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2015年9月18日 (金)

17日に循環器クリニック受診(腑に落ちた心臓の大きさ)

診察前にいつものように体重測定と血圧測定があり、検査日だったので尿検査、血液検査、心レントゲン、心電図(普通の心電図、手と足だけの2分間の心電図)を受けた。

大抵わたしは体調がとてもよいときに受診する。でないと、外出の準備段階で音を上げて、別の日に変更するからだが、これが予約制のない受診のメリットでもあり、デメリットでもあると思う。

予約制だと無理をしてでも行くので、体調がよくないときの状態をチェックして貰える確率が高くなる。自由に行けるとなると、インフルのような場合を除けば、体調のよい日を選んで行くため、結果的に体調が悪いときの状態はチェックして貰いにくくなるのだ。

が、昨日はあまり体調がよくなかった。体調がよくなるのを待っていたのだが、それ以上延ばすと薬が切れる時期となって叱られるので(本当は飲み損なったり早めに受診したときの薬を溜め込んでいるので、大丈夫なのだが)、行った。

本当に体調が悪いとき、不整脈、咳、尿が出にくくなって手足や瞼が腫れる、胸痛や胸の圧迫感が出るのだが、昨日はそこまではいかず、体や心臓が重く感じられ、足が腫れて靴が履きにくい程度だった。

また、心電図検査のときは出なかったが、その後、待合室で座っているときに不整脈が起きた。

待っているときに不整脈が起きたことを先生にお話しするつもりだったが、先生が診察の間中不機嫌に見え、わたしはほとんど何も訊けなかった。

尿検査では潜血があったと看護師さんにいわれたが、それはいつものことだ。ただ、もう生理の影響はない。

血液検査の結果は次回でないとわからないのだが、採血の際に血糖値の簡易検査を受け、それはよかった。ダイエットとその後の節制のお陰だとわたしは思っている。褒められたい気がしたが、ここは循環器クリニックなのだった。

診察室に入ると、先生がシャウカステンに貼られたレントゲン写真のうち、手前にある心臓の写真を観察しておられた。先生に挨拶すると、先生は顔を上げて挨拶を返されたが、またすぐに写真に顔を戻してカルテや心電図など見たりしながら長いこと写真を御覧になっていた。

ふっくらした心臓には黄色い線が入っていた。心胸郭比を計測なさっているのだろうと思った。

わたしの心臓のレントゲン写真。前に見たときと同じような感じだが、そのときよりふっくらしているように見えた。何にしても、本来のわたしの心臓はもっと小さいはずだ、とわたしはクリニックでレントゲンを撮って貰い、正常だね、といわれるたびに心の中でつぶやいてきた。

先生に、わたしの心臓は正常な状態では人より小さいはずであることをお話ししたことがあったが、お笑いになり、相手にしていただけなかったのだ。何にしても、証拠写真はなかった。そのときのことは過去記事に書いている。7年も前の話になる。

いつもであれば、心臓のレントゲン写真をさっと確認して「うん、正常」とおっしゃり、カルテにチャチャチャッと手早く胸部の絵を描き何か書き込まれる。心電図のほうもパラパラとめくるように素早く御覧になって「うん、問題ないね」と機嫌よくおっしゃるのだ。

昨日は心電図のチェックも長かった。そして、心電図を見ながらカルテに長く書いておられるので、わたしはいつもと違うのだろうか、検査の間は不整脈は出なかったのに……と思い、机に広げられた心電図を見た。いつもの規則的な心電図とは違うように見えたが、よくはわからなかった。

心電図のあと、再び先生はシャウカステンに向き直られ、すると、気づかなかったが、もう1枚、比較するように別の心臓のレントゲン写真が貼られていた。

わあ、なつかしい! と思わず声を出しそうになった。大きさの異なる心臓の写真が2枚並んでいた。

ああこれだ、インデラル服用後の1995年1月(服用を始めたのは前年の12月と記録しているから2週間後か1ヶ月後だと思う)、福岡県の市立病院で見たのと全く同じだと思った。

1枚は心臓が背骨にくっついたいびつな果実のように小さく見え、それに比べると、もう1枚はふっくらと大きくて存在感があり、これぞ心臓という感じ。

1995年1月のとき、当時の先生から、縮んで見える心臓のほうがわたしの本来の心臓の大きさで(基準からしたら小さな心臓)、それが正常な状態だといわれた。大きいほうは頻脈に耐えかねた心臓が拡大していたということだった。

ところが今の先生は「問題ないね」と、むっつりしておっしゃった。そして、わたしが何かいうのを待つようになさった。でも、何もいえない雰囲気だった。普段は気さくで、ユーモラスな先生だけに怖かった。

考えすぎなのかもしれない、2枚ともわたしの心臓とは限らないし……とこれを書いている今は考えられないような支離滅裂な理屈で自分を納得させた。

冷静になってみると、心臓の小さいレントゲン写真のコピーがほしい。心臓の調子がとてもいいときの記念写真だから。

なぜか、これまでにクリニックでこの小さな心臓の写真を見た記憶がない。心レントゲンは何度も撮ったが、このところ見ていなかった。何もおっしゃらないので、「問題ない」からだろうと解釈し、こちらからお尋ねすることもなかった。

