ブラヴァツキーバッシングから浮かび上がる反日・在日問題、新興キリスト教問題、ヒプノセラピー(催眠療法)問題。
過去記事で神智学の影響を受けたイェイツ、メーテルリンク、ルイス・キャロル、ライマン・フランク・ボームについて書きかけていたので、続きを書いていたのだが、その記事をアップする前に、ブラヴァツキーバッシングについて新しいメモをアップしておきたい。
ブラヴァツキーをバッシングしている記事を調べることで、バッシングしている人々の利害関係と目的が明らかになるはずである。調べているうちに、三つの問題が浮かび上がってきた。
一つ目は、オウム真理教事件から本来は最も色濃く浮かび上がってくるはずの反日・在日問題である。この問題から世間の目を逸らす意図が、ブラヴァツキーバッシングにはあるのではないか。
過去記事でも書いたように、オウム真理教は、中共のような思想弾圧している一党独裁国家ではない、憲法第20条で信教の自由を規定した日本国において反日テロを起こすという重大な思想的問題を孕んでいた。
戦後の日本は反日・在日問題で苦しんできたが、そのことを一般人が漸く知り始めたのは民主党政権以降である。
オウム真理教の宗教的側面が強調され、今なおブラヴァツキーの神智学や三浦関造と関連づけようとする動きがあるのは、反日・在日問題から目を逸らす意図があるのではないかとわたしは疑っているのである。
次の過去記事でわたしは「天皇をメシア信仰と位置づける日本人は珍しい。在日コリアンか帰化人、あるいは左派にはそうした解釈を時々見ることがあるが……」と書いたが、こうした普通の日本人にはおよそ考えつかないような意味づけが、わたしの仮説に有利な情報を提供してくれたような気がしているが、如何であろうか。
- 2015年12月28日 (月)
(2度の改稿)ブラヴァツキーの神智学を誹謗中傷する人々 ②三浦関造の雛たちに危いまなざしを向ける人
https://elder.tea-nifty.com/blog/2015/12/post-6f6e.html
どれほど宗教的に暴走したところで、普通の日本人には反日テロを起こさなければならない理由がないから、わたしには反日・在日問題としか考えようがなく、在日外国人の方々に対する偏見からではない。
二つ目は、新興キリスト教問題である。ブラヴァツキーの神智学は彼らの布教の邪魔になるようだ。
ブラヴァツキーバッシングを行っているブログを多く閲覧したが、昔ながらの品のよいキリスト教信者の思考回路ではおよそ考えつかないと思えるような奇怪なことが書かれていたりする。
わたしは若いころキリスト教に関心があったし、キリスト者の知り合いもいるので、昔ながらのキリスト者たちではないと思うのである。コリアン系キリスト教会が増えているようであるが、そのことと関係があるかどうかはわからない。
三つ目はヒプノセラピー(催眠療法)問題である。
ヒプノセラピーを広めるのにブラヴァツキーの神智学が邪魔になるのか、なくすのに邪魔になるのかはわからないが、ブラヴァツキーバッシングにはちょくちょくこのヒプノセラピーが出てくる。
催眠術を奨励する神秘主義者などいない。偽神秘主義者はこの限りではない。
何度も書いたように、催眠術は神秘主義では黒魔術である。ブラヴァツキーは、催眠術という「強い意志力をもった者が、心の弱い者を一種のトランス状態に入れるブロセス」は「神経の流体の流れを妨げるので、道徳的にも肉体的にもたいへん危険なことである」(H・P・ブラヴァツキー著,田中恵美子訳『神智学の鍵』神智学協会ニッポン・ロッジ,1995改版,用語解説p.32-33)と警告している。
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