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2023年1月の4件の記事

2023年1月28日 (土)

1オクターブの練習。マイラ・ヘス編「主よ、人の望みの喜びよ」を眺める。共感覚から連想したブラヴァツキー夫人の記述。

早いもので、電子ピアノが我が家にやってきてから37日経ちました。

娘から「よくそんなにピアノ漬けで、飽きないねえ」といわれました。娘はクラシック音楽を聴くことは大好きでも、ピアノをやろうとは思わないそうです。

今からピアノをするくらいなら、イタリア語をするそうです。娘には総合病院から脳神経外科への転職やコロナなどあって、かつてのイタリア語教室の仲間との連絡は途切れ、むしろ書店時代の仲間との関係が復活したようではあります。

わたしはそれほどピアノをしているつもりはありませんが、そういわれてみれば深夜、弾いていて、うっかり朝になってしまうこともしばしば。日中睡眠時間がとれないと、睡眠不足になることもあります。ほどほどにしないといけませんね(新作能はどうした?)

夫は最初の興奮と興味が沈静化したのか、マイペースです。第一にゲーム、第二に3D、第三にピアノだとか。でも、それは防衛本能から来るポーズでもあるようです。

というのも、一緒に電子ピアノに向かっているとわかりますが、夫は新しい課題に対して、物凄く緊張するのです。わたしもそうなので、それが普通かもしれませんが、覚えることが沢山あって、再チャレンジのわたし以上に本当に大変なようです。

今日夫は「1オクターブの練習」「練習曲2《得賞歌/作曲: ヘンデル》」に進みました。ただ、1オクターブの練習以前に、拍子が不安定という問題を解決する必要がありそうでした。

電子ピアノでメトロノーム設定ができるようになっていますが、『ピアノの教科書』のこの課題までは音符に「1と2と3と4と」という風に振ってあるので、声に出して拍子をとってみるように勧めました。

夫がいうには、声に出すと、そちらに気がとられてしまって弾けなくなるそうです。

わたしは足で拍子をとっていました。この癖がつくと、ペダルを踏むときに支障が出る場合があるそうです。わたしはうまく拍子をとれない箇所に慣れるまでそうするだけなので、それほど問題ではないと思っていますが、どうでしょう。

いずれにしても、「手と足を同時に動かすのは無理」と夫。やはり声に出して拍子をとる癖をつけたほうがいいのでしょうか。今のところ、一緒に声を出して拍子をとり始めても、途中で夫の声は聴こえなくなります。付点がついた音符は特に難しく感じるようです。そのうち慣れるでしょう、きっと。

「1オクターブの練習」では、ハイ・フィンガー奏法にトラウマがあり、ソナチネまでしかやっていない、なんちゃってピアノの先生(先輩)のわたしには途方に暮れる課題でした。

電子ピアノの鍵盤が軽いせいか、昔よりはオクターブに手がよく届いている気にさせられるのですが、コツを教えるまでにはいきません。わたしのほうが教えてほしいくらいです。そこで、動画検索。おお、すばらしい先生がいらっしゃいました。「SHUMPEI PIANO CHANNEL」のSHUMPEI先生です。

SHUMPEI PIANO CHANNEL
https://www.youtube.com/@SHUMPEIPIANOCHANNEL/featured

手の開き方、オクターヴの練習法をプロが解説!!【ピアノレッスン】
https://youtu.be/MsrrtqR55Is

この動画でわたしたち夫婦は手の開き方のコツを学び、1オクターブに手が届きやすくなりました。

以下のようなありがたい動画もアップされています。

夫が次に進む予定のメトードローズをわたしは――電子ピアノに向かえる日は――2頁ずつ進んでいます。もう少しで終われそうですが、短期間に終えられると甘く見ていたら、予想外に手子摺りました。

昔好きだったメトードローズ。今弾いてみると、なかなか濃い内容です。この教則本をしっかり学べば、バイエルの上巻は必要ないように思いました。夫にはトンプソン、いいかもしれません。昔はなかった教則本です。

メトードローズに関しても、YouTubeでよい先生が見つかりました。ムジカ・アレグロ先生です。

Musica Allegro ムジカ・アレグロ
https://www.youtube.com/@Musica_Allegro

わたしはできればかつて学んだブルグミュラー、ツェルニー、ソナチネ、バッハインベンションまで――順番はこれでいいかどうかわかりませんが――駆け足で終えたいと思っていました(バイエル、ハノンはいいでしょう、年だもの)。

