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2015年11月17日 (火)

16日に、循環器クリニック受診(同じような症状を訴える、心房細動と冠攣縮性狭心症がある患者さん)

午後受診したら、患者さんはまばら。1時間半くらいの待ち時間で済んだ。看護師さんが「午前中なら3時間待ちだったわよ」とおっしゃったので、午後行ってラッキーだった。といっても、検査のある日は午前中に行かなければならない。

余裕があったからか、先生は診察時に2度も脈を診てくださった。「うん、乱れはないね」の言葉は2度ともなく、前回の受診日に受けた胸部レントゲン写真も出ていたが(わたしのだと思うが)、言及はなし。そのときの心電図がどうだったかも結局聞いていない。

ただ、何も問題がなかったときは先生は嬉しそうに「うん、問題ないね!」とおっしゃって、母親に100点満点の答案用紙を得意げに見せる子供のように検査結果をこちらにひろげて見せられるので、レントゲンと心電図は問題があるような、ないような微妙な検査結果だったに違いない。

こういうときは突っ込まないほうがいい、無駄な質問になるから……と経験は語る。

血液検査の結果は「上がったり下がったりの矢印がいくつかあるけれど、特に問題ないからね」とおっしゃった。おっしゃる通り、いつもの感じで、素人目にも問題なさそう。

前掲のレントゲンと心電図の結果については特にお尋ねしないことにしたが、質問がしやすい雰囲気だったので、日常的に気になっていることをお尋ねしてみた。

不整脈が何回か起き、めまいがしたり気が遠くなったりするが、その不整脈は何もせずに治まる。が、その後、必ずといっていいように冠攣縮性狭心症らしい発作が出ることについて――である。

わたしは冠攣縮性狭心症らしい発作よりも、不整脈によって起きるめまいや気が遠くなる症状が気になっている……というより、それによって生活の質が下がるので困っているのだ。

先生は、発作の前に起きる不整脈と冠攣縮性狭心症の発作は関係がないだろうとおっしゃった。別個に起きるということらしい。最中とかニトロ服用後に起きることはある。

胸の圧迫感にせよ、胸痛にせよ、ニトロで治まる症状であれば、それは狭心症の発作によるものだそうだ。不整脈については、心房細動が続けば問題とのこと。ということは、めまいがしたり、気が遠くなったりする不整脈は、やはり心房細動ということか。

わたしは心房細動の予防で服用しているサンリズムの効き方が緩いせいで不整脈が起きてしまうのではないかと思ったが、塩酸ピルジニカイニド(サンリズム)の血中濃度は今回0.35μg/mL(有効治療血中濃度は. 0.2~0.9μg/mL)で、有効範囲内だった。

効き過ぎるのは危険だそうだ。

2倍飲めば、以前のようにピタッと抑えられる気がするけれど、あのときは効き過ぎていた。それはまずいらしい。

たまにこうした不整脈が起きるのは、仕方がないということか。

先生がおっしゃるには、わたしと全く同じような症状を訴える患者さんがいるそうだ。その人も心房細動と冠攣縮性狭心症があるという。

それはわたしのことでは?と思ったが(以前どう考えてもわたしのことを別の患者さんのことと混同なさっているのでは、と思えたケースがあった)、その人は冠攣縮性狭心症については心臓カテーテル検査で確定診断が出ているとか。わたしはカテーテルやってないから、それでは間違いなく別人だ。

「そのかた、お年寄りですか?」とお尋ねしてみると、頷かれる先生。心房細動って、老人に多いらしいのだ。では57歳のわたしは老人? ――とまではいかないと、自分では思っているのだが。

しかし、これでわかったが、本当に必要だと先生が判断なさったときは心臓カテーテル検査を勧められるということだ(そりゃそうだ。なぜ疑うのだろう?)。

沢山心臓の薬を飲んでいるので、本当に必要か、と疑心暗鬼になったこともあったが、必要だとの先生の判断だから処方されているのだし(なんか当たり前のことを書いている)、心臓カテーテル検査もわたしの場合は行うまでもない、あるいはリスクのほうが大きいとのお考えなのだろう(別件で日赤に検査入院したとき、ついでに循環器科で受けたセカンドオピニオンでは、確かそういう説明だった)。

ニトロはミオコールスプレーもニトロペンもあるので、出して貰わなかった。ウロカルンは1錠ずつ飲んでいて、わたしの場合はそれで結石予防ができている。フルタイドも、朝、歯を磨く前の1吸入で喘息予防ができている。

薬局でお尋ねすると、インフルエンザはA型がぼちぼちという感じらしい。もう予防接種には遅いのではないかと思ったが、「そんなことはありませんよ」とのこと。迷いつつ、受けないことのほうがわたしは多い。

携帯型心電計がほしいなあ。不整脈が起きたときに記録して先生にお見せしたら、どんな種類の不整脈が起きているのかがわかるから。心房細動がわかったのも、クリニックからお借りした携帯型心電計のお陰だった。

心臓の薬(60日分)

  • インデラル錠10㎎ 1回1錠 毎食後
  • ニコランジル錠5㎎「サワイ」(先発品:シグマート錠5mg) 1回1錠 毎食後
  • サンリズムカプセル25㎎ 1回1Cap 毎食後
  • ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル100mg「日医工」(先発品:ヘルベッサーRカプセル100mg) 1回1Cap 朝・夕食後
  • 一硝酸イソソルビド錠20㎎「タイヨー」(先発品:アイトロール錠20mg) 1回1錠 朝・夕食後

腎臓・尿管結石の薬

  • ウロカルン錠225㎎ 1回2錠 毎食後 30日分

喘息の薬
フルタイド200ディスカス(ステロイド剤、吸入薬) 1個 吸入

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