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2023年9月29日 (金)

小説ブログの移転と新ブログの開設。ライブドアブログ「マダムNの俳句手帖」を久しぶりに更新。(29日朝に加筆あり、緑字)

はてなブログ「マダムNの連載小説」を削除し、中身をライブドアブログ「マダムNの純文学小説」に移しました。

マダムNの純文学小説
https://litterature2023pure.liblo.jp/

「マダムNの連載小説」で連載中の小説「地味な人」の更新が連載16回で止まっていました。昔書いた小説ですが、織田作之助賞の二次を通過、三次落ちした作品で、その時点では完成していたはずでした。でないと、応募できませんよね。

止まった理由を2017年12月23日に「お詫び」という記事で次のように書いています。

2016年10月に始めた当ブログが止まってしまっております。

実際に起きた事件に触発されて昔書いた小説があり(あくまで触発されただけで、作品は完全なフィクション)、それはワープロで感熱紙に印字した原稿しかなかったため、作品の保存のためにブログ連載後に電子書籍化する予定で連載を始めたものでした。

加筆しながら連載していたのですが、更新するのがもう何だか苦しくなってしまったのです。今のわたしには書けないと思うと、一層保存しておきたいとは思うのですが、苦しい。続けられるときに続けていこうと思います。

続けて読んでくださっていた方が数人おられたようです。まことに申し訳ありません。気長に待っていただければと思います(フツー、そんな暇ありませんよね)。

今になって、なぜ更新をやめてしまったのか、その原因がようやくわかりました。結末に納得していなかったのです。応募時点でも、連載時点でも。

不幸な先行きを暗示する結末でした。今であれば、この作品にもっと膨らみを持たせることができます。

あのような結末にはならず、土壇場でヒロインは思い留まり、作品は40年後に飛んで、ある愕然とさせられる、それでいてどこか気が晴れる自覚――ある種の悟りといってよいかもしれません――に終わる結末となるでしょう。

ママカーストという言葉は当時はありませんでした。ですが、わたしが挑んだのは正にそのテーマでした。2016年10月21日に公開した「はじめに」から全文引用します。

現在、純文学小説「地味な人」「救われなかった男の物語」「銀の潮」の連載を予定しています。

児童小説や歴史小説の連載も考えています。

実は、前掲の三作は古い作品で、ワープロで清書していました。パソコンでフロッピーが開けなくなったこともあって、Kindle ダイレクト・パブリッシングで電子出版したいと考えています。

しかし、まずはパソコンで作品を打ち込むことから始める必要が出てきました。平成12年(2000)5月に脱稿した「地味な人」から打ち込むことにしました。

「地味な人」は感熱紙の原稿しかなく、印字が薄くなってしまっています。感熱紙原稿のコピーをとるか、パソコンで清書するかで迷い、再校正しながら清書することにしたのでした。

清書の作業と並行してブログで作品を公開して読んでいただこうと思い、2010年4月26日にそうしかけたところで、中断してしまっています(記事は下書きとなっていました)。ダークなテーマであるため、自分の小説でありながら、扱うのが億劫だったのでした。

まだ専業主婦が多かった時代に執筆した小説を今読み返すと、さすがに時代を感じさせます。

ですが、現代の日本社会で「ママカースト」などという恐ろしい――ある意味では滑稽ともいえる――流行語が生まれていることから考えると、小説で描こうとした問題が決して古いものとはいえず、また小説に描いた時代はわが国が格差社会に突入した日本の転換期でもありました。

つまり、16年も前に書いた小説であるにも拘わらず、挑んだテーマは現代日本で流行語になっているママカーストと同じものなのです。

こうした作品の内容から、古い作品だからと切り捨てる気にはなれません。「地味な人」のような小説は、今のわたしには書けません。当時は、ママカーストという言葉だけでなく、ママ友という言葉もありませんでした。

小説を連載しながら改めて、ママカーストの実態をリサーチしたいと考えています。物質主義社会のなれの果てといってよい現象なのか、反日勢力の工作が絡んだ現象なのか……

わたしのママ友関係には、幸いママカーストに当たるような出来事は起きませんでした。

同じアパートで、夫が流通業に勤務する似た経済状態にある女性たちが子供を介して交際していました。個人的に合う合わないといった自然な感情は当然存在しましたが、それだけでした。遠く離れても、当時がなつかしく、葉書のやりとりがあります。

そうした意味では幸福な子育てでした。ところが、落とし穴はあるもので、別の場所でそうした体験をしました。だから、小説が書けたのです。

現在、歴史小説のモデルにしている萬子媛は江戸時代に生まれた方ですが、彼女の小伝を書いた義理の息子が「大師ハ華冑ニ生ルルモ、富貴ノ籠絡スル所トナラズ、志ヲ斯ノ道ニ鉄ス」と書いたように、高貴な生まれでありながら(後陽成天皇の曾孫女で、左大臣・花山院定好公の娘)、そのことに絡めとられることなく、求道者としての道を貫き、衆生救済を祈念して入定されました。

