« コイコイピサの斜塔がお気に入りのアバター | トップページ | スイスロッジをゲット!(インターポット)。また石の旅行。読書感想文によい本の記事。 »

2017年8月13日 (日)

秘主義的エッセーブログ更新のお知らせ。ハーブのきついサンドウィッチ。

はてなブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」を更新しました。

マダムNの神秘主義的エッセー
http://mysterious-essays.hatenablog.jp

過去記事に加筆したものです。

仕事でヨーロッパに滞在した息子が見た暗い森の話から、魔女を連想し、魔女狩りのスケープゴートとなったのは産婆であったこと、それはなぜだったのかを上山安敏『魔女とキリスト教』(講談社〈講談社学術文庫〉、1998)から引用、紹介しています。

上山安敏著『魔女とキリスト教』は、表立ってはなかなか語られないヨーロッパ文化史の裏面を考察した優れた著作だと思います。

グーテンベルクの出版革命が、印刷物を通じて魔女妄想をヨーロッパ中に拡大させることに一役買ったというのですから、文明の利器は諸刃の剣なのだなあと考えさせられました。

『魔女とキリスト教』によると、魔女は元々「賢い女性[ヴアイゼ・フラウ]」と呼ばれ、そこには悪い魔女というイメージはなかったということです。

息子が滞在中、昼食はフランスパンにハム、チーズ、野菜などを挟んだサンドウィッチで、どれもハーブがきつかったとかで、息子はそれが苦手だったようですが、薬草の知識が豊富で、自然治癒、予防医学を実践していた魔女の貢献が今もヨーロッパに生きているのを感じさせられました。

魔女とキリスト教 (講談社学術文庫)
上山 安敏 (著)
出版社: 講談社 (1998/1/9)

|

« コイコイピサの斜塔がお気に入りのアバター | トップページ | スイスロッジをゲット!(インターポット)。また石の旅行。読書感想文によい本の記事。 »

お知らせ」カテゴリの記事

マダムNの他サイト情報」カテゴリの記事