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2023年5月の6件の記事

2023年5月18日 (木)

第29回三田文學新人賞 受賞作鳥山まこと「あるもの」、第39回織田作之助青春賞 受賞作「浴雨」を読んで

第29回三田文學新人賞 受賞作鳥山まこと「あるもの」、第39回織田作之助青春賞 受賞作「浴雨」を読んだ。

● あるもの

主な登場人物は、堀内、桑原さん、有村さん。

介護職から事務職兼町民支援センターの通称「町の何でも相談係」に転職した女性――堀内の視点で作品は描かれる。

彼女には、ずっとこの田舎町で生きてきた課長にも同僚達にも見えない巨大な塔が見えるという設定。塔は、日常生活という結界を越えた区域に存在し、長尾山トンネル、いくつもの里山を過ぎた集落の広大な田畑の先に聳えている。

堀内は子供のいない中年女性で、夫がいる。家庭生活は申し訳程度に出てくる。塔が見える以外は、彼女は常人という印象である。

デスクワークに優れ、クールな男性――桑原さん。あらゆる空間に観葉植物を置くことのできるスマホアプリの栽培ゲームに熱中している。アプリを通して本来はそこにないはずの観葉植物を見る桑原さんに堀内は期待を寄せ、機会をつくって一緒に塔を見に行くが、残念ながら桑原さんには見えない。

堀内が「町の何でも相談係」として担当している70代の女性――有村さん。視力と記憶力の衰えを自覚している。町内の至る所に土地を所有する、町では有名な地主。

「有村さんにも子供がいなかった」という記述からすれば、夫に先立たれたのだろうか。

一人暮らしかどうか、一人暮らしであれば安全に生活できるレベルがどうか……それは支援センターの役割としては重要な情報だと思われるが、その辺りがぼかして描かれているために、読みながらわたしは苛々した。

有村さんは昔話をして、その中に出てくる思い出の場所がどうなっているか見てきてほしいと堀内に依頼する。同様の依頼が何件も溜まっていく。そうした場所は一つとして見つからない。なぜか堀内と有村さんが一緒に確認に出かけることはない。

ここで、私事になるが、最近、長崎在住の従兄――わたしとは親子ほど年齢差がある――が惚けてきたようだ。

妹である従姉の話によると、とうの昔に更地にして駐車場にしている佐賀の生家跡だが、従兄の「現実」ではまだ生家があって、そこに在りし日の家族――健在である従姉も含まれる――が住んでいるのだという。

従姉がいくら本当の「現実」を説いても通じず、長崎から佐賀まで彼の「現実」を確かめに来たそうだ。

戦後、満鉄に勤務していた従兄の父親は引き揚げて来る途中で妻を亡くし、幼い兄妹が残された。数年後に再婚した父親は慣れない炭鉱の仕事が応えて病み、亡くなった。従兄姉には義理の妹ができていた。

中学生だった従兄は「なぜ俺を残して死んだんや」と号泣したという。従兄の生家には、まだ未婚だったわたしの母が一緒に暮らしていた。従兄の父親は長男で、母は末っ子だった。従兄は母を姉のように慕っていた。

母の姉(従兄からいえば伯母)夫婦も満州からの引き揚げ組で、夫は三菱の商社マンだったが、脱サラして満州で手広く製麺業を始め、大成功していたという。その伝手だったのか、中学を卒業した従兄は長崎にある三菱の会社に入社した。

中学卒で苦労したとは思えない品のよさ、頭のよさを感じさせた従兄。海外からのお客を英語で案内するのが苦手だと語っていた。社交ダンスが趣味で、達筆だった。年賀状が来なくなったので、従姉に電話して事情を知った。

義理の母と妹達を生家に残して就職した従兄は、後ろ髪引かれる思いだったろう。その頃の記憶が、認知機能の衰えていく中で強く甦ってきたのではないだろうか。

せつない話で、有村さんの「現実」を読みながら従兄のことを連想した。有村さんは現在、天涯孤独なのだろうか? その辺りの情報が読者に何も与えられない不自然さがある。

いずれにせよ、昔話のこと以外にも有村さんの物忘れは度を越している。受診を勧めて、一人暮らしであれば、それが可能かどうか確認するくらいのことは、支援センターであれば、するのではないだろうか。

心情的に共感を覚え、寄り添っていればいいというものではないだろう。

しかし、相手が認知機能に問題のある人物であったとしても、これまで主人公にしか見えなかった塔が有村さんにも見えた、という話の流れである。そのために、作者は有村さんが必要だっただけなのかもしれない。

限られた複数人に見えるということであれば、それは現在の自然科学では合理的な説明のできない、いわゆる超常現象の類いか?

