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2019年6月13日 (木)

香港における民主主義の危機

香港が「逃亡犯条例法」をめぐって、大変な事態となっています。

この法案には日本も無関心でいるわけにはいきません。条例は香港在住の外国人にも適用されるからです。

2019年6月13日付読売新聞朝刊には、「外務省によると、香港には2017年10月現在で日系企業約1400社が進出し、在留邦人数は約2万5000人に及ぶ」とあります。

香港における民主主義の危機、すなわち一国二制度の危機です。今後の世界情勢を決定しかねない際どい局面です。外務省海外安全ホームページに「香港:『逃亡犯罪人条例等改正案』に反対する抗議活動に関する注意喚起」という情報も公開されました。

 

問題となっている法案についてご存じないかたは、以下の解説を閲覧なさるといいです。

以下のツイートには、防具をつけていない海外記者をデモ参加者が気遣って、防具をつけてやっている動画があります。香港の人々(今回のデモの参加者というべきかもしれませんが)は民度が高いですね。

2017年3月に中国へ温泉探査に行った日本人男性がスパイ容疑で拘束され、先月(2019年5月)、実刑判決(国家機密情報窃盗罪で懲役5年6月と財産3万元(約48万円)没収をいい渡されました。

この男性は70歳代だそうですが、定年退職後の再雇用か、あるいは思うような職がなくて温泉探査の仕事に就いた可能性だってあります。誰にでも、起こりうることです。

2017年当時のニュース記事からの引用です。

日本政府関係者によると、拘束されたのは、いずれも中国側の要請で温泉開発調査をしていた技術指導者だった。うち4人が勤務する日本地下探査(千葉・船橋市)の佐々木吾郎社長は、「初めて(現地に)行ってるわけではありませんから、例えば、軍事施設的なものをカメラで撮るとか、立ち入り禁止に立ち入るとか、そういう可能性はほぼないと思います」という。
2017年5月23日付「J-CASTテレビウォッチ(モーニングショー)」『中国の依頼で温泉開発調査に行った邦人技術者6人が拘束 スパイ容疑の可能性も』https://www.j-cast.com/tv/2017/05/23298625.html

2015年以降、中国では少なくとも9人の日本人がスパイ罪などで起訴されており、今回の男性を含め、これまでに6人が実刑判決をいい渡されているとか。

国は見ているだけです。戦後70年以上経つのに、自衛隊の位置づけさえ曖昧で、スパイ防止法すらないのですから、日本には手も足も出ないのでしょう。中共下にある中国は怖ろしい国です。

一般人の冤罪に対する不安だけでなく、中共の側近、否トップですら身の安全に不安があるようですから。臓器ビジネスに関する情報に接したときには背筋が寒くなりました。

香港のデモには、トップに挙げたツイート以外にも、人民解放軍が投入されているようだとの情報は昨日の時点から頻りに発信されています。

以前ウィグル自治区に関する動画を見ていたとき、人民解放軍が少年を囲んで袋叩きにしているものがありました。ああ、あれにそっくりだと思った動画が今回の香港デモのツイートの動画にあったので、信憑性があるように思います。

香港、台湾は、古きよき中国を思わせてくれる希望の地です。思想によって、人間は本当に変わるのです。香港加油!

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