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2016年2月16日 (火)

届きました、ヘルベッサー!

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過去記事で、ヘルベッサーがひと月分足りないことに気づき、薬局にお電話して郵送していただくことになったと書きました。

写真は撮りませんでしたが(気力なく)、昨日の午前0時近くになってまたミオコールスプレー1噴霧しました。

昨日はニトロを使っても体調が今一つで、というより、薬がインデラル、ヘルベッサー、アイトロール、シグマート、サンリズムの順で追加になるころによく腹部膨満感を覚え、おなかがパンパンになって苦しくなっていましたが(先生は冠攣縮性狭心症の発作だろうとおっしゃり、その通りニトロが効きます)、そうなりました。

家事は何とかこなし、こんなときのために安く出ていたときに買っておいたハムを使って、江戸崎先生のレシピ「バムのパピヨット」を参考に作りました。美味しくできたパピヨットは根性でいただきましたが、おなかがパンパンで、苦しくて他のものが入らない。

夜の食後の薬を飲んでもヘルベッサーが欠けていたためか、苦しさがあまり変わらず、前述したように午前0時近くになってミオコールスプレー1噴霧。

午前中もおなかパンパン。10時半ごろ待ちに待ったヘルベッサーが届き、服用しましたが、そのときは胸の圧迫感も出ていて、症状が和らがず。仕方なくミオコールスプレーを正午近くになって1噴霧。

血圧低下のせいか眠くてたまらなくなったのですが、胸が苦しい。1時間ほどしてもその胸の苦しさとおなかパンパンが治らず、止まりにくい咳に悩まされたので、2噴霧。もう気絶するまで噴射したくなりました(先生はこれを警戒して、舌下錠を処方したがっていらっしゃるのかもしれません)。

でも、その2噴霧が効いたようで、咳と胸の苦しさがぴたりと治りました。おなかはまだ変に膨らんでいますが。不思議なのは、これだけ噴霧したらさらなる血圧低下で爆睡するのではないかと不安でしたが(今日は家族で出かけるかもしれないので)、むしろ眠気がとれました。眠気の原因にはいろいろあるでしょうが、この場合は冠攣縮性狭心症や不整脈が原因だったのでしょう。不整脈も出ていたのです。

お陰様でほぼ平常に戻りましたが、今のわたしにはどの薬一つ欠けても日常生活を快適に過ごすのは難しいとわかります。

インデラルが欠けると120~140の動悸に繰り返し襲われ、サンリズムが欠けると心房細動、ヘルベッサーが欠けると今回のような冠攣縮性狭心症の発作。アイトロールはニトロの仲間で、欠けるとやはり冠攣縮性狭心症の発作が起きやすくなり、シグマートは末梢血管を拡げてくれるので、これも欠けると冠攣縮性狭心症の発作が起きやすくなります。

一旦発作が起きて調子が崩れると、平常に復するまでに時間がかかります。気温差などで、予防していても発作は起きてしまいますが、全部先発品に戻してからは発作が起きても平常に戻るまでの時間が短くて済みます。

ヘルベッサー、アイトロール、シグマートがジェネリックだったときより快適になったということは、先発品ではそれだけ予防がしっかりできているということです。

わたしのようなタイプの病人には、外で何かしたいとか、ハードワークをこなしたいといった欲望は贅沢なことで、毎日が苦しくなく過ごせて家事ができるということが何よりの治療の効果、科学の恵みだとわかりました。

循環器クリニックの先生は名医との評判も高く、日赤に別件で検査入院したときについでに受けたセカンドオピニオンでも、日赤の先生は循環器クリニックの先生の投薬の仕方に関心していらっしゃいました。

でも、わたしは少しその腕を疑っていました。発作が起きるのは仕方がないけれど、日常生活が肉体的につらいのはわたしには「猿も木から落ちる」なのではないかと。

そうではなかったことがわかりました。先発品に戻してみて。先生がいくら完璧な処方箋をお書きになっても、どの程度効いているのか、どんな副作用が出ているのかもわからないジェネリック相手では別の処方箋になっていたようなものだったのです。

3種類のジェネリックが全く効いていなかったとしたらもっとひどいことになっていたでしょうから、効いていたとは思いますが、効き目が全体的に弱かったのではないでしょうか。安く済ませるはずが、高くつきましたよ。5年間の体調不良の日々はやり直しが利きません。

いつも鉛のように心臓が重かったので、それが重しになってパソコンの前に縛りつけて創作したり読書したりといった効果はあったのかもしれませんが、それではまるで囚人です。

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