ようやくアバターの着替え、ゲット! バルザック『現代史の裏面』。
着替えはほしかったのですが、スロットをするのが億劫で、アバターには同じ格好で我慢して貰っていました。
「スカイダイビングスーツ」に入っているスーツかパラグライターが欲しかったのですが、当てる自信がなかったので、「フューチャーなドレスシルバー」を引きました。
帽子か頭飾りでもいいなと思っていました。うちのアバターがドレスをほしがったのでしょうね。何となく嬉しそう。あとで気が向いたら、髪型変えようかな。
さて、萬子媛のエッセーも書いたことだし(→ここ)、読みかけていたバルザックの最後の作品『現代史の裏面』をご褒美にしています。
バルザックを読んでいると、心が躍ります。どんなに暗い一面が描かれていたとしても、バルザックの思想が太陽のようにその一面を照らしているので、暗くても明るいのです。
『従兄ポンス』がバルザックの最後の作品だと思っていましたが、本の形にすることができたのがポンス、それより後に書かれ、校正まで済んでいたのが裏面ということであるようです。
共産主義者はバルザックの写実力をのみ取り出して評価しましたが、バルザックの写実性は浅い観察欲からではなく、神秘主義思想から出てきたものです。
彼はバラ十字のメンバーだったようです。『ルイ・ランベール』のような作品は神秘主義の知識なくしては書けない作品です。
また、近代神智学運動の母ブラヴァツキーは大著『シークレット・ドクトリン 宇宙発生論(上)』(田中恵美子&ジェフ・クラーク訳、神智学協会ニッポン・ロッジ、平成元年)の中で、バルザックのことを「フランス文学界の最高のオカルティスト(本人はそのことに気付かなかったが)」(281頁)といっています。
興味のあるかたは、拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」に公開中の以下のエッセーをご参照ください。
『現代史の裏面』では、マルクスが登場する以前の共産主義が早くも描かれていて、それに対するバルザックの懸念が窺えます。
まだ読んでいる途中なのですが、病に苦しんだ晩年の作品とは思えない卓越した構想力と入念に彫琢された文章には驚かされるばかりです。
あまり時間がかかるようなら後回しにせざるをえませんが、できれば簡単にでもこの作品の感想を書いて後、萬子媛の小説の第二稿に入れればと考えています。
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