自作桜の句 一句
双の木の競ふが如き花吹雪
強い風がしきりに吹く中、二本の桜の木が豪華な花吹雪を見せてくれました。お隣のベランダでは、もしかして鳩が卵を抱えている?
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3月27日の午前に参議院予算委員会、午後に衆議院予算委員会で、佐川前国税庁長官に対する証人喚問が行われました。
その結果は、NHKが次のようにまとめています。
参院では、
財務省の決裁文書の改ざん問題をめぐり、佐川前国税庁長官は、参議院予算委員会での証人喚問で、改ざんや森友学園との取り引きに、安倍総理大臣や夫人の昭恵氏、それに総理大臣官邸関係者の指示はなかったと証言しました。
NHK NEWS WEB(3月27日 11時58分)<https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180327/k10011380261000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001>
衆院では、
財務省の決裁文書の改ざん問題をめぐり、佐川前国税庁長官は、衆議院予算委員会での証人喚問で、去年2月に安倍総理大臣が「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と答弁したことを受け、財務省内や総理大臣官邸との間で対応を協議したことはなかったと証言しました。また、佐川氏は、改ざんや森友学園との取り引きへの安倍総理大臣や昭恵氏の関与を重ねて否定しました。
NHK NEWS WEB(3月27日 11時58分)<https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180327/k10011381181000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001>
証人喚問では嘘をつくと、偽証罪に問われるそうです。そのような場での佐川氏の証言であるにも拘わらず、野党はなぜか「疑惑は深まった」だの、「火に油を注いだ」だのと、大騒ぎ。
質問の仕方も、声を荒げて、詰め寄らんばかりで、下品そのもの。もう、国会議員とも思えない野蛮人にしか見えませんでした。
自分たちの望む証言を得るまでは、どこまでも追及するつもりのようですが、まともな国民であれば、野党の検察ごっこにはうんざりしているはずです。
あんな証人喚問には、三権分立が侵される危険性さえ感じます。ネット上には、佐川氏の証人喚問の様子を人民裁判、魔女裁判、吊るし上げと憤る声が渦巻いています。
もう1年以上も森友問題を引き延ばした彼らは、まだ物足りないようです。確たる証拠もないのに、証人喚問に新たな餌食を送り込むつもりでいます。これが、魔女裁判でなくてなんですか? 彼らが大好きなはずの人権という言葉は、彼らのためにしか存在しないのでしょうか。
日米貿易摩擦、北朝鮮・中国の脅威に対する国防問題などが喫緊の課題として立ちはだかる状況下で、森友学園への国有地払下げ問題以上に、中国資本によるわが国の水源地、自衛隊基地周辺の土地の買占めが進行している問題のほうがより重要に思えます。
また文書改竄問題で騒ぐのであれば、当然以下のニュースにも大騒ぎしなければおかしいですよね。同じ文書管理に関する問題です。
……日本年金機構からデータ入力業務を委託された東京都内の情報処理会社が契約に違反し、最大で約500万人分の個人情報を中国の業者に渡して入力業務を再委託していたことが厚生労働省への取材でわかった。……
読売新聞(3月19日 21時55分)<https://news.yahoo.co.jp/pickup/6275975>
中国に、日本人の個人情報が500万人分も流出した可能性があるわけで、ぞっとさせられる話ではありませんか。
中国――で、思い出しましたが、行橋市市会議員小坪慎也氏のサイトで、小坪氏が「ウイグル人・チベット人など、また法輪功など『CHINAが弾圧』する”無実の囚人”らが生きたまま臓器を摘出されている」問題に果敢に取り組んでいらっしゃるという「いま、まさに選挙中」の丸山ひろあき氏について、お書きになっているのを読みました。
【地方議員烈伝⑨】ウィグル・チベット、法輪功らへの臓器狩りを許さない【CHINAと戦う丸山ひろあき】
https://samurai20.jp/2018/03/maruyama-2/
法輪功の人々が恐ろしい目に遭わされていることを知ったのは、3年ほど前になります。そのときから、そのことを忘れたことはありません。当ブログに2本の過去記事がありますが、拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」にエッセーとして収録しています。
48 失われたと思っていた中国五千年の芳香
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/04/29/075132
以下は魔女裁判について神秘主義的観点から書いたエッセーです。
39 魔女裁判の抑止力となった、暗黒の時代の神秘主義者たち
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2015/12/17/064216
まとまりの悪い記事でよろしければ、以下にどうぞ。
2015年6月11日 (木)
失われたと思っていた中国五千年の芳香 ①弾圧される人々
https://elder.tea-nifty.com/blog/2015/06/post-c356.html
2015年6月13日 (土)
失われたと思っていた中国五千年の芳香 ②ジェノサイドを見て見ぬふりをするしかない日本
https://elder.tea-nifty.com/blog/2015/06/post-4872.html
インターポットで、「コイコイ万里の長城」と「水陸観光バス」をゲットしました。万里の長城を歩くリンドグレーン、バスに乗っているアバ令嬢をパチリと撮りました。
マダムN 2018年3月28日 (水) 07:27 ニュース, 経済・政治・国際, テレビ, Notes:国会中継, 時事・世相, アバター | 固定リンク
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ニュースを観たいと思っても、反日近隣諸国を忖度しているとしか思えないテレビ局、また海外ニュースといえば、反日近隣諸国にせいぜいアメリカを出す程度といった異常な国際感覚を披露するテレビ局ばかりで、視聴する意欲が減退します。
チャンネル桜、虎ノ門ニュース、チャンネルくららなどの動画をテレビで観たいものだと思っていたところ、以下のニュース。
……首相は政治的公平性などを定めた放送法4条の規制撤廃で、インターネットなどの通信業務とテレビ・ラジオ局などの放送業務の垣根をなくそうとしている。……
読売新聞(2018年3月21日9時1分)「放送見直し、政府内対立…ネットとの垣根撤廃案」<https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0321/ym_180321_2345738289.html>
世界の先進国で電波オークションをしてないのは日本だけだそうで、保守層の間では電波オークションを望む声が以前から聞かれました。
