『祐徳院』らくがきメモ 5 そうだ、神秘小説を書こう!
48歳で亡くなった母が残してくれた土地のことで妹と協力し合わなければならない事態が生じ、妹がその件を司法書士をしているお友達に相談してくれた。
そのお友達は、祐徳稲荷神社を創建した花山院萬子媛について多くの史料を提供してくださった郷土史家・迎氏の姪御さんに当たる。それで、萬子媛をシテのモデルとした新作能の執筆が頓挫していることを強烈に意識し、何とか進めたいと考えていた。
萬子媛については既に、拙はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」にエッセー風の研究ノート「祐徳稲荷神社参詣記」を公開している(いずれエッセーとしてまとめる予定)。
祐徳稲荷神社参詣記
2019-12-08
100 祐徳稲荷神社参詣記 (13)祐徳院における尼僧達:『鹿島藩日記 第二巻』
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/12/08/2338452019-12-05
99 祐徳稲荷神社参詣記 (12)二組の葬礼:『鹿島藩日記 第二巻』
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/12/05/1643272019-03-21
94 祐徳稲荷神社参詣記 (11)萬子媛入寂後に届いた鍋島直條の訃報:『鹿島藩日記 第二巻』
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/03/21/2126072018-11-22
89 祐徳稲荷神社参詣記 (10)萬子媛の病臥から死に至るまで:『鹿島藩日記 第二巻』
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2018/11/22/0041092018-11-07
88 祐徳稲荷神社参詣記 (9)核心的な取材 其の壱(註あり)
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2018/11/07/2056022018-10-14
87 祐徳稲荷神社参詣記 (8)鹿島鍋島家の御殿医
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2018/10/14/0423022018-10-14
86 祐徳稲荷神社参詣記 (7)神社に参拝する僧侶たち。冷泉家の乞巧奠 (七夕祭)。
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2018/10/14/0357442018-09-20
85 祐徳稲荷神社参詣記 (6)勝本華蓮『尼さんはつらいよ』にみる現代日本の尼僧事情
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2018/09/20/1249482018-01-18
78 祐徳稲荷神社参詣記 (5)扇面和歌から明らかになる宗教観
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2018/01/18/1742342017-09-18
74 祐徳稲荷神社参詣記 (4)神仏習合
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/09/18/1944282017-08-06
72 祐徳稲荷神社参詣記 (3)2017年6月8日 (収穫ある複数の取材)
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/08/06/2057102017-06-30
71 祐徳稲荷神社参詣記 (2)2016年6月15日
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/06/30/1723552016-02-10
45 祐徳稲荷神社参詣記 (1)2012~2014年
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/02/10/210502
創作物としてはまず新作能を書くつもりで、過去記事で以下のように記している。
2020年7月25日 (土)
作品1「祐徳院」らくがきメモ1
https://elder.tea-nifty.com/blog/2020/07/post-88f305.html萬子媛をモデルとした作品を、新作能(作品1)、童話(作品2)、小評伝(作品3)と三本立てで考えている。
カテゴリーが増えすぎるが、新作能のメモを「作品1『祐徳院』らくがきメモ」というカテゴリーに入れていくことにした。曲名は未定だが、仮称とする。
そして、4本の創作メモを以下のカテゴリーに収録している。
カテゴリー「「祐徳院」らくがきメモ」の4件の記事
https://elder.tea-nifty.com/blog/cat24282134/index.html
頭の中ではストーリーは出来上がっていたので、いきなり能の詞章(脚本)として書き出したのだが、それが無理だったのだろう。続きを書くのがすっかり億劫になってしまった。
能楽を萬子媛が愛されたことは間違いない。鍋島直朝公は能を舞われた。直朝公は奥方であった萬子媛の影響で京風を好むようになられたらしいから、能の趣味も萬子媛の影響に違いない。
だから、新作能のプランは棄てられない。とはいえ、新作能をいきなり書くのは無茶だった。
そして、萬子媛のことを考えていると、ふと浮かんだ場面とナレーションがあり、そうだ、まずは小説として書いてみるのはどうだろうと思ったのだった。
これまでの経緯を書くと、評伝を書くには結婚前の萬子媛のことがあまりにもわからず、頓挫。童話では書き切れないものがあり、気が乗らなかった。そして、新作能を思いついたが、これを書くには早すぎた。
再びのチャレンジは神秘小説風の作品になりそうだ。これだと、エッセー、小説、小伝、童話、新作能……いずれの要素も盛り込むことができる。なぜ、これまで思いつかなかったのだろう? 一番馴染んできたはずの形式を使うことを。
小説にするなら歴史小説でないといけないとなぜか考え、自分を自分で制限してしまっていた。
とりあえず、「マダムNの神秘主義的エッセー」に「『祐徳院』らくがきメモ」」に収録しているメモをアップしておこう。
ユングの「おかしさ」を研究するために、彼に関する本を7冊も借りてきているのに、気持ちが萬子媛に移ってしまった。ユングは思ったよりつまらない男だった。たぶん、原因はそこだろう。だが、精神医学に対するユングの影響は大変大きいので、創作に疲れたらユングに行こう。
萬子媛のことを知ったのは、田中保善著『鹿島市史 真実の記録』(1990)でだった。その後、『泣き虫軍医物語』(毎日新聞社、1980)を読み、新作能が書きたくなった。また、以下の動画を作成した。
田中保善著『泣き虫軍医物語』に見る第二次世界大戦の諸相
https://youtu.be/tOKhKLmnggM
児童小説『ぼくが病院で見た夢』を動画にしたいとも考えているのだが、そちらへ行ってしまうとまた萬子媛の作品が書けなくなってしまう。気を散らしていたら、寿命が尽きてしまうよ。
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