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2015年6月13日 (土)

失われたと思っていた中国五千年の芳香 ②ジェノサイドを見て見ぬふりをするしかない日本

11日、中国の天津市第1中級人民法院(地裁)で元共産党最高指導部メンバーの周永康・前共産党政治局常務委員(72)の裁判が行われ、無期懲役の判決が下された。

収賄、国家機密漏洩、職権乱用の罪である。周被告は上訴する権利があるが、上訴しないという。裁判は非公開で行われた。

周永康は江沢民派の重鎮であるが、石油利権のトップだったといわれる。周永康の最大の忌まわしい罪は、法輪功に対する罪だろう。

その日は折しも、わたしが法輪功の神韻芸術団の動画に出合った日だった。

感動の涙を流したあとで、法輪功に加えられた弾圧の内容を知り、その涙が恐怖で凍りついた。

周永康は公安、検察、司法部門を利用して法輪功に対する弾圧を行った黒幕だといわれる。日本のメディアはこのことについて、ほとんど報道しない。

ところで、双子のような気のする大学時代の男友達が直腸癌で、手術を受け、それが成功して退院したが、入院中のメールで彼は臓器提供の話題に触れていた。

彼は臓器提供したいそうで、家族との話もついているらしい。献血も160回以上したという。

そこまで彼が善意の人とは知らず、魚座の上澄みのような人だと思ったが、そのことに感心するというより、善意にもほどがあると呆れ、そこまで行くともうそれは信念というより趣味だと思った。そういえば彼、大学時代に、角膜を人にやってしまうと、あの世で目が見えなくなるんじゃないか、なんていっていたっけ……。

わたしは、入院中の人から臓器提供の話なんて聞きたくないとメールに書き、続けて書いた。

わたしは親族間での生体臓器移植には抵抗感がありませんが、脳死臓器移植には疑問が沢山あります。

 ※腎不全だった母に2個ある自分の腎臓を1個やれるものならと思い続けていた。残念なことに、母とは血液型からして違った。抵抗がないと書いたのは、この場合を指しているにすぎない。移植自体に、わたしはやはり抵抗感が強い。

脳死臓器移植に比重が傾くと、中国で起きているような臓器売買問題が深刻化したり、免疫抑制剤の問題とか、もっと根源的な宗教の問題も絡んだりと厄介なので、むしろ人工臓器の開発に力を注いでほしい気がしています。

興味があるので、人工臓器の開発は、よくググって閲覧しています。最近見つけたのはサイト「Medエッジ」の以下の記事。

それでも、角膜に関しては、だめになったら貰えるものなら貰いたいと思うだろうし(盲目は怖い)、当然逆もありかな、と思ったりもしているのですが、
自分の角膜が趣味の悪い人に貰われて、残酷映画とかポルノ動画とか浴びるほど見なければならなくなって、あの世でそのことを知ったとしたら、後悔するでしょうね。

その逆もいえて、自分が貰った場合も、角膜をくれた人はこれで何を見てきたのだろう、と気になりそうな気がする。

わたしはあの世があると思っているし、あの世からはこの世がお見通しと想像しています。で、脳死臓器移植で、思わぬ縁ができてしまったりするのが怖い気がしているのです。

アメリカのオルガノボ社が3Dプリンターで人工臓器を商品化した話では、夫と盛り上がった。

どちらも3Dプリンターに興味があるだけでなく、夫は彼とは対照的に、自分の臓器をやりたいなんて露ほども思わない人間。そんな夫に、むしろわたしはホッとする。

山中伸弥教授がiPS細胞に関する研究でノーベル医学賞を受賞し、iPS細胞を使った眼科領域での臨床応用が進められてもいる。

追記:追記:阪大がiPS細胞から角膜を作製することに成功したという。『産経WEST』2016.3.10 07:28,「ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から眼球の黒目の部分にあたる角膜上皮組織を作製することに、大阪大大学院医学系研究科の西田幸二教授(眼科学)らのグループが成功した」<http://www.sankei.com/west/news/160310/wst1603100017-n1.html>(2016/4/25アクセス)

メールで中国の臓器売買に触れたが、そのときわたしはそれが国家ぐるみの犯罪だとは知らなかった。法輪功のことも知らなければ、臓器売買のターゲットとされてきたのが法輪功の人々だったとは知るはずもなかった。

