鹿島おどりのおどり曲に出てくる祐徳稲荷神社
「72 祐徳稲荷神社参詣記 ③2017年6月8日」を書くために当ブログの過去記事を読み返したところ、そこで紹介していた鹿島おどりの動画があったので、改めて歌詞を確認しました。
以下のブログで、鹿島おどりのおどり曲である鹿島一声浮立、鹿島小唄、鹿島節の歌詞が紹介されています(ライン以下の続きに転載させていただきました)。
- 鹿島おどり Blog
http://kashimaodori.blog72.fc2.com/
どのおどり曲にも祐徳稲荷神社が出てきます。「鹿島小唄」では二番に出てきます。
二.
響く鈴の音 燃え立つつつじ
朱塗まぶしい 祐徳さまの
登る石段 はずかしうれし
願いかのうて 二人づれ
肥前鹿島は縁どころ
どこか哀愁を帯びた鹿島小唄がわたしは好きですが、この二番の歌詞には祐徳稲荷神社が「祐徳さま」という畏敬と親しみを帯びた呼び名で登場します。
願掛けて恋が叶ったらしい初々しい男女の姿が、祐徳稲荷神社を背景にして映像的に表現されています。
「鹿島節」の作詞を手がけたのは、童謡作詞家として有名な野口雨情だったのですね。「鹿島節」では四番に祐徳稲荷神社が出てきます。
四.
運と福とを さづける神は ヤントコセ
アレヨ祐徳 イッチョ イッチョサ
アレヨ祐徳 サンサエ 稲荷さま ヨササノホーイ
ソコヤットン サラリコセー
鹿島おどりで最も盛り上がりを見せる「鹿島一声浮立」では、二番に祐徳稲荷神社が出てきます。
二.
福は授かる 祐徳稲荷
海は有明 海苔かおる
踊れや さあ踊れ
ハ ヤッサヤッサ ハ ヤッサヤッサヤッサヤッサ
一声浮立は よい踊りソレ よい踊りよい踊り
ハ ヤッサヤッサ ハ ヤッサヤッサヤッサ
祐徳稲荷神社が地元で如何に親しまれてきたかが、こうした歌詞からも窺えます。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
鹿島おどり Blog<http://kashimaodori.blog72.fc2.com/>(2017/08/01アクセス)より転載。
鹿島小唄
作詞/服巻紫浪 作曲/草川京二
一.
春はうらうら 旭ヶ岡の
酔うた笑顔も 赤門あたり
松の翠に 夜ざくら映えて
街にゃネオンの 花も咲く
肥前鹿島は 花どころ
二.
響く鈴の音 燃え立つつつじ
朱塗まぶしい 祐徳さまの
登る石段 はずかしうれし
願いかのうて 二人づれ
肥前鹿島は縁どころ
三.
遠い浮立は あの娘の町か
つきの蟻尾山 見渡す限り
つづく稲田の 果から果へ
なぜに不知火 謎ばかり
肥前鹿島は 米どころ
四.
武雄嬉野 湯の香に昏れて
わたしゃ漁船 浜町泊り
鐘は蓮厳院か 誕生院か
今宵身にしむ 酔ここち
肥前鹿島は 酒どころ
……………………
鹿島節
作詞/野口雨情 作曲/藤井清水 編曲/京極利則
一.
肥前多良岳 立つ白雲は ヤントコセ
アレヨ鹿島の イッチョ イッチョサ
アレヨ鹿島の サンサエ 雨となる ヨササノホーイ
ソコヤットン サラリコセー
二.
昔しのばす 鹿島の城下 ヤントコセ
アレヨ大手の イッチョ イッチョサ
アレヨ大手の サンサエ 朱塗門 ヨササノホーイ
ソコヤットン サラリコセー
三.
春の花見は 旭ヶ岡に ヤントコセ
アレヨ桜が イッチョ イッチョサ
アレヨ桜が サンサエ 五千本 ヨササノホーイ
ソコヤットン サラリコセー
四.
運と福とを さづける神は ヤントコセ
アレヨ祐徳 イッチョ イッチョサ
アレヨ祐徳 サンサエ 稲荷さま ヨササノホーイ
ソコヤットン サラリコセー
五.
蟻尾城跡 有明越しに ヤントコセ
アレヨ一目に イッチョ イッチョサ
アレヨ一目に サンサエ 肥後筑後 ヨササノホーイ
ソコヤットン サラリコセ
……………………
鹿島一声浮立
作詞/橋本野酔 作曲/市川昭介
一.
佐賀は葉がくれ 南をうけてヤッサヤッサヤッサヤッサ
瑞穂日本の 米どころ ササ
※
踊れや さあ踊れ
ハ ヤッサヤッサ ハ ヤッサヤッサヤッサヤッサ
一声浮立は よい踊りソレ よい踊りよい踊り
ハ ヤッサヤッサ ハ ヤッサヤッサヤッサ
二.
福は授かる 祐徳稲荷
海は有明 海苔かおる
※(繰り返し)
三.
古き歴史を 新たな町に
生かす浮立の 底力
※(繰り返し)
四.
山の幸やら 海の幸
鹿島供日の 一声浮立
※(繰り返し)
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