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2015年11月14日 (土)

パリで同時多発テロ

パリ中心部で13日夜(日本時間14日朝)、同時多発テロが起きました。

元産経新聞パリ支局長で現在はジャーナリストとしてパリに在住している山口昌子さんが、「辛坊治郎 ズーム」で現地の状況を詳細に伝えています。その動画がアップされていました。

生々しいリポートですが、現地では今、空爆が原因だから空爆やめろという声よりテロに屈するなという声が高まりそうだという話です。

この問題と無関係ではないのが、移民、難民問題でしょう。パリのイスラム移民自治区をリポートした映像がありました。昨年公開されたものです。

日本の法秩序を守り、日本の伝統文化に理解のある、日本に貢献してくれる外国人を受け入れることでしたら賛成ですが、そうでない場合は遅かれ早かれ問題を抱えることになることは確実です。

日本は外国人を技能実習生制度という形で単純労働者として受け入れてきて、政府は今後、介護、建設といった分野で外国人労働者を増やそうとしています。

国家戦略特区のうち神奈川県と大阪府では、外国人メイドが年内にも解禁されることになりました。今後、特区の範囲は拡大し、いずれ日本全体となるのでしょう。

安い労働力を外国から得ようという政策ですが、長い目で見ると、それが安くつくとはとても思えません。技能実習生が失踪して不法滞在者になり、それが犯罪に結びつくなど、既に問題が発生しているではありませんか。

それでなくとも、日本には深刻な在日問題があります。

また、特区2箇所での外国人メイド解禁からもわかるように、日本では以前はあまり問題とならなかった家事労働の問題があります。

おじいさんは山に柴刈りに(男性は外で仕事)、おばあさんは川へ洗濯に(女性は家で家事、育児、介護)、というかつての日本的情景にこの国のありかたを戻すわけにはいかないのかもしれませんが、一組の夫婦がいれば、男女どちらでもいいから適性のあるほうが一人は家を守る――というありかたが自然に叶っている気がします。

わたしは家にいながら家庭をうまく守れなかった時期がありましたが、それは一つには夫が主婦業を低く見て馬鹿にしきっていたところがあったせいだと思います。

専業主婦の奥さんに感謝し助けていた夫の同僚の家庭は当然ながら家庭円満で、そういう人は仕事面でも充実していたようです。そういう男女がかつての日本には多かったのです。

ですから、そのころ専業主婦は社会的に歓迎されるものでしたが(芸能界を引退して専業主婦になった山口百恵はわたしと同じ世代の人です)、今ではそうではないようです。

経済悪化が原因で、家にいると、専業主婦であろうがニート扱いとなるのかもしれませんが、家を守る人がいなくなって、誰もが外に働きに出るようになったことから仕事の奪い合いが始まり、雇う側が強くなりすぎて選び放題、低賃金で使い捨て可能、となったことが経済悪化の一因となってはいないでしょうか。

しかし、社会の荒れかたや家事労働に外国人までもが必要とされる実態を見れば、家事労働が如何に大事か、かつての日本が如何に優秀な専業主婦に支えられてきたかがわかるではありませんか。家事・育児・介護を担ってきた日本の専業主婦は日本文化の守り手でもありました。

家事労働を外国人に頼るより、自国の男女に頼るよう方向転換してほしいものです。家事労働が嫌いでない男女が安心して家庭でその仕事に専念できるような環境づくりができないものでしょうか。

外国から日本に出稼ぎに来る人々だって、本来はその国で必要とされている――されなければならない――人々のはずです。

ところで、神社仏閣が放火されたり、けがされたりといったことが話題となったことがありましたが、わたしは神社の創建者を小説にしている関係上、特に気になっています。

問題はなくなっているどころではありません。早急に対策が講じられるべきです。以下のまとめサイトへのリンクを張っておきますので、御覧になってみてください。

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