exciteニュース(2017年12月2日)に「電波は国民の財産であり、欧米諸国など経済協力開発機構(OECD)加盟35カ国の中で、電波オークションを導入していないのは日本だけだ。アジアでもオークションをやっていないのは中国と北朝鮮とモンゴルだけである」<https://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201712_post_15241.html>とあるのには驚かされます。
テロ等準備罪成立の過程でも、当時187ヶ国もが締結していたパレルモ条約――国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約,TOC条約――に日本が乗り遅れていることがわかりましたっけ(野党の反対で)。
野党の存在は不可欠ですが、必要なのは当然ながら愛国野党であって、反日野党ではありません。その反日野党と連携プレーする反日勢力に日本のメディアが牛耳られている現状を考えると、電波オークションは必要なのかもしれないと思います。
保守勢力がネット動画でしか情報を発信できない日陰の存在である現状はどう考えても異常で、水面下で何が進行しているかを想像させられ、戦慄せざるをえません。
以下の動画は「Front Japan 桜」による、経済評論家・渡邊哲也氏の解説です。立憲民主党の「共謀罪」廃止法案が日本人にとって如何に危険なものであるかの解説も含まれているので、その部分から貼り付けます。電波オークションについては18:15ごろからです。
ところで、今日も国会(参院予算委員会)では森友問題をやっていました。和田政宗参議院議員は国会でなかなか鋭い質問をする議員ですが、2018年3月19日の参議院予算委員会では次のようなことをいいました。
……まさかとは思いますけれども、太田理財局長は民主党政権時代の野田総理の秘書官も務めておりまして、増税派だから、アベノミクスを潰すために、安倍政権を貶めるために、意図的に変な答弁してるんじゃないですか、どうですか?……
以下は、それに関する虎ノ門ニュースの動画です。
以下に紹介するのは、「チャンネルくらら」の面白くもぞっとさせられた動画3本(2本は前後編)です。台湾、中国、北朝鮮、韓国の関係は本当に複雑なんですね。
特別番組「中華DNAを語る!」深田萌絵 内藤陽介 倉山満【チャンネルくらら・3月15日配信】
https://youtu.be/AAhe7yEihLs
特別番組「台湾と北朝鮮の知られざる関係~中華DNAを語る!」深田萌絵 内藤陽介 倉山満【チャンネルくらら・3月22日配信】
https://youtu.be/z8Sozdt0hK4
特別番組「平昌五輪後の朝鮮半島」内藤陽介 深田萌絵【3月8日配信・チャンネルくらら】
https://youtu.be/7-5xRVTbA-k
マダムN 2018年3月26日 (月) 18:13 ニュース, 経済・政治・国際, テレビ, 時事・世相, おすすめYouTube | 固定リンク
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昨日の夕飯に、具沢山のスープがほしいなと思いました。材料を見て、わあ美味しそう……と思ったので、サイト「MILK JAPAN(ミルクジャパン)」のレシピ「白いんげん豆のミルク煮」を参考にスープを作ることにしました。
MILK JAPAN(ミルクジャパン)
http://www.milkjapan.net/pc/
白いんげん豆のほうがミルクには合うだろうなと思いましたが、赤いんげん豆しかうちになかったので、それを使いました。えび、豆、他の野菜の旨味が溶け合ったスープは家族に好評でした。
過去記事で書いた幼馴染みの手術の立ち会い、実際にすることになるのかどうかはまだわかりませんが、今朝のわたしの浮腫んだ足では靴を履くにも苦労しそう。そりゃ引き受けたら、這ってでもいきますけれどね。
前向きに治療を受けてほしいので、病院の許可があれば、立ち会いだけなら引き受けてもいいと考えていますが、友人でもいいのだろうかと思ってネットで調べていると、手術の立ち会いに「おっさんレンタル」を頼んだという女性の記事が出てきました。
おっさんレンタル~?
冗談だろうと思ってググってみると、本当に存在するではありませんか。サイト「おっさんレンタル」というのが! 衝撃でした。
類似サービスが沢山あるようで、どれが元祖なのか、わたしにはわかりません。
ウィキペディア「西本貴信」に次のような記述がありますので、元祖はこの方が立ち上げたレンタルでしょう。
22歳で渡米し、映画やドラマのスタイリストとして活動開始。
帰国後、ファッションプロデューサーとしてブランドディレクション等に携わり、百貨店スタイリスト、養成塾運営のほかに、大手スタイリスト事務所のエグゼクティブプロデューサーを歴任。その後、大学や専門学校での講師活動を経て、2013年より1時間1,000円で何でも依頼を受ける「おっさんレンタル」を開始し話題となる。
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%B9%E5%88%A5:%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%92%E5%BC%95%E7%94%A8&page=%E8%A5%BF%E6%9C%AC%E8%B2%B4%E4%BF%A1&id=60111593
代行業の一種と考えていいのでしょうか。トラブルが発生することはないのかしらね。
トップページに「セール」「新商品」「人気」などと表示された、文字通りおっさんの写真が並んでいて、その一つをクリックすると、「¥1,000」「数量」「カートに入れる」というお買い物仕様のページになっていました。
幼馴染みに「わたしちょっと体がしんどいから、立ち会いはおっさんレンタルで間に合わせてくれない?」って、いってみようかな。いや、冗談です。
数日前からまた心不全の症状が出ていて、重く感じられる心臓、おなかや足の浮腫み、尿量減少、しつこい咳・痰といった鬱血性心不全の症状が出ていました。
夕方になってニトロペンを舌下したところ、かなり改善しました。
ニトロは狭心症に使われますが、全身の動脈・静脈を拡張して心臓の負担を軽くするので心不全のときにも使われます。
マダムN 2018年3月24日 (土) 20:12 クッキング, 健康 №2(体調) , 時事・世相 | 固定リンク
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乳酸菌会社の人間ではありませんので、念のため。このところ、家族で乳酸菌の恩恵を受けているので、宣伝したくなりました。
娘は、アパートで1人暮らしをしていた大学時代に、ストレスからか偏食からか皮膚のバランスを崩してアトピー症状を悪化させました(子供のころからアトピー体質ではありましたが、それまではそれほど問題のないものでした)。
皮膚科で貰うステロイド、プロトピックでいよいよ症状を悪化させ、その後、漢方薬でほぼ完璧なまでによくなりました。
漢方薬を飲まなくても問題ない数年が経過。が、バス通勤の娘が異動になる前の職場に近いバス停が吹き曝しの上に、冬場にバスが30分以上も遅れることがあるという状況で、顔の皮膚がすっかり抵抗力をなくし、ボロボロの状態に。異動になってからバス亭の問題はなくなったものの、お肌の状態は回復せず。
また漢方に頼るべく、お世話になった漢方の名医と名高い先生がいらっしゃる小倉まで特急電車で1時間半かけて通院しましたが、先生もお年を召していくぶん勘が鈍られたのか、漢方に合わない皮膚になったのか、時間をかけてもあまり効果がありませんでした。
