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2023年4月12日 (水)

市田版『バッハ インベンションとシンフォニア』を購入。昨日は田中恵美子先生の命日でした。

『バッハ インベンション』を弾きたいと思ったものの、Amazonで見る楽譜にはあれこれあって、迷いました。わたしが50年前にレッスンしたのはインベンションだけが1冊となっていましたが、シンフォニアと一緒になっているものが多いです。

音楽の父バッハは、ピアノ曲を作曲していません。ピアノは発明されていましたが、あまり普及していなかったようです。ですから、ウィキペディアには次のように解説されています。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(独: Johann Sebastian Bach, 1685年3月31日(ユリウス暦1685年3月21日)- 1750年7月28日)は、ドイツの作曲家・オルガニストである。

ウィキペディアの執筆者,2022,「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ」『ウィキペディア日本語版』,(2023年4月11日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F&oldid=92737275).

作品数は膨大です。→ウィキペディア「ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品一覧

「2声のインヴェンションと3声のシンフォニア」はクラヴァーア曲とあります。

クラヴィーアとは何でしょう? コトバンク「精選版 日本国語大辞典」には次のように解説されています。

クラビーア
〘名〙 (Klavier) ドイツ語で鍵盤楽器(オルガン、ハープシコード、クラビコードなど)の総称。現在では、ふつうピアノ、ハープシコードなど有絃の鍵盤楽器をさす。

ウィキペディア「インヴェンションとシンフォニア」に、次のようにあります。

他のバッハの曲集と同様、古くから多くの校訂版が出版されてきた。特にインヴェンションとシンフォニアは、学習者の需要があることから、原典版にはない表現記号を校訂者が補筆した「実用版」が多い。その解釈は極めて多様であり、このことは演奏を幾つか聞き比べすることでも実感できる。解釈や装飾音の選択等によっては、各曲の印象や難易度はかなり変化する。

ウィキペディアの執筆者,2021,「インヴェンションとシンフォニア」『ウィキペディア日本語版』,(2023年4月11日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8B%E3%82%A2&oldid=86110419).

昔使った楽譜がどんなものだったのか、表紙はうっすらと覚えていますが、特定するまではいきませでした。いずれにせよ、楽譜の選択は先生にお任せでした。

再チャレンジでは、レビューにお任せです。

よく使われるものに、ベーレンライター版、ヘンレ版、ウィーン原典版があるようです。

ウィキペディアその他を参考にすると、ベーレンライター出版社(Bärenreiter-Verlag)は、クラシック音楽関連の出版社で、原典版出版社として知られているそうです。ドイツ・カッセルに本拠を置く出版社です。

ヘンレ出版社(G. Henle Verlag)は、楽譜の原典版に特化した出版社で、ドイツ・ミュンヘンに本社があります。

ウィーン原典版 (Wiener Urtext)とはオーストリア・ウィーンの出版社から出ているもので、日本語版は音楽之友社より出版されています。

わたしは、夫が誕生日に贈ってくれたアマゾンギフト券の一部で、市田版と呼ばれる楽譜を購入しました。

レビューによると、ヘンレ版はほとんど解説がないそうです。ウィーン原典版は学術的で解説が充実しているそうですが、紙質があまりよくないとレビューしておられるかたがありました。

市田版は「バッハの楽譜として最も信頼できる、ベーレンライター新バッハ全集(原典版)を底本」としているそうです。特徴として「原典版(バッハ自身が書いた部分)と編集の市田儀一郎氏が補った部分が、きちんと区別して書かれている」らしいです。市田氏はバッハ研究の第一人者だとか。

実は、楽譜の無料サービスからダウンロードした楽譜が、わたしには弾きにくく、昔はインベンションが一番好きだったのに、何だか嫌いになってしまいそうな危機感がありました。

何しろ半世紀ぶりのピアノですから(昔はカワイ。今は夫が購入したヤマハの格安電子ピアノを弾かせて貰っています、これホントによくできています)、単に下手になっただけなのかもしれませんが、こんなに楽譜が読みにくかったかなあという疑問があり、他の楽譜で弾いてみたいと考えました。

市田版、昨日届いて深夜にさっそく弾いてみました。わたしには正解でした。とても弾きやすいです!  解説は懇切丁寧。市田氏はバッハの意図を理解し尽くしておられるような印象を持ちました。

J.S.バッハインヴェンションとシンフォニア 全音ピアノライブラリー
市田儀一郎 (著)
出版社 ‏ : ‎ 全音楽譜出版社 (1987/9/25)
発売日 ‏ : ‎ 1987/9/25

といっても、解説はわたしには難しいところがあり、まだ部分的に読んだだけです。とりあえずインベンション1番を弾くのに必要な装飾音トリルとモルデントについての解説を読みました。

老眼にも優しい文字が大きめの楽譜。楽譜を開くと、バッハのこちらを見透かすような肖像画が印刷されています。身が引き締まるようなまなざしです。でも、どこか慈愛が感じられます。涙がこぼれそうになりました。

涙がこぼれそうになったのは、昨日が神智学を教えてくださった田中恵美子先生の命日だったからかもしれませんが……。

そういえば、前に自分の楽しみのために購入した『オトナの簡単ピアノ がんばらずに弾ける初心者のクラシック』54曲を3日かけてざっと弾いてみました。

ステップ1と2があり、演奏レベルは星1~3です。星の数の多いほうが難易度高い。

表紙に「超初級」とありますが、わたしには結構難しいと感じられる曲もありました。ただ、かなり易しくて長いと、途中で飽きて弾きたくなくなったり、眠くなったりしました。全部弾きましたよ。