その人にしか見えないのであれば、幻覚だろう。

有村さんは堀内の話に合わせて妄想を膨らませているだけかもしれない。有村さんの塔は夜になると光るという。

堀内はついに塔が現実にあるのか、確かめに行く。塔はあった。しかし、光るような設備はない。

塔を出た堀内は「この塔は私にしか見えない塔なのだとしたら、有村さんにしか見えない塔もどこかに立っているのかもしれない」と結論づける。

作者には文章力があり、応募時30歳とは思えない成熟度を感じさせる。有村さんの昔話もよく書けている。

ただ、万人受けするようなパーツを集め器用に組み立てただけで終わっているような読後感で、そこが残念だ。

塔は何の象徴だろうか? それには、面倒でも堀内の現在の家庭生活に踏み込まなければだめだろう。

いつ頃からか、このような、純文学小説の体裁を整えた、空疎な作品が多く発表されるようになって、受賞するのは大抵このような作品である。

分岐点は、大道珠貴さんが芥川賞を受賞したあのころだったとわたしは考えている。2014年に出した拙Kindle本『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 ―2012』の「はじめに」でわたしは次のように書いた。

(引用ここから)……純文学は次第に伝統性も、真の意味での実験的要素もなくし、つまらないものになっていった印象がありますが、第128回(2000年下半期)芥川賞を受賞した 大道珠貴「しょっぱいドライブ」は忘れられない作品です。
 その作品自体をというよりは、それが大道珠貴さんの作品だったからで、わたしの作品が平成11年度第31回九州芸術祭第30回文学賞地区優秀作に選ばれたとき、大道さんの「裸」と同じ最終選考の俎上にのり、大道さんはその作品でデビューされました。「しょっぱいドライブ」が芥川賞に与えた影響からすれば、大道さんの作品は純文学と大衆文学の間の垣根を完全に取り払ったということがいえるでしょう。
 そして、芥川賞に選ばれる作品は今や大衆文学でもないと思えます。面白さをプロフェッショナルに追求する大衆文学にもなりえていないからです。
 大手出版社の文学賞や話題作りが、日本の文学を皮相的遊戯へ、日本語を壊すような方向へと誘導しているように思えること、作家も評論家も褒め合ってばかりいること(リップサービスと区別がつかない)、反日勢力に文学作品が巧妙に利用されている節があること……そうしたことが嫌でも感じられ、長年文学の世界を傍観してきましたが、このまま行けば日本の文学は確実に駄目になってしまうという怖ろしさを覚えます。……(引用ここまで)

この文章を書いてから10年近く経ってしまった。三田文學は純文学の最後の砦だと思われるので、期待しているのだ。

● 浴雨

漁師父子の物語。高校生の子の進学問題を中心にストーリーは展開する。友人の視点で描かれる作品。

まず、変な文章が目につく。

例えば、近くに雷が落ちたときの描写だが、「強い光がその場の全員の目を焼いた」というと、全員が失明したかと思ってしまう(そうではない)。光が目を射た――であれば、強い光が目を照らしたという意味になる。

「涙が風に乗って後ろへ飛んでいく、それを目で追ったとき、」という表現は、現実にはありそうにない奇妙な光景である。

創作に必要な下調べをほとんどしていないことも、すぐにバレる。

漁業といっても沿岸漁業、沖合漁業、遠洋漁業などがあるが、どれなのか。

漁法による分類では網漁業・釣漁業・雑漁業の3種に分けられるそうだが、どれの設定か? 