そうしたときに、乳酸菌の広告がわたしの目に入りました。カルピスのアレルケアと、ヤクルトのノアレです。
アレルケアのほうは特にアレルギーに効果があるとあって、興味が湧きました。が今更、乳酸菌を飲んだところで……とも思い、娘のアトピー肌改善に効果があるかちょっとタロットをしてみたところ、アレルケアに剣のエース、ノアレに星と出ました。
過去、漢方の先生に関しても、全く期待しないでタロットをしたところ、隠れた名医と出て、他の漢方医のお話から実際にそうだということがあとでわかりました。
神秘主義者に占いは褒められたものではないかもしれませんが、迷いに迷ったときにだけ占うと、案外アドバイスとして役立つ面がわたしにはあります。
でも、よい結果が出すぎではと思い、娘に伝えると、娘も全く気がなさそう。そうしたときに、たまたまアマゾンに注文したい商品が出てきて、ついでにアレルケアとノアレの錠剤タイプを一つずつ頼んでみました。
すると、アレルケアをお試しした娘には即効性があり、数日で改善しました。驚きました。症状がひどかったために、効果がわかりやすかったのかもしれません。タロット・カードの「剣のエース」は、アレルギーを制する剣だったのかもしれないと思いました。
娘は化粧品も探しましたが、見つからなかったので、ヤクルトの化粧品を注文し、これも娘の皮膚には合いました。肌の美しさも表現しているタロット・カードの「星」の絵柄が連想されます。
その後、娘はアレルケアをカルピスのオフィシャルサイトから定期購入しています(アマゾンで購入するより安いので)。花粉症に悩まされていた娘でしたが、アレルケアを飲むようになった今年は、あまりマスクも要らないくらいに軽く済んでいます。
蓄膿症――学生時代に手術をしたけれど、もう一つ――の夫の鼻にもいいかもしれないと思い、飲ませてみたところ、気に入ったので、夫も定期購入しています。
わたしはリーズナブルなノアレを、アマゾンに注文する用事ができたときについでに注文しています。
息子が帰省した時にアレルケアを持たせましたが、息子の場合は即効性はなかったとのことです。が、薬剤師の友人がアレルギーにはヨーグルトがいいといっていたので、食べるように心掛けているとか。
アマゾンのレビューを見ると、効かなかったという書き込みも結構あるので、効くかどうかは人によるようです。この時期の娘には、最高に合ったということだろうと思っています。
過去記事で書いた幼馴染みは大腸がんです。子供のころの彼女は食が細くて、偏食がちでした。その後、成長してからどうだったかは知りません。大腸がんになる人は多いですね。
乳酸菌は腸にいいというイメージがあります。昔はヤクルトと牛乳をセットで注文して、毎朝届くそれらを家族で飲んでいるという家庭は多かったですね。
ニベアも皆よく使っていましたが、ある高級化粧品と成分が同じということで話題になりましたっけ。
わたしの小さかったころも、子供たちが小さかった頃も、ヤクルト、ニベアにはよくお世話になりました。いつのまにか遠ざかっていたそれらと、おつきあいが復活しました。
マダムN 2018年3月23日 (金) 19:56 ショッピング, 占星術・タロット, 家庭での出来事, 健康 №5(お役立ち情報etc) | 固定リンク
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蝶の衣装をつけて、フワフワ春の大気の中を漂うアバ嬢。後ろ姿が何ともいえない可愛らしさです。リンドグレーン(サブアバのことはこちら)にはタンポポの茎を持たせて、一緒に漂えるようにしました。ホント、2人で楽しそう。
「春の小川シート」から「台湾石畳シート」に換えたら、2人とも全く飛ばなくなってしまいました。どうしたんだろう、厭きたのかしらと思いましたが、全く飛ばないのは変なので、シートのせいかもしれないと思い、新しくゲットした「桜の園シート」に換えたところ、再び飛ぶようになってくれ、安堵。
「コイコイアムステルダム中央駅」の二つの窓から、外を眺めている2人。息子はアムステルダム中央駅に行ったことがあるのではないかと思い、実際はどんなだろうと思ってウィキペディアを見てみました。田圃の中に存在するなんてことはありません~。
ここ数年、昔の友人がぼろぼろになって、助けを求めている風に接近してくることが珍しくなくなりました。そんな年齢域なのでしょうかね。こんなブログをしているせいかもしれません。
ぼろぼろとは、精神的にぼろぼろという意味です。経済的に困窮している人はいず、むしろわたしが一番倹約生活を送っている部類でしょう。経済的に恵まれて皆、心ゆたかに暮らしているかと思っていたのに、ナンタルチアです。
まあ、経済的に助けを求められてもわたしには何もできないので、それだけでも幸いというべきですが、友人といっても、本当に親しく友人づきあいを続けてきた人ではなく、年賀状すら来たり来なかったりだった――といったレベルの友人の場合、どこまで関わるべきか、判断に迷うことがあります。
社交辞令的に話を聴くだけ、という程度のことではすまない場合が多いからです。もう、こちらの能力を超えたお相手は絶対にしないことに決めました。
先日連絡があったのは、そんな友人達の一人ではなく、幼馴染みからでした。精神的にぼろぼろ、というところが共通していました。彼女のお母様と電話でお話ししたのは3年前。
2015年4月15日 (水)
幼馴染みから、30年ぶりの電話あり。久しぶりに動画で観た安奈淳(追記あり)。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2015/04/30-52b1.html
神秘主義者のわたしは、たまに死者が別れの挨拶にお見えになることに気づくことがあります。
2010年8月14日 (土)
お盆にリバイバル - 『死者の行動について、ちょっとだけ』(06.8.12)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/08/--06812-65cd.html
でも、彼女のお母様が亡くなったことは全くわかりませんでした。ただ、彼女と彼女のお母様のことが何となく気にかかり、昔のことをなつかしく思い出していた一日があったのですね。聞けば、亡くなったころのことでした。
結論すらいえば、彼女の手術の付き添い――立ち会い――をすることになりそうです。
手術を受ける場合は大抵、連帯保証人、身元引受人の他に、手術に付き添う人が必要です。全部を一人で兼ねる場合もあるでしょうが、わたしにできるのは付き添いだけです。
本来は身内が付き添うものでしょうし(手術中に何あって判断を求められたとしても、他人のわたしがその判断をするというのでいいのだろうかと思いますね)、博多まで特急電車で2時間はかかる距離ということもあって、他に適当な人がいないか話し合いましたが、彼女が病院に尋ねて友人でもOKということであれば、わたしが付き添うことになるでしょう。
精密検査がこれからなので、すぐにというわけではありませんが、待機状態です。
母親は亡くなるわ(最期はホスピスに入れたとか)、色々なことが起きるわで、大変だったようです。その全てをほぼ一人で処理した――従姉に当る高齢の女性がいくらか手伝ってくれたとか――と思ったら、今度は自分が癌宣告を受けることになったそうです。
彼女は、自分が死んでも誰も悲しんでくれる人などいないし、一度は死ななければならないのなら今そうする、緩和ケアのみで引き受けてくれる病院も見つけてある、などといいます。