ですが、メトードローズですら難しいと感じるくらいですから、そう簡単ではないようです。

それでも、少しは弾いていたときの感覚が戻ってきた気がしますし、トラウマになっていたハイ・フィンガー奏法にも利点があることに気づきました。

『オトナの簡単ピアノ がんばらずに弾ける初心者のクラシック』(シンコーミュージック スコア編集部、2021)の中に大好きなバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」が入っていたので、真っ先に弾き始めたことは過去記事で書きました。ハイ・フィンガー奏法で1音1音、明確に弾くやり方は、バッハで生かせそうな気がします。

これが仕上がってきたとなると、マイラ・ヘスがバッハのカンタータから編曲した「主よ、人の望みの喜びよ」の楽譜を取り寄せてみたくなりました。ヘスの楽譜は全音から出ています。全音ピアノピース一覧表で、ヘス編のこの曲は難易度A~Fのうち、E(上級)ではありませんか。

それをろくに調べずに、Amazonで注文してしまったのでした。でも、どのみち楽譜は購入したでしょう。生きているうちに上級になんて到達できるわけがないですし、弾けようと弾けまいと、どんな楽譜か見てみたかったのです。

ところが、全音「ピアノピースー278 主よ,人の望みの喜びよ/バッハ」の楽譜はYouTube動画で見ることができます。このことも、あとで知りました。

zen-on piano solo PP-278 バッハ:主よ,人の望みの喜びよ  全音楽譜出版社

この動画を鑑賞する程度にとどめておくべきだったかもしれません。

曲自体は全部で4頁です。右手だけで弾いてみているところです。初心者でも、何年かかけたら、何とかなるでしょうか? 寿命が尽きるまでには、弾けるようになりたいものです。まずはSHUMPEI先生の以下の動画を学習しました。

そして、次に以下の動画を鑑賞しました。どう弾けばいいのかわからない箇所があるので、勉強になりそうです。

銀ちゃんねる / Gin channel
https://www.youtube.com/@ginchannel6165

【解説付】主よ人の望みの喜びよ バッハ /Bach Jesu, Joy of Man's Desiring
https://youtu.be/tqiA93lavco

演奏なさっている銀ちゃんというかたは男性のようですが、綺麗な手ですね。すばらしい演奏です。

ところで、前述したSHUMPEI先生は以下のような動画もアップされていました。

ウィキペディアに「共感覚」があります。いろいろと書かれていますが、当然というべきか、霊的な観点からの記述はありませんでした。五感は置き換えることができるともいわれますね。

わたしはオーラやオーラの卵、ハートの光、あるいは想念形体と神智学でいわれるものなど見ることがありますが、音に色を感じたことはありません。昔、竜王会の会員だった人から、そのかたの知り合いに音が色として見える人がいるという話を聞いたことがありました。

わたしは神秘主義者なので、ブラヴァツキー夫人の以下の文章を連想してしまいます。

全宇宙は楽器であるというバラ十字会の理論は、ピタゴラス派の天球の音楽の教義である。音と色は、すべて霊的な数である。天界のある一点から七つのプリズムで分光される光線が発せられるように、各々が数である自然の七つの諸力は、大統一体である中央の霊的太陽からの七つの放射である。『覆いをはがれたイシス女神[アイシス・アンヴェールド]』第一巻514頁

ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー(ウィニーフレッド・ハーレイ編、山口多一訳)『ブラヴァツキーのことば365日』(アルテ、2009)55頁より

この文章は、H・P・ブラヴァツキー(ボリス・デ・ジルコフ編、老松克博訳)『ベールをとったイシス 第1巻 科学 下』(竜王文庫、2015)の663頁にあります。

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2023年1月23日 (月)

コロナから回復した女友達(イベルメクチン服用!)。循環器クリニック受診(胸部レントゲンで肺の影が無事消えていた)。

カテゴリー「新型コロナ対策: イベルメクチン」記事一覧
https://elder.tea-nifty.com/blog/index_ivermectin_madame-n-blog.html

17日に女友達のMちゃんからメールがありました。上のお嬢さんが職場でコロナに感染したので、イベルメクチンを追加注文しようと思うが、どのジェネリックがいいかという質問でした。今回のコロナ感染に関しては、何とか家族の分はあるということでした。わたしは評判のよいブランドのイベルメクチンを3つ書いて返信しました。

