初の歴史小説のためにスタンバイしてくれているノートとメモ帳
最近、何となく雑用に追われ、気忙しい日々でした。5編書いてまとめる計画の歴史小説の最初の短編がそろそろ書けそうな気がしてきたので、メモ帳とノートを準備していました。
いえ、実は昨年一度書きかけたのですが、準備不足のため(それが証拠に専用のメモ帳とノートの準備がないままでした)、中断したのでした。まだ調べものは続いており、筆馴らしの段階です。
お世話になっている郷土史家にちょっとお尋ねしてみたいことが出てきました。資料によって、ある出来事の年が違っているのですね。お寺由来の資料とそれ以外の資料が違っているのです。両方コピーをいただいたということは、どちらを採るのか、自分で決めるべきということなのかもしれません。佐賀藩主の代の数え方なども、地元の資料と一般資料では違っています。
創作時のメモ帳は「ほぼ日ペーパー(ズ)」が気に入っています。文庫本サイズで、1ページずつ切り取ることができます。この製品が作られなくなったら困るので、半ダースほど買い置きがあります。
プロット、ストーリー、小説の下書きはこれまでは大学ノートに書いていましたが、5編書くことを考えると、バインダーのほうがいい気がしました。
パッと頭に浮かんだ場面がいくつかあり、どこから始めるか迷いますが、これは楽しい選択です。
それにしても、江戸時代のことにしても、わたしが習った当時の歴史とは違うところがあったりして、戸惑います。
発掘、新たな文書の発見などに基づいた研究により違ってきた部分がありますし、宗教を考える場合はその後の明治政府の廃仏毀釈によりわからなくなっている部分、戦後戦略の必要から意図的に歪められた部分があることを考慮する必要があります。
江戸時代の人々はわたしが考えていたよりずっとアクティブで、生き生きとしていて、意志的でした。自分の生き方を徹底して行うだけの知性に恵まれた女性も珍しくなく、思想的な論争なども活発に行われていたというのは意外でした。
そうした面をどの程度、表現できるのか……全く自信がありませんが、また失敗覚悟でとにかく書いてみようと思います。
その合間に、キンドル版『神秘主義者のカフェテラス』を作成して出すつもり。
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