Kindle本にしたい短編児童小説が1編。TPPが青空文庫に影響。
短編児童小説が1編あるので、Kindle本にしたいのですが、しばらく電子書籍の作成から遠ざかっていたせいか、億劫になっています。
そういえばKDPから「2015年10月1日より日本の消費税が適用開始」というメールが来ていましたっけ。
神秘主義的エッセー集は現在ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー集」に作品を整理していっている段階なので、Kindle本にするにはまだかかりそう。
前掲ブログにアップし始めた漱石のエッセーは前の記事に書いたように不備があります。便利なので、ウィキペディアから結構引用していますが、なるべく早いうちに参考文献に実際にあたって、引用はその文献からしなくてはなりません。
また、作品からの引用に頁の明記が欠けているのは、電子書籍で読んだためです。なにしろ、これが便利で↓
漱石大全 [Kindle版]
夏目漱石 (著)
出版社: 古典教養文庫; 2版 (2013/11/29)
漱石の単行本と文庫が本棚に散らばっていて、その中にあるのかどうか……なければ、図書館から借りて来なくてはなりません。
同じところから出ている泉鏡花も購入して、便利に愛読しています。どちらも前に紹介した気がしますが。
泉鏡花大全 [Kindle版]
泉鏡花 (著)
出版社: 古典教養文庫; 2版 (2014/1/13)
青空文庫の収録作品がもととなっているようで、全作入っているわけではありませんが、169作品(第2版で1作品追加)も入っているのです。
当然青空文庫でただで読めるのですが、1編1編ダウンロードしたり、パソコンで読んだりするのは億劫でした。
夫が昔買い集めた豪華な装幀の泉鏡花で読むのはもちろん素敵なのですが、この便利さ、捨てがたいものがあります。200円で169編もの鏡花の小説が読め、しかも気軽に持ち歩くこともできるのですから。
ただ前述したように、論文に利用することはできず(できます?)、電子書籍の弱点が出ます。
TPPで、日本の著作物の保護期間が著作者の没後50年から「70年」と20年延び、「青空文庫」に影響があるようですね。
わたしは山崎栄治の名訳によるリルケの小詩集『薔薇』がどこからか出ないのだろうかと、気がかりです。
初の歴史小説は下調べがかなり進んだので、お試し執筆に入りたいのですが、なかなか入る勇気が出ません。今はすっと書き始めることができる(出来、不出来は別として)児童文学作品も、書けるまでに数年はかかりました。
ジャンルが異なると、難しいものがあります。それでも、俳句、詩、小説はすっと入れたのですが、歴史小説、それも江戸時代のものなんて、わたしには無理と思ってしまいます。
失敗してもいいから書いてみなくては。青空文庫に入っているトーマス・マンの以下の短編は、創作の苦しみとそれを乗り越える過程が描かれています。とっても高尚で、さすがです。
- 悩みのひととき
トオマス・マン
実吉捷郎訳
http://www.aozora.gr.jp/cards/001758/files/55973_56371.html
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