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2016年3月27日 (日)

スヒョン文書が採り上げられたことについてのやりとり

以下の記事は『余命三年時事日記ハンドブック 』の感想ですが、同じアマゾンレビューにも同じ感想を提出しました。

そのわたしのレビューに続くレビューにおいて、『余命三年時事日記ハンドブック 』でスヒョン文書が採り上げられたことが問題とされ、その是非をめぐってコメントでやりとりがなされていました。

前掲感想でわたしは『余命三年時事日記ハンドブック 』でスヒョン文書が採り上げられたことに対して著者のスタンスに共鳴したと書きました。その責任(?)を感じたため、わたしも次のようなコメントを書きました。

スヒョン文書に書かれているようなことが現実に起きているからこそ、この文書は注目されるのだと思いますよ。現実社会をフィクション形式で見事に表現している小説があります。ノーベル文学賞を受賞する作品には、そのような作品が多いですね。

2012年10月になってこの文書の存在を知ったとき、真偽のほどは定かでないながら、わたしはこれを会話形式の一種の小説だと思って読みました。当の在日の方々がこのようなやりとりを一般公開されている掲示板で行うとは信じがたかったからです。在日社会に精通した日本人が警告のために書き込んだのではないかと想像しました。2007年の書き込まれた当時に閲覧していたとしたら、「何だろう、これは」としか思わなかったかもしれません。

2007年の時点でスヒョン文書がどの程度注目されていたのかは知りませんが、わたしが2012年10月になって知ったときはピークといってよい注目度だったのではないかと思います。同年11月には野田総理が衆議院を解散し、12月に第46回衆議院議員総選挙が行われています。

わたしはNHKの国会中継をよく視聴します(国会中継を視聴する人間は少数派でしょう)が、2011年11月15日の参議院予算委員会で西田議員が野田総理の外国人献金受領を追及しました。西田議員は野田総理が民団の幹部から献金受領した事実を国会で暴露する際、野田総理が韓国の旗の前で韓国民団の選挙協力に感謝している衝撃的な写真を紹介しました。

民主党政権が他国の傀儡政権であったことが鮮明になった瞬間でしたが、マスコミはこの戦慄させられる事実を追求したでしょうか。スヒョン文書に書かれたことは9年近い歳月が経過する中でほとんどが裏付けられる結果となったのです。今、スヒョン文書を採り上げることは意義深いことと思われ、ハンドブックでは扇動のためではなく、検証のために採り上げられたのだと思います。

 

余命三年時事日記 
余命プロジェクトチーム (著)
単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版社: 青林堂 (2015/12/17)

余命三年時事日記ハンドブック
余命プロジェクトチーム (著)
単行本(ソフトカバー): 159ページ
出版社: 青林堂 (2016/3/17)

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