全曲中、やはり一番好きなのは、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」です。これはステップ1で星3です。練習の前後に弾いています。

何度弾いても飽きません。美しい。胸の中心部から柔らかな白い光がとめどもなく出てくる――ように神秘主義者のわたしには見える――ときがあります。いつもではありません。

娘が聴くのと弾くのとではどう違うの、と訊きました。あくまでわたしの場合ですが、聴く場合は耳で聴きます。弾くときは自分が曲に「参加」するからか、弾きながら全身の細胞で音楽に浴しているような感覚があって、やめられません。

昔は自覚しなかった感覚です。わたしにはつらくて、コンプレックスばかりが募る練習でした。そのときのつらさがすっかり歓びに変ってしまったような不思議な感覚の変容。

実際のところは、昔と今とではどちらが上手に弾けているのかわかりませんが。

バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」のマイラ・ヘス版は、初心者のわたしには難しすぎる……からというより、ソナチネとインベンションの練習に時間をとられるので、休止中です。

お休みする前に両手で弾いてみました。全く弾けないということはありませんが、超ゆっくりしか弾けませんし、手の動きが見苦しい。ソナチネとインベンションの練習が軌道に乗ったら、またマイラ・ヘス版を練習したいです。何年かかってもモノにしてみせる……

夫は、前掲楽譜の最後を飾るガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」を弾くのが目標だとか。ステップ2で星2です。わたしは同じガーシュインのでは「サマータイム」のほうが好きです。ステップ1で星2。

ベートーヴェン「歓喜の歌~交響曲第9番より第4楽章」は、もっと易しくしたものが夫が弾いている『ピアノの教科書』に出てきます。これは早く弾けるようになるかもしれません。ステップ2で星1です。

ステップ2で星2のヴェルディ「凱旋行進曲~オペラ『アイーダ』より」は初心者の発表会にいいかも! 華やかで、スケールの大きな曲想に会場が沸くかもしれませんよ。これも、もっと易しくしたものが『ピアノの教科書』に出てきます。

オトナの簡単ピアノ がんばらずに弾ける初心者のクラシック
出版社 ‏ : ‎ シンコーミュージック (2021/9/10)
発売日 ‏ : ‎ 2021/9/10

【ステップ1】
ラクに楽しむ♪ シンプル&かんたんアレンジ

「四季」より冬 第2楽章(ヴィヴァルディ)
アヴェ・マリア(バッハ、グノー)
主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)
メヌエット(ペツォルト)
シチリアーナ(レスピーギ)
トルコ行進曲(モーツァルト)
キラキラ星変奏曲(モーツァルト)
エリーゼのために(ベートーヴェン)
悲愴ソナタ 第2楽章(ベートーヴェン)
アヴェ・マリア(シューベルト)
ます(シューベルト)
別れの曲(ショパン)
ノクターン 第2番(ショパン)
トロイメライ(シューマン)
結婚行進曲(メンデルスゾーン)
ラ・カンパネラ(リスト)
愛の夢 第3番(リスト)
ピアノ協奏曲第1番より第1楽章(チャイコフスキー)
情景~バレエ「白鳥の湖」より(チャイコフスキー)
ワルツ~バレエ「眠りの森の美女」より(チャイコフスキー)
白鳥~「動物の謝肉祭」より(サン=サーンス)
モルダウ~「我が祖国」より(スメタナ)
朝~「ペール・ギュント」より(グリーグ)
家路~交響曲第9番より第2楽章(ドヴォルザーク)
「パガニーニの主題による狂詩曲」より第18変奏(ラフマニノフ)
夢(ドビュッシー)
亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
ジムノペディ 第1番(サティ)
木星~「惑星」より(ホルスト)
サマータイム(ガーシュウィン)
行進曲「威風堂々」第1番(エルガー)
愛の挨拶(エルガー)

【ステップ2】
弾きごたえアップ! レパートリーを増やそう

カノン(パッヘルベル)
G線上のアリア(バッハ)
トルコ行進曲(ベートーヴェン)
歓喜の歌~交響曲第9番より第4楽章(ベートーヴェン)
月光ソナタ 第1楽章(ベートーヴェン)
恋とはどんなものかしら~オペラ「フィガロの結婚」より(モーツァルト)
セレナーデ(シューベルト)
前奏曲 第7番(ショパン)
ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウスI世)
美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウスII世)
花の歌(ランゲ)
乙女の祈り(バダジェフスカ)
スケーターズ・ワルツ(ワルトトイフェル)
凱旋行進曲~オペラ「アイーダ」より (ヴェルディ)
ハバネラ~オペラ「カルメン」より(ビゼー)
誰も寝てはならぬ~オペラ「トゥーランドット」より(プッチーニ)
間奏曲~オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より(マスカーニ)
ワルツ 第15番(ブラームス)
花のワルツ~バレエ「くるみ割り人形」より(チャイコフスキー)
「展覧会の絵」よりプロムナード(ムソルグスキー)
ユーモレスク(ドヴォルザーク)
ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュウィン)

以上、全54曲

自分のことばかりになりました。夫は両手で弾くのにいくらか慣れてきたようで、だんだんサマになってきています。夫が隣室でイヤホンつけて練習しているとパコパコ音がするので、「おっ、またやってる、うんうん」とわたしは嬉しくなります。

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