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2022年8月24日 (水)

能楽の参考書。書きかけの小説(No.2)

なかなか創作の時間がとれません。早く萬子媛関係の執筆に戻りたい。能楽の勉強は、漫画で続けています。

朝の祈願時、萬子媛に「能楽に関するわかりやすい参考書があればどんなにか」、と思わずつぶやいたら、その直後、別のことでネット検索中にたまたま『花よりも花の如く』に出くわしたのでした。ヨドバシカメラの通販で、とりあえず13巻まで揃えたところです。

話題は変わって、以下は書きかけの小説中の文章、つまりフィクション、作り話ですので、お間違えのないように。よほど興味のある人以外はスルーでしょうが、非公開の下書きだけではつまらないので。まだ粗描の段階ということもありますが、年寄りしか出てこないのはつまらないですね。でも、もうロマンスなんか、書けなくなっちゃいました。

「婚家問題の解決には、相当に時間がかかりそうです。

義妹夫婦(※義妹の夫―仮名X―と限定すべきか。この独特のキャラに関しては克明な描写が必要)にこれまで利用されるだけ利用されてきた、まだ健在である義父母の財産の、どうやら番犬になったわたしは戌年なので、本望といいましょうか。ウー、ワンワン。

78歳まで経理部長として中小企業に勤務した義父は、退職後にXに、本来はXが代表となるべき商事会社(※具体的な内容は取材後に詳細に書く)の社長に据えられ、Xは一切の責任を義父に負わせました。その小規模な商事会社は、旧帝大を出て大手某商社に商社マンとして勤務したXが、早期退職後に再就職対策として起ち上げた会社でした。

大手商事会社に勤務する、出世できなかった商社マンの寿命は短いのです。義父の退職金はそっくり、その小さな商事会社が吸い尽くしたようです。わたしたち夫婦には、その事実が今日まで、完全に隠蔽されていました。

義妹夫婦が婚家に居座り、わたしたちを冷遇するだけ冷遇して寄せ付けまいとしたのは、邪魔が入るのを恐れたためでしょう。

義父は認知症を発症して、名ばかりの社長職から退きました。そして、現在は有料老人ホームで暮らしています。高齢となった義母はぎりぎりまで自宅で暮らすことを望んでいましたが、Xに追い立てられるように身辺整理をさせられ、X夫妻の家で暮らし始めました。楽しい同居のためとはいいがたい状況にあります。

Xは今暮らしている自宅の他に2軒の家を所有していますが、義父母にかかる出費は全て義父母の貯蓄と年金で賄い、びた一文も自分のお金を使うつもりはないのです。お金が出来次第、義母は老人ホーム行きの運命ですが、何とかできないかと模索しています。

というのも、惚けた義父は、健康なころの寡黙な人とは見違えるように、老人ホームでは社交的で案外楽しんでいるようですが(自分の妻も子供も誰だかわからないにも拘わらず)、極めて頭のしっかりしている、どこか内向的な義母はたぶん、そのようなところは苦手……。

こんなことになるのなら、もっと早く準備すべきでしたが、彼らが利用するために義父母の家に居座っているのではなく、甘えている……従って、両親が老いても――婚家を二世帯に改装したりして――一緒に睦まじく暮らしていくのだとばかり思っていたのでした。

義父母が老いたとき、義妹夫婦は遠方に裏山付きの中古住宅を買い、好きに改装して、そこで暮らし始めました。

Xは自分には資格がないにも拘わらず、妻である義妹の名で成年後見制度を利用しようと考えました。義父母の土地家屋を好きなように売却するためです。裁判所の管理下で、義父のためなら土地家屋の売却は可能となるでしょう。

ただ、Xは先に述べたように、本来は資格がないはずなのに、私物化もいいところなのですが、それには親族の1人である夫の意見書が必要でした。

ここで、嫌でも腹黒いXとの接点ができました。Xの成年後見制度の理解は間違っているね、と夫と話しましたが、夫は意見書に記入し、賛意を表しました。ところがXは成年後見の案を放り出し、闇売買に手を出しかけたのでした。既に医師の診断書まで取り寄せているのに、です。長谷川式で5点ですよ。(※認知症をスクリーニングすることを目的とした簡易的な認知機能テスト「長谷川式認知症スケール」について詳しく解説する)

というのも、その闇売買にも司法書士を守るためのルールがあって、認知症との診断を受けてしまってはまずいのです。また、親族の同意も必要でした。医師だけが作成できる診断書を司法書士が作成することからして、この売買の違法性ははっきりしていました。

(※成年後見制度と闇売買について、詳しい解説をここに挿入する)

バレれば、訴えられる可能性がありました。そのとき、Xはおそらく義妹の陰に隠れたまま、夫を前面に押し出すに違いありません。

戌年のわたしは、Xに向かって、猛烈に吠え立てました。」(「書きかけの小説 No.2」ここまで)

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