素敵なクリスマスプレゼント、『シークレット・ドクトリン 第2巻 第1部 人類発生論』
竜王文庫の原様から、竜王会の会員に素敵なクリスマスプレゼントが届いた。
シークレット・ドクトリン 第2巻 第1部 人類発生論
忠源 (著), ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー (著)
出版社: 竜王文庫 (2017/11/1)
出版までの28年に及ぶ翻訳作業、4年に及ぶ校正作業……難産の末にようやく生まれた著作を贈ってくださったのだ……。出版にはずいぶんお金もかかっただろうと思うと、胸が痛くなった。
夕飯の用意もそこそこに済ませて読み耽り、そのまま自分の食事は手つかずのまま、朝になってしまったほど夢中になった。
宇宙発生論から人類発生論へと同質の香るような格調の高さ、重厚さが一貫して感じられることに驚きを覚え、デヴァチャン――極楽――にいらっしゃるであろう故田中先生がお喜びだろうと思った。
レムリア、アトランティスに関する豊富な記述は圧巻である。ブラヴァツキーに対する批判にはアトランティスに関する記述をインチキとするものがしばしば目につくが、そうした単純すぎる批判は全体を読んでのことだろうか?
人種に関するこれも豊富な記述から、人種差別との批判も生まれているが、そうした短絡的な批判もどうかと思われる。いずれきちんとした感想を書きたい。
プラトン『ティマイオス』がしばしば引用されているので、わたしはそれとアトランティス伝説で有名な『クリティアス』を収録したプラトン(岸見一郎訳)『ティマイオス/クリティアス』(白澤社、2015)を再読中だ。
プラトンはアトランティスに関することをファンタジーとして書いたわけではなかった。
新プラトン学派とも呼ばれた古代神智学徒の流れを汲む近代神智学徒ブラヴァツキーにアトランティスに関する記述があったとしても、何も不思議はないとわたしは思う。
膠着言語という言語の形態論上の分類法があり、それに日本語が含まれるということを初めて知った。夫は膠着言語について知っていて、講義までしてくれた。さすが年の功(わたしより七つ上)。
『人類発生論』に膠着言語が一部のアトランティス人種で話されていたとあるのには驚いた。
クリスマスに、旧約聖書に登場するノアに言及されるいうくだりを読むのは、格別の面白さに感じられた。
クリスマスに、拙ブログ「マダムNの神秘主義的なエッセー」の中で人気のある以下の記事をおすすめしておきます。
49 絵画に見る様々なマグダラのマリア
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/05/05/025512
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