父親は何を獲っているのか? 逆にいえば、この情報があれば、作品に登場する島がどの辺りにある島か、読者に推測可能となる。島の描写はないといってよい。

それを曖昧にしなければならない理由は、作風からしてなさそうだ。単に作者が調べたり、取材に行ったりするのが面倒なだけだったと憶測する。

丁寧な取材ができれば、漁村の描写が加わって作品の説得力は増すだろうし、いくらか島を見下したような作者の意識が変化して別の展開となる可能性すら出てくる。

いずれにしても、嵐の前の漁師は大切な漁船を守るための対策で多忙に違いない。そんなときに、漁師父子の今更ながらの親子喧嘩は不自然である。

息子は嵐の中、飛び出していくが、そもそも風圧でドアが開かないのではないか?

漁師の息子は、映画を撮りたいから島を出て専門学校に行きたいようだが、父親の仕事にまるで関心がなく無知で、海岸で遊ぶ事しか知らない。

小遣いから買ったのか、大量のDVDを所有し視聴した形跡があるわりには鑑賞眼が育まれたふうでもない。お気に入りのDVDの内容も変だ。

DVDは明治時代の日本が舞台で、主人公は美しく、よく出来た娘。趣味は雨を浴びること。しかし、花魁みたいな髪型をして明るい黄色の着物を着て雨を浴びているとなると、世間では気が触れていると勘違いされるだろう(気が触れている設定ではなさそうだ)。

漁業の跡継ぎか進学か、そのような選択が成立しないほどのぼんくら息子には島を出て行って貰ったほうがむしろ親のためかもしれない。

親の育てかたが悪かったのか、息子自身の問題なのか、作品からはわからないが、ぼんくら息子に苦悩する父親の視点から描けば、それなりに面白い小説になるかもしれない。

しかし、作者としての客観性を持てず、ひたすら息子の心情に寄り添おうとする作者に、そのような作品を書くのは無理だろう。

もし創作を続けたいのであれば、読書から始めたほうがいいのではないだろうか。よい作品に感化されなければ、よい作品は書けない。

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2023年5月13日 (土)

純文学の創作で練習時間が減りました。ソナチネ1番第1楽章で指が滑る、バッハインベンション第2番は難しい!(16日に動画1本差し替えました)

電子ピアノの話題です。

最近、ピアノを弾く時間がうまくとれず(久しぶりに純文学の創作に取り組んでいるためです)、3~4日に1回の練習になってしまっています。やはりピアノと文学の両立は難しいですね。

高校1年生でピアノをやめてしまった理由には、中学1年生のときに始めた文学に強く関心が向いてきたということがありました。中学1年生のときに大学ノート1冊の初ジュニア小説を書いて以降は、もっぱら詩に専念していました。

そういえば高校生になってから、好きでもあり精神的な鍛錬の目的もあってバレー部に入りましたが、これも文学のための時間がほしいという同じ理由から2年生のときにやめています。

高校3年のころに、自分でも詩といえるレベルの作品が書けるようになったと思ったので、学研の学習雑誌『高3コース』に投稿するようになりました。11年前の記事に次のようなことを書いています。

2012年1月23日 (月)
戯れにググってみたら ①「前登志夫の文芸ノート『詩』」(学研・高3コース)で印象的だった詩
https://elder.tea-nifty.com/blog/2012/01/post-9c20.html

たまたま昔々の学研・高3コース「前登志夫の文芸ノート『詩』」と題された投稿欄を読み返し、ああこの人はどうしているのだろう、と思った女性の投稿者がありました。

その人もわたしも高3の夏以降に集中的に投稿したようで、優れた投稿詩の沢山ある中、なぜか、その人の詩と名前が印象に残っていました。

その人の戦歴は、五席、二席、二席。わたしは六席、四席、三席。

実は、そのときもピアノと同じように詩はわたしの表現形式にはなりえない、と何となく感じてはいました。

しかし、もう少し詩の可能性を追ってみたくて、大学で文芸部に入部しました。

学力という点で、レベル的にはもう一つと思われた大学の文芸部に、大した期待もせずに入ったわけですが、これがわたしには圧倒的なところでした。

今思い返してみても、福大の文芸部は当時は充実した、レベルの高い活動をしていたと思います。

その文芸部で、左サイドバーに紹介記事へのリンクを設けている、天性の詩人と思われた行織沢子さん(ペンネーム)はじめ、優れた才能を秘めた部員たちとの交流が始まり、わたしも沢山書きましたが、その結果、自分に詩の才能のないことがはっきりしました。