Mちゃんも熱が出てきて、38.5度の発熱。喉の痛みがひどくて、唾が飲み込めないほどだとか。発熱する3日ほど前からイベルメクチンを1日1錠ずつ飲んでいたけれど、発熱したということらしいです。

それで、18日、毎食後イベルメクチン12㎎を1錠ずつ飲んだら、37.5度まで下がったそうですが、軟便になったとのことでした。わたしはここで、電話しました。声は嗄れておばあさんみたいでしたが、比較的元気そうでした。

彼女の平熱は36.5度。体重は40㎏。「えらく痩せてるわね」とわたし。わたし以上に小柄な彼女。大学で寮生活していた頃に比べたら、彼女は痩せ、わたしはいうまでもなく、太ったということです。寮生活の中での風邪の看病も記憶にあり、このような状況には既視感がありました。もちろん、そこにはコロナもイベルメクチンも存在しませんでした。

「イベルメクチンの解熱効果は凄いんだな、と思ったよ。肌がつるつるになったしね」と彼女。肌がつるつる? 軟便も、それほどの心配はいらないんじゃないかなと思いました。

19日のメールで、毎食後1錠ずつは多いかなあ、と訊いてきました。FLCCCの最新プロトコルでは「イベルメクチン: 0.4 ~ 0.6 mg/kg – 1 日 1 回、少なくとも 5 日間、または症状が治まるまで。症状が 5 日以上続く場合は、医療提供者に相談してください」とあります。

FLCCC Alliance
https://covid19criticalcare.com/

彼女の体重からすれば、1と1/3~2錠。1日3錠は上限オーバーになると伝えました。ただ一応、10倍量までは安全だとわかっていることや、イベルメクチン処方可能病院とオンライン可能病院の情報も。個人輸入したイベルメクチンの服用はあくまで、自己責任になります。

Alzhacker@Alzhacker·2021年6月24日
”イベルメクチンは安全です!

(イベルメクチン)の安全性は証明されています。
承認された上限の10倍までの投与量は、健康なボランティアによって十分に許容されます。
クリス・ウィッティ教授
英国政府最高科学責任者
Journal of Infectious Diseases 2010年7月号”

(BIRD group UK Telegram)

以下のようなツイートも出てきましたが、これは伝えませんでした。

Yurakusai@yurakusai
新しいイベルメクチンの最高用量の鬼治験

7日目のウイルス量変化(のみ)をエンドポイントとする
600μg/kgまたは1200μg/kg(10倍)×5日間連続投与

概要結語:
高用量のイベルメクチンは安全でしたが、ウイルス量を減らす効果は示されませんでした。

積算50倍で安全だった

ScienceDirect
High-dose ivermectin for early treatment of COVID-19 (COVER study): a randomised, double-blind, multicentre, phase II, dose-finding, proof-of-concept clinical trial
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0924857921013571?via%3Dihub

午前2:43 · 2022年2月13日

花木秀明@hanakihideaki·2022年2月13日
返信先: @yurakusaiさん
こんな高用量でも大丈夫だったんですね。すごい高用量です。

Ponpokofamily@ponpokofamilly·2022年2月13日
返信先: @yurakusaiさん, @hanakihideakiさん
治験資金の拠出元は、高用量での治験で死亡者が大量に出ることを期待したのでしょう。ヒドロキシクロロキンのRecovery治験と同じ手口で。

FranceSoir
Oxford-Recovery clinical trial and overdose: a hard pill to swallow
https://www.francesoir.fr/politique-monde/oxford-recovery-clinical-trial-and-overdose-hard-pill-swallow

Yurakusai@yurakusai·2022年2月13日
返信先: @ponpokofamillyさん, @hanakihideakiさん
かなり似通ってますね

同日、近くの内科を受診し、コロナ陽性と判明。

彼女の場合、今回のコロナには、おかしいと思ってからの1日1回1錠のイベルメクチンでは予防効果も解熱作用も発揮できなかったことになります。1日3錠で解熱したのであれば、それが適量だったのか、2錠でも解熱したのかはわかりません。

