ジェネリックやめて3週間目に突入(これまでの経緯をざっと復習)。スプレー1噴霧。
昨日、家族で商業施設に出かけた。半日出かけるような外出だと、ジェネリックやめて調子がよくなったとはいえ、やはりわたしにはオーバーワークのようだ。
午前中から軽い胸の圧迫感があり、そのまま様子を見ようかとも思ったが、放置していると、本格的な冠攣縮性狭心症の発作が起きたり、尿がでにくくなっておなかや手足が腫れぼったくなったり、とまりにくい咳、泡のように湧いて出る痰に悩まされることは必至なので、早めに使った。
やはり軽い胸の縛り感は冠攣縮性狭心症の発作が原因だったようで、胸の中はもとよりその胸から放射状に首から頭、両腕、腹部のほうへと涼しさが行き渡った(血管が開いて血のめぐりがよくなると、わたしは涼しさや温かさとして感じる)。
ジェネリックをやめて3週間目に突入した。これまでの経緯を過去に遡ってざっと復習しておこう。
心臓疾患の改善のために服用している5種類の薬のうち、一日中繰り返し起きる洞性頻脈――140くらいになる――の改善のために1995年1月から21年間服用しているインデラルはずっと先発品を服用している。
インデラル服用後に心レントゲンで心臓が縮んだことが確認された。その縮んで小さくなった心臓が本来のわたしの心臓の大きさで、心臓の状態がよいときはその大きさだという。普通より小さめ。
インデラルには喘息などの副作用があるので、他の薬に変更が試みられたが、インデラルほどの効き目がなく、他の薬では頻脈がうまく抑えられなかった。そのため喘息予防薬フルタイドを使用しながらずっとインデラルを服用している。
2005年3月29日に現在通院している――2005年2月17日に初受診――循環器クリニックで、冠攣縮性狭心症の発作を予防するためヘルベッサーと頓服のニトロペンが追加された。2008年4月3日にアイトロール、2008年7月12日にシグマート追加。
アイトロール(2008年4月3日)
かふれがひどいんなら、テープはやめよう――といって、アイロールという薬を出してくださいました。シグマート(2008年7月12日)
これまで使ってきたヘルベッサーとアイトロールはどちらかというと太い血管を拡げる薬で、シグマートは細い血管を拡げる薬だそうだ。
2011年7月3日、薬局で『ジェネリック医薬品希望カード』を提示し、ヘルベッサー、アイトロール、シグマートをジェネリック(後発品)に変更して貰った。
インデラル
シグマート⇒ニコランタ
ヘルベッサーRカプセル⇒コロヘルサーRカプセル
アイトロール⇒アイスラール
ニトロペン(発作時)
フルタイド(喘息)
2013年6月5日に心房細動の改善のために7日分、抗不整脈薬サンリズム50㎎がお試しで処方された。これには絶大な効果があり、胸が軽く、静かになった(ぴたりと不整脈がとまった)。
2013年6月14日、サンリズムをジェネリックのリズムコートに変更して貰った。
「(ジェネリックが)先発薬より優秀なんてのは、嘘だ。長い時間と労力をかけて開発された薬よりジェネリックのほうが優れているなんてことは、全くない。俳優なんか使って、いいように宣伝しすぎなんだ。そりゃ、後発薬のほうが安いといったメリットはあるかもしれないけれどね」と先生は、先発薬とジェネリックの違いを強調なさいました。ジェネリックを普及させようという動きに反発さえ感じていらっしやる風でした。(……)
「先発薬のほうがいいのでしたら、勿論わたしは先生のご判断に従います」と、わたしは先生にいいました。ジェネリックだと、先発薬に期待するのと同じ反応が患者に起きるかどうかわからない――という懸念があるということでしょう。(……)
「うん。いや、下の薬局はジェネリックに積極的で、心配ないものを揃えているとは思う。リズムコートなら、まず大丈夫だよ」と先生。そこのところで、「いえ、先生。やはり先発薬にしてください」といえない、貧乏なわたしでした。
2013年7月17日、リズムコートを先発品サンリズムに戻して貰った。
サンリズムを飲んだら、またあの心臓の軽い感じが戻ってきました。これがどれくらい続くのかはわかりませんが、この新鮮な感触はリズムコートでは得られなかったものです。
これは単に、わたしの気分の問題なんでしょうか。 過去記事を読み返すと、リズムコートに替えて貰ってから問題が出てきているようですが、服用期間が違うので、比較が難しいです。
この日の受診内容はジェネリック問題を考える上で貴重な記録だと思うので、ライン以下に全文再掲しておく。
そして、2016年1月16日、余命三年時事日記でジェネリック情報を得たことがきっかけとなり、残る3種類の心臓の薬も先発品ヘルベッサー、アイトロール、シグマートに戻して貰った。
- 2016年1月 7日 (木)
余命時事ブログで閲覧したジェネリックに関する重大情報 ①
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/01/post-1933.html - 2016年1月13日 (水)
余命時事ブログで閲覧したジェネリックに関する重大情報 ②
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/01/post-5c54.html - 2016年1月14日 (木)
余命時事ブログで閲覧したジェネリックに関する重大情報 ③
https://elder.tea-nifty.com/blog/2016/01/post-18ce.html
