秘主義的エッセーブログ更新のお知らせ。ハーブのきついサンドウィッチ。
はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」を更新しました。
マダムNの神秘主義的エッセー
http://mysterious-essays.hatenablog.jp
- 73 息子の土産話から連想したお伽噺の魔女、旧交を冷やした友人との再会
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/08/12/200339
過去記事に加筆したものです。
仕事でヨーロッパに滞在した息子が見た暗い森の話から、魔女を連想し、魔女狩りのスケープゴートとなったのは産婆であったこと、それはなぜだったのかを上山安敏『魔女とキリスト教』(講談社〈講談社学術文庫〉、1998)から引用、紹介しています。
上山安敏著『魔女とキリスト教』は、表立ってはなかなか語られないヨーロッパ文化史の裏面を考察した優れた著作だと思います。
グーテンベルクの出版革命が、印刷物を通じて魔女妄想をヨーロッパ中に拡大させることに一役買ったというのですから、文明の利器は諸刃の剣なのだなあと考えさせられました。
『魔女とキリスト教』によると、魔女は元々「賢い女性[ヴアイゼ・フラウ]」と呼ばれ、そこには悪い魔女というイメージはなかったということです。
息子が滞在中、昼食はフランスパンにハム、チーズ、野菜などを挟んだサンドウィッチで、どれもハーブがきつかったとかで、息子はそれが苦手だったようですが、薬草の知識が豊富で、自然治癒、予防医学を実践していた魔女の貢献が今もヨーロッパに生きているのを感じさせられました。
魔女とキリスト教 (講談社学術文庫)
上山 安敏 (著)
出版社: 講談社 (1998/1/9)
| 固定リンク
「お知らせ」カテゴリの記事
- 文学エッセイ動画「五感が隅々まで働いているモーリアックの文章」をYouTubeにアップしました(字幕付けました、25日夜)(2020.12.25)
- 「Nのめもちょう」に「おすすめ年賀状テンプレート・イラスト2021」を公開しました。(2020.12.11)
- リブリーリプート、リブリーが戻ってくる! 今後の創作予定。(2020.10.13)
- 神秘主義エッセーブログを更新しました(2020.10.11)
- 14歳の当ブログを少しだけ手入れしました(2020.06.15)
「マダムNの他サイト情報」カテゴリの記事
- 「Nのめもちょう」に「おすすめ年賀状テンプレート・イラスト2021」を公開しました。(2020.12.11)
- はてなブログ「The Essays of Maki Naotsuka」にエッセー「シネマ『バベットの晩餐会』を観て」を収録(2020.12.07)
- 神秘主義エッセーブログを更新しました(2020.10.11)
- ライブドアブログ「創作ノート - 不思議な接着剤」を「https」化しました。グノーシス主義の定義。和漢朗詠集。(2020.09.21)
- 神秘主義エッセーブログ「69」を更新しました(2020.07.19)