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2020年1月11日 (土)

カルロス・ゴーンの逃亡劇と法務省記者会見。イラン情勢と海自派遣問題。可愛いシベリアンハスキーの遠吠え。

タンスにゴン、音響機材ケースにゴーン……とつい、いいたくなります。

カルロス・ゴーンというと、日産で業務縮小と大リストラで見かけ上の業績を上げ、日産を私物化した男という漠然としたイメージしかありませんでした。

カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn、1954年3月9日 - )は、ブラジル出身の実業家。2004年に藍綬褒章を受章。ルノー、日産自動車、三菱自動車工業の株式の相互保有を含む戦略的パートナーシップを統括する「ルノー・日産・三菱アライアンス」の社長兼最高経営責任者(CEO)を務めていたが、2018年11月に東京地検特捜部に金融商品取引法違反の容疑で逮捕され、その後解任された。保釈中の2019年12月に日本から密出国によりレバノンに逃亡し、2020年1月2日に国際刑事警察機構により国際手配書(赤手配書)にて国際手配されている逃亡中の刑事被告人。

「カルロス・ゴーン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年1月9日 18:19 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

逃亡劇を含めてゴーン氏のカリスマCEOぶりを絶賛する声や、レバノンでの実のない長い記者会見で日本の司法を「人質司法」と批判したことに共鳴する声なども上がりましたが、ゴーン氏が密出国した刑事被告人であることは動かしがたい事実です。

ゴーン氏の記者会見後、森まさこ法相がすぐに記者会見を開き、その会見内容を日本語、英語、フランス語の三か国語で法務省ホームページに公開した迅速な対応は評価できるのではないでしょうか。

以下のツイートに公式ブログへのリンクがあり、それに法務省の見解がわかりやすくまとめられ、また会見の動画がアップされています。

東日本大震災後、当時は野党だった森まさこ議員が国会で優れた数々の質疑を行っておられたことが印象に残っています(参照:当ブログの2015年7月31日の記事)。

福島県いわき市生まれ。12歳の時、全財産を失った父親が弁護士に救われたのをきっかけに、自身も弁護士を志望した。(略)1992年に27歳で司法試験に合格。司法修習47期(同期に西脇亨輔、加藤武徳)を経て、1995年に弁護士登録。1998年、独立し法律事務所を設立する。翌1999年、日本弁護士連合会による人権弁護士育成のためのアメリカ合衆国留学制度を利用し、出産したばかりの長女を連れて渡米。名門ニューヨーク大学ロー・スクールに入学した。米国留学中、金融の専門知識の必要性を痛感した。帰国後、金融庁に入庁。総務企画局企画課信用制度参事官室課長補佐、信用制度参事官室課長補佐を務める。その他、日本弁護士連合会消費者問題対策委員やニューヨーク大学ロー・スクール客員研究員を歴任した。

「森まさこ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年1月10日 01:38 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

森法相の経歴からすると、今回のゴーン氏の件では、法務大臣としての見解の他にも、金融関係に明るい人としての見解もお持ちなのではないでしょうか。

「Business Journal」の以下の2本の記事を読むと、ゴーン氏はまさにグローバリズムの寵児といえるような人物ですね。グローバリズムが形を変えた植民地主義だということに気づかされます。

話は変わりますが、イラクの首都バグダッドで、1月2日(日本時間1月3日)、トランプ大統領の指示を受けたアメリカ軍が、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害しました。

ガーセム・ソレイマーニー(ペルシア語: قاسم سلیمانی‎、Qasem Soleimani [ɢɒːˌsem(e) solejmɒːˈniː]、1957年3月11日 - 2020年1月3日)は、イランの軍人。イスラム革命防衛隊の一部門で、イラン国外で特殊作戦に従事するゴドス部隊(Quds Force)の司令官をつとめた。

「ガーセム・ソレイマーニー」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2020年1月10日 05:46 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org

ゴーン氏とソレイマニ司令官の誕生日を見ると、どちらも魚座ではありませんか。わたしも魚座ですが、ソレイマニ司令官は一つ上です。ゴーン氏もソレイマニ司令官も同じ時期に……ホロスコープを作ってみたい気がします。

話が逸れました。

イラン革命防衛隊はイランの軍隊組織の一つですが、国の軍であるイラン・イスラム共和国軍とは別の軍事組織です。トランプ政権は2019年4月8日に、この革命防衛隊をテロ組織に指定しています。(発効は4月15日付)。

ソレイマニ司令官殺害に対する報復として、イラク国内の基地にイランから複数の弾道ミサイルが発射されました。

幸い、アメリカもイランも、これ以上事を荒立てるつもりはないようです。このことには、日本政府が一枚噛んでいるようです。果たして、イラン政府は革命防衛隊を制御できるのでしょうか。

わが国の差し迫った問題としては、やはり石油のようです。以下の「zakzak」の記事によると、「日本は原油の9割近くを中東に依存しており、電力の約8割を火力発電が占めている。イラン沖ホルムズ海峡には1日約10隻の日本関連タンカーが往来している」とのことです。

野党が海上自衛隊を中東に派遣する先月の閣議決定について見直しを求めることで一致したとのニュースに、ヒゲの隊長さんが異議を唱えておられたので共感を覚え、読んでいただけるかわかりませんが、返信しました。

中東地域への自衛隊派遣を河野防衛相が命令したとのNHKニュース。

また、同じくNHKニュースによると、安倍総理は当初の予定通り、11日~15日、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーンの3ヶ国を訪問するそうです。

何だかまとまりのない記事になりましたが、締め括りにツイッターで流れてきたシベリアンハスキーの仔犬の動画を紹介します。

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