精密検査も受けないうちからそれは速すぎる判断だと思いましたし、本当にそうするつもりであれば、わたしに連絡などせず、さっさとそうする人ですから、彼女の言葉をわたしは本気には受けとりませんでした。
困ってもこれまでは決して助けを求めて来なかった、本来は怖がりで痛がりで寂しがり屋の幼馴染みからの、正真正銘のSOSと受け止めざるをえません。
生まれた時間を聞いてホロースコープを作ってみると、木星の域ではさぞ大変だっただろうことが想像できました(その時期に大変だったのは当たっているとか)。
が、今後は前途洋々とホロは語っていたので、「素人芸で、参考にならないかもれないけれど」といって、その話をしたら、彼女は半信半疑でした。「まあ、見てなさい、そのうちわかるから。人生は下りっぱなしということはないはず」とわたしはいいました。ちなみに、わたしの人生もこれからだと思っています。
萬子媛の小説に入ろうとすると、それを阻むかのように何やかや起きてくるのが不思議です。そうしたことに囚われすぎないで、いくらかずつでも進めようと思います。専門家に問い合わせるための手紙を書きかけたところでした。
はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」を更新しました。
マダムNの神秘主義的エッセー
http://mysterious-essays.hatenablog.jp
当ブログにアップした過去記事二本を合わせ、加筆訂正したものです。ライン以下の「続き」に転載しておきます。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
マダムN 2018年3月19日 (月) 17:45 評論・文学論, 神秘主義, 文学 №1(総合・研究) , お知らせ, マダムNの他サイト情報, Theosophy(神智学), 思想 | 固定リンク
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数日前に、オンライン論文、杉本良男「闇戦争と隠秘主義:マダム・ブラヴァツキーと不可視の聖地チベット」『国立民族学博物館研究報告』<http://doi.org/10.15021/00005966>(2018年3月17日アクセス)を閲覧したので、以下の過去記事の内容と合わせて、拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」にアップしたいと考えている。
2018年3月 9日 (金)
杉本良男氏の論文、及びニューエイジ雑感。『岩波哲学・思想事典』における神智学協会。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2018/03/post-bba5.html
ブラヴァツキーはH・P・ブラヴァツキー(加藤大典訳)『インド幻想紀行 上 ヒンドスタンの石窟とジャングルから』(筑摩書房「ちくま学芸文庫」、2003)第一部第一信の中の「イギリス人の猜疑心」という節で、次のように書いている。
このように、自分の弱点を微に入り細を穿ってしゃべりながら、なおインド在住のイギリス人たちは、外国からの無邪気な観光客全員に、スパイの嫌疑をかけるのです。ロシアの芸術家でピアニストのオルガ・デュポン嬢が、二年ほど前訪印し、全国ツアーを行ったとき秘密警察員二十人がその行く先々に影のごとくつきまといました。(……)今ここに一団がやってきました。生粋のヤンキーであるアメリカ人の大佐、ロンドンからきた二人のイギリス人――狂信的な愛国者ですが自由主義者――それからロシア生まれのアメリカ市民、という構成です。この最後のメンバーに警察全体がいかに緊張したか! このグループが、未知の世界に関する哲学的な思索にしか関心がなく、浮世の政治に興味がないばかりか、問題のロシア生まれの旅行者は、政治のイロハもわからないことを分らせようとしても無駄でしょう。(ブラヴァツキー,加藤訳,2003,pp.032-033)
自分にかけられたスパイ疑惑について、ブラヴァツキー自身はこのように書いているわけである。
「闇戦争と隠秘主義:マダム・ブラヴァツキーと不可視の聖地チベット」を読む限りでは、杉本氏の関心がダークな政治的駆け引きと陰謀論にあると思われるし、当時のチベットにおける複雑な国際政治情勢を考えると、ブラヴァツキースパイ説をテーマとしたくなるのはわかる。
だが、他人の著作からの引用をつないで成り立っているような自身の論文の中で杉本氏は、前掲書『インド紀行』を採り上げておきながら、それをまともに読んだ形跡がないのが研究者の姿勢として疑問を抱かせる。
ブラヴァツキーの行動を研究していながら、肝心のブラヴァツキーの著作がろくに読まれていないことは、この論文からも容易にわかる。
だが、結局のところ杉本氏は、ブラヴァツキースパイ説が「つまり,マダム・スパイ説は,ある意味当たっているが,言葉の正しい意味で国家のスパイではなかったことになる」という結論に落ち着いている。
ただ、杉本氏のこの論文を読んだだけではわたしは逆になぜそういえるのか、論拠薄弱で腑に落ちないところがある。
これはわたしの単なるブラヴァツキー観にすぎないが、スパイになるにはブラヴァツキーはあまりに人間的、情緒豊かで不用心すぎるように思う。『インド幻想紀行』ではブラヴァツキーの考えや内面性が溢れんばかりであり、彼女を知ろうとする上で貴重な著作である。
杉本氏は、ブラヴァツキースパイ説があまり成り立たないとわかると、今度は構造主義的観点から彼女に役割を持たせようとする。
杉本氏はピーター・ゲイの著作から引用して「マルクス主義が宗教を大衆の阿片と言ったが,当時の大英帝国,ドイツなどでは,宗教が中間層の阿片として復活していたという逆転現象がみられるのである」という。
宗教を阿片と見なす、マルクス主義的な一面的解釈を、代表作『シークレット・ドクトリン』の扉に「科学、哲学、宗教の総合」と掲げたブラヴァツキーを語る場に持ち込まれると困惑する。
H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子&ジェフ・クラーク訳)『シークレット・ドクトリン 宇宙発生論(上)』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1989)の序論には、宗教に関して次のように書かれている。
宗教がものを受け入れすぎるとすれば、唯物主義は何でもかんでも否定するが、それらの間の黄金の中点を固守する者、物ごとの永遠の正義を信ずる者は賢明である。(……)“真理に勝る宗教(又は法則)なし”これは神智学協会によって採用されたベナレスのマハーラジャーのモットーである。(ブラヴァツキー,田中&クラーク,1989,「序論」p.177)
「特集 : マダム・ブラヴァツキーのチベット : 序論 」を読んだ時点までは、杉本氏の論文がマルクス主義の見地から書かれたものだとの確信が持てなかったが、ここへ来てマルクス主義全開という感じである。
次のウィスワナーダンの著作からの引用もマルクス主義的解釈で書かれているためか、奇妙な表現となっている。
マダムの神智協会は,心霊のような霊媒を介さずに,手紙や霊気コミュニケーションによって直接交信する手段を使い,心霊主義を霊性と結びつけただけでなく,現代テクノロジーを神秘主義に結びつけた功績があるとする。マダムは歴史と物語の境界をあいまいにする可能性をも開き,テクノロジーが幽体分離,錬金術,時空圧縮などの経験を神秘主義と共有できると主張した。
霊気コミュニケーション、時空圧縮とは何だろう?