日本は、過去にこのような人物を生んだ国でありながら、何て情けない国になってしまったことでしょう。

ママカーストなんてやっている人間は、畜生以下でしょう。日本人なら、恥を知るべきです。自らの行いはすべて自分に返ってくる――仏教を通して古来、日本人にはそうした認識がありました。

他の執筆作業の合間に行うことになるので、遅々として進まないでしょうし、また中断するかもしれませんが、とりあえず始めます。

さすがにこうした問題は、嫌でも女性が社会進出せざるをえない、また転職が当たり前のようになった社会状況下では薄れていったと考えていました。

しかし、ググってみると、驚いたことにまだその問題は現代日本を蝕んでいるようです。一方では、日本を退廃と混乱に導きたい勢力の手下なのか、この現象を煽っているとしか思えないわざとらしい記事も沢山出てきました。

応募時点では「地味な人」は100枚程度の作品でした。訂正、加筆しながら連載していく時点で枚数は増えていました。さらにこれを改稿して納得のいく作品にするとなると、作品は長くなると思いますし、時間をどう作るかが問題ですが、連載を続けていっていずれ完成させるつもりです。

結末が変わるので、「地味な人」第1回は以下のように訂正しました。

下から5行目 久保昌美容疑者→女性容疑者

下から3行目 久保昌美容疑者→容疑者

容疑者の名を出さないことで、容疑者をヒロインから別の人物へと変更することが可能になりました。読者には、ここではヒロイン(久保昌美)が容疑者なのだ……と思わせておきます。読者がそう思ってしまうように、紙一重のところで彼女がそうなる可能性がありました。

では、土壇場で彼女が加害者にならずに済んだのは何が幸いしたのでしょうか? そこまでの種明かしはできません、連載をお読みください。更新には時間がかかりそうですけれど……。

このテーマは、そのまま新たに書き始めた「見えないものを探して ―― ティアラ・パンデミックの世界」のテーマに呑み込まれることでしょう。二つの世界は当然ながら、無関係ではないのです。

「見えないものを探して ―― ティアラ・パンデミックの世界」は最近の過去記事で紹介した仮題「ピアノのお稽古」と同じものです。

2023年6月 4日 (日)
使い道のない小説のざっとした出だし(タイトルは「ピアノのお稽古」になるかな)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2023/06/post-2887c7.html

小説ブログの移動は、三つまで作れる、はてなブログの枠を一つ空けるためのものでした。祐徳稲荷神社の尼寺としての前身、祐徳院に関する研究日記「あかぬ色香は昔にて」のために。

あかぬ色香は昔にて
https://recherche1625historique.hatenablog.jp/

前のブログの中身を削除するだけでもよかったのですが、URLを新しいものにしたかったので、新ブログを開設することにしました。前掲URLにある1625という数字は花山院萬媛の誕生年と思われる西暦年の数字です。ちょっとしたこだわりです。

デザインは、他に気に入るものが見つかれば、変えるかもしれません。

実は「note」というブログサービスで「あかぬ色香は昔にて」を始めかけていたのですが、何か落ち着かず、すぐにやめました。監視されているような気がしたのは、noteにおられるはずの荒川央先生のnoteがいくらnote内検索しても出てこなかったことから来た不審感からかもしれません。

noteは広告がつかないところに惹かれましたけれど、ググるうちに心配な点が他にも出てきたので、はてなブログで書いていこうと思います。

はてなブログは脚注設定のできるところが気に入っています。ライブドアに移転しても、その脚注は生きていました。「地味な人」第15回の本文にある*1、*2 の下線(リンク)をクリックしてみてください。ちゃんとページ最下部にある脚注に飛びます。

新しく書き足す部分は飛ばない――リンクのない――脚注になりそうです。自分でブログにHTMLで脚注(注釈)を付けるのは面倒なので。

ついでに、ライブドアの俳句ブログのデザインも新しいものにし、蔵出し俳句を収録しました。

マダムNの俳句手帖
https://haiku-note.blog.jp/

蔵出し俳句は最初、1992年発行の個人誌「ハーモニー」に発表したものです。31年前ですよ。わたしは何とまだ34歳です。若かったなあと思います。いやいや、100歳になったときは今の65歳のわたしだって、「若かったわ」となることでしょうね。そのとき、まだ日本はあるでしょうか? こんなことを考えるようになるとは思ってもみませんでした。

しばらくバックアップ作業を怠っていたので、主なブログは全記事のバックアップを行いました。

イベルメクチンについて多くを教えてくださるヒカルさんが、某ブログサービスで開設したブログがいきなり削除された……とX(ツイッター)で語っておられました。そのお話にゾッとしたということもあり、慌ててバックアップ作業した次第。

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