はっきりするまで、書きに書いたので、むしろ爽やかな自覚でした。

創作は、インスピレーションと知的作業の協力で成り立ちますが、詩をわたしは頭だけで――勿論、イメージはわくのですが――作ってしまうのです。

というのも、他の形式では、小鳥のように降りてきてくれるインスピレーションも、どういうわけか詩では全然降りてきてくれないからなのです。

わたしに合わないと感じる形式は短歌、詩、推理小説(どうしても殺害行為を描けない)です。

純文学小説は、何ともいえません。

合うと感じるのは、俳句、児童小説、童話(幼児向きの童話に関しては今後の課題)、評論、エッセーです。

どの作品も、というわけにはいきませんが、これらでは――作品の最終的な出来不出来は別として――頑張っていれば大抵、インスピレーションが降りてきてくれます。ミューズの管轄が違うのかしらね。ミューズは9人いらっしゃいますから。

童謡も書けるのではないかと思っていますが……どうでしょう。作曲家や挿し絵画家とコンビを組んで仕事をするのが夢です。

歴史小説は、ぜひ挑戦してみたい形式ですが、時間と取材資金がありません。(以下略)

ピアノをやめてしまった理由には文学のための時間がほしかったということの他に、もう一つ、ハイフィンガー奏法に苦しんだということがありました。現在は、夫の購入した電子ピアノを借りて好きなように弾いています。ピアノを弾くのがこんなに楽しいとは!

夫の練習を4日ぶりに見たいと思って、そういうと、「もう練習したよ」と夫。感心だなあと思いましたが、「ちょっと見せてよ」といいました。夫は「もう済んだから、今日はいいよ」といいながらも、電子ピアノの前の椅子に座りました。

開かれた丹内真弓著『ピアノの教科書』を見ると、《きよしこの夜/作曲:グルーバー》の頁ではありませんか。「前の頁は済んだ?」と訊くと、まだとのこと。早く両手で弾いて見たかったのでしょうね。わたしも「きよしこの夜」からが両手で弾く曲だと勘違いしていました。

前の頁が済み、「きよしこの夜」に進みました。最初は夫の弾きたいように弾いて貰います。

右手だけで弾き始めた夫が妙な指使いをしています。「その指使いだと、先につながらないんじゃない?」というと「指番号が振ってないから、わからない。これでいいじゃん」といいます。

おかしいなと思って楽譜を改めて見ると、次のように書かれていました。

「きよしこの夜」のコード進行に合わせて、左手だけ弾きましょう。右手にはメロディーのガイドが入っています。

「そうだったんだ」と思いました。左手の和音(コード)にはちゃんと指番号が振られていました。少し先の《よろこびのうた/作曲:ベートーベン》part2 からがいよいよ両手です。指番号は両手に振られています。

「今練習している和音が、『よろこびのうた』でも出てきているでしょう?」というと、夫は「ホントだ」といって楽譜を見つめていました。

今日は2頁にわたる「きよしこの夜」の最初の段を、夫が左手、わたしが右手を弾いて練習を終えました。夫の指の形はかなり満足のいくものになってきています。

わたしは、ソナチネ1番第1楽章がなかなか合格できずに困っていました(判定を下すのは自分ですが)。第2、第3楽章も弾いているのですが、第1楽章がネックになって、いつまでも1番が終わりそうにありません。

その原因は、指が滑ることにありました。1番は黒鍵を含む音階がかなり出てきます。自然に動いてしまうくらい指を速く動かせるようになってきているのですが、滑る、滑る。滑ると台無しです。

練習不足が原因の一つと思われたので『ハノン』を取り入れるべきか、迷いました。ただ、昔の生ピアノの微かに覚えている感触と比較すれば、使っている電子ピアノの材質が違うせいかとも思えました。

ググってみると、やはりそのようでした。電子ピアノは軽くて、滑りやすいことが多いようです。また指の乾燥も問題のようでした。わたしは指が乾燥しやすいのです。夫のは、逆にしっとりしています。

