小指が立つ癖。モーツァルトのロンド(ニ長調 K 485)、パッヘルベル「カノン」。ピタゴラスは弟子たちの魂を音楽によって矯正しました。
電子ピアノ(ピアノのお稽古ごっこ)の話題です。
以下の過去記事で、夫のまむし指の問題を書きましたが、それは直りました。
2023年7月13日 (木)
ピアノの「まむし」指
https://elder.tea-nifty.com/blog/2023/07/post-1d8572.html
すると、今度は、弾いていない左手の小指を立てる癖が表れました。注意すると、すぐに直りましたけれど、「どうしても、力が入ってしまうんだ」と夫は自分で原因を分析していました。
以下の記事を閲覧すると、夫の分析は的を射たものであるようです。
「ピアノを弾くときに小指が立つ!立たないようにする練習法」『だいすきおんがく!』
https://daisukiongaku.com/pinky-when-playing-the-piano/
そのあとはスムーズにいきました。
丹内真弓「ピアノの教科書」(ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス、2019)の練習曲5《よろこびのうた/作曲:ベートーヴェン》Part2 は合格しました。その次の練習は自分でかなりやっていたので、ここも合格。
練習曲6《よろこびのうた/作曲:ベートーヴェン》Part3 に入りました。左手の伴奏が複雑になります。全部で3ページあります。まずは1ページ。夫は新しい顔をした「よろこびのうた」に新鮮さを覚えると同時に緊張しているようで、わたしも思わず緊張しましたが、ここまで来た歓びを共有していました。
わたしは45年ぶりくらいのピアノの再開を独学でするに当たり、浦島太郎状態でしたから、楽譜も気ままな選び方でした。
- 丹内真弓「ピアノの教科書」(ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス、2019)
- エルネスト・ヴァン・ド・ヴェルド著、安川加壽子訳「新版 メトードローズ・ピアノ教則本 ピアノの1年生」(音楽之友社、2022)
- 「ソナチネ・アルバム 1」(音楽之友社、1955)
- 市田儀一郎「J.S.バッハインヴェンションとシンフォニア」(全音楽譜出版社、1987)
「ピアノの教科書」「メトードローズ」は自己卒業(?)しました。昔弾いたバイエル、ツェルニー30番、ハノン、ブルグミュラーは、迷いつつスルーしています。急がば回れで、ハノンのような指の訓練はすべきかもしれませんが、あくまで楽しみとして続けたいので、自分が弾きたいものを弾くことを優先したいと考えています。
ブルグミュラーもすべきだと感じましたが、昔は大好きだったブルグミュラーがなぜか今は嫌いになってしまったのです。それはわたしが子供だったころとは違って、文学に没頭した長い年月があるためか、タイトル通りの曲の作りが何かもう意外性がなさすぎて耐えられないのです。
ブルグミュラーはどれも美しい曲なのに、こんなこと書いてしまって、すみません。でも、偽らざる感想です。そういう意味では弾くたびにどこか意外性があり、底知れない深みを感じさせられるバッハが昔も今も好きでたまりません。
インヴェンションの2番はまだ自己合格できていません。急ぐ必要はないので、ちゃんと弾けるようになるまで、頑張りたいと思います。
「ソナチネ・アルバム 1」(音楽之友社、1955)の18番から最後の30番までは、古典およびロマン派の代表的作曲家の小品が収められていると解説にあり、18番は《平均律クラヴィーア曲集》の第1巻,第1番のプレリュードです。現在の課題である2番そっちのけで弾きたくなり、自己合格しました。
2番はまだ第1楽章を弾いています。弾いているうちにこの曲に魅了されるようになりましたが、わたしには難しいです。もう少しすらすら弾けるようにならないと、第2楽章に進めません。
これだけでも難しいのに、解説を読んでいるうちに、23番に収められているモーツァルトのロンド(ニ長調 K 485)を弾きたくなってしまいました。解説にはこのように紹介されています。
……(引用ここから)……
このニ長調のロンドは初歩の学習用教材としてもっとも親しまれている曲です。また,そればかりでなくモーツァルトの独特の明快さ,優美さ,そして気品の高さすべて感じさせる名曲として,この曲は演奏会のプログラムの中で,大曲のあいだにひかれても決して聞き劣りのしない曲でしょう。
……(引用ここまで)……
確かに、ちょっと検索しただけでも、ギーゼキング、アラウ、ホロヴィッツ、アリシア・デ・ラローチャ、内田光子……など名だたるピアニストの演奏が出てきます。聞き比べたところでは、わたしはアリシア・デ・ラローチャの落ち着きと輝かしさのある演奏が好きです。
以下の長井充氏の演奏も大好きです。
Mozart Rondo in D-Dur KV485 (Nagai)
2525sagi
https://youtu.be/bxH5dfPRt3c
一見、簡単に見えたので、弾きたいと思ったということもありますが、すぐに難しいことがわかり、もう少しソナチネの他の曲を勉強してからにすればよかったと後悔しました。
モーツァルトは転調の実験をしているのか、面白がっているのか、曲想が必然的にそうさせたのかはわかりませんが、うーん、めまぐるしくて難しい。難易度はDです。
装飾音の勉強からしなくては。以下の記事、動画は参考になりました。
「「装飾音」「装飾記号」に関する基礎知識を理解しよう!」」『OTO×NOMA』
https://kensukeinage.com/musical_grammar_grace_note_symbol/トリルのコツ【トリルの正体】
こっこのピアノ
https://youtu.be/hUSqBJsUaPwモーツァルトのトリル/上から弾くの?下から弾くの?両手の合わせ方練習など
こっこのピアノ
https://youtu.be/co5LT3JBfjs
とりあえず最初の2ページ、弾いています。
「オトナの簡単ピアノ がんばらずに弾ける初心者のクラシック」(シンコーミュージック、2021)の中の「主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)」を練習の度に弾いていると前に書きましたが、もう一曲、「カノン(パッヘルベル)」が加わりました。
ピタゴラスは弟子たちの魂を音楽によって矯正した――とイアンブリコスは書いています(水地宗明訳『ピタゴラス的生き方』京都大学学術出版会、2011、6ページ)。
バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」やパッヘルベル「カノン」を弾いていると、本当に魂が矯正され、浄化されるような感じがします。以下の動画の概要欄に楽譜のPDFを無料でダウンロードできるとあったので、ダウンロードさせていただき、プリントアウトして弾いてみました。「オトナの簡単ピアノ……」のより少し難しいですが、弾きやすいです。
パッヘルベルのカノン(ピアノ楽譜)
StudioMahoroba
https://youtu.be/5NwKUr646Bk
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