初の歴史小説のために借りてきた、江戸時代の教育を知る本2冊
祐徳院(花山院萬子媛)をモデルとした初の歴史小説を書くにあたり、歴史小説は初執筆になるわたしには書ける自信がなく、まず短編5編を書き、それらをまとめるというやりかたをとってみることにした。
そして、過去記事で「妊娠、出産、子供の成長という流れを何らかの形で描かなくてはならない」と書いた。
子供の成長ということを考えるとき、江戸時代の教育はどうであったのかさえ、知らなかったことに気づいた。
今年中にお試しの短編1編でも書き上げるのは難しいかもしれないと感じている。逆にいえば、短編1編が書けるようなら、そのときは何編でも――そして中長編も――書けるようになっているのではないかということだ。
江戸時代を調べ始めてから、自分がまるで外国人になったみたいな気がよくする。それだけ先祖の生きかたと今の日本人との生きかたとが違っているということなのか、どうなのか。ただ、当時を調べているときに何ともいえない懐かしさが込み上げる瞬間がある。この感覚は、貴重だと思う。
江戸時代の教育は厳しかったというが、具体的に知る必要がある。2冊図書館から借りた。
最近テレビ番組で、昔の日本人の描かれかたにおかしさを感じることがある。昔の庶民が如何にも不潔であったかのように顔があちこち黒い。
『葉隠』を読むと、少なくとも武士の世界の身嗜みの厳しさは感じとれる。『葉隠』からは子供の躾に関しても垣間見ることができるが、単に厳格なだけではない、繊細さがあるのだ(過去ノートで引用したと思うが、もしかしたら非公開にしてしまったかも)。
これから読む『江戸の躾と子育て』には興味津々。
江戸の躾と子育て(祥伝社新書)
中江 克己 (著)
出版社: 祥伝社 (2007/04)
江戸の教育力 (ちくま新書)
高橋 敏 (著)
出版社: 筑摩書房 (2007/12)
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