心臓の薬を全て先発品に戻してから、17日、22日にニトロペン、そして本日30日にミオコールスプレーと、2週間で3回頓服のニトロを使っている。
ニトロの使用回数だけから見ると、先発品に戻す前と同じような印象を与えるかもしれないが、外出中や日常生活における胸の軽さ、快適さは先発品に戻してから感じられるようになり、印象的な変化である。
外出した翌日、ドッと疲れるのは同じだが、胸の苦しさ、おなかや足の浮腫は軽く(どうしてもいくらかは出る)、ニトロも1錠、1噴霧で効く。
ジェネリック問題とは関係ない、神頼み的期待がわたしにあったが、現在の実感からいえば、いくら体調がよくなったからといって外で働けるような体になれるとは思えない。心臓の薬を全て先発品に戻してから服用するたびに胸の中がほのかにすーっとし、心臓が軽くなったことから、舞い上がってすぐにでも外で働けるような空想を始めてしまっていた。
しかし、自転車で買い物に出かけて同じ日に料理したり、図書館に出かけて同じ日に家事したりといったことは可能になりそう。そんなことすら、これまでは強い疲労感のためにできなかった。
細心の注意を払って体調が暗転しないようしなければならないのはこれからも変わらないだろうし、ウォーキングがわたしの体には合わないことも、頓服のニトロが手放せないことも同じだろう。
将来の生活不安が消えたわけでは全然ない。それには外で働けるレベルにまで健康にならなければ無理だからだ。
それでも心臓の薬を全て先発品に戻したことで日常生活の質が向上していることは間違いなく、それは今後も期待できるのではないだろうか。
つまり、先発品ばかり使っていたころの体調に近づけるということだと思う。それ以上のことを期待するなんて、どうかしていた。
サンリズムのジェネリックは明らかに効き目が弱かった。ヘルベッサー、アイトロール、シグマートのジェネリックは一緒に先発品に戻したから、そのうちのどの後発品の効き目が弱いのか、全部にその傾向があるのかまではわからないが、全体として効き目が弱いことは間違いない。
すなわち、先発医薬品とジェネリック医薬品の効果に違いがあることは明白だ。1人の患者が飲んでいる数種類の薬だけでこれだけの違いがあることは大きな問題ではないだろうか。
ヘルベッサー、アイトロール、シグマートをジェネリック(後発品)に変更して貰った後の2013年1月22日に、心エコーで心臓弁膜症が見つかった。異常があるのは僧帽弁、三尖弁で軽度である。同年2013年6月5日には携帯心電計で心房細動が見つかった。
もしかしたら、ずっと先発品を使っていたとしたら、心臓弁膜症や心房細動は発症しなかったのではないか――と思いたくなるが、それはあくまで想像の域のことにすぎない。
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2013年7月17日 (水)
16日に循環器クリニック受診(サンリズム⇒後発品リズムコート⇒サンリズム)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2013/07/16-1e32.html
昨日循環器クリニックを受診しました。
診察前にいつものように体重測定、血圧を済ませ、予定されていた尿検査、心レントゲン、心電図も終えました。採血は診察後に、とのこと。
わたしの右首筋の湿疹が目立つようで、「わあ、かぶれたの?」と看護師さんたちが口々に。「いえ、湿疹なんですよ」というと、「先生にお薬、出して貰ったらいいわよ」と看護師さんたちがまた口々に。
わたしは「そうですね」と相槌を打ちましたが、先生には湿疹のことはお話ししませんでした。これ以上ひどくなれば、皮膚科に行ってしまおうと思います。
診察室に入ると、わたしの胸のレントゲン写真。矢印のついた丸印が目に入りましたが、それについては何も説明がありませんでした。「レントゲン写真も、心電図もいいよ」と先生。ホッとしました。
新しくサンリズムを出していただいて3日ほどはまるで心臓に羽根が生えたみたいに軽く感じたこと、不整脈は全く感じなくなっていたことをお話しすると、先生は自分のことのように嬉しそうな顔をなさいました。
ただ朝夕の服用では、夕食後の薬を飲む数時間前に効果が切れる気がすることを訴え、「このお薬は1日に2回までなのでしょうか?」とお尋ねしました。すると、先生は明るいお顔で「いや、1日に3回飲む人もいるよ。腎臓が悪ければ減らさなきゃいけないんだけれど、Nさんは腎臓はいいから、出せるよ」と先生。
カルテに尿検査の結果の記載があり、潜血プラスが目に入ったので、「先生、わたし、腎臓はいいんでしょうか?」とついお尋ねすると、いいということでしたので、安心しました。いくら夏とはいえ、尿の色が凄く濃く、赤い感じに見えたので、気になっていたのでした。ずっと続いている尿潜血は気になっていますが、ありがちなことなんでしょうね。
先生が心電図を時間をかけてご覧になっている間、暇だと感じた(?)わたしは、抗不整脈薬についてさらにつけ足して、始めの頃の服用感に比べたら、日が経つうちにいくらか不整脈が戻ってきてしまったものの、不整脈の自覚症状が減り、快適なので、リズムコートに満足しているとお話ししました。
すると、先生はなぜか眉を顰められ、どんな不整脈を感じるのかとお尋ねになりました。「以前のように長時間の不整脈を感じることはなくなりましたが、前からあるドキドキやドクッやブクブクといった、不整脈です」とわたし。何という貧弱な表現力!
