敗退するも、すばらしかったベルギー戦(サッカーW杯2018)
ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦のベルギー戦は、ベルギー3-2日本と残念ながら負けてしまった。
でも、とてもよい試合だった。
原口元気の先制ゴール、乾貴士の見事な無回転ミドルシュートと2点続けて点が入り、「これは……」と息を呑んだ。
試合終了間際の失点による逆転負けは、残念すぎた。
ただ、2点リードされて選手交代したベルギー選手たちの体のデカさときたら! フェライニなどは194cmだという。
その長身から繰り出されるヘッディングシュートや迫力ある速攻など、ああこれは歯が立たないと思われる場面が連続した。
それでも、日本チームならではのチームワークを生かした軽快な連携プレーは光っていた。美しいとさえ感じられる場面がいくつかあった。
8年前に書いた記事を思い出す。
2010年7月 3日 (土)
ブラジル対オランダ戦を観ながら
https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-3979.html
ワールドカップ、ブラジル対オランダ、後半戦。スナイデルが鮮やかなヘディングシュートを決め、ブラジル1に対し、オランダが2となった。
残り20分。わたしはこれまでサッカーに興味がなく、パラグアイ対日本戦から見始めたので、オランダやブラジルの軽快、シャープ、的確な動きに目を見はっている。
これに比べたら日本とパラグアイの動きはねちねちと重かった。オランダ、ブラジルが頭脳プレーで、相手の動きを察知した無駄な動きの少ない小エネ・プレーであったのに比べ、日本とパラグアイは人海戦術とでもいおうか、互いに相手にまとわりつき、妨害することに腐心して、攻撃できないくらいへとへとになっていた。尤も、実力が違う、といってしまえば一言で済むことなのかもしれない。
8年前の日本チームは無駄に走っているという印象で、プレーが野暮ったく感じられた。このベルギー戦ではそのような野暮ったさがなく、日本チームは洗練されたと思う。今後はその洗練度を高めて、勝利をもぎとっていってほしい。
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