対策として、化粧水をたっぷりつけて弾いてみると、おお、滑らないではありませんか。第1楽章、合格です!  練習後に鍵盤は丁寧に拭きました。

「バッハインベンション」は「第2番 ハ短調」に手子摺っています。片手ずつ弾くと、弾けるのですが、両手になると、難しい。両手ともよく歌うからでしょうね。

どこか物憂げな、美しい曲で、魅了される曲です。これから紹介する2本目の動画のピアニストは二人が歌を歌っている……とおっしゃっていますが、わたしには二人が会話をしているように聴こえます。

この曲、ちゃんと弾けるようになりたいものです。

以下のチェンバロ奏者として長年バッハを演奏してきたかたの解説によると、やはり第2番は難しいようです。

第2番なのに、なぜインヴェンションの中で最も難しいの?(バッハのインヴェンション 第2番 ハ短調 BWV773)
八百板正己
https://youtu.be/WLLnTIvdCfo

弾くに当たって、以下の動画が参考になります。

[バッハの魅力]インヴェンション2番-実演と解説
おんがくだいすきクラブ
https://youtu.be/iyBqvOYDb0I

以下に、真上から映された指使いの参考になる動画を置いていましたが、過去記事で紹介した SHUMPEI 先生のインヴェンション動画を見つけたので、差し替えました。真上からの撮影ではありませんが、指使いがわかりやすいです。意識の高さを感じさせる SHUMPEI 先生の演奏……。

J.S.バッハ:インベンション第2番 ハ短調 J.S.Bach  Invention No.2 BWV773 SHUMPEI演奏
https://youtu.be/Ycs71iwp7Tw

以下のサンプル動画も、何だか面白くて参考になります。

【楽曲解説】J.S.バッハ◎インヴェンションNo.2【講座サンプル動画】
https://youtu.be/Pt1Vkxaw0O0

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2023年5月12日 (金)

「庄分酢」の優れもの、万能黒酢たれ

最近、以前も紹介した庄分酢の商品、「万能黒酢たれ」で作る煮卵にはまっています。他の話題に移る前に、ぜひ紹介しておきたいと思いました。

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好みの固さに茹でた卵を万能黒酢たれに一晩~二晩漬けるだけで、煮卵の出来上がり!

甘酸っぱい煮卵で、さっぱりしています。我が家では、煮卵を取り出した後の黒酢たれをサラダに活用しています。

サラダ用に用意した野菜に黒酢たれ、オリーブ油、塩コショウを軽く一振りするだけで、美味しいサラダが出来上がります。

他にも、黒酢たれは色々と使える子です。庄分酢のサイトにレシピが掲載されています。

「庄分酢」公式サイト
https://shoubun.jp/

「庄分酢 通販サイト」
https://www.tokinokura.jp/

わたしは他の酢商品もほしかったので、今回は庄分酢のサイトで購入しましたが、Amazonに出ていました。楽天はやっていませんが、あるかもしれませんね。

庄分酢 ショウブン万能くろ酢たれ 1L
ブランド: 庄分酢

電子ピアノと創作の話題は、次の記事で。何度も後回しになってしまいますが (^^;)

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Kindle版の児童小説『不思議な接着剤1: 冒険前夜』、純文学小説『直塚万季 幻想短篇集1』をお買い上げいただき、ありがとうございます!

Kindle版児童小説『不思議な接着剤1: 冒険前夜』を5月7日ごろ、お買い上げいただき、ありがとうございます! 2冊目のお買い上げでした。KENPCでお読みいただいたのは3回です。

Kindle版純文学小説『直塚万季 幻想短篇集1』を5月7日ごろ、お買い上げいただき、ありがとうございます! 4冊目のお買い上げでした。
KENPCでお読みいただいたのは3回です。

直塚万季のページ

純文学小説

児童小説

評論・エッセイ

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2023年5月11日 (木)

夫のかつての同僚からお電話「周りで人がバタバタ死ぬ」。建設中のmRNAワクチン工場。一筋の光明イベルメクチン。

カテゴリー「新型コロナ対策: イベルメクチン」記事一覧
https://elder.tea-nifty.com/blog/index_ivermectin_madame-n-blog.html

電子ピアノのことなどを書くつもりでしたが、次の記事に回します。ワクチン後遺症の話を先に書いておくべきだと思いました。

そう思ったのは、夫に昨夜、かつての同僚Sさんから電話があったことに起因します。

Sさんも夫の親友といってよい人で、友人達の中で、夫が無条件に信頼し底抜けに馬が合うのはもうこのかただけかもしれません。大切な友人が先月末に旅立たれたことは前記事で書きました。

