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2022年7月 4日 (月)

サル痘、サル痘、言い出した!  米企業の開発した国内未承認薬「テコビリマット」より、日本が生んだ薬イベルメクチン、トラニラストを!

カテゴリー「新型コロナ対策: イベルメクチン」記事一覧

6月29日 18:02配信の毎日新聞の記事「サル痘感染者に未承認治療薬の投与可能に 厚労省が国内対策」によると、サル痘は感染しても多くの場合が自然治癒。先進国で死者は確認されていないそうです。感染経路は主に直接接触と考えられ、今回の流行では、MSM(男性と性行為をする男性)の間で患者が相次いで確認されているとか。

その程度のものであるに拘わらず、厚労省の騒ぎかたが何とも不吉で、既視感あり。新型コロナより、新型コロナワクチンで深刻な被害が拡大中です。サル痘でも同じことにならなければいいのですが……

6月29日 20:06配信の読売新聞の記事「厚労省、『サル痘』の国内発生に備え医療従事者に天然痘ワクチン接種検討」によると、国内で患者が見つかった場合、天然痘ワクチンを国立国際医療研究センターで濃厚接触者に接種することになっており、今後は、医師や看護師、保健所職員など患者と接触するリスクが高い人に、事前に接種することも検討するそうです。

また、欧州連合(EU)でサル痘用にも承認された天然痘の飲み薬「テコビリマット」を、臨床研究として患者に投与するのだとか。

記事には「このほか、国立感染症研究所のチームは、既存薬から有望な薬を探す研究に着手した。抗ウイルス薬や抗炎症薬など1000種類以上を調べる」とありました。イベルメクチンとトラニラストが有望な薬として挙がってこないなんてことは、ないでしょうね?

サル痘(サルとう、英: monkeypox)とはウィキペディア「サル痘」2022年6月26日 04:45 (UTC)によると、「ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属(Orthopoxvirus)に属するサル痘ウイルス(Monkeypox virus)の感染を原因とする人獣共通感染症。日本では感染症法において四類感染症に指定されている」そうです。

ポックスウイルス科 (Family Poxviridae)についても、ウィキペディア「ポックスウイルス科」 2022年5月28日 05:03 (UTC)を見ておきましょう。

ポックスウイルス科 (Family Poxviridae) は、ウイルスの分類における1科である。

この科に属するウイルスは線状の2本鎖DNAをゲノムとして持つDNAウイルスであり、そのビリオンは220-450nm×140-260nm×140-260nmの煉瓦状ないし卵形で、エンベロープを有する。通常のエンベロープを持つウイルスとは異なり、エーテル耐性のものも存在する(オルソポックスウイルス属、アビポックスウイルス属)。また、ウイルスの増殖は他のDNAウイルスと異なり、宿主細胞の細胞質内で行われる。

感染経路としては経気道や接触によるものが多く、節足動物による機械的伝播も起こりやすい。ポックスウイルス科による病気の特徴は皮膚の発疹様斑紋である。ポックスウイルス科のウイルスによる疾患としては天然痘が有名である。 ……(略)……

分類
 ★オルソポックスウイルス属

  • 天然痘ウイルス(Variola virus)
  • ワクチニアウイルス(Vaccinia virus)
  • 牛痘ウイルス(Cowpox virus)
  • サル痘ウイルス(Monkeypox virus)
  • ラクダ痘ウイルス(Camelpox virus)
  • エクトロメリアウイルス(Ectromelia virus)など 
    ……(後略)……

kkkkkkk@kkkkkkk777さんのツイートによると、ポックスウイルス(poxvirus)にもイベルメクチンが効くというデータが出ているそうです。サル痘に「試しに使って、データ出せばいいのにね」とおっしゃっています。以下のリンク先で、論文のハイライト及び概要を閲覧することができます。※英語が苦手な方のためにDeepL訳で紹介しておきますが、原文と照らし合わせての確認は行っていないので、その作業はご自分でお願いします。

Virus Research
Volume 310, March 2022, 198671
ウイルス研究
310巻、2022年3月、198671

Inhibition of bovine and ovine capripoxviruses (Lumpy skin disease virus and Sheeppox virus) by ivermectin occurs at different stages of propagation in vitro
イベルメクチンによるウシおよびヒツジのカプリポックスウイルス(ランピースキン病ウイルスおよびシープポックスウイルス)の阻害は、invitroでの増殖のさまざまな段階で発生します
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0168170221003786?via%3Dihub

ハイライト
-イベルメクチンはin vitroでランピー皮膚病ウイルス(99.82%阻害)およびシェポックスウイルス(99.87%阻害)の複製段階を強力に阻害する。

-LSDVを2.5μMのイベルメクチンで処理すると、付着、侵入、複製段階の感染性ビリオンの数が減少した。

-SPPVを2.5 μMのイベルメクチンで処理した場合、感染性ビリオンの数は付着および複製段階でのみ減少した。

-イベルメクチンは,カプリポックスウイルスの複製サイクルに,侵入前の段階よりも侵入後の段階においてより効果的に作用することが示された.


