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2016年2月 5日 (金)

「マダムNの神秘主義的エッセー」更新のお知らせ。筑前煮は翌朝こそグー!

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昨夜、久しぶりに作った筑前煮。翌朝余り物をいただくと、味がよく染みていて美味しいですね。

3種類のジェネリックやめて5種類の心臓の薬インデラル、サンリズム、ヘルベッサー、アイトロール、シグマートが全て先発品になってから心臓が軽くなり、昨日今日も快調です。

ただヴァージニア・ウルフの記事に没頭しすぎて目眩が少し出ています。

そのヴァ―ジニア・ウルフのエッセーを拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」にアップしました。ウルフに関する当ブログの記事2本に加筆しています(あとで記事2本を削除して当ブログにも「神秘主義エッセー」と同じものをアップするかもしれませんが)。

「マダムNの神秘主義的エッセー」は電子書籍にすることを目的としたもので、神秘主義的カラーが強く出ています(当ブログは何でもありです)。加筆したウルフの異色作『オーランドー』に言及した部分などもそうで、以下に抜粋しておきます。

ヴィタに捧げられ、変装した彼女のいろいろな写真入りで1928年に上梓されたヴァージニアの小説『オランドー』。

ジェンダーをテーマとする学術研究の対象によくなるらしいので、簡単に触れておくと、『オーランドー』は男性として生まれたオーランドーが7日間の昏睡後に女性へと変身し、やがて女性としての自覚と歓びに目覚め、完全に女性としての人生を全うしていくという物語である。

当時はこのような変身はあくまでファンタジーであったが、現代では手術によって性転換してオーランドーのように生まれたときとは異なる性として生きる人も珍しいことではなくなった。

もっとも、このファンタジーは、女であったがために父サックヴィル卿の形見の――ケント州セヴノークスにある――ノールの邸宅を継げなかったヴィタを慰めるために書かれたのだという。

West_front_knole_sevenoak_1

West Front, Knole, Sevenoak
1910
Alfred Robert Quinton (1853–1934)
From Wikimedia Commons, the free media repository

性転換といえば、魚などで見られることのある性転換は雌雄同体の様式の一つとされる。

神秘主義では魂は両性具有とされ、人間は男女どちらにも生まれ変わる。欠けている要素を学んで吸収してバランスを取り戻すために、どちらかの性を選んで生まれてくるとされる。神秘主義者であるわたしは、前世では男性の年取った修行者として死んだという自覚があるからこそ、粛々として女性として生きている。オーランドーのように女性を謳歌しているというよりは、前世で理解しなかった女性の人生について今まさに学んでいるのだ……という感慨深いものがある。

主婦業こそ、前世で男性性に傾きすぎたバランスを回復するための最も有益な修行となりうるということを今では自覚している。いざ社会に出るときになって就職の邪魔立てをするかのように母が倒れ、共稼ぎをするにはなかなか条件が整わず、作家になって社会的な活躍ができないのもそのためだ――などというつもりはないが。

ウルフの小説を改めて読んでもっと作品に触れたエッセーにしたい気がしていますが、そうすると、江戸初期の日本からどんどん離れてしまいそうなので、今後は二人の黒衣の宰相に集中するつもりです。

合間に図書館から借りた獅子文六『海軍』、ナグ・ハナディ文書の翻訳で著名な荒井献の『ユダとは誰か』はざっとでも読んでおかなければなりませんが。

図書館の本、よく汚されていて心が痛みます。ウルフの日記は新品みたいに綺麗で、評伝のほうもまあまあなのですが、家系図に汚い染み、他にも少しあります。

児童書ならまだしも、大人の本でこれですからね。わざと汚すのでしょうか、わたしには謎です。

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