神秘主義者のわたしにとって、死は文字通りの旅立ち、脱皮にすぎませんが、一応皆さんに話を合わせていることをご了解ください。

親友といえる人と電話したり会ったりしたあとの夫の表情は和らぎ、輝いて見えるので、貴重な関係であることがわかります。

Sさんから電話がかかってくる頻度はそれほど高くないので、夫は「おお久しぶり!」と応じていました。あとで夫に「Sさん、お元気?」と尋ねました。

すると、夫は「本人は元気だよ。でも、昨年から今年にかけて周りで人がバタバタ死ぬんだそうだ。それで、俺のことも心配になって電話をかけてきたんだって」と目を見開いていいました。

Sさんはわたしくらいの年齢で、夫とは年が離れています。夫の定年前の職場は全国展開しているホームセンターでした。

Sさんはバイヤーを長年勤め、定年退職後はお客様の苦情が係りを担当した後、現在は福岡県の店舗でアルバイトをしています。

バタバタ亡くなったのは、Sさんの身内ではなく、職場での出来事でした。店長とか若い主任なんかが突然亡くなるのだそうです。わたしはぞっとしました。

夫がその職場にいたとき、誰かが亡くなったという話はめったに耳にしたことがありませんでした。

企業戦士の時代だったので、心を病んで休職する人や体のどこかを病んだりする人はちょくちょく出ました。ですが、亡くなった人といえば、新婚時代に血液疾患で亡くなった他店の店長代理の話を今だに覚えているくらい、まれな出来事だったのです。

ツイッターで見てきたワクチン後遺症の現実が迫ってきた恐怖を覚えました。

以下の過去記事で、危険なロット番号について書きました。

2022年2月13日 (日)
モンタニエ博士の急逝。世界では薄れてきたワクチン信仰、それなのに日本ではガンガン打っている理由。危険なロット番号。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2022/02/post-d3e0ba.html

以下のサイトで、接種したロット番号がどれくらい危険か――どのような副反応が出ているのか――確認できます。

コロナワクチン 副反応データベース検索
https://covid-vaccine.jp/

『科学的に考えてみる』さんの2022年12月2日のnoteで、スロベニアの元看護師長の内部告発が紹介されています。

2022年12月2日 06:13「スロベニアの元看護師長の内部告発。ワクチンにはプラセボがあり、上級国民が接種している」『科学的に考えてみる』
https://note.com/76598712/n/n897d04ce794a

以下は、記事タイトルとリンク先です。

Whistleblower Nurse In Slovenia Claims 30% Of COVID Vaccines Are Placebos — To Be Used On The Elite
スロベニアの看護師が、COVIDワクチンの30%はプラシーボであり、エリートに使用されると内部告発。
https://christiansfortruth.com/whistleblower-nurse-in-slovenia-claims-30-of-covid-vaccines-are-placebos-to-be-used-on-the-elite/

重大な箇所を引用させていただきます。

……(引用ここから)……
スロベニアの退職した元看護師長からの内部告発です。
下に、動画と記事のリンクがあります。
ワクチンの入った小瓶にはシールが貼ってあり、そのシールに記載された01,02,03の番号により、内容物が異なっているという報告です。

01は、プラセボ、生理食塩水
02は、mRNA
03は、がんの発生に寄与するアデノウイルスに関連するオンコ遺伝子を含む mRNA

また、全体の3割がプラセボであると発言しています。

……(引用ここまで)……

フラセボとは偽薬のことです。
オンコ遺伝子(onco gene)のoncoはラテン語で、腫瘍(がん)を意味する言葉、がん遺伝子のことですね。

厚労省の副反応報告を毎日のように見ていた時期がありましたが、ロットによって内容物にばらつきがあることは素人目にもわかりました。ロシアンルーレットと表現する人もありますね。

ウィキペディア「ロシアンルーレット」

ロシアンルーレット(英語: Russian roulette, ロシア語: русская рулетка)は、回転式拳銃(リボルバー)に1発だけ実包(弾薬)を装填し、適当にシリンダーを回転させてから自分の頭(特にこめかみ)に向け引き金を引くゲーム。ロシア式ルーレットとも表記される場合もある。