実はめまいも最近戻ってきて、不整脈とめまいと吐き気がほぼ同時に起きることがありました。咳と不整脈のセットも、また戻ってきていました。以前はそれが始終あったのが、明らかに減ってはいたのですが。
先生はいつものように脈をとられ、胸に聴診器を当てられました。「フルタイドは1個でいい?」と先生。何か聴こえたのでしょうか。ゼロゼロ気味ではありました。
先生がそれでいいのかと確認するようにおっしゃる場合は、薬を増やしたほうがいいよという意味なのですが、わたしは「はい、足りています」と押し切りました。その必要性が強い場合は、先生はわたしの確認をとらずに薬を追加なさいますので、選択権がわたしにあるうちは押し切ってもいいのではないかと。
胃薬もまだあるので、それも今回は出して貰いませんでした。血液検査では、カルシウム値も調べて貰えないかお尋ねすると、入院したときの話になり、カルシウム値も調べていただけることになりました。
カルシウム値が基準値を超えるとまずく、もしそうなると心臓にも影響のあることなので、一緒に検査して貰えればと思ったのでした。カルシウム値が基準値内であれば、副甲状腺ホルモン値が少しくらい高くても、心配要らないようです。10月には日赤でも調べて貰うわけですが、ついでなのでカルシウム値だけでも、と思ったのでした。
受付で診察代を支払うときに、渡された処方箋を見ると、リズムコートがサンリズムに戻っているではありませんか! 先生はジェネリックに批判的、薬局はジェネリックに積極的とあって、わたしには戸惑いがあります。でも、先生が先発品に戻したほうがよいと判断なさったのであれば、大人しく従うべきでしょう。
- 2013年6月14日 (金)
循環器クリニック受診(心房細動の改善のために飲み始めた薬の件)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2013/06/post-f709.html
実は、サンリズムからリズムコートに替えて貰って以降、薬の効果が薄まった気がしていたのでした。いくら薬代が安く済んだとしても、これではあまりお得とはいえません。といっても、これは耐性ができたためかもしれず、サンリズムを使い続けていたとしても同じことなのかもしれないとわたしは考えたりしていたのでした。
先生がサンリズムに戻してくださって、どこかホッとする気持ちがありました。
ところが薬局で(今回は初めて見る薬剤師さんが担当でしたが)、「リズムコートカプセルの在庫がありませんので、ピルシカイニド塩酸塩カプセルにしておきました」と薬剤師さん。
「サンリズムではないのですか?」とわたし。「成分は同じですよ。問題ありません」と薬剤師さん。前回、わたしのほうからジェネリックにしていただいたのでした。
でも、ここでジェネリックはまずい気がしました。わたしの迷いが薬剤師さんには杞憂と映ったようで、成分は同じで、人によってはむしろジェネリックのほうが合う人もいるとおっしゃいました。わたしはジェネリックのコーティングが厚いために薬が溶けきらず、便にそのまま出てしまった人の話を先生が前の受診時になさったことをお話ししました。
すると、納得していただき、サンリズムに替えていただけました。写真は今回処方していただいた薬。袋の上にのっかっているのが、サントリーが開発したというサンリズムです。
サンリズムを飲んだら、またあの心臓の軽い感じが戻ってきました。これがどれくらい続くのかはわかりませんが、この新鮮な感触はリズムコートでは得られなかったものです。これは単に、わたしの気分の問題なんでしょうか。
過去記事を読み返すと、リズムコートに替えて貰ってから問題が出てきているようですが、服用期間が違うので、比較が難しいです。
薬価を比較すると、サンリズムカプセル50㎎85.9円、リズムコートカプセル50㎎47.8円、ピルカイニド塩酸塩カプセル50㎎53.2円です。
ピルカイニドを出していただいた場合と比較すると、(85.9-53.2)円×40日=1,308円高くなります。5千円内で収まっていたのが、6千円超えてしまいました。これにタケプロンが加わっていたら、さらに高くなっていたでしょう。検査代・診察代・薬代の合計は1万円超えてしまいました。
ああ、このまま医療費が増えていくと思うと、わたしなんかいっそ死んでしまったほうが安くつくと思ってしまいますが、家族は家事で困ると思うし、神秘主義者の考えとしては、せっかくこの世に生まれてきたからには粘れるだけ粘って学びを深めることに意味があると思うので(?)、粛々として生きていきたいと思います。
●心臓の薬(40日分)
- インデラル錠10㎎ 3錠
- ニコランジル錠5㎎「サワイ」 3錠
- サンリズムカプセル50㎎ 3Cap
- ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル100㎎ 2Cap
- 一硝酸イソソルビド錠20㎎「タイヨー」 2錠
●喘息の薬
- フルタイド200ディスカス1個
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