概要
カプリポックスウイルス感染症は、世界動物保健機関(OIE)の報告対象疾病に指定されている。Lumpy skin disease virus(LSDV)とsheeppox virus(SPPV)は分子解析によってのみ区別でき、牛や羊に中等度から重度の、時には致死的な感染症を引き起こす。感染制御にはワクチンが最も有効であるが、場合によってはその効果が減弱することもある。従って、ワクチンと共にこれらの疾患に対する抗ウイルス剤を探索することは意義がある。本研究では,LSDVおよびSPPVのin vitro複製の異なる段階におけるイベルメクチン(IVM)の抗ウイルス効果を検討することを目的とした.この目的のため,感染後9日間(216時間)の間,IVMで処理しないウイルス(0.0 μM)と非細胞毒性濃度(1.0および2.5 μM)で処理したウイルスのウイルス力価(TCID50/mL)をウイルス力価測定法により比較した.IVMの2.5 μM濃度では,LSDVおよびSPPVの複製ステージで平均ウイルス力価が約3 logと有意に減少した(P<0.05).LSDVおよびSPPVに対するIVMの抗ウイルス活性をウイルス付着・侵入段階で評価するため,未処理または2,5 μMのIVMで処理したウイルスの力価をウイルス力価測定法により比較した.その結果,LSDVおよびSPPVの感染性ウイルス数は,ウイルス複製段階でそれぞれ99.82%および99.87%,付着段階で68.38%および25.01%,侵入段階で57.83%および0.0%の減少を示した.イベルメクチンは,ウイルスの付着および侵入段階において,SPPVよりもLSDVに対して統計的に高い効果を示すことが明らかとなった(P<0.05).本研究により、薬剤IVMはLSDVおよびSPPVを含むcapripoxvirusesの増殖の各段階を抑制できることが明らかとなった。さらに、本研究では、IVMのカプリポックスウイルス感染症に対するin vitro抗ウイルス能力を初めて予測した。

*** 無料版のDeepL翻訳(www.DeepL.com/Translator)で翻訳しました。 ***

Trilliana 華@Trilliana_zさんのツイートによると、感染症学の大家ラウル博士がトラニラスト(リザベン)がサル痘に効くとおっしゃっているそうです。博士が引用された論文概要は、National Library of Medicine(アメリカ国立衛生研究所)、National Center for Biotechnology Information(国立バイオテクノロジー情報センター)のページで閲覧できます(ここ→https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31294846/)。※こちらも英語が苦手な方のためにDeepL訳で紹介しておきますが、原文と照らし合わせての確認作業はご自分でお願いします。

J Med Virol
. 2019 Nov;91(11):2016-2024. doi: 10.1002/jmv.25544. Epub 2019 Jul 25.
承認済み医薬品767品目からのワクシニアウイルスに対する潜在的阻害剤のスクリーニングと評価
Jiajing Wu 1 2、Qiang Liu 2、Hui Xie 2、Ruifeng Chen 2、Weijin Huang 2、Chunnan Liang 3、Xinyue Xiao 4、Yongxin Yu 1 5、Youchun Wang 2
所属団体
1武漢生物製剤研究所混合ワクチン国家工学技術研究センター、中国湖北省武漢市。
2国立食品薬品監督管理研究所HIV/AIDSおよび性感染症ウイルスワクチン部門、中国、北京。
3国立食品薬品監督管理局実験動物資源研究所(中国・北京)。
4中国国家食品薬品監督管理局標準化研究所。
5中国国家食品薬品監督管理局アルボウイルスワクチン部。
PMID: 31294846 DOI: 10.1002/jmv.25544
概要
天然痘ウイルスは生物兵器として使用される可能性があるため、天然痘治療薬の開発が必要である。本稿では、ホタル・ルシフェラーゼを含む2種類のワクシニアウイルス(VACV)株(VTT-FrucおよびVG9-Fruc)を代用ウイルスとして用い、767個の低分子ライブラリから抗スマロポックスウイルス薬のハイスループット・スクリーニングを行った結果を報告する。8点用量反応様式アッセイを用いて、in vitroで抗VACV活性を有する異なる薬理学的クラスの26化合物が同定された。ミコフェノール酸モフェチル(MMF)とトラニラスト(TRA)が最も高い抗VACV活性(選択性指数値:それぞれ>334と>74)を有し、感染後5日目のヌードマウスにおけるVTT-Fruc複製をそれぞれ99%(10 mg/kg、P < .01)および59%(45 mg/kg、P = .01)で阻害し、生物発光強度により示された。結論として,MMFとTRAは,臨床での使用のためにさらなる最適化と再利用が可能な有望な抗スマロポックスウイルス剤候補である。

キーワード:承認済み医薬品,阻害剤,スクリーニング,天然痘,ワクシニアウイルス.

© 2019 Wiley Periodicals, Inc.

*** 無料版のDeepL翻訳(www.DeepL.com/Translator)で翻訳しました。 ***

中国の論文のようですね。ミコフェノール酸モフェチルとトラニラストが有望なようです。ミコフェノール酸モフェチルは免疫抑制剤。

トラニラストは、免疫調整作用のある抗アレルギー薬で、アレルギー性疾患治療剤、ケロイド・肥厚性瘢痕治療剤として使われている安価な日本の薬であるようです。製品名はリザベン(キッセイ薬品工業)。ああこれも政府は無視するつもりではないでしょうね?

イベルメクチンは珍しいくらい安全性の高い薬です。新型コロナに効き、サル痘にも効く可能性大なのですから、一石二鳥。これでお試ししようと思うのが普通の感覚ではないでしょうか?

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