ところが、シェディングという科学現象を考えるとき、新型コロナワクチンの影響を免れる人は少ないんじゃないかとも思われます。

シェディングについては、荒川央先生のnote「コロナワクチンが危険な理由 (まずはこの記事を読んでください。 重要な事項はここにまとめています。)」に解説があります。以下に引用させていただきます。

……(引用ここから)……
7)ワクチン接種者は被害者となるだけでなく加害者となる可能性もある
ワクチン接種者はスパイクタンパクを体外に分泌し、副作用を他者に起こさせる可能性もファイザー社の文書で指摘されています。実際、ワクチン接種者が未接種の家族に副反応を誘発させるケースが報告されています。これはワクチンとしては異常です。一番の問題は、ワクチン接種者が免疫系を効率的に利用するコロナウイルスの自然選択を加速し、強毒性コロナウイルスを生み出す可能性がある事です。数ヶ月後ないし数年後に強毒性コロナウイルス変異株が現れた場合、ワクチン接種者はそのスーパースプレッダーとなり、抗体依存性感染増強 (ADE) により大量死を伴う「ワクチンパンデミック」を起こすかもしれません。
……(引用ここまで)……

新型コロナワクチンの危険性をご存じないかたはぜひ、全文お読みになることをお勧めします。

ワクチン接種後に悪性リンパ腫を発症された原口一博議員のツイートが注目されています。

ルパン小僧🍑💍kuu331108@kuu331108
ワクチン接種後、自身の悪性リンパ腫を公表し闘病中の原口一博議員、DSについて語る
「アメリカに逆らった日本は生きていけないという政治家が多数いる」
「日本の民主党にもDSが入っている」
「安倍・菅政権は酷かったけど、岸田政権ほど酷い政権はない」
「なぜ、日本にNATOの事務所を置くのか?」
アメリカの言いなりは国益に反する
全編→https://youtu.be/CQZ0xgCspUs
(動画)
午前7:14 · 2023年5月10日

ココ@CMVstiDVIWFfjLk·10時間
原口さんは中川昭一さん他、何人かで国会Gメンを結成してたみたいです。原口さんがそういう方だとはこのリンパ腫の件があるまで全く気づきませんでした。YouTubeでは良い人柄がよく現れてます。

You@You3_JP·5月8日
mRNAワクチン工場の見学者の心打たれる話
「ワクチン教団の巨大な窓もないサティアン軍事秘密施設が震災の津波で更地となった場所に建設中だ。この工場で大量生産される年間10億回分のワクチンがアジア人に家畜のように接種される。負けると分かった戦いだが、立ち上がってNOと言うべきだ。拡散求む」
(引用ツイートあり)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

科学者である先生がたが、mRNAワクチンをめぐって、推進派と反対派に分かれ、鋭く対立しておられます。また、対立自体を嫌う先生もいらっしゃいます。

以下の過去記事で、荒川先生のnoteから「新田剛先生への返答: RNAコロナワクチンへのDNA混入スキャンダルについて」という記事を紹介しました。新田先生はコロナワクチンには反対しておられますが、mRNAワクチン推進派です。

2023年4月25日 (火)
米国製造の新型コロナワクチンにDNAが混入していたという大変な疑惑。民法第90条に該当する新型コロナワクチン契約は無効のはず。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2023/04/post-dd4c3f.html

荒川先生は「RNAワクチンに混入したDNA検出の追試法 (2): DNA、RNAの直接的定量法」という記事のコメント蘭で、次のようにお書きになっています。

……(引用ここから)……

荒川央 (あらかわ ひろし)
2023年5月5日 02:41
38 スキ
dekoponさん、
ありがとうございます。私はコロナワクチン慎重派が分裂しているとは思っていないのです。実際に起こっているのは、mRNAワクチン推進派(コロナワクチンではありません、癌ワクチン等を含むmRNAワクチン全般です)とmRNAワクチン反対派の対立の表面化です。図らずも、DNA混入問題はmRNAワクチンの致命的な欠点を浮き彫りにしました。今後もこの悲劇を繰り返してはならないのです。お金で日本人の命を売った人達が居るのです。日本の未来を壊させないために今できる事を考え続けています。

