Kindle版評論『村上春樹と近年の…』をお買い上げいただき、ありがとうございます! ノーベル文学賞について。
評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays 1)』(Kindle版、ASIN:B00BV46D64)をお買い上げいただき、ありがとうございます!
10月1日ごろ、フランスのKindleストアでお買い上げいただいたようです。フランスでのお買い上げは2冊目でした。『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、84冊お買い上げいただいたことになります。
- オーストラリア……1冊
- ブラジル……1冊
- カナダ……1冊
- 日本……35冊
- アメリカ……36冊
- ドイツ……4冊
- イギリス……2冊
- メキシコ……1冊
- イタリア……1冊
- フランス……2冊
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村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)
以下に、アマゾンに掲載中の商品説明を引用します。
商品の説明
自由な立場から書かれた本書は鋭い分析力を特徴とし、文学界のみならず日本文化そのものに警鐘を鳴らしている。
2006年5月3日から7日にかけて、著者は自身のブログで、小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」を公開した。その小論に加えて、近年のノーベル文学賞作家オルハン・パムク、ドリス・レッシング、ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ各人の作品に関する雑感を紹介する中で、村上春樹がノーベル文学賞作家にふさわしいだけのわが国の誇りとできる作家であるのかどうかを検証した評論を2009年5月、同人雑誌に発表。本書はそれに加筆・訂正を行ったものである。〈目次〉
はじめに
Ⅰ 村上春樹現象
Ⅱ 小論「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ
Ⅲ オルハン・パムク『わたしの名は紅』を分析する
Ⅳ 乾いた知性、強烈な社会性――ドレス・レッシング
Ⅴ ル・クレジオの光と風
Ⅵ 最後に
あとがき
第二版あとがき
以下はアマゾン・キンドルストアの著者ページです。拙電子著書一覧を御覧いただけます。
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ノーベル文学賞の季節になるたびに、日本のメディアは大騒ぎで、村上氏の文学性に疑問を抱いていたわたしは当ブログに記事を書き、その記事をもとに小評論にまとめて、文芸同人誌「日田文学」に掲載していただきました。
それに若干の加筆訂正を加え、前掲Kindle出版したわけでした。
ハルキブームの全盛期には、ハルキファンからも、そうでないかたからもメールを沢山頂戴いたしました。当ブログの記事に関しては、コメント欄を閉じた後もコメントをちょくちょく頂戴し、申し訳ない気持ちでした。
それが今では……村上氏の凋落ぶりを感じないわけにはいきません。
日本の文学界は、ハルキブームのころから、エンター系作家しか育ててこなかったと思います。実質的な純文学作家潰しが何年も続き……今では、日本の純文学界はすっかり世界の最果ての村です。今年度のノーベル文学賞に選ばれたルイーズ・グリュック氏については、発表までウィキペディアにも該当する項目がなく、図書検索でも出てきませんでした。
ノーベル文学賞にアメリカの詩人 ルイーズ・グリュック氏 | NHKニュース https://t.co/uObGcxWpaU
— naotsuka_maki (@NaotsukaM) October 16, 2020
その後、ウィキペディアに項目が作られたようです。
ルイーズ・エリザベス・グリュック(Louise Elisabeth Glück, 1943年4月22日 - )はアメリカ合衆国の詩人、エッセイスト。2020年にノーベル文学賞を受賞した。
経歴
ニューヨーク生まれ。幼年時代をロングアイランドで過ごす。サラ・ローレンス大学、コロンビア大学で学ぶ。1968年に処女詩集『第一子(Firstborn)』を発表。その後次々と詩集を発表し注目される。1992年に出版した『野生のアイリス(The Wild Iris)』はピュリッツァー賞を受賞した。2003年10月から1年間、アメリカの桂冠詩人という名称で知られる、アメリカ合衆国国会図書館の詩部門の顧問を務めた。ウィキペディアの執筆者. “ルイーズ・グリュック”. ウィキペディア日本語版. 2020-10-12. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%AF&oldid=79949404, (参照 2020-10-16).
有名な詩人であるようなのに、その情報が一般に、文芸愛好家にも、届けられない……。この国でコツコツ文学を続けることは、つくづく虚しい。
以下は、はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開した、近年のノーベル文学賞に関するエッセーです。今年の感想はいつ書けるでしょうか。
2016-10-16
64 2016年に実質的終焉を告げたノーベル文学賞
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/10/16/1913592017-10-08
75 ノーベル文学賞の変節、及び古代アレクサンドリアにおけるミューズ
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/10/08/1500332019-10-17
98 軌道修正したらしい、2019年発表のノーベル文学賞
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/10/17/222136
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