神智学の影響下で著された『青い鳥』(モーリス・メーテルリンク)、『オズの魔法使い』(ライマン・フランク・ボーム)
神智学の影響を受けた作家たちについて調べているのだが、また2人見つかった。
『青い鳥 (L'Oiseau bleu)』で1911年にノーベル文学賞を受賞したベルギーの作家モーリス・メーテルリンク、『オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)』の著者であるアメリカの作家ライマン・フランク・ボームだ。
メーテルリンクの作品はカトリック教禁書目録に入れられた。
追記:
メーテルリンクを調べ、拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」の以下の記事にしました。
63 心霊主義に傾斜したメーテルリンクの神智学批判と、風評の原因
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/09/15/161504
過去記事で紹介したアメリカの神智学協会の動画で、「Theosophy Wiki」が紹介されていた。
- 2016年5月13日 (金)
神智学協会の歴史を物語る古い映像を含むドキュメンタリー
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/05/post-ff05.html
メーテルリンクとボームを検索してみると、出てきた。神智学の影響を受けた作家を調べるのに使えそうだ。
- モーリス・メーテルリンク
http://www.theosophy.wiki/w-en/index.php?title=Maurice_Maeterlinck&oldid=26749 - ライマン・フランク・ボーム
http://www.theosophy.wiki/w-en/index.php?title=L._Frank_Baum&oldid=23497
『青い鳥』『オズの魔法使い』の小論はそのうち書く。
こんなことばっかりやっているから、本の整理が進まないわけなのだ。
コリン・ウィルソンの『ルドルフ・シュタイナー』もつい断片的に再読してしまい、ブラヴァツキーに対するあまりにも知識不足、理解力不足の記述に改めて呆れ、ウィルソンがシュタイナーを贔屓した理由を調査するというのが宿題として残った。シュタイナーについて書くように依頼を受けたというが、それで原稿料が入るからというだけではないだろうから。
ウィルソンの貧弱な記述からすると、部分的に慌てて読んだ程度ではないかしら。締め切りが迫り、原稿料はなるべく早くほしかったとかで。シュタイナーはともかく、ブラヴァツキーの本ほど、急いで読むのに適していない本はないのだけれど。
結局、処分できそうな本は、よほど傷んでいて同じものがもう1冊ある本くらいだ。夫とはやはり好みや考え方に似たところがあるのか、互いに独身のころ買ったものなどで同じ本が結構ある。
オズの魔法使い (ハヤカワ文庫 NV (81))
ライマン・フランク・ボーム (著), 新井 苑子 (イラスト), Lyman Frank Baum (原著), 佐藤 高子 (翻訳)
出版社: 早川書房 (1974/11/30)
ハヤカワ文庫のオズの魔法使いシリーズはAmazonでは中古しかない巻がある。復刊ドットコムからも完訳・全15巻が出ていて、こちらは子供向き。
完訳 オズの魔法使い 《オズの魔法使いシリーズ1》
ライマン・フランク・ボーム (著), サカイノビー (イラスト), 宮坂宏美 (翻訳)
出版社: 復刊ドットコム (2011/9/30)
話は変わるが、東洋ナッツ「トン 有機3種のレーズンS 80g」が美味しい。
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