ブラヴァツキーは心霊主義を霊性と結びつけたのではなく、心霊主義の誤った考えを指摘したのである。また、歴史と物語の境界をあいまいにしたのではなく、神話や伝承に秘められた意味を探り、探り当てた秘教の智慧を開示して、その歴史的意義を明らかにしたのである。
マルクス主義的――唯物主義的――解釈でブラヴァツキーという人物や行動、またその著作を捉えようとすると、どうしたって無理が生じる。
論文は、ブラヴァツキーが「記号論的存在からイデオロギー的存在へとまつりあげられた過程を詳細に検討するにつけても,マダム・ブラヴァツキーはまことに稀有な存在といえるであろう」と締めくくられている。
わたしは「特集 : マダム・ブラヴァツキーのチベット : 序論 」と「闇戦争と隠秘主義:マダム・ブラヴァツキーと不可視の聖地チベット」を読んで、杉本氏のような一部のマルクス主義者――唯物主義者――がどのようにしてブラヴァツキーの虚像をつくり上げ、貶しながらニューエイジの祖にまつり上げたかの過程を見る思いがした。
マダムN 2018年3月19日 (月) 00:27 評論・文学論, 神秘主義, 文学 №1(総合・研究) , Theosophy(神智学), 思想 | 固定リンク
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数日前に、オンライン論文、杉本良男「闇戦争と隠秘主義:マダム・ブラヴァツキーと不可視の聖地チベット」『国立民族学博物館研究報告』<http://doi.org/10.15021/00005966>(2018年3月17日アクセス)を閲覧したので、以下の過去記事の内容と合わせて、拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」にアップしたいと考えている。
2018年3月 9日 (金)
杉本良男氏の論文、及びニューエイジ雑感。『岩波哲学・思想事典』における神智学協会。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2018/03/post-bba5.html
最近読んだトンケの児童小説、読んでいる途中のバルザックの歴史小説(あまりの面白さに興奮させられる)についても書きたいが、その時間がとれるかどうか。もういくら何でも萬子媛の小説に入らなくてはならないから。
マダムN 2018年3月17日 (土) 22:32 文学 №2(自作関連) | 固定リンク
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※3月13日の記事と14日の追記を、改めてアップします。
森友問題に関する財務省の調査結果が出され、NHK NEWS WEBに書き換え前と後の全文書が掲載された。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/moritomo_kakikae/
PDF版を閲覧してみた。このような行政文書を一国民として読むことになるとは、想像もしていなかったなあ。
NHKの解説では、あたかも指名手配の犯人のような趣で、安倍夫人、鴻池元防災相、平沼元経産相、鳩山元総務相、北川イッセイ元国土交通副大臣のお写真が載っている。
削除された部分を中心に全文書をざっと読んだ。
第一印象としては、覚書風なことがあれこれ書かれていることに驚いた。情報収集のためでもあるのだろうか。
どちらかというと、そのようなものとして、お写真の方々のことは書かれている。行政的流れに強く影響したとは思えない。最初から追ってみよう。
大阪航空局は平成25年4月30日付で、財務省理財局に財産の処分依頼を提出した。
その財産とは、大阪国際航空周辺における航空機騒音対策の一環として買収した土地であったが、騒音区域が縮小されたことにより保有を続ける必要がなくなったのであった。
理財局は平成25年6月3日から公的取得要望を募った。森友学園理事長の籠池氏はその土地を小学校敷地としてほしいと思った。鴻池議員は秘書を通じて照会の労をとらされている。
籠池氏は土地をすぐに購入するのではなく、学校経営が安定するまでの8年間程度仮受けて、その後に購入したいと理財局及び大阪航空局に要請した。
しかし、籠池氏の小学校建設計画はなかなか思うようにいかなかった。
難航する中にあって、籠池氏は要求を通すために様々なアピールを行うのである。安倍夫人はそれに利用された形だ。
大阪府教育記者クラブにて小学校開設について記者発表したのも、このアピールの一環だったろう。朝日新聞、読売新聞、毎日新聞の名がしっかり書かれていて、これも削除されている。NHKさん、この人たちのお写真はどこ?
籠池氏は、北川副大臣、平沼衆議院議員、鳩山邦夫衆議院議員には、近畿財務局から森友学園に示された概算貸付料が高すぎると訴えている。
北川副大臣には面会できず。平沼議員は秘書を通じて相談してやるが、財務省から「法律に基づき適正な時価を算出する必要があるため、価格についてはどうにもならない」と撥ねつけられた。鳩山邦夫衆議院議員秘書も近畿財務局に出向いて相談してやるが、これも撥ねつけられた。
ところが、平成27年3月26日、籠池氏が弁護士と理財局を訪れたときから形勢逆転の雰囲気が漂う。
籠池氏はボーリング調査結果を提示して、建設予定地が軟弱地盤であり、工事が必要として工事費負担を要請したのだった……
安倍夫人については三箇所記述がある。一箇所は籠池氏が安倍夫人からお言葉をいただいたとアピールして、写真を提示したという記述。
二箇所目は産経新聞社インターネット記事の中のことである。「安部〔ママ〕首相夫人が森友学園に訪問した際に、学園の教育方針に感涙した旨が掲載される」と記述がある。字の間違いがあるなど、如何にもメモ風である。
安倍総理の名は「『学校法人 森友学園』の概要等」の中に出てくる。
「1 森友学園の概要」に(1)運営事業(2)理事長(3)教育方針・教育内容――とあって、(2)に「同氏は『日本会議大阪(注)代表・運営委員』を始めとする諸団体に関与している」とあり、(注)の日本会議に関する説明の中に出てくるだけだ。
「現在、役員には特別顧問として麻生太郎財務大臣、会長に平沼赳夫議員、副会長に安倍晋三総理らが就任」という箇所。これを関与というなら、その人は頭がどうかしている。
「(参考)森友学園への議員の来訪状況」には講演会を行った中山議員、平沼議員、三木議員、杉田議員、上田〔ママ〕小百合議員、安倍夫人など、色々出てくる。
ここにもちらっと安倍夫人の名がある。これが三箇所目。上田議員は上西議員の書き間違いと思われる。
要するに、覚書風に記載されているだけであり、やはり情報収集の一環かと思わせられる。その下の方には、籠池氏の名刺が表裏複写されている。
以下は経済評論家の渡邊哲也氏のツイートだが、安倍夫人や政治家たちのことが書かれていたからといって、問題となるようなものではないと思う。
渡邉哲也
認証済みアカウント @daitojimari
憲法と国民の権利を理解していない人が多数いるようですね。 政治家に請願や陳情するのは憲法に定められた国民の権利 そこに金銭の授受があってはならないという話 公益性があれば政治家が陳情や請願を受けるのは当然の話 何の問題もないのですよ。
14:52 - 2018年3月11日
https://twitter.com/daitojimari/status/972953455336742912
