« 高畑淳子さんのブログに応援コメントが沢山……がんばって! | トップページ | 大気不安定で、体調も不安定 »

2016年8月28日 (日)

薬に関する、気になる検索ワード

アクセス解析を見るとき、気になる検索ワードが時々あります。

昨日の検索ワードの中にもありました。「アマゾンでヘルベッサーを買うには」という検索ワードです。

ジルチアゼム(商品名ヘルベッサー)はわたしの知る限りでは、カルシウム拮抗薬と呼ばれる種類の薬で、高血圧・狭心症治療薬です。ざっと検索してみたところでは、他の用途というのは見つけられませんでした。

副作用のあるヘルベッサーを自分で買って自己流に服用する人というのを想像すると、恐ろしくなります。

プロプラノロール(商品名インデラル)を、わたしは放置すれば脈拍数140くらいになる洞性頻脈の改善に処方されていますが、心拍数の増加を抑える作用があがり症の改善に用いられることもあるようです。

「インデラル 個人輸入」といった検索ワードが一時期よくありました。

インデラルにしても、ヘルベッサーにしても、こうした薬はお医者さんに処方して貰うべき薬ではないでしょうか?

わたしは専門的なことはわかりません。

インデラルで話をすると、心臓疾患の患者としてβ遮断薬であるインデラルを長年使ってきて思うことは、この薬には助けられてきたにせよ、使わずに済めばどんなにいいだろうということです。ヘルベッサーも使わずに済めば、それにこしたことはありません。

喘息も、冠攣縮性狭心症も、インデラルの副作用かもしれないといわれています。こうした疾患が加わったところへ心臓弁膜症が見つかり、心房細動も起きるようになって、薬が増えるばかり。

スポーツが好きだったのに、体力がなくなり、外出にも不自由する日々です。

インデラルの重大な副作用に心不全があります。また脳内に入りやすくて悪夢を見やすくなるとも聞きます。

お医者さんの診察を受けてみなければ、インデラルやヘルベッサーが症状を改善するかどうかは素人にはわかりません。仮に症状を改善したとしても、別のもっと適した薬が処方されることもあるでしょうし、素人判断はとても危険なことではないかとわたしには思えます。

わたしもインデラルを服用するに当たっては24時間ホルター心電図、胸部レントゲンなどの検査を受けました。その結果、洞性頻脈が繰り返し起こっており、頻脈のために心臓も大きくなっていることがわかったため(鬱血性心不全といわれました)、インデラルで心拍数を抑えることになったのでした。

インデラルは鬱血性心不全を改善してくれましたが、逆に鬱血性心不全を惹き起こすこともあるから注意が必要だとお医者さんにいわれました。

循環器系の薬にはこうした副作用が起きることが珍しくないので、要注意ではないでしょうか。

あがり症といえば、あがり症ではありませんが、わたしは中学、高校のころに心因性頻尿(強迫性障害)――と今はいうようですね――に悩まされました。

授業が始まって10分もしないうちにトイレばかりが気になるようになり、学力が低下しました。程度がひどければ登校拒否になることもあると専門のサイトにありました。わたしはそのレベルだったと思います。毎日そうしたぎりぎりのところで、結果的には皆勤賞モノで通学しました。

そうなるまでトイレは近い方ではなく、朝登校して昼休みまで排尿に行かずに済んだくらいでした。それが災いし、ある日、「どうしようかな。トイレに行きたいけれど、まあいいや。面倒臭いから次の休み時間に行こう」とトイレを先延ばししたところ、授業中に催し、仕方なく挙手してトイレの許可を貰い、行きました。

それがひどく恥ずかしくて、それからトイレが気になるようになり、次第に絶えず気にかかるようになっただけでなく、絶えず尿意を覚えるようにもなりました。

短期間、精神科のクリニックに通って精神安定剤を試しましたが、全く効きませんでした。効かないのに、その薬に依存するようになりました。

当時は、病院ではこうした症状には極力薬を出さない方針だったようです。しかし薬局では何とか買え、お小遣いで買ったりしていました。そのうち、これではいけないと思い、薬を断つことにしました。

運動部に入り、また猛烈に読書をしました。治らない心因性頻尿と相まって成績はますます下がりましたが、結果的に国語力だけはつき、いつしかそれが作家志望となって、よくも悪くも人生を変えました。

大学生になると、トイレが気にならなくなりました。高校までとは授業の雰囲気が違い、トイレへ行きたければそっと抜け出ることも可能だったことから気にならなくなったのです。

頻脈に悩まされるようになったのは、下の子が幼稚園に入ったころで、今も覚えています。

子供を迎えに行った幼稚園の門のところで、突然激しい動悸が止まらなくなったのです。この発症の仕方を思い出すと、洞性頻脈というより発作性上室性頻拍っぽいですね。

原因は過労だと思います。そのころ、よく風邪を引くようになり、肺炎にもなりました。専業主婦でしたが、体調が悪くても実家に頼ることはできず、夫は当時いたって家庭のことには無頓着、創作も続けており、少しずつ疲労が積もっていった感じでした。

……と、関係のないことを書いてしまいました。要するに何がいいたいかというと、わたしも学校に通っていたころに、病院で処方して貰うべき薬を勝手に買って飲んだりしたことがあったけれど、それは事態を悪化させただけだったということです(そのようなことをしたのはそのときだけです)。

どうしてアマゾンで買おうと思うのですか? 診察代を浮かすため? わたしが調べたところではアマゾンでは買えないみたいですが?

御存じだとは思いますが、リンクフリーのサイト「おくすり110番」のヘルベッサーの解説にリンクを張っておきます。御覧のように、副作用は沢山ありますよ。わたしは飲み始めたころにひどい血圧低下とめまいが起き、今はよく起きる歯肉の腫れに悩まされています。どうか勝手に飲まないで。

それとも、もしかしたら、以下の本をアマゾンで求められていたとか? でも、それだと「アマゾンでヘルベッサーを買うには」という検索ワードにはなりませんよね。

ヘルベッサー文献抄録集 (1970年) -  – 古書
田辺製薬株式会社   (著)

|

« 高畑淳子さんのブログに応援コメントが沢山……がんばって! | トップページ | 大気不安定で、体調も不安定 »

検索ワードに反応してみました」カテゴリの記事