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2015年10月14日 (水)

翁長知事の琉球王国妄想と沖縄の危機

沖縄県の翁長雄志知事の暴走が止まらない。

翁長知事は米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、政府との対立を強めている。

仲井前知事の埋め立て承認には法的瑕疵があるとして取り消し、辺野古に新基地を造らせないという公約を実現させるつもりらしい。

翁長知事の国連での演説内容を追及した沖縄県議会での貴重な動画がYouTubeで公開されている。これを視聴すると、翁長知事の野望、そして何が背後にいるのかがはっきりわかる。

確かに、かつては琉球王国が存在していた。しかし、琉球王国が朝貢していたのは清に対してであって、中国共産党一党独裁国家に対してではなかった。

いずれにしても、1879年に廃藩置県により琉球藩が廃止され、その後沖縄県が設置されたのは、136年も昔の話である。

それなのに、なぜ今になって、沖縄が琉球王国だったころの歴史の断片がことさらに蒸し返されているのだろうか。

翁長知事が如何にロマンティックな「琉球王」の夢を膨らませようとも、沖縄が時間を遡って琉球王国になるのは無理である。中国の自治区になるのが精々だろう。

中国に中華民族琉球特別自治区委員会が設立されたという情報は、2011年のものである。中国は今もあちこちで侵略行為を続けており、翁長知事に中国の息がかかっていないはずはない。

中国の自治区は五つある。新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、広西チワン族自治区、寧夏回族自治区、チベット自治区である。

これら自治区の人々は幸せか? 

そうだとはどうしても思えない。中国の自治区から真っ先に連想させられるのは、ジェノサイド、侵略、民族浄化という恐ろしい言葉である。

これらの自治区から聴こえてくるのは、中国政府の圧政、人権蹂躙、環境破壊などを訴える悲痛な声ばかりだ。

つい先月の30日にも、広西チワン族自治区で連続爆発が17ヶ所で発生し、容疑者に特定されていたチワン族の33歳の男が爆発現場で死亡していたことが確認されたという。

チベットにはかつてシャンバラ伝説があった。その美しい伝説は踏みにじられ、チベットは今は僧侶が抗議の焼身自殺を行う、あまりにも痛ましいところと成り果てている。

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