書き換えるという行為は問題だろうが、国会での佐川理財局長の答弁に合わせて書き換えられたのだとしか思えない。
削除された「特例的な内容」という記述についても、前後の記述から、それが売払いを前提とした貸付処理という特例的な処理のことを指しているとしか考えられない。
削除された記述の中に次のような記述があった。
学園の提案に応じなかった場合、損害賠償に発展すると共に小学校建設の中止による更なる問題発生の可能性があることも含めて、当局及び大阪航空局にて処理方針を検討した結果、学園の提案に応じて鑑定評価を行い売払価格の通知を行うこととした。
これは、籠池氏の要求を呑んだ理財局の動機がまとめられたものだといってよい。
野党、メディアの印象操作には目に余るものがある。
初めに、冠攣縮性狭心症をテーマとした個人サイトをお探しの方へ。以下のサイトはおすすめです。
同じ病気を抱える患者さんがコメント欄に集っておられ、管理人さんはそれを温かく見守ってくださっているという素敵なサイトです。
当ブログもそうですが、Googleが個人サイトを以前に比べると拾わなくなってしまい、検索に出にくくなったと訪問者が書き込んでいらっしゃいました。
冠攣縮性狭心症の検索で当ブログにお見えになる方もいらっしゃるようですが、わたしの場合はベースに洞性頻脈というありふれた頻脈――しかしわたしの場合は病的なものです――があって、心臓弁膜症などもありますから、冠攣縮性狭心症の患者さんの参考にはなりにくいところがあります。
その点で、前掲サイトは冠攣縮性狭心症の患者さんたちの情報交換の場として貴重なサイトだと思います。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
〈循環器クリニック〉
検査日だったので(血液検査、心電図、胸部レントゲン、尿検査)、朝食抜きで出かけた。
出かけようとして靴を履こうとしたところ、靴に足がうまく入らなかった。朝から靴を履くのに困るほど足が腫れることは珍しいので、尿量減少や前夜のしつこい咳と大量の痰を含めて心不全の症状ではないかと思った。
最近、家にじっとしていても一日中足が腫れていて、歩くと足の裏が痛かった。しつこい咳も、風邪かアレルギーだろうと思っていたけれど、違うかもしれない。
スリッパを履いて行くわけにもいかないので、無理に腫れた足を捻じ込んで涙目になった。こんなときのために、靴の代わりにしてもおかしくない足に優しい、お洒落なスリッパを購入しておくとよさそうだ。
心電図検査と胸部レントゲンの結果を先生が御覧になって、それが短時間で済み、「うん、問題なし。OK!」と爽やかにおっしゃれば(問題ないときはいつもそうなので)、心臓のポンプ機能の低下による、心不全の症状が出ているわけではないと思っていい。
検査後、診察室の前の長椅子に座り、広告を見ていると、心房細動が認知症の原因になることがあるとあり、ウワッと思った。
心房細動は高齢者に多い不整脈だが、心臓弁膜症が原因となることもある。わたしはそれだ。還暦を迎えて、高齢者の域にも入った。
心房細動によって血栓ができることで脳の血管が詰まり、それが脳塞栓を惹き起こすと、認知機能の低下が起きやすくなるというが、ネットで得た情報によると、心房細動は脳梗塞とは無関係に、脳に対して累積的なマイナ スの影響を及ぼすそうだ。
不整脈が起きると、脳への血流が低下するためか、めまいがしたり、頭がボーとなって何か思い出そうとしても思い出せないことがある。こうしたことが続けば、脳に悪影響があることは素人にもわかる。先生にこのことについてお尋ねしようと思い、診察室に入った。
診察室に入ると、無言で心電図を御覧になっている先生。しばらくして、「胸のレントゲンは撮った?」とお尋ねになったので、「はい、撮りました」というと、先生はパソコンを操作して心臓の写真を表示。
それを見て、先生の説明がなくても、心臓が大きくなっていることは一目でわかった。普通の心臓は拳大だといわれているが、普通より小さめのはずの――頻脈を治療したあとに心臓が小さくなり、それが普通より小さかったことでわかった――今のわたしの心臓はどう見ても小さくはない。下の方が何だか広がって見え、疲れて寝そべっているように見える。
無言の先生。拡大しているに違いない心臓のことをどうお尋ねしようかと考えていると、「寒くなってから、心臓はどう?」とナイーヴな表情でお尋ねになった。前回の検査後も同じ表情で、同じことを訊かれた。そのときも、心臓が大きくなっているのではないかとわたしは思ったのだ。
なぜか、わたしはヘラヘラ笑って、「はい、まあ、そうですねー。夏も動悸がして困りますけれどね!」とお答えしてしまった。何だろう、真面目であるべきときに軽くなるこの性格は一体……
あ馬鹿、と心の中で自分を叱ったが、質問の機を逸してしまった。心房細動と認知症の関連についても、お尋ねし損なった。
「いつもと同じ薬を出しておこう」と、先生。
薬はもう充分に出ていて、そのお陰で長年わたしの心臓はやってこられた。心不全の症状も、昔からのものだ。疲れないように気をつけて、減塩、体重をコントロールし、心臓の元気を回復しなければと思う。
心臓が重く感じられるときは、胸部レントゲンではやはり心臓が大きく見えることが多い。
心臓は診察日を過ぎてもまだ重く感じられ、足の裏も痛いが、今日になって胸の圧迫感が強くなったので、午前中にニトロペンを2錠使った。圧迫感はとれたけれど、まだ心臓は重い。体調に気候の変化が影響しているのかもしれない。
しかし、ヤバいな。万一、認知症になんてなると、夫や子供に半端でない負担を強いることになる。所詮は素人の読みなので、気休め程度にしかならないが、子供たちのホロスコープで月の影響を改めて見てみた。
母親の影響は月で見る。幸い、ハードアスペクトはない。娘の場合は火星とのソフトアスペクト。わたしは娘にとって、元気をくれる母親ではないだろうか。
息子の場合は水星と天王星のソフトアスベスト。木星との合。良質の知的刺激、1人の充実した時間をもたらすことに貢献(?)し、木星の合は楽天的な感情、チャンスをもたらしたり、援助を意味すると思うが、むしろ迷惑や世話をかけている気がして、これからの老後を頑張らなくてはと思う。
整形外科では両膝を様々な角度から、両手もレントゲンを撮り、膝の骨腫瘍については今後大きくなったとしても、それが膝の機能を障害する方向へのものではないので、大丈夫とのことだった。
両手に骨腫瘍ができることもあるので、念のためのレントゲンだったとのこと。両手の骨はとても綺麗なのだそうだ。次回はまた一年後。先生は、そのときもまだいらっしゃるのかなあ? 先生が以前より何だか縮んで見え(?)、定年退職のこととかが気になった。
今借りているマンションはオール電化が謳われた時代のもので、電気コンロの下にグリルはついていたが、なぜか真っ黒に煤けていたので使えないと判断し、うちで買ったオーブンレンジを使って魚を焼いていた。こんがり焼こうとすると、乾燥しがちだった。
ガスコンロがずっと恋しかったが、電気コンロが壊れて、ここにはIHクッキングヒーターしか設置できないといわれ、悲しかった。ところが、魚がとても美味しく焼け、嬉しい。アジの干物がこんなに美味しいとは。
豚ロース肉にトンカツを作るときと同じ下ごしらえをして魚焼きグリルで焼く、クリスピーカツレツが美味しい。パン粉にはパルメザンチーズを混ぜる。サラダ油を均一にかけるのだが、注ぎ口のついた計量カップでだと、うまくかけられる。
揚げるのとは違った美味しさで、家族に受けた。中はとってもジューシー!
