県立美術館に家族で出かけ、住友コレクション名品選「フランスと日本近代洋画」を鑑賞しました。すぐに記事にするつもりが時間が経ってしまい、残念ながら、そのときの瑞々しい感動は薄らいでしまいました。翌日ツイッター(X)にポストしています。ツイッターがXに、ツイートするがポストするになりましたね。変な感じ……。
美術書などでお馴染みの絵画でも、本物を観るとずいぶん違うなあと思うことがしばしばあります。モーリス・ド・ブラマンクの雪景色を描いた諸作品は美術書で観て惹かれていましたが、本物は遙かにすばらしいことがわかりました。
娘が「雪の色は純白ではなく、ミルク色だね」といいました。そう、深みのあるミルク色で、全体のトーンは暗いのですが、絵具が重ねて塗られているためか、館内の光を受けてそこここがまるで星のように煌めいていました。
とても美しかった。人が少なかったので、3回も戻って長々と観てしまいました。
ユトリロの雪景色とは印象が違っていました。うーん、どう違っていたのだろう? ブラマンクの白色は、気力が満ちあふれた白色というべきか。儚い感じの全くない、それでいて脅威もない、こくのある――というと変ですが――雪景色でした。でも、もう一度観なければ、断定はできません。
以下は、ウィキペディア「モーリス・ド・ヴラマンク」からの引用です(太字引用者)。
モーリス(モリス)・ド・ヴラマンク(Maurice de Vlaminck 発音例, 1876年4月4日 - 1958年10月11日)は、フォーヴィスム(野獣派)に分類される19世紀末~20世紀のフランスの画家、文筆家。……あらゆる伝統を拒否し、自分の才能だけを信じたヴラマンクであったが、ファン・ゴッホにだけは少なからず影響を受けていることを画家自身が表明しており、作品からも影響がうかがわれる。ヴラマンクの絵は絵具チューブから絞り出した原色を塗りつけているように見えて、その画面には明るさよりは陰鬱さがただよっているのが特色である。第一次世界大戦後はフォーヴィスムから離れてポール・セザンヌを見出し、独自の道を歩み、色彩も一転して茶と白を基調とする暗めに移行した。……ウィキペディアの執筆者. “モーリス・ド・ヴラマンク”. ウィキペディア日本語版. 2023-03-19. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AF&oldid=94375454, (参照 2023-09-05).
なるほどねえ、と思いました。ブラマンクはこの1枚だけだったのが残念です。
「フランスと日本近代洋画」というテーマが物語っているように、日本人がフランス絵画の影響を必死に受けようとしている感じが濃厚でした。
中には、西洋絵画の影響など受けなかったほうがよかったのではないかと思われるような痛々しい、わたしにはどこがよいのかさっぱりわからない、迷走したような絵もいくらか目にしました。
そのような中で、岸田劉生は屹立していました。全くもって独特でした。特に「二人麗子図(童女飾髪図)」に描かれた二人の麗子さんはどちらもドッペルゲンガーか何かのような……夢幻的というべきか、亡霊的というべきか、異様に生々しい印象で、「夢に出てきそう。娘さんはこんな風に描かれて、どんな気持ちだったんだろうね?」と娘。
岸田劉生には娘さんがこんな風に見えていたのでしょうか? 娘さんを題材にして、何を描こうとしたものなのか? わたしには理解できませんでした。以下、ウィキペディア「岸田劉生」より、引用。
劉生の初期の作品はポスト印象派、特にセザンヌの影響が強いが、この頃からヨーロッパのルネサンスやバロックの巨匠、特にデューラーの影響が顕著な写実的作風に移っていく。1914年(大正3年)に娘の麗子が誕生、1918年以降に彼女をモデルとした多くの「麗子像」を描く。……晩年までパリに行くことが願望であったが、「パリに行った暁には、フランスの画家に絵を教えてやる」などと豪語していた。……ウィキペディアの執筆者. “岸田劉生”. ウィキペディア日本語版. 2023-09-04. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%B2%B8%E7%94%B0%E5%8A%89%E7%94%9F&oldid=96819579, (参照 2023-09-05).
美術館のカフェでいただいたケーキです。メニューはランチタイムのものなど充実していました。カフェは紙管でできていて、ちょっと不思議な空間でした。
この美術館を手がけたのは坂茂さんだそうです。以下はウィキペディア「坂茂」より引用。
坂 茂(ばん しげる、1957年8月5日-)は、日本の建築家、慶應義塾大学環境情報学部教授。日本建築家協会名誉会員。ニューヨーク州登録建築士。
アメリカで建築を学び、紙管、コンテナなどを利用した建築や災害支援活動で知られる。2014年には建築分野の国際的な賞であるプリツカー賞を受賞、フランス芸術文化勲章コマンドゥールを受章している。2017年に紫綬褒章を受章、また、マザー・テレサ社会正義賞(英語版)を日本人初受賞。……ウィキペディアの執筆者. “坂茂”. ウィキペディア日本語版. 2023-08-01. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%9D%82%E8%8C%82&oldid=96239012, (参照 2023-09-05).
話題は変わりますが、昨日作った坦々丼が家族に受けたので、紹介します。
「ゴマの香ばしいかおりが食欲を誘う、絶品丼ぶりです」と書かれていた通りの絶品丼ぶりでした。家族も気に入ったので、ちょくちょく作ると思います。素敵なレシピをありがとうございました。
— naotsuka_maki (@NaotsukaM) September 5, 2023
簡単ジューシー!濃厚ゴマのピリ辛豚バラ坦々丼 https://t.co/jBXN3qx1P0 @locari_jpより
naotsuka_maki@NaotsukaM
「ゴマの香ばしいかおりが食欲を誘う、絶品丼ぶりです」と書かれていた通りの絶品丼ぶりでした。家族も気に入ったので、ちょくちょく作ると思います。素敵なレシピをありがとうございました。
簡単ジューシー!濃厚ゴマのピリ辛豚バラ坦々丼 https://locari.jp/posts/135222
@locari_jp
より
時間が足りず、白髪ネギは省略しました。やはり、あったほうがいいですね。これにモヤシ、豆腐、小葱の中華スープを作りました。
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