見に行きそびれた鶴崎踊
この街に引っ越してきて長くなるのですが、まだ鶴崎踊を見に行ったことがなかったので、家族と見に行こうと話していました。
鶴崎踊は大分県大分市鶴崎地区に伝わる盆踊りで、戦国時代から伝わる歴史のある踊りということなので、一度見に行かなければと思っていたのです。
そしてカレンダーに書き込んでいたにも拘わらず、当日別の用事ができ、行きそびれてしまいました。残念でしたが、とりあえず動画で楽しもうと思い検索してみたら出てきました。
大分市報(№1706)を参考にざっと紹介すると、「鶴崎踊」は大分市を代表する伝統芸能の一つで、「左衛門[さえもん]」と「猿丸太夫[さるまるだゆう]の二種類からなります。
鶴崎踊の起源は、元禄3(1560)年頃、当時の豊後の国主・大友宗麟公のため、京都から踊り子を招き、「三つ拍子」という踊りを踊らせたのがその始まりだとか。
その後三つ拍子は「左衛門」と呼ばれるようになりました。また、「伊勢踊」をアレンジした踊りが江戸時代から踊られるようになりましたが、それが「猿丸太夫」の始まりなのだそうです。
鶴崎踊は、昭和61年に国の選択無形民俗文化財となりました。
元禄3年といえば、桶狭間の戦いが行われた年ではありませんか。
視聴した中では曲が聴きやすいように思ったので、2014年8月23日鶴崎公園グランドで開催された鶴崎踊の前半の踊り、『左衛門』の動画を貼らせていただきます。
動画のURL:https://youtu.be/OBFabGIuv18
ところで、わたしは数年前から佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社を創建した花山院萬子媛をモデルとした歴史小説に取り組んでいます。
萬子媛は江戸時代の初期から中期にかけて生きた人で、当時は神仏習合でした。萬子媛は大名の奥方でありながら62歳で剃髪、尼十数輩を領する祐徳院(黄檗宗の禅寺)を主宰し、80歳で断食入定しました。わたしは神秘主義的な観点からも光を当てて、その後半生に迫ってみたいのです。
エッセーとしてまとめたものは、拙「マダムNの神秘主義的エッセー」に①~③まで公開しています。
その祐徳稲荷神社で開催された『かしま伝承芸能フェスティバル』の中の「鹿島一声浮立」を収めた動画が公開されていました。前掲エッセー 72 に貼りつけさせていただいています。以下が動画のアドレスです。
動画のURL:https://youtu.be/-qnzRjJa2AA
鹿島一声浮立は「鹿島小唄」「鹿島節」と共に、盆踊りでお馴染みの曲です。
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