雛祭りの日にも作ったが、最近、具をいろいろ変化させて、ちらし寿司をよく作る。茹でた菜の花をのせると、春の気分。これ少量に見えるけれど、娘とわたしにはこの分量でおなかがいっぱい。夫には足りないので、別の盛り付けかたをした。
ところで、学習教室の求人が出ていたことから(そこは遠すぎた)、他でも出るかもと思い、中学一年生の数学から復習中なのだが、中学一年生のチャート式で、習った覚えのない単元に出くわした。「資料の整理と活用」。ヒストグラム、メジアンって何? と慌てた。読むと、難しいことが書かれているわけではないのだが、これを知っているのと知らないのとでは実生活でちょっとした違いがあるかも。
心臓の薬(60日分)
腎臓・尿管結石の薬
喘息の薬
マダムN 2018年3月16日 (金) 19:44 おすすめサイト, クッキング, 健康 №3(受診), 健康 №5(お役立ち情報etc) | 固定リンク
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オンライン論文、杉本良男「特集 : マダム・ブラヴァツキーのチベット : 序論 」『国立民族学博物館研究報告』<http://doi.org/10.15021/00005962>(2018年3月9日アクセス)を閲覧した。
この論文は序論らしいから、今後の展開を期待したいが、「日本の神智主義研究をリードしてきた吉永進一」とあったので、過去記事で吉永氏の論文について感想を書いたことを思い出した。その感想へのリンクが以下の記事にある。
2017年11月18日 (土)
前世療法は、ブラヴァツキーが危険性を警告した降霊術にすぎない(加筆あり)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2017/11/post-070c.html
杉本氏の論文に「神智主義,神智協会がいまだに知的関心の的であることに驚かされた」とあるのを読むと、序論から既に何かブラヴァツキーの近代神智学運動や神智学協会に対する否定的ニュアンスがあるような感じを受ける。
新たな情報に触れることができるのは嬉しいが、この杉本氏にしても、吉永氏にしても、ブラヴァツキーの主要著作を読んだことがあるのかどうか疑問である。他の論文の引用文からは否定的ニュアンスが感じられなかったりすると、余計に残念な気がする。
論文に「マダムを祖と崇めるニューエイジ運動」とあったので、ウィキペディア「ニューエイジ」<https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%B8&oldid=67581956>を閲覧した。
概要に、ニューエイジが「一般的に、19世紀の心霊主義、ニューソート、神智学の伝統から派生したもの、グノーシス主義、ロマン主義、神智学が現代的に再編されたものであるとみなされている」とある。
そして、「ヨークは、『不便なことに、研究者がニューエイジにアプローチする際、適切で包括的な概説は存在しない』『多くの考えがありながら、運動全体について語ることができる者はいない』と述べている」とあるが、その原因の一つは、ニューエイジに対するブラヴァツキーの影響を指摘しておきながら(杉本氏は前掲のように「マダムを祖と崇めるニューエイジ運動」とまで、いい切っている)、ブラヴァツキーの諸著の研究がアカデミックな場でなされてこなかったところから来ているとわたしなどは思う。
日本では第二次大戦後、GHQによる公職追放によって21万人もの各界の保守層が追放された結果、左翼が勢力を伸ばした。学術研究においても彼らが主導的立場をとることになったことから、ブラヴァツキーのような東洋思想に新たな光を当てて科学、宗教、哲学の総合という偉業を成し遂げた人物をも放置状態で、彼女の諸論文の学術研究も評価もされないままできているのだ。
研究がなされる場合でも、どこか見下したような視点での周辺的な、悪くすればゴシップ的なアプローチが多く見られ、こうした研究が学術研究という名に値するかどうか、甚だ疑問である。
彼らの研究自体がニューエイジの影響を感じさせる、恣意的な特徴を持っているようにわたしには思える。
まずはブラヴァツキーの代表的著作の研究がなされるべきで、それがなされずして影響も何も考察できるわけがない。
ブラヴァツキーの代表的著作の研究には古代ギリシア哲学をはじめとするブラヴァツキーが生きた時代までの哲学の基礎教養が必要で、左翼思想に染まった学者たちにこれらを身につけることが可能なのかどうか……
ニューエイジという潮流には、非学術的、ファンタスティック――というより妄想的といべきかもしれないが――な要素、左翼思想(ニューエイジの特徴らしい世界政府樹立の推進は、アダム・ヴァイスハウプトを祖とするイルミナティが希求したところのもので、マルクス主義に取り込まれた)、心霊主義(ピプノセラピーには無知からくる催眠術の安易な利用があり――ピプノセラピスト本人が如何に善良であろうとも黒魔術となってしまう――、それによる降霊術がその正体である)、金銭的利益を目的とした商業利用が潜んでいるように思われる。
いずれも、ブラヴァツキーの思想には存在しない要素である。
他にもウィキペディアにはいろいろなことが書かれているが、火遊びにも似た軽率な「霊や異次元の存在との交流(交霊・チャネリング)」は心霊主義者を連想させる行為であり、「病気や貧困・悪は実在せず、心の病気または幻影であるという考え」はブラヴァツキーの時代に存在したクリスチャンサイエンティストとメンタルサイエンティスト達の考えである。
「『精神的な豊かさが物質的な豊かさに直結する』、端的に言うと「『精神が物質化する』という考え方」は、民間信仰によく見られる現世利益的考え方である。
ブラヴァツキーの神智学はアリス・ベイリー、シュタイナーの思想とは違うが、これらの区別もつかないままに、大衆的に取り入れられ、民間信仰となった面があるといえるのかもしれない(調べてみないと、わからない)。
左翼が、左翼的解釈で、神智学協会の影響を受けた人々の思想をムード的に取り入れてニューエイジの形成に使った、といえそうな気もする。
というのも、ニューエイジという括りはヒッピー・ムーブメントを連想させるからで、様々な思想、文化芸術のムード的、無節操な取り入れ方が似ている。
アニメーション監督の宮崎駿は筋金入りの左翼として有名であるが、彼のアニメは充分にニューエイジ的なのではないだろうか。
ところで、日本ではおそらく哲学・思想事典の最高峰に挙げられるであろう『岩波哲学・思想事典』では、神智学協会――事典では神智協会――について、どのように書かれているのだろうか。
気になり、読んでみて安堵した。執筆者は歴史学者で、南アジア近現代史が専門の藤井毅氏である。
神智協会について、創設から各地に支部、連携団体が結成されたこと、「A・ベサント夫人の参加によりインドの合法的自治運動や民族的教育を積極的に支持するようになったが,M.K.ガンディーの登場とともに退潮した」こと、一時期J.クリシュナムルティーも籍を置いたことが述べられている。
残る三分の一ほどの記述を、以下に引用しておく。
宇宙と存在の全ては相互に関わり合いを持つ一体で,偏在する同一の源に発し,目的と意味を持ち秩序ある形で顕現するとした.