アスベリン、カルボシステイン、トラネキサム酸、カロナールを処方されたことについても、訊いてきました。

「わたしも調べてみるけれど、Mちゃんも調べてみたら?」とわたし。「どうやって調べるの?」と彼女。「それは検索窓に……」わたしたちは共に今年65歳です。ネット世代ではないので、スマホやパソコンがあっても、苦手なのです。

ツイッターではアスベリンはイベルメクチンと併用している人がいたこと、カルボシステインとトラネキサム酸はイベルメクチン処方医も出すことがあるようだ、またカロナールは評判がよろしくないことを伝えました。

20日朝、36.5度だった体温が夕方に測ったら37.3度に上がったとのメールがありました。声ガレと咳もまだあるのだとか。

また、下のお嬢さんがインターネットで検索したら、無理矢理咳を止めると反対に肺炎になるという記事を読み、アスベリンは飲まないことにした由。「この薬を飲むとボーとしてフラフラするので、嫌な感じでした」。昼食後に他の薬とイベルメクチン1錠服用したとのこと。熱が上がったのはイベルメクチンを1錠まで減らしたからかもしれません。

21日の夜、安否確認メールを送ったら、36.8~37度の間で、なかなか平熱に戻らないと返事が返ってきました。

「微熱程度まで戻ってよかったね! コロナは完全に治しておかないと後遺症が怖いので、焦らずに養生してください。わたしは昨日、循環器クリニックに行ったので、シェディング対策に1錠。シェディング(感染者からの伝播)か単に炬燵にゴロ寝したせいか知りませんが、朝起きたら頭がガンガンして喉も痛かったので、イベルメクチン1錠飲みました。普通の風邪ならそれで治るはずなので、家事サボって寝ていたら、この時間には平熱。たぶんイベルメクチン飲んでなければ、ひどくなっていたと思います」と返信しました。

22日の19時ごろ、「朝、昼、晩、熱を測ったら平熱でした」とのメール。

23日、念のために軟便は解消したかメールしたところ、いつもの便に戻り、おなかに違和感もなく、食欲も戻ってきたとのこと。気分も爽快、体温も平熱だそうで、「心配してくれてありがとう」とありました。やれやれ、よかった、よかった。

ただ、近くの内科を受診したとき「ご主人は予防接種をなさっていたからコロナにかからずに済みましたね」といわれたご主人が、時間差で発熱中だそうです。

わたしは20日に循環器クリニックを受診し、胸部レントゲンと心電図を撮りました。肺の影は消えており、「よかったね」と先生。あの影が何だったのかは不明ですけれど。

2022年5月21日 (土)
コロナ禍においても、極めて冷静な某クリニックに出かけました。白血球数、肝機能正常、がんの兆候もなし。イベルメクチン最高!
https://elder.tea-nifty.com/blog/2022/05/post-fe1654.html

ところで、昨年の11月に内分泌科で受けた血液検査の結果で複数の検査結果が急下降して基準値内に戻っていたのですが、この検査結果をご覧になった循環器クリニックの先生は、驚いて「ほおー」とおっしゃいました。ごたごたと長い記事ですが、そのときのことが以下の記事にあります。

2022年11月30日 (水)
福島雅典先生、ご遺族のかた、宮沢孝幸准先生、池澤孝夫先生の義憤が拡散中です。イベルメクチンの服用で、健康診断の免疫年齢がどんどん若返ったASKAさん。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2022/11/post-d23b88.html

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2023年1月15日 (日)

電子ピアノがやって来てから25日経過(16日に追記1・2)

電子ピアノが我が家に来て、早くも25日経ちました。

夫は「指くぐり」のテクニックを覚えました。わたしもほぼ初心者ですから、基本的に夫は独学なのですが、10分~15分くらい、先輩のわたしができているかどうかチェックしてみます。

『ピアノの教科書』に説明がなかったりする場合は、ネットで探して印刷しておきます。そこまでするつもりはありませんでしたが、そうせざるをえない真剣味が夫にはあるのです。かと思うと、「どうせ遊びだから」といったり、対応が難しいです。

嫌でも、公文教室で助手をしていたときのことを思い出します。

わたしたちがオタマジャクシといっていたものは実は音符といわれており(いや、それくらいは2人ともわかっていました)、丸い部分を「符頭(ふとう)」や「たま」、符頭から垂直に伸びている線は「符尾(ふび)」や「ぼう」、符尾から書かれている波打った線は「符鉤(ふこう)」や「はた」と呼ばれるとありました。

