ただ今、動画作成中、ボルネオに棲む動物達。おひつ。
コロナワクチンのことが気になり、ツイッターと厚労省のホームページに張り付いていました。まだ張り付くつもりですが、ずっとお預けになっていた動画を2本至急作らなくてはと思い、今、以下の動画を作っているところです。この2本が終わらないと、先へ進めません。
2021-02-17
109 田中保善著『泣き虫軍医物語』に見る第二次世界大戦の諸相
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2021/02/17/114030
職業作家が書いた、ただ悲惨なだけの戦争体験記は何冊も読みましたが、田中氏がお書きになったような、半ば冒険物語のように読ませてしまう面白い――といっては不謹慎でしょうか――戦争体験記は初めて読みました。現地の様子が本当によくわかります。ある意味で、『ロビンソン・クルーソー』より凄い。
首狩り族の話なんかも、採り上げたかったのですけれどね。
動画に、どんな画像をお借りしようかと思い、田中軍医が行かれたボルネオ島をPixabayで画像検索したら、森に棲む色々な動物の画像が出てきました。緑色のヘビの画像なども出てきました。
大蛇の話も採り上げたいと思いながら、割愛せざるをえませんでした。田中氏のご著書に出てきたのはニシキヘビです。
ある日、百六十高地の右側の機銃陣地に行くために、大きな岩盤が左右から迫っている谷川を通ってニッパヤシの急造兵舎に着いた田中軍医を驚かせる出来事がありました。田中保善著『泣き虫軍医物語』(毎日新聞社、1980、105頁)より引用します。
兵舎の入り口に大蛇の皮が吊ってあり、中に入るには大蛇の皮の下を通らねばならない。全長四メートルくらいで一方の柱には頭、他方の柱には尻尾が垂れ下がり、蛇の中胴は入り口の梁に結びつけてあった。中に入ったら下番の兵隊や患者がいて、
「軍医殿が昨日、見えられたら蛇料理があったのですが、残念でした。もう食べてしまいました。軍医殿が通って来られた岩盤のある谷川で、昨日の朝大蛇を発見し、皆で捕らえたのです。四メートルはありますね、錦蛇で毒はないそうです」
重労働と病苦に悩まされながら、兵隊達は朗らかであった。
そういえば拙小説『台風』にヘビのことを長々と書いたら、日田文学でお世話になった河津さんから酒席でヘビ女みたいにいわれましたっけ。ヘビが好きなわけじゃありませんと何度もいったのに……むしろ怖くて嫌いだから、当時借りていた古い大きな家の庭によく出るヘビを観察せざるをえなかったのですね。
観察してみて、ヘビの生きる苦労がよくわかると、小説に出したくなるではありませんか。ヘビの苦労がどうわかったのかは、Kindle版で出ている作品をご覧ください。わたしは図鑑が好きですが、わたしが小説に書いたようなことを書いた文章に出合ったことはないので、あるいはわたしの勘違いということもあります(?)。
河津さんは当然、書いていらっしゃると思いますが、隠居なさっているかのような年賀状の内容が続くと……ちょっと気になります。河津さんも田中氏と同じお医者さんですが、ヘビ嫌いの河津さんだったら、前掲の田中氏の文章にどう反応なさるでしょう?
可愛らしいボルネオのお猿さんの画像を見つけました。動画にはお借りしませんが、当ブログにお借りします。
barnabasvormwaldによるPixabayからの画像
話題は変わります。
昨年から迷っていた、おひつを購入しました。過去記事で書いたストウブ「ラ ・ココット de GOHAN M」は小ぶりなので重宝しています。ご飯を炊くには、これが一番です!
でも、これでご飯を炊くと、他の用途に使えませんし、翌朝のぶんのご飯はタッパーウェアに入れて冷蔵庫行きとなります。
娘が朝はご飯。夫はほぼパンで、気分によってご飯。わたしはなんでもいいのですが、前日夕飯のご飯を炊飯器に残しておくのが常でした。
夫が定年退職後に再就職してから、勤務の関係もあって朝ご飯が変則的になり(夜間フロント&警備という仕事内容で、大体二日ごとに休みが来ます)、家族揃って同じメニューの朝ご飯というパターンではなくなっています。
ストウブで炊くにせよ、炊飯器で炊くにせよ、翌日の朝から、お昼くらいまで持たせられるという昔ながらの「おひつ」がほしいと、昨年から迷っていたのです。
そして、ついに購入しました。お値段はピンからキリまであります。高いものには手が出ないので、評判のよさそうな比較的リーズナブルなものを選びました。
木曽の桶屋 木曽さわらのおひつ(江戸びつ)7寸 5合用
メーカー : 志水木材産業
ASIN : B005XUIU54
使いこなせるか心配でした。むしろ炊飯器より、後片付けの点では楽かな。志水木材産業さんのホームページはしっかりしていて、修理も受け付けているようです。
満足度が高いのは、夫です。
というのも、猫舌の夫には、おひつに入れてほどよい温かさになったご飯が温度的にいいらしく、また蓄膿症の手術を受けてから匂いに敏感になったようで、さわら(ヒノキ科)がほのかに香るのが心地よいらしい……昔の人だ、彼はやはり(昔の物のよさを知っているという意味ですよ)。
わたしはおひつのご飯が気に入りました。ストウブで炊いたご飯をおひつに移して食卓に出すことが多くなりそうですが、炊飯器は便利なので、今後も使っていくでしょうね。
可愛いです。おひつに使われている檜系さわらの水分調節機能と殺菌効果には、脱帽。昔の人の智惠、工夫は凄い。炊飯器で保温するより、美味しいですよ。
おひつと一緒に、サンクラフトのタルト型と安田木工所 製パン・製菓ボード(人工大理石製)を注文しました。これでパンが作れます!