宗教・哲学・科学の統合を目指し,未解明の自然法則と人間の潜在能力の研究が重視された.この点で先行する神智思想を継承するが,個々の宗教伝統が持つ団体の価値観を尊重し,人種・信条・性別・カーストなどに基づく差別を乗り越えて人類同胞の実現を図り,南アジアの精神復興に寄与したことで特異な役割を果たすことになった.インド古典学の研究に多大な貢献をなしたばかりか,オルコットは仏教を受け入れ,セイロンにおける仏教復興を刺激した.人智学を唱えたR.シュタイナーにも影響を与えた.〔藤井毅〕(廣松渉 ・編集 『岩波哲学・思想事典』岩波書店 ,1998,「神智協会」p.831)
ちなみに、ブラヴァツキーは政治活動について、H・P・ブラヴァツキー(田中恵美子訳)『神智学の鍵』(神智学協会ニッポン・ロッジ、1995)で以下のように述べている。
協会としては、政治に関係することを注意深く避けています。(……)神智学協会は最高の意味での国際的な組織です。協会の会員は人類の改善という唯一の目的で協力して働く、あらゆる人種、宗教、思想の男女から成っています。しかし、協会としては国民的、党派政治には絶対に参加しません。(……)国際的な組織ですから。その上、政治活動は必然的に、時や個人の特異性でいろいろと変わらなければなりません。神智学協会の会員は神智学徒として当然、神智学の原則を承認しています。でなければ、彼等は協会に入るはずはありません。しかし、会員達はすべての問題で意見が一致するということにはなりません。協会としては、会員全体に共通のこと、即ち神智学自体と関係するものだけを一緒に実行することができます。個人としては、神智学の原理に違反せず、協会を傷つけない限り、政治的思想や活動は完全に各自の自由に任せられています。(ブラヴァツキー,田中訳,1995,pp.227-228)
マダムN 2018年3月 9日 (金) 21:47 書籍・雑誌, 経済・政治・国際, 評論・文学論, 神秘主義, 歴史, 文学 №1(総合・研究) , Theosophy(神智学), 思想, 時事・世相 | 固定リンク
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娘が、アミュプラザに出店したばかりで行列ができていたという「RINGO」のアップルパイを買ってきました。香ばしくて、美味しい! 結構大きいので、サラダとスープをつけて、ブランチにいいかも。以下がオフィシャルサイトのアドレスです。
焼きたてカスタードアップルパイ専門店 RINGO
https://ringo-applepie.com/
箱もとっても可愛い。
電気コンロを電磁調理器に取り換えたところ、夫が愛用してきた直火式エスプレッソメーカーが使えなくなりました。ほとんど涙目の夫でした。でも、スペインから御招きしたこのかたなら大丈かと。
IH対応保証 エスプレッソメーカー 「イザベラ」 (スペイン製) (4カップ用)
製造元:ヴァリラ社(スペイン)
ASIN: B071Z8C6YH
大丈夫、使えました。うちが注文したのは4カップ用ですが、6カップ用もあります。
腰がしっかりした美しいイザベラさん。夫の期待に応えて、美味しいコーヒーを作ってくれました。
サブアバターをフランスの世界的文豪バルザックをイメージして編集していましたが、「子どもの本の女王」と呼ばれたという児童文学作家アストリッド・リンドグレーンをイメージして編集し直しました。
男性の服をなかなかゲットできないということが第一にありました。以前、誕生日の贈り物として娘から貰ったヤコブ・フォシェッル監修(石井 登志子訳) 『愛蔵版アルバム アストリッド・リンドグレーン』(岩波書店、2007)を見て、リンドクレーンはとてもお洒落な人だったということがわかりました。
2015年9月14日 (月)
『愛蔵版アルバム アストリッド・リンドグレーン』で紹介された「はるかな国の兄弟」と関係のあるエピソード
https://elder.tea-nifty.com/blog/2015/09/post-9f31.html
神経衰弱でアバターの服をゲットするのは難しいので、当面は我慢していただくしかありませんが……
改めてバルザックとリンドグレーンの写真をじっくり観察して思ったことは、ああ目と口元がやはり凡人とは違うなあということでした。
目はとても澄んでいて、強い光を宿しています。口はしっかりと結ばれていて、凛々しい。
いわゆる美男、美女ではないのでしょうが、どちらも作家にふさわしい美しい顔です。限られたパーツで表現するのはわたしには難しくて、まあほとんど似てませんけれどね。
中学数学の学習はチャート式の参考書にまで手を出すようになりました。問題集だけだと、もう綺麗に忘れている部分を埋めることができないのでした。へえー数学ってこんなだったんだ、と今になってわかりました。
中学・高校数学を終えて、その上まで行くには時間がかかりそうだけれど、児童小説書いても、中学生が数学を勉強する場面がリアルに描けそうですよ。
勿論、数学の学習を始めた動機は忘れていません、求人情報には毎日目を通しています。一方では、萬子媛の小説が課題として残っており、今年中にこれを何とかしたいと思っています。
とりあえずは専門家にどうしてもお尋ねしたいことが出てきたのですが、どうお尋ねすればいいのか、どなたにお尋ねすべきか、考えているところです。
マダムN 2018年3月 7日 (水) 17:11 書籍・雑誌, 児童文学, Notes:アストリッド・リンドグレーン, アバター | 固定リンク
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アバター&インターポットの神経衰弱でやっとサブアバターをゲットできたので、フランスの文豪オノレ・ド・バルザックをイメージして編集してみました。あまり似てないけれど……
庭に出したはずなのにいない――と思ったら、飛ぶ家が揺れていたので、「ここに?」と思ったらそうでした。好奇心の旺盛なバルザックを映したようなサブアバの行動に満足しました。
上の画像で、向かって右端に飛ぶ家が写っています。
サブアバの名前はオノレです。下の画像で、黒い帽子を被った男性のアバターがそうです。
2人はそれぞれ飄々と遊んでいます。
この画像では、メインアバは花の機関車に乗り、サブアバのオノレは鶴に跨って飛んでいます。
マダムN 2018年3月 4日 (日) 06:21 アバター | 固定リンク
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今日は雛祭りですね。雛祭りというと、杉田久女の俳句を連想しますが、過去記事で既に紹介済みでした。過去記事の一部と共に再度紹介します。
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*
雛祭りというと、わたしは微妙な気持ちになるのが常です。歳時記などを見ても、何とはなしに寂しさを感じさせる句が案外あるように思います。なかには、怖い句もあったりして…… 『カラー版 新日本大歳時記 愛蔵版』(講談社、2008)に掲載されていた句です。
闇のなか髪ふり乱す雛もあれ 〔桂信子〕
御祓いのための流し雛が起源というところから、そんなムードを引き摺っているのでしょうか。あるいは、結婚に関するクラシカルな概念を含んだ伝統というものの重み。そこにひそむ雅やかさと瘴気。世俗の観点から見れば、雛祭りという行事には商売の絡んだ金の力が跳躍する一面もあります。
源氏物語も連想されます。光源氏の手によって、後ろ盾に乏しい貧困気味の境遇から救い出された紫の上でしたが、新しい環境にまだ怯えているなかで、源氏が一緒に雛遊びをしてあげる場面は印象的です。
杉田久女の雛の句を杉田久女『杉田久女全集第一巻』(立風書房、1989)より紹介します。
大江戸の雛なつかしむ句会かな
雛菓子に足投げ出せる人形たち
手より手にめで見る人形宵節句
ほゝ笑めば簪(かんざし)のびらや雛の客
幕垂れて玉座くらさや雨の雛
函を出て寄り添ふ雛の御契り
古雛や花のみ衣(けし)の青丹美し
雛愛しわが黒髪をきりて植ゑ
古雛や華やかならず﨟たけれ
髪そぎて﨟たく老いし雛かな
古りつつも雛の眉引匂やかに
紙雛のをみな倒れておはしけり
雛市に見とれて母に遅れがち
雛買うて疲れし母娘食堂へ
瓔珞揺れて雛顔暗し蔵座敷
雛の麻色紙張りまぜ広襖