そのようなことを教わった記憶がありません。音楽の基礎知識もろくにないまま、小学低学年から高校1年まで、わたしはピアノを弾いたり、短い曲を書いたりしていた………。

一昨日、短くまとめられたドイツ民謡を弾くときに、夫が何度も妙な躓き方をしました。どうしたのと訊いたら、連桁(複数の音符を横線でつなげたもの)が何なのか、わからなかったようでした。その迷いが弾き方に出たのでしょう。

8分音符を4つ、あるいは2つ、つなげた連桁が出てきていたのですが、夫は訊いてきました。「最後の音符には『はた』がない。これは果たして4分音符なのか? だとしたら、なぜ8分音符と一括りにする必要があるんだ?」

考えたこともなかったことをいわれ、わたしは詰まりました。「そこにつなげて並ばされているのは、全部8分音符なのよ。最後に来た8分音符の『はた』はないんじゃなくて、めくれ上がって、前の8分音符の『はた』にくっついているのよ!」

老後の楽しみなんですから気楽に……とはいかないのかもしれません。連桁と連符の違いについても、気難しく訊かれそうな気がしてきました。

疑問があれば、自分でググればいいのに。なぜか、ググる役目はわたし。

姪の娘がピアノを習っています。小学校1年生です。妹にメールで、どんな楽譜を使っているか尋ねたところ、写真が送られてきました。

どれも、初めて見る楽譜でした。もう1冊は、メトードローズでした。

同じメトードローズですが、これは夫の使う(予定の)ピアノの1年生ではなく、幼児向きの文字の大きな同じ内容の上巻です。妹が使っていましたっけ。

前に書きましたが、わたしが買ったのは、以下の3冊です。様子を見ながら、夫の楽譜は考えていきます。本人の希望もあり、『ピアノの教科書』を終えてから、メトードローズに入る予定です。

わたしは年末から三が日にかけて肩や背中が凝り、ピアノを続けられるだろうかと心配でした。もしかしたら、大掃除のせいだったかもしれません。今は何時間ピアノを弾いても何ともなく、むしろ毎日弾いたほうが腕が軽く感じられるくらいです。なかなか毎日とはいきませんが。

妹が「兄さんは手が大きいから、オクターブ簡単に届きそう」と書いてきました。いずれそうなるでしょうね、続けば……。

わたしは、ピアノのレッスンに通った子供時代のハイ・フィンガー奏法から解き放たれた喜びをピアノに触れるたびに噛みしめています。

YAMAHA P-45B 電子ピアノ 88鍵盤 Xスタンド・ダンパーペダル・ヘッドホンセット

Xスタンドにダンパーペダルの簡易的な電子ピアノで、ちょっとしたときのぐらつきが気になることがありますが、カワイのアップライトピアノを弾いていたときより何倍も楽しい。夫が購入するとき、玩具と思っていたのがとんでもない話でした。

16日の追記1:

子供の頃弾いていたカワイのピアノは、当時のアップライトピアノとしてはよいピアノだったと思います。ピアノが楽しくなかった原因は、やはりハイ・フィンガー奏法にあったと考えています。日本でのみ主流といってよい奏法だったことから考えると、ピアノ事情に疎かった当時のお国事情に翻弄された大勢の中の1人といえます。うまく弾きこなせなかったあのピアノには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

夫が購入した電子ピアノは、過去記事で書いたように、グランドピアノ1、グランドピアノ2、エレクトリックピアノ1、エレクトリックピアノ2、パイプオルガン1、パイプオルガン2、ストレングス、ハープシコード1、ハープシコード2、ビブラウォンの音色に変えることができるようになっていて、それもまた楽しさを高めてくれる要因となっています。

メトードローズ、案外難しいと感じています。右手と左手を歌わせるのは楽しいのですが、「夕飯何にしよう?」と考えたとたんに間違います。子供のころはどうだったのでしょう? 今はしきりに雑念がわいてしまいます。

16日の追記2:

サイト「Piano Lessons」(URL: https://piano-mylessons.com)の以下の記事に、メトードローズがどのようなテキストであるのか、わかりやすく解説されています。テキストのタイトル「メトードローズ(Méthode Rose)」 は「バラの方式」の意味だそうです。

