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2016年2月29日 (月)

エッセネ派に対する疑問

わたしはノート90、91でブラヴァツキーの言葉を引用して次のように書いた。

H・P・ブラヴァツキー『イシス 科学上』にはそのエッセネ派についての詳しい解説がある。『イシス 科学上』ベールの前でXXXViii-XXXViX頁。

エッセネ派ESSENESとは「癒やし手」を意味するAsaiに由来する。「プリニウスPlinyによればユダヤ人の一派で,彼らは死海の近くに何千年にもわたって暮らしていた」「たくさんの仏教的観念と修行があった」「初期教会で用いられた『兄弟[同胞]』なる呼称は,エッセネ派的なものだった。彼らは一つの友愛団体であり,かの初期改宗者たちに似たコイノビオンKoinobion,すなわち共同体だったのである

書きながら実は信じられなかったのである。死海の近くに何千年にもわたって暮らしていたエッセネ派という記述が。そんなに古くからだなんて、ありえるだろうか。だが、プリニウス、ヨセフス、ブラヴァツキーという大物著述家が揃いも揃っていい加減なことを書くだろうか。

それについて調べていて、一日潰れた。次のノートでエッセネ派についてもっと書きたい。

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