①で、ウィキペディアの「法輪功」から部分的に引用したが、「臓器狩り」の部分は引用できなかった。

サイト「ねずさんのひとりごと」の次の記事に詳しい。

ねずさんの前掲の記事から、終わりの部分を引用させていただく。

いま、日本の国会議事堂の裏手にある議員会館の前に行くと、毎日、法輪功の人たちが議員会館前の歩道の一角に座り込み、迫害され、殺害された法輪功学習者たちの写真パネルを掲示し、中共政府の暴虐を訴え続けています。

1年365日、雨の日も、風の日も、寒い日も、猛暑の日も、毎日です。

日本に助けて欲しい。
すこしでも中共政府を牽制し、暴行をやめさせてほしい。
それが、彼らの願いです。
そのために、彼らは、日本の議事堂裏の議員会館前に、毎日陣取っている。

しかし、この法輪功への弾圧は、他人事ではないのです。
もし、沖縄が、あるいは、日本本土が、中共政府による弾圧を受けるとなれば、彼ら法輪功学習者のいまは、そのまま日本の明日になるのです。

議員会館前にずらりと並んだ、法輪功の被害写真パネルの前を、毎日、すべての日本の国会議員さんと、その秘書たちが通過します。

彼らが、そのパネル展示のことを知らないということは、絶対にあり得ない。
なぜなら、日本の国会議員は、毎日必ず、その前を通っているからです。

にもかかわらず、そうした悲惨な被害写真がパネル展示されているにもかかわらず、媚中、親中に走る左巻きの政治家、法輪功弾圧事件を、まるで報道しない日本のメディアというものは、まるで信用に値しないと私は思うのです。

法輪功への弾圧と同じことを、中共政府はチベット、ウイグルでもやっているし、古くは大陸にいた日本人にも、同様の不逞を働いています。

そして法輪功への弾圧は、そのまま、明日の沖縄県民への弾圧の姿でもある。

ねずさんの記事は2012年07月22日に書かれている。そのとき既にひどい状況が続いていたのに、さらに、たっぷり3年間も続いたわけだ。

法輪功への弾圧はまさにジェノサイド以外の何ものでもない。周被告に判決が下ったことで、法輪功の人々は解放されるのだろうか。

ジェノサイド条約というものがある。

ジェノサイド条約:Wikipedia

集団殺害罪の防止および処罰に関する条約(しゅうだんさつがいざいのぼうしおよびしょばつにかんするじょうやく、英:Convention on the prevention and Punishment of the Crime of Genocide)は、集団殺害を国際法上の犯罪とし、防止と処罰を定めるための条約。「ジェノサイド」(「種族」(genos)と「殺害」(cide)の合成語)を定義し、前文及び19カ条から成る。通称はジェノサイド条約(Genocide Convention)。

概要
ユダヤ系ポーランド人の法律家ラファエル・レムキンによって新しく造られた「ジェノサイド」は、レムキンの活動もあって、ニュルンベルク裁判でドイツが行ったユダヤ人の大量虐殺に対して公式に使用された。
詳細は「
ジェノサイド#定義と由来」を参照
その後、ジェノサイド再発防止のためのジェノサイド条約が、1948年12月9日、国連第三回総会決議260A(III)にて全会一致で採択され、1951年1月12日に発効された。締約国は138カ国(2006年10月現在)である。
日本は日本国憲法第2章戦争の放棄第9条の問題(芦田修正)や国内法の未整備(例えば条約では「集団殺害の扇動」も対象であるが、日本の国内法では扇動だけでは処罰できない点)の問題もあり未加入。

(……)

ここで見る憲法9条の印象は積極的、消極的、いずれかの平和主義を象徴するものではなく、平和問題を他国に丸投げする、国としての隠居宣言に見える。

日本の議員は見て見ぬふりをせざるをえないのだ。自分を自分で救えないのに、他人を救うことなどできない。国民を防衛する充分な力もないのに、危険な国を刺激するわけにはいかないのだ。

次は、臓器狩りの調査報告書についての動画。

次の動画は、弾圧される法輪功学習者(修行者)をテーマにしたと思われる、胸が潰れるような内容だが、不思議な美しさを放っている。

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