電子書籍、及び中断している連載小説について
電子書籍のブームが去り、エンター系の皆さんに教わってセルフパブリッシングを始め、無料キャンペーンを頻繁に行って盛り上がっていたわたしだったが、停滞気味だった。
無料キャンペーンでは、純文学小説なども1冊につき300近くダウンロードしていただいたことを思い出す。キャンペーンの効果で有料本も売れた。
無料キャンペーンを続けるには、新刊を次々に出さなくてはあまり意味がない。ところが電子書籍の作成には時間がかかる。その間は新しい作品が書けない。
ジレンマの中で、電子書籍の作成をしばらく休んで創作に没頭することにしたのだった。
昨年の6月に『結婚という不可逆的な現象』を出してから新刊を出していないということもあるだろうが、コンスタントに毎月売れていたわたしの電子書籍は夏から秋にかけて閑古鳥が鳴いていた。
10月5日にようやく1冊売れた。続いてまた1冊売れたと思ったら、これは払戻し(不注意か意図的なものかはわからなかったが、過去に明らかに意図的と感じられたケースがあり、アマゾンにメールしたことがあった)。
その後、それまでは毎日確認していた販売データを見に行くのが億劫になり、先月は忘却の彼方。
今日になってふと思い出し、「どうせ売れていないだろう」と思い、確認してみると、何と売れていた。11月にアメリカとブラジルで。今月もアメリカと日本で。
わたしにとっては子供のような電子書籍。放置はいけないと反省した。
萬子媛をモデルとした歴史小説を電子書籍化するまでは他の作品の電子書籍化は無理かもしれないが、あいだで、エッセー集と児童小説を1冊ずつ出せたらと考えている。
アマゾンキンドルの拙著者ページはこちら。
それから、2016年10月に始めた拙ブログ「マダムNの連載小説」が止まっている。
実際に起きた事件に触発されて昔書いた小説(あくまで触発されただけで、作品は完全なフィクション)があるのだが、ワープロで感熱紙に印字した原稿しかなかったため、作品の保存のためにブログ連載後に電子書籍化する予定で連載を始めたものだった。
加筆しながら連載していたのだが、更新するのがもう何だか苦しくなってしまったのだった。今のわたしには書けないと思うと、一層保存しておきたいとは思うのだが、苦しい。続けられるときに続けていこうと思う。
続けて読んでくださっていた方が数人おられたようなので、まことに申し訳ない。更新したときは当ブログでもお知らせします。
その小説「地味な人」のインデックスページはこちら。
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