日記体の純文学小説『詩人の死』(Kindle版)をお買い上げいただき、ありがとうございます!
6月23日ごろ日記体の純文学小説『詩人の死』(Kindle版)をお買い上げいただき、ありがとうございます!
9冊目のお買い上げでした。
アマゾンの商品説明から引用します。
統合失調症を患った女性の最期の日々を清冽に描いた、日記体小説。
「わたしが初めて部室で彼女を見たときには、既に彼女は発病していて、入退院を繰り返していた。発病後の詔子さんしか、わたしは知らないのだ。
よく似合ったシックな服装、理知的な容貌に澄みきった――時には、どこを見ているのか全くわからない、霞のかかったような――まなざし。アンニュイな雰囲気。フラリと部室にあらわれては、こともなげに珠玉のような詩をノートに綴り、気がついたら姿が消えている……彼女は生身の人間、部員の一人でありながら、伝説をかたちづくっていた」(本文より)著者の言葉
「事実に基づいたこの作品を、本当はわたしはノンフィクションとして提出したかったのです。が、それをするには、そっとしておく必要がありそうなご両親の承諾を得なければならず、その計画を断念したという経緯がありました。
なぜノンフィクションにしたかったかというと、統合失調症を患っていた友人は、
『わたしは完全に狂ってしまうのではないか? 自分をコントロールすることが全くできなくなってしまうのではないか? 知性のない生き物に成り果ててしまうのではないか?』
という絶え間ない恐怖と共に生きていて、わたしもその彼女の恐怖に巻き込まれていました。
彼女がそうなり、わたしも一緒にそうなってしまうような恐怖。その一応の結論が彼女の最晩年を描くことで、出たと考えています。その経緯をなるべくならそのままの形で、同じ恐怖に囚われている人々に一つの明るい材料として提供したいと思ったのでした。
ご両親をそっとしておく、彼女の晩年をなるべくそのままの形で表現する――には日記体小説という形式しかないという判断でした。
お手軽な作品を好む人向きの作品ではありません。2014年2月」
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