この小さい心臓の写真はいつ撮ったものなのだろう? 前回? わたしの心臓は普段は拡大していて、調子がよいときには本来の大きさに戻っているのだろうか? それとも、この程度では拡大していることにならないのだろうか

なつかしい心臓に再会して驚いていたということもあり、それについては何も訊けなかったが、弁膜症といわれてから2年経ったので、できればエコーを受けたいと思い、先生に「弁膜症の様子はレントゲンでわかりますか」とお尋ねしてみた。

すると、先生を怒らせてしまった。レントゲンでわかるはずがないそうだ。わたしだってそうだとは思ったが、いつもの先生だと笑って、「マイルドだから心配要らないけれど、心配なら、次回受けられるようにエコーを予約しておこう」とおっしゃるはずだった。

「よくあることだよ、エコーで軽い弁の異常が見つかることは」と先生。「いえ。先生が覚えておくようにおっしゃったので、ちょっと気になっただけです」とわたしはいった。

とりつく島もなかった。

心電図のことは何もおっしゃらなかった。

すっきりしない受診だった。

ミオコールスプレーが使用期限を迎えたので、先生にいった。薬局で見たら、舌下錠のニトロペンだった。先生がニトロペンを好まれるのは、患者の使いかたがわかりやすいからかもしれないと思ったが、ミオコールスプレーのほうがわたしには使いやすい。

舌下錠は唾液の関係で、すぐに溶けてしまったり、逆になかなか溶けてくれなかったりで、速効性という点ではミオコールスプレーのほうがよい気がするのだ。

薬剤師さんがどうしました、とお尋ねになったので、このところミオコールスプレーを出していただいていたので戸惑ったといった。すると、じゃあ、先生にいって替えてもらいますね、といってくださったので、外出用にニトロペンも持っておきたいので、ミオコールは追加で出していただけたらありがたいのですが、というと、いいですよ、と快いお返事。

先生からOKが出て、ホッとした。

これを書いているとき、不整脈が2回起きた。心臓が不安定な感じだ。でも、具合のよくないときはクリニックには行けない。教科書から外れたことをいったり、症状に出したりすると(?)、冷たくされる。ナンか変なことになってきた。しかし、病院を替わるとなると、先生と同レベルの専門家をこの地域で見つけるのは難しいし、受診してきたこれまでの歴史の重み(?)もあり、呼吸器科、泌尿器科にも別にかからなくてはならなくなる。

先生の腕を疑っているわけでは決してない。ただ、コミュニケーションに齟齬が出てきた気がしているのだ。

心臓の薬(60日分)
インデラル錠10㎎ 1回1錠 毎食後
ニコランジル錠5㎎「サワイ」(先発品:シグマート錠5mg) 1回1錠 毎食後
サンリズムカプセル25㎎ 1回1Cap 毎食後
ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル100mg「日医工」(先発品:ヘルベッサーRカプセル100mg) 1回1Cap 朝・夕食後
一硝酸イソソルビド錠20㎎「タイヨー」(先発品:アイトロール錠20mg) 1回1錠 朝・夕食後
ニトロペン舌下錠 1錠×10回分
ミオコールスプレー0.3㎎(噴霧剤) 1缶

腎臓・尿管結石の薬
ウロカルン錠225㎎ 1回2錠 毎食後 30日分

喘息の薬
フルタイド200ディスカス(ステロイド剤、吸入薬) 1個 吸入

複数の専門サイトで学習したところによると、正常では心胸郭比が50%未満とされ、50%以上であった場合、心臓が大きいといわれるという。

ただ、それはあくまでも目安で、もともとの心臓が占める割合が40%であった人が、48%まで大きくなった場合は、50%未満であっても拡大していると判断されることがあるとか。

心臓が大きいといわれたとき、大きいのが心室か、心房か、あるいは両方かで、それぞれ病態が違うという。

心室が拡大した場合、特に左心室の拡大が要注意で、その場合に疑われる疾患は、血液の量が相対的に増える逆流性弁膜症やシャント性先天性心疾患。心室の筋肉に障害がある拡張型心筋症、頻脈源性心筋症(不整脈などで長期間心拍数が過剰に多い場合に拡大した場合)、心筋梗塞。

心房が拡大した場合に疑われる疾患は、心室が固くなる、広がりにくくなる高血圧性心疾患、心筋症、僧帽弁狭窄症。心房へ心室からの逆流がある僧帽弁閉鎖不全、三尖弁閉鎖不全。心房から出現する不整脈である心房細動。

心拡大といわれた場合は、心不全の症状が出現する可能性があるらしい。

心不全の典型的な症状は、労作時呼吸困難、息切れ、尿量減少・手足の浮腫で、初期に出現することの多い左心不全症状は咳、倦怠感、肺鬱血からの息切れ、足の浮腫。心不全慢性期に出現することが多い右心不全症状は胸水からの息切れ、腹水からの食欲低下。

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