親知らずの抜歯から1日経過(今朝から平常運転、昨夜は地獄)。
前記事を書いたころ、麻酔が覚めてきた感触があった。夫に「頬が腫れてるね」といわれ、鏡を見ると、右頬が軽いおたふく風邪くらいには腫れていた。
覚めたらどれくらい痛いのだろう、と思ったのが間違いだった。この時点で痛み止めを飲むべきだった。
今日は安静に、といわれたので、仕事帰りの娘と待ち合わせて、デパ地下で夫に寿司、娘とわたしはアンデルセンのサンドウィッチを購入。ここのパンは美味しい。食材がみずみずしく、特にサンドウィッチが美味しい。娘はチキン入りの厚めのサンドウィッチ。わたしは薄めのが沢山入った、噛みやすそうなミックスサンドにした。
モロゾフでプリンも買う。ストロベリーが好きな夫には「スカイベリーいちごのプリン」、娘とわたしは「濃厚プレミアムカスタードプリン」。どちらも期間限定。
念のために、スーパーでミニカップ麺も買った。サンドウィッチが無理でも、少しふやかしたカップ麺かプリンなら食べられるだろうと思った。
夕飯作りをパスするし、午後3時半からの抜歯だったので、皿洗いや洗濯、簡単な掃除などの家事は済ませていた。抜歯が恵んでくれた優雅な時間だわと思った。
ところが、これがとんでもない勘違いだった。歯科衛生士さんが初診時に「抜歯後は食べられないと思うから、来る前にしっかり食べておいたほうがいいわよ」とおっしゃり、抜歯後は「運動と飲酒は控えてください。歯磨きも今日は止めておいてください。入浴はシャワーだけならいいでしょう。とにかく今日は安静に」と細々とした注意があった。
ちょっと大袈裟なんじゃないかな、と思ったのも、間違いだった。麻酔が切れたら、抜歯後地獄絵巻が展開されるとは思わなかったのだった。
夫が虫歯、娘が親知らずを抜いたときは、痛そうではあったけれど、おなかが空いたから普通に食べるといった。何を作ったかは覚えていないが、二人とも抜歯していないほうの歯で噛み、しっかり食べた記憶があったということもあり、楽観していた。
ただ二人とも、切開はしていない。その違いなのか、痛み止めの違いなのかはわからないが、麻酔が切れ出したころに痛み止めとして処方されたカロナール200㎎を2錠服用した。痛んだときのための頓服だ。口がうまく開かないので、水はストローで飲み、腫れぼったい喉で飲み込みにくかったが何とか服用。
効くのを待っているうちに、何が何だかわからないほどの痛みが抜歯した右頬だけでなく、なぜか上顎から下顎に起きた。なぜか腫れぼったかった喉まで痛み出した。
とにかく、口全体と喉にかけて痛い。右頬があまりに痛いので、噛んでいたガーゼをとりたいと思った。ところが口が開かない。いくらかでも開けようとして、切開した傷跡、縫った後の痛みがありありと感じられた。血が口の中に溜まるので吐き出したい。しかし、尾籠な話で申し訳ないが、ペッと唾を切る動作が難しい。
たが、口の中に溜まったものを飲み込むと、吐き気がする。また、口に溜まったものが刺激するのか、咳が出て、喘息っぽい咳となり、止まらないわ、苦しいわで、麻酔がうまく効かない中で抜歯した娘ではないが、ツーと涙が出た。
再び、尾籠な話で申し訳ないが、洗面所に行って、口を開け、ダラーと口から血――血に染まった唾液というより、真っ赤な血液そのものだった――をこぼし、口を拭う。それを何回も繰り返した。疲労感に襲われ、それ以外のときは横になっていた。
娘が心配してくれ、保冷剤を取り替えたりしてくれた。テレビはマツコ・デラックスの番組を映していて、サメ好きな人々が出ていた。宇宙か動物の番組を観ると気がまぎれるので、涙をツーと流しながら観た。海岸でサメの歯を蒐集している小学生がサメの歯のコレクションを披露していた。
サメの歯から抜いた親知らずを連想し、そのときは痛みがちょっと増した。痛すぎた1時間が経ち、ようやく薬が効いてきた。何てトロい薬だろうと思いカロナールについてググると、穏やかな作用とあった。穏やかすぎる!
口を開けると痛みが増したが、指を突っ込んで何とかガーゼを抜きとった。血が止まりにくいときのために、替えのガーゼを貰っていた。
血は明らかにまだ出続けていたけれど、替えガーゼを自分で詰める勇気は出なかった。娘がよくできているね、といって見ていた。「コットンだけじゃ、傷口にくっつくんじゃないかと思っていたけれど、コットンをガーゼで包んであるんだね」と娘がいった。
そのときは、それをよく見る元気すらなかった。食事どころではない、怖ろしい数時間だった。そのうち、痛みが和らいで、眠った。朝5時に目覚めたときは、8割がた痛みが消えていた。
娘の言葉を思い出して、替えのガーゼをよく見た。クリニックではガーゼと呼んでいたので、ガーゼとしか思わなかったが、改めて見ると、よくできている。
まだサンドウッチを食べる勇気は出なかったので、野菜ジュースを飲んだ。元気が出たので、普通に家族の朝食を準備した。準備しながら空腹を覚え、サンドウィッチをむさぼり食べる。抜歯した右側も喉も上顎も、ほとんど痛まなかった(上顎が痛かったのはぜだろう?)。痛み止めはもう切れているはずだった。数時間で、こうも楽になるものかと驚いた。
ただ、抜歯の前夜から飲み始め、5日分出ているロキソニンには痛み止めの効果もあるで、それが効いているのかもしれない。
| 固定リンク
「健康 №2(体調) 」カテゴリの記事
- Twitterスペース「福島京大名誉教授が国を提訴!その真意と今後のアクションプランとは」。捻挫している間に誕生日を迎え、翌日、市の長寿福祉課から(絶句)(2023.02.24)
- コロナ禍においても、極めて冷静な某クリニックに出かけました。白血球数、肝機能正常、がんの兆候もなし。イベルメクチン最高!(2022.05.21)
- イベルメクチンについて、久しぶりにツイート(2022.02.04)
- (12月7日に動画を追加)厚労省は、モデルナとファイザーの新型コロナウイルスワクチンで、重大な副反応「心筋炎」が起きていることをついに認めました(2021.12.06)
- イベルメクチンのおかげ(19日、起床時は風邪気味→3時間後に軽快→予定の循環器クリニックの受診を平熱で無事済ませる→夜、ウォーキング)(2021.11.21)
コメント