フランス語版ウィキペディア「Ernest Van de Velde」によると、メトードローズ(Méthode Rose)の著者エルネスト・ヴァン・ド・ヴェルド(Ernest Van de Velde)は1862年6月1日にフランスのリールに生まれ、81951年11月1日に89歳でトゥールにおいて没しました。教師、作曲家、指揮者でした。

夜中にまとめて練習時間をとればいいのですが、年のせいか寝てしまいがちで、昼間、家事の合間に弾くことなるので、洗濯機をとめて干して弾き、料理の下ごしらえをして弾き……あと少しで1曲終えようとする間際にチャイムの音がして「回覧板です」……と落ち着きません。

『オトナの簡単ピアノ がんばらずに弾ける初心者のクラシック』の最初のほうに入っているバッハの「主よ 人の望みの喜びよ」はわたしにも弾けそうだったので、真っ先に弾いているのですが、最後まで間違えずに弾くことは現時点では難しいです。1箇所か2箇所、必ず引っかかります。

でも、自分でこの美しい曲を弾けることの喜びは言葉にならないほどです。結婚後の長い時間、ピアノなしだったのが不自然でした。

下手な瞑想をするより、楽器を弾くほうが効率的かもしれませんよ。

少しでも雑念が湧くと、間違えてしまいます。完全な集中力を要求されるのです。その集中の中で弾いていると、直に音色に手を触れているような感動的な感じを覚えます。金色の響きの中に素足で入っていくような感じがすることもあります。

昔はこのような、易しく弾ける工夫が施された名曲をここまで詰め込んだ楽譜に出合ったことはなく、ハイ・フィンガー奏法が嫌なわたしにとってピアノのレッスンは苦痛以外の何ものでもありませんでしたから、楽譜をほしいとも思わなかったでしょう。

自分が弾く練習用の楽譜とピアニストが弾く楽譜は全く別物だと思っていましたが、今はこの先にあれがあるのだとわかります。書店でショパンのエチュード集を見ながら、これに辿り付くまで寿命があればいいけれどと思いました。

もうピアノの先生のお宅に行く時間なのに、何も練習していない、どうしよう……という夢をよく見ます。

夢では大体いつも夜でーー実際には明るい時間にレッスンを受けることのほうが多かったはずですがーー先生のお宅の窓の美しい明かりをわたしは「マッチ売りの少女」になったような気持ちで眺めていたり、庭には深い雪があったりしました。このところ見ていません。

しかし、ピアノばかりしていては創作が進まないので、ほどほどにしなくては。

昨日、録画したNHKの美術評論番組『美の壷』を見ていたら(娘が好きで、わたしも見るようになりました)、和楽器の笙が出てきました。パイプオルガンの音色にそっくりなので、驚きました。

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2023年1月 1日 (日)

謹賀新年 令和5年元旦

謹賀新年

新しい年がよき年となりますよう心よりお祈り申し上げます
本年もよろしくお願いいたします

 令和5年元旦

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いつもの特等席(非常階段の踊り場)で初日の出を待っていたら、昨年は下の階からご老人が上がってこられ、一緒に待ちました。

今日は、鴉が比較的近くに留まっていました。そして、刻々と近づく日の出のときを待っているかのようにそちらの方向に頭を向け、日の出を確認したかのように飛んでいってしまいました。

鴉がお友達のように感じられるときがたまにありますが、普段は鴉が近くにいると、突かれそうで怖いです。

で、二句。

金色の雲となりけり初日影

御空へと鴉は飛ぶや初日の出


リヴたちも新年のご挨拶をしたいそうです。

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大晦日に、土井善晴先生のレシピでシューマイを作りました。

娘がほとんど包んでくれたので、助かりました。

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これが三つ。22~24コ分で豚ひき肉200グラムですが、300グラムだったので、そのぶん材料を増やしました。玉ねぎはもう少し少なくてもよかった気がしましたが、とても美味しくできました。

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これで一人分で、サラダもありましたから、年越し蕎麦をいただく前におなかがいっぱいになってしまい、娘とわたしで半量ずつの年越し蕎麦にしました。

シューマイもいくらかタッパーに移して冷蔵庫に入れておいたら、夫が平らげてくれていました。

シューマイの中央が盛り上がっているのは、土鍋に入れた蒸し目皿に敷いたキャベツを盛ったためです。

土鍋でシューマイを作ったのは初めてでしたが、これからはシューマイを作る機会が増えそうです。

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