前から作ってみたかったのですが、道具を揃えて作りたいとまでは思わなかったのです。キッシュをパウンド型で作ってみたのがきっかけになるとは思いませんでした。
人工大理石のホードは嵩張るので、洗いにくいし、収納しにくいですが、清潔に保てますし、使いやすいです(といっても、まだキッシュに使うパイシートを伸ばしただけ)。Amazonのレビューに、割れて届いたというのがありました。返品は面倒だなと思いつつ注文したので、割れずに届いてホッとしました。
そのうち、家族が好きなウインナーパンを作ってみたいと考えています。
今回購入したタルト型は底がとれるタイプなので、前に、底の深い、底のとれないパウンド型でキッシュを作ったときに比べると、取り出すのが楽ちんでした。サイズは18センチでよかったかも……わたしが購入したのは21センチです。
家族のリクエストで同じ具材になりましたが、色々と替えて試してみたいですし、アップルパイなんかも作りたくなりますね。しばらくは動画作成のため、パン作りもパイ作りもお預けです。
| 固定リンク
« イベルメクチン服用2回目。パンデミックの次に来るのはエンデミック? | トップページ | 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Kindle版)』をお買い上げいただき、ありがとうございます! »
「文学 №2(自作関連)」カテゴリの記事
- Kindle版『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012』をお買い上げいただき、ありがとうございます!(2024.11.13)
- 神秘主義的エッセーブログを更新しました。エッセー 120「舅の死(ある因縁話)。百貨店でオーラの話。」(2024.09.24)
- Kindle版『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお買い上げいただき、ありがとうございます!(2024.08.25)
- ひと月ぶりで、すみません。「mRNAワクチン中止を求める国民連合」が発足。ハムスターの腫瘍にイベルメクチンが奏功。「えびとなすとオクラのしょうゆ炒め」(みんなのきょうの料理)。(2024.06.06)
- 『卑弥呼をめぐる私的考察』(Kindle版)をお買い上げいただき、ありがとうございます! (2024.03.18)
「クッキング」カテゴリの記事
- ひと月ぶりで、すみません。「mRNAワクチン中止を求める国民連合」が発足。ハムスターの腫瘍にイベルメクチンが奏功。「えびとなすとオクラのしょうゆ炒め」(みんなのきょうの料理)。(2024.06.06)
- 3回目で何とか「じゃがいもガレット」になりました(2024.04.03)
- 新鮮な味わいだったアヒージョ(2024.01.17)
- 住友コレクション名品選「フランスと日本近代洋画」。 macaroniレシピ「濃厚ゴマのピリ辛豚バラ坦々丼」。(2023.09.05)
- 夫のパスタに新境地(?)。クラシル「イカのバター醤油焼き」、みんなのきょうの料理「いかじゃが」。(2023.08.01)
「ショッピング」カテゴリの記事
- 第一三共のワクチン、レプリコンワクチン。竹炭製品、その後。(2023.11.30)
- 「庄分酢」の優れもの、万能黒酢たれ(2023.05.12)
- 市田版『バッハ インベンションとシンフォニア』を購入。昨日は田中恵美子先生の命日でした。(2023.04.12)
- わが家に電子ピアノがやってきました(24日公開の記事に加筆し、再公開したものです)(2022.12.27)
- 母の日のお花。レモン鶏そぼろ寿司(NHK「きょうの料理ビギナーズ」)、鶏ひき肉とカリフラワーのクリーム煮(ふれ愛交差点 クッキングガイド)、塩昆布入り豆乳スープご飯(こんぶネット)、琵琶(e-ながさきドットコム)(2022.06.17)
「家庭での出来事」カテゴリの記事
- 久しぶりの電子ピアノごっこ(両手奏への手がかり)。ロスチャイルド夫人かその娘のために作曲された、ショパンのワルツ19番イ短調遺作。(2024.12.21)
- ピアニストのフジコ・ヘミングが4月21日、膵臓がんで亡くなった。92歳だった。(2024.05.03)
- 3回目で何とか「じゃがいもガレット」になりました(2024.04.03)
- 長引いたコロナ。舅の死(ある因縁話)。百貨店でオーラの話。(19日に加筆あり)(2024.03.18)
- ジェイコブ・ロスチャイルド氏が死去、87歳。風邪が長引きました。(2024.03.03)
コメント