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2016年5月28日 (土)

神智学の影響下で著された『青い鳥』(モーリス・メーテルリンク)、『オズの魔法使い』(ライマン・フランク・ボーム)

神智学の影響を受けた作家たちについて調べているのだが、また2人見つかった。

『青い鳥 (L'Oiseau bleu)』で1911年にノーベル文学賞を受賞したベルギーの作家モーリス・メーテルリンク、『オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)』の著者であるアメリカの作家ライマン・フランク・ボームだ。

メーテルリンクの作品はカトリック教禁書目録に入れられた。

追記:

メーテルリンクを調べ、拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」の以下の記事にしました。

63 心霊主義に傾斜したメーテルリンクの神智学批判と、風評の原因
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/09/15/161504

過去記事で紹介したアメリカの神智学協会の動画で、「Theosophy Wiki」が紹介されていた。

メーテルリンクとボームを検索してみると、出てきた。神智学の影響を受けた作家を調べるのに使えそうだ。

  • モーリス・メーテルリンク
    http://www.theosophy.wiki/w-en/index.php?title=Maurice_Maeterlinck&oldid=26749
  • ライマン・フランク・ボーム
    http://www.theosophy.wiki/w-en/index.php?title=L._Frank_Baum&oldid=23497

『青い鳥』『オズの魔法使い』の小論はそのうち書く。

こんなことばっかりやっているから、本の整理が進まないわけなのだ。

コリン・ウィルソンの『ルドルフ・シュタイナー』もつい断片的に再読してしまい、ブラヴァツキーに対するあまりにも知識不足、理解力不足の記述に改めて呆れ、ウィルソンがシュタイナーを贔屓した理由を調査するというのが宿題として残った。シュタイナーについて書くように依頼を受けたというが、それで原稿料が入るからというだけではないだろうから。

ウィルソンの貧弱な記述からすると、部分的に慌てて読んだ程度ではないかしら。締め切りが迫り、原稿料はなるべく早くほしかったとかで。シュタイナーはともかく、ブラヴァツキーの本ほど、急いで読むのに適していない本はないのだけれど。

結局、処分できそうな本は、よほど傷んでいて同じものがもう1冊ある本くらいだ。夫とはやはり好みや考え方に似たところがあるのか、互いに独身のころ買ったものなどで同じ本が結構ある。

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オズの魔法使い (ハヤカワ文庫 NV (81))
ライマン・フランク・ボーム (著), 新井 苑子 (イラスト), Lyman Frank Baum (原著), 佐藤 高子 (翻訳)
出版社: 早川書房 (1974/11/30)

ハヤカワ文庫のオズの魔法使いシリーズはAmazonでは中古しかない巻がある。復刊ドットコムからも完訳・全15巻が出ていて、こちらは子供向き。

完訳 オズの魔法使い 《オズの魔法使いシリーズ1》
ライマン・フランク・ボーム (著),  サカイノビー (イラスト), 宮坂宏美 (翻訳)
出版社: 復刊ドットコム (2011/9/30)

話は変わるが、東洋ナッツ「トン 有機3種のレーズンS 80g」が美味しい。

20160528111011a

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