小保方晴子氏がバッシングを受けたSTAP細胞事件、続報
Yahoo!ニュース:Business Journal 5月14日(土)6時1分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160514-00010004-bjournal-soci
3月10日、ドイツ名門大学ハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文『Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes(邦訳:修正STAP条件によって、JurkatT細胞の運命が多能性と細胞死の間で二極分化する)』を発表した。小保方氏が発見したSTAP現象を、がん細胞の一種であるJurkatT細胞を用いて独自に修正した酸性ストレスをかける方法を試してみたところ(小保方氏がネイチャーで発表した細胞に酸性ストレスをかける方法とは異なる)、細胞が多能性を示す反応を確認した。
Yahoo!ニュース:神戸新聞NEXT 5月18日(水)18時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160518-00000011-kobenext-l28
STAP細胞論文の研究不正問題に絡み、舞台となった神戸市中央区の理化学研究所の研究室から、胚性幹細胞(ES細胞)が盗まれたとされる事件について、神戸地検は18日、「窃盗事件の発生自体が疑わしい」として不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
Yahoo!ニュース:Business Journal 5月21日(土)6時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160521-00010001-bjournal-soci
米ハーバード大学附属ブリガムアンドウィメンズホスピタルが、STAP細胞の作成方法に関する特許出願を、日本、米国、EPO(欧州特許庁)、カナダ、オーストラリアなど世界各地で行っており、更新料、維持料が支払われている。ハーバード大がSTAP現象の特許を出願し、その審査要求をするのは当然、再生医療での実用化を睨んでのことだとみられる。
マスコミによる異常なまでの小保方氏に対するバッシング。わたしのような科学音痴まで、小保方晴子氏とSTAP細胞に興味を持ってしまったほどだった。
バッシングの中心にいた毎日新聞・須田桃子記者の著作『捏造の科学者 STAP細胞事件』は、第46回(2015年)大宅壮一ノンフィクション賞・書籍部門に選ばれている。
大宅壮一ノンフィクション賞の主催は公益財団法人 日本文学振興会、運営は株式会社文藝春秋で、芥川龍之介賞の選考・賞の授与を行っているのもこの文藝春秋内に存在している日本文学振興会である。
最近の当ブログにおける芥川賞関連記事:
- 2016年5月14日 (土)
芥川賞選考委員・島田雅彦氏が中国で行った不思議な政治的発言https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/05/post-9615.html
バッシング騒動のさなか、笹井芳樹教授が自殺している。
わたしは最初に『捏造の科学者 STAP細胞事件』を読み、科学的なことはわからないながら著作内容に偏りを感じたので、次に小保方氏の著作を読んだのだった。
そして、心を打たれた。科学のすばらしさや科学者としての良心、また理不尽なバッシングに対する訴えなどが科学音痴にも伝わってきた。文学的にも優れた内容と感じられた。
『あの日』の感想を、わたしは過去記事で次のように書いた。
- 2016年4月 1日 (金)
小保方晴子氏のホームページ(ミラーサイト)で見た宝石のように光る細胞の写真
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/04/post-cfea.html
事の真偽はわからないながら、小保方氏の著作に心を打たれた。
専門的な部分はおぼろげにしかわからないが、知と情のバランスが完璧にとれた構成で(さすがは科学者の著書だ)、綺麗なわかりやすい文章で書かれている。専門的な部分の丁寧な説明とその間から零れる豊かな情操が印象的である。
このSTAP細胞事件、今後も動きがありそうだ。
捏造の科学者 STAP細胞事件
須田 桃子 (著)
出版社: 文藝春秋 (2015/1/7)
あの日
小保方 晴子 (著)
出版社: 講談社 (2016/1/29)
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