……(引用ここまで)……

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

CDCばかりか、NATOまで日本にやってこようとしています。林芳正外相は5月10日、CNNのインタビューに答えて、北大西洋条約機構(NATO)が日本に連絡事務所を開設する計画について語りました。

日本のウクライナ化は止まりそうにありません。世界には欧米に痛めつけられて荒廃し貧乏になり、新型コロナワクチンが買えず、安価なイベルメクチンで拡大を抑えた国々があります。

もう日本は駄目かもしれないと思うことがあります。欧米と共に衰退する宿命かもしれませんが、今度はこれまで搾取されていた国々が元気になって、新たな文明を築いてくれるのではないかと考えています。

イベルメクチンは一筋の光明です。

新型コロナの予防やワクチン後遺症に効き目があることは明らかですが、千葉大学の研究グループは、イベルメクチンが腎臓病進行を抑制する方法を発見しました。→「腎臓病進行を抑制する方法を発見 糸球体に現れるデンドリンの核移行抑制が腎臓病進行を遅らせる

熊本大学はイベルメクチンがB型肝炎ウイルス(HBV)感染抑制作用を示すことを発見しました。→「イベルメクチンが抗HBV作用を有することを発見

kkkkkkk@kkkkkkk777
イベルメクチンの赤血球凝集阻害作用の否定をするツイートを散見するが、査読済み論文なので、反論するならそれなりの根拠が必要ですよ⚠️

予めイベルメクチンを入れておくと赤血球の凝集を防ぐ❣️

赤血球が凝集してからイベルメクチンを入れると元に戻る❣️

https://twitter.com/kkkkkkk777/status/1646364864355655680?s=19

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2023年5月 9日 (火)

夫の親友の死

また久しぶりのブログ更新になりました。

中学時代からの夫の親友が亡くなり……昨年の秋ごろからおなかの調子が悪そうで、でも何軒か回った病院では診断がつかず、当人は「年だからかなあ」と――夫へのメールで――おっしゃっていました。

お住まいは博多駅に近いマンションだったので、仮に重大な病気が潜んでいた場合、町医者に行ったとしても、どの町医者かはそれに気づいて九大病院とかの大きなところに回すだろうから、当人の言葉通りに年だからかもね……と夫と話していました。

診断が下ったのは、福岡市では有名な某会病院で今年の2月、でした。大腸がんということでしたが、心臓もよくないことがわかりました。

心筋梗塞を起こす懸念があったため、病院では先にその予防のための心臓手術が行われました。それから開腹してみると、手の施しようがないとわかり、何もせずに閉じたということのようでした。

その後、リハビリ。お見舞いに行けそうだということで、夫は近いうちに行くつもりでした。

リハビリと聞いて、あと半年くらいは大丈夫だろうと話していたのですが、夫との電話で「心臓が苦しい、本当に予防的手術したんだろうか」とか「(抗癌剤で)髪がなくなって相当に老けてしまった」とか「薬のせいか、現実と夢の区別がつかない」といった心配な話が続きました。

先月の半ばになって転院したとのメールがありました。緩和ケアを中心とする自宅近くの病院ということでした。夫が電話をすると、比較的食欲が出てきたということで、少し安心していたところ、次にかけた電話に出たのは息子さんでした。火葬場にいるとのことでした。

一昨日――先月末――亡くなり、お葬式は身内で済ませたということです。急な死で、息子さんも死に目に会えなかったそうです。

毎日の出来事を綴っていた日記が大量に出てきたとのこと。書くのがお好きだったのでしょうね。お書きになった小説を、わたしも読んだことがありました。

日記に夫から電話があったことなどが書かれていたので、名前を聞いてすぐに誰かわかったそうです。

イベルメクチンががんに効くとわかってきており、夫の親友ががんとわかってから、わたしたちの間でその話は何度も出ました。でも、結局、夫はそれについて話す機会がないままでした。

親友の絶対音感とピアノ演奏を羨ましがらなければ、夫が電子ピアノを購入することはなかったかもしれません。

今朝、夫はピアノの練習をしました。そのことや書き始めた小説については、次の記事で。

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